のたりのたりと春の嵐(事後報告)


ヘルシンキワールドのために、ばたばたしていました。
すみません嘘です。
(どうしてもこのタイミングで言いたかった…)
いや気持ちはバタバタそわそわしているのですが。
ナンバーさんの、世界選手権日本女子関連記事。
すっと心を鎮めてくれました。ありがとう。

所用のため、実家へ。
問題なく用事そのものは終了したのですが、
ちょっと問題なく用事をこなしすぎて
逆にいろいろ反省しながら帰ってまいりました。
(一見、と言うだけで、本質はまったく解決していないのですが)
表面の実務をへたにサクサクこなすと、勘違いの過大評価を受けて
出来るわけでもない範囲のことを要求されたあげく、
ややこしいことになる経験の数多ある来し方なのです。
勘違いされやすくて、しかも断ったり訂正したりするのが、
どうにもうまくいかない。
今更ですが。何年生だよ、って話ですが。
(美しい誤解と言うか、勘違いで過大評価されて、
その結果よりややこしいことになることが多い。経験充分すぎるほどなのに)

損な雑事のあれやこれや、千本ノックを何とかかわして、
かわしきれなかったところに(ココロの)バンドエイド絆創膏を
(家守さんに逢えない火曜日。
でも存外すっきりしているのは、きっと満足させていただいたから。
そして闇落ち但馬守がパーフェクトだったから…!!(感謝))
ぺたっとはって終わらせて、
一日に2時間ほどその場を抜け出してお散歩。
そうしないと、濃厚さに自家中毒もしくは酸欠になりそうだったので。

幸いにしてたいへん静かなまちなので、お散歩するには最適。
ゆっくりといろいろなことに思いを巡らす。

高3の春、卒業では遠く離れることになるクラスメイトと、
高台から小さな入り江を見下ろしながら、
穏やかな春の海を眺めながら語りあったことをぼんやり思い出す。
思い出しながら同じ場所にひとり、立ってみる。

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(こーんな石垣の上にある高台)

茫漠とした春の海、同じくらい茫漠とした未来を思いながら
カラ元気と素直な期待と若干の不安を共有していた日のこと、
共有してくれた人のこと。
語りあった内容はまるで覚えていないけれど、
でもそれでいいと思う。それで十分だと思う。
18歳の私が見たら呆れるかしら怒るかしら嗤うかしら。
そういうふうに、傲慢な若者だったと思う。


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小学校の通学路を歩く。
小学生の時、こんな家並みの前の道を馬が歩いていたのを
見た記憶があるのだけれど、まぼろしかなあ。
いくらなんでも。1970年代の話。いくらなんでも(2回目)。

その山のような巨大さに驚いた記憶が、とても鮮やかで鮮やかで。

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古びた家並みの小道を、探検するのが大好きな子供でした。

晴れたり急に強い雨が降ったり、不安定な天候が続きました。
わたし自身も(大荒れではないけれど)目まぐるしく不安定で
落ち着かないこころもちだったので、あらまあおそろいだわ、なんて。
春の嵐。



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害獣ではなく、受け入れるあたたかさ、共存共栄。
いやそれ実際にはだめだけど、まあかわいいのでいっか。
昭和的さじ加減。

散歩中に、セブンイレブンに行こうと思い立つ。
市内に二軒しかないセブンイレブン。
駐車場が広大で、いつも人でいっぱいのセブンイレブンを、
まるでオアシスみたいに感じる。
見慣れた看板、いつもの音楽、けたたましくも力づよい色彩。
懐かしいセブンカフェの素っ気ないぬくもり、苦さあたたかさ。
たった三日ぶりなのに、なにこの息継ぎ感。

『この街にいると、都会と違って時間の流れがゆっくりで、おちつくでしょ』

うんそのとおり。でもセブンイレブンはほんとうにオアシス。
都会とまるで変わらない世界。
その無記名性で、濃厚すぎる空気がちょっと薄くなって、
呼吸しやすくなるかんじ。

ほんとうは『騎士団長殺し』を読む格好の機会だったのですが、
時間が確保できるか自信がなかったのと、
上下巻ボリュームを荷物としてはこぶことを検討して
泣く泣く諦め。
(もうちらほら内容が漏れ聞こえてきていて焦り気味)

