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光あふれる緑の場所へ

上野は好きな街。春夏に行くことが多い気がする。
上野に行くのは、いつもたいてい、美術館がめあてなのでたまたまかも。
あるいは単に、緑の印象が強いせいかもしれない。
好きな街、と言ってみたものの、たぶんたくさんの顔を持っている。
私の知らない顔がたくさんある。

たとえば渋谷の東急百貨店、
そこを境に息をするのさえはばかられるような高級住宅街と、
ドンドンドンドンドンキホーテ♪、が向き合っている、あの不思議。
(わたしは映画か、美術館めあてでうろうろするわけですが)

緑濃く芸術の懐深い上野公園と、御徒町のにぎやかな混沌と、
意外と近くに見えるスカイツリー。実際、近いんですよね。
そして遮るものがない。

そんな上野に行ってまいりました。そっと後押しされた気分もありまして。

カラヴァッジョ展 6/12まで ※公式サイト

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6月7日(火)~11日(土)は、午後8時まで開館です!! チャンスチャンス!
夜の国立西洋美術館はまた素晴らしい。闇に浮かびあがるヘラクレス。

土曜の午後、JR上野駅の構造に実はいつまでたっても慣れない。
素直に公園口から出ればいいのだけれど、ちょっとアトレに寄ろうと
思うと混乱する(でも今回で覚えました、たぶんね)

上野はいつもにぎわっている。
動物のぬいぐるみをもって跳ねまわる子供たちをみて
(私の出身地では「とんくりまいよる」と表現します。
ちょっとジャック・マイヨールっぽい…? 
いやいやそうでもないか)
そうか、動物園がある場所なのね、と思いかえす。

大きな楽器を持ったひと、バンドメーンなかんじのひと、
お着物の、背筋ののびた老婦人(富司純子さん路線)、
大きい(お高そうな)サングラスに片山さ○き議員ヘアーのマダム、
初々しいデェトの若いカップルちゃんも。
たくさんの人が、上野のお山の森にさくさく入ってゆく。

ついつい芸大の方まで歩きたくなる気持ちのよい空間ですが、
今回はさっくりと国立西洋美術館に。
『祝!! 世界遺産登録』
とのこと。そういえばそうだっけー、なんて。
でもいまひとつ『世界遺産』のありがたみがわかっていませんワタシ。

今回のカラヴァッジョ展は、
カラヴァッジォの作品11点を中心に、
その影響を受けた画家の作品も多数展示。
テーマをそれぞれ
「風俗」「五感」「肖像」「静物」
「光」「斬首」「聖母と聖人の新たな図像」
と言うふうに分けての展示で、展示数は50点余なのでゆったりめ。
大変わかりやすく、興味深く見ることができました。

こういう展覧会で「影響を受けた作家」というと
ややもすると中途半端だったりわかりにくかったり
数合わせ的な印象になったり、さみしくなりがちですが
今回は大変楽しく興味深く見ることができました。
混雑具合もやや混んでるかな? と言うような賑わい。

展示がとてもうつくしかった。暗い室内、
それぞれ濃色の背景の前に展示されており、絵画の美しさが引き立ちます。

たとえば教会の祭壇画は、薄暗い室内のなかにろうそくの光で
ほんのり浮き上がりますが、その印象に近いように思います。
かぼぞい蝋燭の光を反射する鈍い光がひろがってゆく、
それを連想するような照明の静けさ。強い色なのに邪魔をしない。

わたし(たち)は
(一部のまんが読みは、と言うべきかな)
まんがの絵を、写実とは程遠いその絵を
リアルなものとみなすことに何の抵抗もありません。

まんがの絵に対してうまい、とか、下手、とか言及するときに、
そこに写実は基本的に関係ありません。
もちろん写実的でうまい、と言う場合もありますが、
それは絶対条件ではない。



素晴らしく緻密で美しい作画に定評のある森さんも、
キャラクターの絵は写実と言うよりまんがの絵。
読み手として、そこに違和感はまったくありません。

浮世絵や、みんな大好き鳥獣戯画とも通じるのかな。
蛙とうさぎが同じ大きさでお相撲撮ったり、お猿がコスプレしたり、
でも
『いいよねこれかわいいね』
と、自信をもって言いきれる。
なにやっているのか、何を描きたいのかも、するりとわかる。
日本人のアレンジ力と言うか行間読み力と言うか解釈具合、
とでもいえばいいのか、それが写実から遠いものでも、
それでも私たちはそこにリアルを見出せる。