今回のおともはこちら。

さくっと読み終えました。しずかで丁寧であたたかい。
『ほっこり』なんて言葉が裸足で逃げ出すような、
真摯で実直な温かさ。好きな本です。
ふたつの世界との折り合いをつける話に、
無性にココロ魅かれてしまう。
私自身のルーツはまったくの日本人、それも両親ともに
隣の自治体と言う近さ小ささなのに(だから??)
ふいっと、ふらっと、境界線を行ったり来たりすること、
その自分を内から外から見る心もとないあの感じが
どうしようもなく好きなのだろう。
ああ、台湾に行きたいなあと思う。

じぶんのトランクに貼られた、すっかり黄ばんだチャイナエアーの、
まるまると福々しい梅の花をしみじみと眺める。
そっと指でなぞってみる。
あたたかくて空が開けていて、
温度が高くて湿度も高くて、でも風とおしのよいあの街。
母方のルーツが、商売をしていたという
おぼろげな噂のあるフォルモッサ(真偽不明)
この本はタイトル買いですが、こういう勝利体験があると
書籍購入やめられなくなります。積読きりないのに。ほんとに(幸福)。

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すみれとはこべ。ちいさくて確実な春。変わらない春。

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すくすくとのびるつくしんぼ。ひさしぶりに見ました。
まさに群生。

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夏にはたくさんの実をつけるブルーベリー。
つぼみを見たのは初めて。ちょっとたのしい。

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実家の庭で、一輪だけ咲いていた枝垂桜(かな)。
歓迎されたと思うことにします。

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おするばんにゃん。シッターさんの見事なお写真。感謝しかない。
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甘え放題甘やかし放題、それは理想。ほんとに理想。
(実際にはお留守番など苦労をさせています)

元気に無事に、ちこにあえたことを改めて感謝。


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# by chico_book | 2017-03-28 19:47 | 日々 | Comments(2)

ひと晩たっておちついたことと、そうでもないこと

少し落ち着きました。きっとブログの効用。
宮原さんしばらくリンクを離れて回復に努めるとのこと。
冷静な対応にホッとするやら胸が熱くなるやら。
そしていまさらながら、ぞっとしました。
ほんとうに、無理しないでよかった。
正式にスキップを決めたことで、ご本人もおちついて回復に専念できることでしょう。

ここ1-2ヶ月の間、ずっとくちずさんでいるのが
火曜ドラマ・カルテットの主題歌『おとなの掟』と、
『ラ・ラ・ランド』の(おそらく)メインテーマの『Another Day Of Sun』。
正反対の様で、どこかなにか通じるものがあるような気がしている。
語られていない物語があふれているような。
終わらない物語とか、求めつづける夢とか、掲げつづける旗とか、
それをやさしくそっと見守ることとか、たいせつにするような、何かそういったこと。
※『ラ・ラ・ランド』、単純と言えるかも、と書きましたが、ちょっと再考してみたい。
敢えてあの落としどころのバランスをとったのかな、
と言うふうに思いなおしています。

やっぱり人生はうつくしく短い夢だわね、なんて思うのは春だからかな。
そしてそれはきっと幸福なことよね、なんてことも。
それについては、まだまとまっていないのでまたいずれ。




冒頭の、わたしに聞き取れる英語はごくわずか、
グレイハウンドステイション、
彼をおいてきたこと、
そうせざるをえなかったの、true、sweet、
We were seventeen,
というところでもう、胸をうわーっとつかまれる。セブンティーン!!

高校や大学を卒業して、新生活にはいるときのあてどない心境、
明るい春の光のなかの心細さ、それに拍車をかけるまぶしい桜の花、
なんてものを連想してしまうのかも。きっと。
闇雲に進むことが、いまほど怖くなかった頃を思い出して
なにかがこみ上げる曲。

いまのわたしが手に入れたもの、いれられなかったもの、
これからでも焦がれてしまうもの、
そんなあれこれがそれこそいっぱいに散りばめられている。
星の砂の砂浜を歩くと、一足ごとにしゃく、しゃくと砕いてしまうように。
(あるいたことないけど)




戻りたいとも取り返したいとも、思わないけれど、
ものすごく輝いていて、まぶしい。

でもいまのわたしには、そんな(不安定な)若いころとは違う、
たいへん頼もしい友人たち仲間たちがいる、そんな自分のことは素直に誇らしい。
知らないうちに強力なパーティ組んでいた的な、圧倒的な感慨が。

『カルテット』
早く二回目みたいなぁ。
この物語を、もっと堪能したい、満喫したい、こころにしみこませたい。
ああたのしかった・・・・!! しばらくドラマはもういいかな、ってくらい。

たいせつな友人にあいたくてあいたくてあいたくてたまらない。単純。
この短い夢を、それぞれの船でわたってゆく親しいひとたちに
手を振りたくて、顔を見たくて、ハグをしたくてたまらない。




気持ちに拍車かかる。

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ちいさな地上の星のような。

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本日のくんにゃりにゃん。こんな瞳で私を見てるのですよ(自慢)


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# by chico_book | 2017-03-23 00:34 | 日々 | Comments(2)

うららかざわざわこころは平らかを目指す(祈)

コメント欄で軽く触れましたが、ちょっと体調を崩して
たいへんひっそりと過ごした三連休でした。
息を殺して明るい春先、いろいろなことがざわつく季節をやり過ごすのはとても悪くない。
(変な日本語がちょうどはまる心情)

これはちょっと観たかったのだけど、自重。



なにしろジャック&ベティのレイトショー(3/24まで)
レイトショーにはやや厳しいロケーション。
弱虫なので。
(ほぼほぼ歓楽街と言っていい場所のはずれにある映画館)

またどこかで拾いましょう。


体を休めながら相談しながら、ごそごそたまった家事やお片づけをする。
あれこれたくさん。文字通り雑事。
天気がいいのを先途とばかり、洗濯機をまわして干してをなんども繰り返す。
充実。春のひざしをながめてお茶を飲む。乾いた洗濯物をたたむ。
書類の整理、家計簿つけ、食器棚や冷蔵庫の中のレイアウトを変更などなど。
ソファにちょっと腰掛けるたびに、こたつやベッドから飛びだして、
律義に駆け寄ってくる愛しいねこ。
びゃーうびゃーう、と、のんのんをせがむ。それに応じたり応じなかったり。
のどかな日。ありがたくのどかな日。なんという幸福。

日曜の夜ぐったりしたまま、読みはじめた本。
日記だったら読みやすいかしらなんて(大変な誤解)
魅かれた理由は装丁だったはず。予備知識ほぼゼロ。
「結構話題の本らしい」
「帯を末井さんが書いていてびっくり」
(私のなかで末井さんは初期りえぞうせんせいの
「このままだとおうちに小豆(大豆かも)が5トン来る末井どん」)


途中で止まらなくなったのですが、いやまったく以て
体調の悪いときに読む本ではなかった…!!
具合悪いまま、一気に読了。ほぼほぼ徹夜。
なんとかごみ出しをして、ふらふらもうろうとしながら月曜日を過ごす。
先延ばしにしていた(3月リミットの)携帯の契約変更に
えっちらおっちらと行くのが精いっぱい。

月曜の夜、見逃していた『直虎』二週分を視聴。
(面白いです。圧倒的に不穏で)
そのせいですっかり日曜日の夜と勘違い。
おりからの睡眠不足もあって、倒れるようにベッドへ。
………と言う訳で、月曜の夜はほぼニュースに触れることなく。
火曜朝のニュースでいきなり知りました。
宮原さんワールド欠場・・・・・・!!

※※以下ファンがめそめそぼそぼそ呟いております※※

ひぃぃぃぃ。朝から声にならない声で立ちすくむ。
ねこがいて、ほんとうによかった。
立ちすくむ私の足にすりすりとまとわりつく
やさしい毛皮のあたたかさやわらかさ。
手にしたマグをかろうじて取り落とさずにすみました。
ありがとうちこ。

呆然としたまま、機械のようにただ流れにそって身支度を整えて、
そのまま家を出ます。

週末ジュニアワールドをみて、苛烈や!! これは大変だ!!
ぴょんちゃんどうなっちゃうの! と、思っていたところ。
ザギトワさんのドンキ、たのしかったー。
後半ジャンプ固め打ちが
「おいたてられるように/せわしなく」
ではなく
「メロディやリズムと追いかけっこをするように」
駆け抜けていったのがなんとも楽しくて。
勢いのあるプログラム大好き。ジュニアはさらなり。
溌剌、と言うにふさわしい
(ザギトワさんにかぎることではありませんが)