たとえばそれを、
バロックと言えばベルニーニ、いやなんなのあかんよねアレ、
と言うあの足の指先の嫌がりぐあいとか鼻腔の震え具合とか
(注:大理石です)
なんでそこまでやってしまうのん? できてまうのん?? 
という、あの再現性写実性についてとか、
比較して考えるのはたのしいのです。
のんびりぼつぼつ心のなかで転がしております。
(ベルニーニもカラヴァッジォといっしょにボルゲーゼ美術館@ローマで
たっぷりじっくりたくさん観たので、ついつい連想してしまいました)

ベルニーニ―バロック美術の巨星 (歴史文化セレクション)

石鍋 真澄 / 吉川弘文館



カラヴァッジォも、うっとりバッカスにもろ肌脱がせちゃうところとか
(しかも自画像でやっちゃうところとか)
サソリに指を挟まれた少年の神に花飾っちゃうところとか、
ナルキッソスは言うに及ばず。
作家にとって何が大切なのか、何をどう表現したくてこの絵になったのか、
そんなことを考えながら、
『重版出来!』の中田伯さんを思いながら、上野公園を後にしました。
このタイミングで見ることができてよかった。きっと。



神様の神回。にゃんもたくさん。
14:40頃に先生の原稿にとびのる(!!)愛猫マイちゃんがたまりません。

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とおりすがりのにゃん。ムギワラちゃんかな。
春樹さんのお父さまが『だんつう』と名付けたのは、
きっとこんなかんじのにゃんだったのでは。

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上野のお土産(性格には、上野駅の『のもの』で購入した岩手のおみやげ品)。
ねこ友に進呈するつもり。ちょっとバロックっぽいかな、なんてしつこく強引な。

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『やらせ写真には協力しません(ぷいっ)』
(ほんとは、サバ缶なんてとてもあげられないので、
ちこが興味をもたないことは大変ありがたいのです)
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by chico_book | 2016-06-05 22:55 | イベント | Comments(6)

ささやかな日々をそぉっと記録

行きたい展示も行きたい映画も目白押しなのですが
とにかく無理しない方向で人生をほてほて歩く2016年。
マーブルをマーブルのままに記録してみる。
混沌と言った方がいいのかも。カオスとは言いたくない。

カラヴァッジョ展』 国立西洋美術館 6/12まで
カラヴァッジォ(と表記したい、個人的な好みです)は、
実はイタリアでかなりがっつり観たので、優先順位はやや控えめ。
(それも10年以上前の話なのですが)
それでも、サイト見ていると、がぜん行きたくなりました。どーしよ。

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おお、カラヴァッジォっぽいではないですか!!(いやちょっと光が足りないかも??)

俺たちの国芳、わたしの国貞』 Bunkamura ザ・ミュージアム 6/5まで

近年浮世絵関係の展示がすごく増えたような気がするのですが
単に今まで私が気付いてなかったのかもしれません。
浮世絵は作品の流通とか、テーマのアレンジとか、
見どころのバリエーションが多い印象。
かなり凝った展示のようなので、興味津々なのですが、
いかんせん渋谷は元気とか気合いが必要な街。
行ってしまえば、それほどでもないのですけれども。

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浮世絵と言えばねこ
(うそです。とりもなおさず、なんにつけ、すべからくねこ。いつでもねこ)

100年目に出会う 夏目漱石』 神奈川近代文学館 5/22まで。

昔から大好きな漱石ゆかりの漫画家さんが『激混み!』と
レポートされていて、及び腰気味。

漱石とはずがたり 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

香日ゆら / KADOKAWA/メディアファクトリー



連休中だったせいかもしれません…でも迷っている時間はあまりなさそう。

生誕300年記念 若冲展』 都美術館 5/24まで



フェルメールか若冲かと言うくらいに、
とにかく大人気の若冲。いつでも大人気。
大人気すぎていちども見ることができません(行列苦手)。
入室まで140分とか無理すぎる。

黄金のアフガニスタン―守りぬかれたシルクロードの秘宝―
東京国立博物館 表慶館 6/19まで

一緒に遭難したいひと(4) (ワイドKC Kiss)

西村 しのぶ / 講談社



再読して、台湾に行きたいなあ、
さっぱりして甘くさわやかな中国茶のみたいなあ、
(日本茶の粉粉しさが気になって、台湾系の中国茶の方が好き)
と思ってみたり、

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むかし伊勢丹でいただいた中国茶。
仕様は異なりますが、このとろりとした黄金色の甘さが好き好き。

そこから(また)故宮に行きたいわぁなんて思い出して、
その流れでシルクロード関係の展示にココロ魅かれています。
こ、こぶちゃんにはいつでも会えるからね!