真凜ちゃんの
『一位の選手に、頑張っておめでとうと言いたいと思う』
と言う言葉に胸を突かれました。

15歳の女の子が、自分の完璧を出すことができた
そのわずか数分後に突きつけられる現実。
そのシビアな状況にまっすぐに向き合おうとする姿勢、勇気、りりしさ、
そしてそれを言葉にするということ。
すごいなあ。
(でもちょっとインタビュー厳しすぎではないかしら、
そこまで放送しなくてもいいんじゃないかな。
と言う思いと、
(流れ上、おたがい引っ込みがつかなくなっただけかもしれませんが)
もしかして真凜ちゃんにとっては
ここまでワンセットなのかも、などとも思ってしまったりもする。
もちろんすべては憶測なんだけど)

このスポーツで負傷って並大抵のことではないわ、と
あらためて思い、
股関節ということで、こづを連想し(涙)、
濱田コーチのインタビューを拝見して
状態あまり良くなさそう、と、不安は思いきりあったので、
覚悟、あるいは予感がないとまでは言えないのですが。
ひゃぁぁぁぁ。さとこさん。さとこさん。

あの小さくて貴くて気高い、たおやかさと強靭さを併せ持つ背中。
SW冒頭、まっすぐにのばされたうでのうつくしさ。
指先の繊細さあでやかさ。
そんなことを思い出して、全日本を思い出して、
ゴージャスレイバックスピン、小鳥のようなバレエジャンプ。
やわらかい所作。惑星のジャンプの音はめ。
可憐だ。まさしく字義通り可憐!!

そんなことをぶんぶん思い出す。
出勤途中の車内で、じんわり半泣きになる。わたしが泣いてどうするの。
連休明けの出勤だってのに。ふぅぅぅぐぐぐ(奥歯かみしめ)
PRINCESS、ではなく TINY QUEENと称されるさとこさん。
そう、可憐なのにその威厳がものすごくクイーンなのですよ。ううう!!

なによりなにより、なによりご本人がなんと無念でありましょうか。

それでも引いてくれてよかった。引く勇気。
これほど難しいこともそうないと思います。
ありがとうさとこさん。そしてコーチやスタッフの皆さん。
そして理華さんありがとう。調整むちゃくちゃ大変だと思います。
(やはり小塚さんを連想して涙)
元気なリバダン見ることができますように…!!

練習の鬼、と言われるさとこさんにとって、
存分に練習できないのはさぞつらいだろうし、
いろいろと勝手が違うこともあるでしょうけれども、
シフトチェンジにいい時期なのかもしれません。
そしてそれに、クレバーかつ確実に対応できるのがさとこさん
(祈そして信)

ファンの間では有名な言葉ですが
振付師・ミヤケンさんの
「才能あってひゅって伸びる選手はブレがあるんだけど、
宮原選手は大きなピラミッドみたいになっててブレない」
と言う言葉をここに刻ませていただきます。

get well soon と、小声でそっとお祈りします。
このひとと。おでこごっつんしながら。

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土曜日の成果。新しい写真たて(閉店セールで半額!)に飾るのは、
最愛のねことアイスランドの記憶、

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優雅に横たわるお姿を写真に収めようとするも、
すかさずのんのん体制に入るの図(かわいい)
やる気満々のおてて。

「さあ!! わかってるんでしょさあさあさあ!! 」
ってかんじですね。
ジャッジに向かってずんずん進んでゆく羽生さんのような。

確信に満ちたまなざし。ちこも見事なクイーンぶり。
姫にゃん、なんて呼ぶこともあるけれどね。



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# by chico_book | 2017-03-22 01:40 | フィギュアスケート | Comments(0)

いつもいつでもうまくゆくなんて、保証はどこにもなくていい


家電の管理に興味が持てなくて
(きちんとしたほうがいいんだろうなあとは、いつもいつでも思っている)
(思っているのに実現できないことのひとつ)
たとえば冷蔵庫なんか、10年ちょっと使った後に
突然死をして、あわてて買ったのですが、
それがいつのころだか思い出せずにいます。
(いま確認したところ、冷蔵庫は2008年製。洗濯機は2007年。
最近の家電は10年がひと山だとかなんとか。こ、怖い)

それでもテレビについてはとてもわりあい明確。
2010年です。断言できます。
アナログ放送が終わる終わる、エコポイントがどうのこうのと、
とても賑やかだった2月。
28型のぶあついテレビが調子を崩して、画像が大いに!!
そう、大いにみだれるようになりました。
バ、バンクーバーはじまっちゃうじゃんってのに!!!
地デジどうしようねえ、なんて話してはいましたが、
何故このタイミングなのよ!

平日仕事帰りにヨドバシに駆け込んで
(平日のヨドバシってガラガラなのね、とびっくりしながら)
購入手続きをする私のまわりも無数のモニターのなかで
浅田さんが滑っていたのです。ひゃあー。
無数の浅田さんが飛ぶ、滑る、くるくるまわるまわる、
なんというかゴージャスな空間でした。
オリンピックイヤーのこと。
たぶん応援企画的なプレ番組だったのではないかと思います。

いまどきオリンピックでテレビ買うような人がいるなんてね、
それは私、と、失笑しながらも、
間に合わなかったら大変大変、早く運んでくださいな、と
せっせとサインするも、なんと
『配送は3月になります』
の衝撃。
なだめすかして、ブラウン管をいたわり休ませながら
なんとか観たバンクーバー。ものすごく昔のことのように思えますね。
さとこちゃん、無理せず自分をいたわってやってきたことを
やれる範囲できちんとやれば大丈夫、枠取りも大丈夫、と、
小塚さんの言葉にホロリ。自身も怪我で苦しんだ選手だけによけいにホロリ。
見た時にはホロリ、で、すんでいたのに、
その後、日を重ねるごとにどんどん嵩と熱量が増してゆく
この感情を何と名付ければよいのか、
氷の上で起こることのすべては(やはり)愛というやつなのか。
今夜も猫の額にじぶんのおでこをつけて、
『さとこちゃん大丈夫大丈夫』
とお祈りをする予定です。
ちこにゃんはお手手をにぎらせてくれるとは限らないけれど。
(それはそれでよいのです)

そんなわけで今のテレビとの付き合いはまるっと7年を超え、
8年目にはいろうということじたいにも衝撃ですが
最近になって使いはじめた機能に「『毎回予約『する』」
いうのがあります。
いやほんとに連ドラ見ない人生だったので。
まだしもアニメの方が見るのですが、
きりがなくなりそう、と言う理由と、
ひと手間かけてでも見たい、と思える数に収めておきたい、という
(無意識の)理由と、
知人の
「おまかせ予約で、『アニメ』『22時~3時』に該当する者すべてを対象、
にしてたらあっという間にハードディスクの空きがなくなった」
と言う話に恐怖し(……しかしまた極端な事例)
なんとなく手を出しかねていました。

そういう訳で、
『毎回じぶんで予約』
と言う、なんとも言えないアナログ仕様な日々で過ごしてきました。
そう、まるでPDFデータをわざわざ印刷して、
それを写真にとってデータ化する、みたいな!!(なんらかの儀式??)

昨年あんなに熱心に見ていた『真田丸』に至ってもそう。
毎回毎回、律儀にテレビの番組表から予約していたのです。
それはそれで、やっぱり儀式めいてたのしい作業だったのだけれど。
(しかも大河は、気持ちに比較的余裕のある日曜の夜なので
失敗も少なかったし、再放送も土曜日にあるという万全な体制)

ただ、録画もれもそれなりにないわけでなくて
自分のまぬけさにしょぼんとしている私に、
友人がたいそう不思議そうにいうことには

「なんで毎回予約しないの?」

「いやなんかさあ、前につかってたんだけど、
 番組の延長に対応できなかったことがあって、
 (フィギュアの全日本の延長に対応できず、観ていたのに
  録画が途中で終わったのに気づかなかったという衝撃が)
 イマイチその機能を信じ切れなくて」

呆れた表情で首をふる彼女。
 
「馬鹿言ってないで取説読みなさいよ。逃しまくるよりましでしょ」
 
うーむむむ。

「機械におまかせして、でも信じすぎずに、
 自分でフォローすればいい話じゃん」

そ、それもそやね。正論やね。
と、しずしずとうなずきながら
(厚さ2センチ弱の取説をみることもなく)
「毎回予約『する』」を選択。

これがなんと2017年になってからの話です。
遅すぎるやろジブン。
そんな脳内ツッコミを(自分で)さておいて
ながくつきあっても発見があるのやねえ、なんてほくほくと
過ごす日々でした。

今期のドラマは、
たのしくたのしく『カルテット』と『バイプレイヤーズ』を録画。
(そのほかに大河とべっぴんさんも)

土曜の朝、明るい陽射しのなかでいつもより(ちょっとだけ)
手のこんだ朝食(あくまで自分比)と、
ゆっくりいれたコーヒーあるいは紅茶と
『バイプレイヤーズ』を、のんびり楽しんで、
土曜の夜から月曜の夜までのどこかで、
『カルテット』の復習をする生活。ナニコレ天国ですやん!

そんな私を悲しみが襲ったのは先々週の火曜夜。カルテット第8話。
野球延長のあおりでぜんぜん始まらない。
22時から律儀に野球の試合を録画しはじめたのをキャンセルし、
放送開始確定後に、再度予約を入れなおし。
よしばっちり、そんな気分でずいぶん遅い時間の放送を、
うとうとしかけながらぐらぐらしながら、
そんなに必死にではなく観ていました。
いやだって流し見で大丈夫でしょ。
ゆっくりまたあとでおさらいするのもたのしみだよね、って。

さてようやくたどりついた週末。
たのしいおさらいタイム、しっかり観よう、そうしよう、
と、準備万端、お茶とデコポンと
(ねこがのってもツメのひっかからない)パーカーに着替えて
レッツ再生、と思いましたら。
あれ、あれれ?? 見当たらない?? ええ? うそでしょ?

・・・・・・そうです。この日の放送開始時間は23時過ぎ。
「毎回録画」のこちらと、まるかぶり。ひゃーーーーー!!

※TOKYO MX にて 火曜日23:00~
(BS11なら水曜2430なのにーーー)

録画できていませんでした…!! トホホ、どころでない衝撃よ!
ひゃあーちょっと待ってちょっと待って。
大丈夫大丈夫、過去の録画分でも見ましょう、削除してないもんね、
と、自分に言い聞かせるも、なんと3話以外見当たらず。
む! むむむ!!

事ここに至ってようやく取説の出番です。カモン!

そしてここにきて、ようようやっと知るわけです。

「番組を毎回予約/更新する」の場合、
「上書き保存」 だということを!!
つまり、最新一話しかのこらないのです。うそやーん!

私てっきり
「(スポーツ中継の延長などで)放送時間帯がずれても
予約を更新してくれる」
機能、つまり『予約情報を更新』だと思っていましたとよ・・・・・。
も、ものすごく勝手に(しょぼん)

そのため結果として

・最新話が録画できていない(ACCAの予約が優先された為)
・(おそらく最新話を『録画しよう』とはしたせいで)『更新あり』で
 録画した過去分は削除済
と、なった模様。しばし愕然。

なんて怖ろしい。
・・・慣れないことはするべきではないのかしら、
なんて、しっかりぐっさり落ち込む。。

いちいち予約を入れていた真田丸は40話近くどかん! と、
ディスクに残しているので
それに安心するやらひときわ落ち込むやら。

気を取り直して、公式サイトで最新話配信、を有難く拝むわけです。
ありがとうTBS!! ありがとう『カルテット』のスタッフ!


ひとがひとをたいせつだとおもうこと
すきだとおもうこと
ふだん言葉に、形にしない、
意識しないことがたくさんたくさん詰まった
ドラマだと思います。
それをひとつずつひろいあげ、ゆびさきでなぞってみたり、
綺麗にきれいに磨いてまた心のどこかにしまうような。

録画しそびれているのは本当に本当に残念だけれど
そのぶん深く思いを馳せることができる様な気もしている。

あと一話で終わってしまうなんて信じられないけれど、
4人の物語に、古くからの友人の話を聞くように、
こんなにも心を寄せることができたのがやはり幸福だし、
冬の奇跡のように思えます。
寂しいけれどたのしかった。ほんとうにびっくりするほどたのしかった。
みぞみぞしたり不安でぐわんぐわんしたけど、
いっしょに過ごせて、過ごすことができてよかった。
ありがとうありがとう。明るい気持ちでサヨナラできますように。
ロスに溺れませんように、自分にお祈り。




(30thバージョンしかなくて残念)
教えてくれた物語 とても不幸な結末だった
おぼえた冬の星座は 春になってすべて変わるだろう

この季節になるといつもこの唄をくちずさむ。
ことしはひときわ、さみしくも明るい気持ちで。




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# by chico_book | 2017-03-16 01:02 | 日々 | Comments(2)

夢と希望と魔法のソング&ダンス(ほろにが系)

アカデミー賞関連の話題で、あまりにキャッチーな
音楽に誘われるように、観てまいりました。

いつ行こうかな、と、うずうずもじもじするくらいなら
もうとっとと行きましょう。



以下感想なので畳みます。




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# by chico_book | 2017-03-12 22:15 | 映画 | Comments(2)


ねことか本とかまんがとか、と言いつつ映画にじわじわ圧される幸福


by chico_book

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