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2月のこぶちゃんはすっぴんでした。
砂のなかでねむっていたこぶちゃんと、こぶちゃんの時間を思う。

こうしてみるとやはり上野周辺が多いですね。
昨日は別案件で上野へ出かけました。
素敵なお誘い、極上の時間、上機嫌。

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いつ見ても違って見える不忍池。

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上野と言うより本郷三丁目になりますが、気になるお店がいくつか。

素敵文房具ショップSCOS(公式サイト

東京駅の京葉ストリートのお店にしか行ったことがないので、
(2015年1月に閉店したようです)
本店にも行ってみたいけれどちょっと怖気づいております。
なにしろオシャレなので。

文房具と旅をしよう

寺村 栄次 / ブルースインターアクションズ



アンモナイトコーヒー(食べログのページ)。

通りすがりに見つけた、小さなお店。
少し前まで珈琲はあまり得意ではなかったのですが、
カルディからはじめてすこしずつ仲良くなっているところ。
(そとのじりじりゆっくりすこしずつ距離を詰める。
そんなスローペースが、自分ではわるくない気がしている。

知りあいのおすすめカフェは「タイズ」。こぢんまりしたお店のようなので、さらっと寄るのがよさそう。

それと、
近江屋洋菓子店」。
アルネで紹介されていた神田店のことは知っていましたが、
本郷にもあるんですね。

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まだにょきにょきしてない蓮。
これからきっとにょきにょきする蓮。
気持ちいい風、緑、光、小鳥の鳴き声。
ほんとうによい時間を持つことができました。
ありがとうございます。

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近所の、紫陽花の大株にひっかかっているもの。ナニコレ。

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広い意味ではねこなのかな。万能のねこ。いやいやねこはすべからく万能かしら。

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(かもね)
(こちらの方がカラヴァッジォぽい・・・かな)

最近読んだ本。

まどいのよそじー惑いの四十路ー (ビッグコミックススペシャル)

小坂 俊史 / 小学館



小坂さんのやわらかいのにエッジのたった切り口が好きです。
はっとする。虚を突かれる。でもやさしくやわらかい。
余韻の残る、甘さのない作品をたくさん発表されています。
この季節に向いているような気がする。
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by chico_book | 2016-05-08 21:09 | イベント | Comments(2)

ひさしぶりの海、再会、そして散歩

3/27までなのでそろそろとお出かけ。今年はじめての美術館へのおでかけ。

『ヘレン・シャルフベック 魂のまなざし』
神奈川県立近代美術館 葉山分館にて。
公式サイト

都内にはフェルメールとカラヴァッジォという、
たいへん魅力的な展示が来ていて、ちょっと心揺れたけれども、
去年の夏、上野ではじめてであった彼女に再会することにしました。
図録のことも保留にしちゃったし。

そして神奈川県立近代美術館 葉山分館ははじめての場所。
鶴岡八幡宮そばの鎌倉館(1/31閉館しました)には
行ったことがあるのだけれど。
お宮のそばにひっそりとたたずむ、
建物と池と蓮とのバランスが見事な場所でした。寂。

JR横須賀線でとことこ。
土曜のお昼過ぎ、ゆったりした車内。
もうすこししたら春の行楽シーズンでおおにぎわいになるのかも。
鎌倉で降りてランチ、とか(ブルーベルに行きたいなあ)
おいしいパン食べたいな、とか(ひさびさキビヤベーカリーとか)
いろんな思いを抱えつつも逗子まっすぐへ。
車で通ったこと、横須賀行の電車に乗ったことはあるけれど
実は降りるのははじめて。はじめてずくし。

駅前のロータリーと街並みは、少しのどかなかんじ。
海岸まわりという、実に魅力的な名前の路線バスに乗りこみます。
入り組んだ細い道を、バスは(あたりまえだけど)慣れた様子ですいすい進む。

こぢんまりしているけれどかんじのいいお店がつづく。
昔からの住宅といかにも漁村っぽい魚料理のお店といっしょに、
おいしそうなパン屋や珈琲豆屋や
なにを売っているのかわからないような雑貨屋さんや、
あれこれが程よくまじりあう。

その中を走り抜けるランのひとサイクルのひと
長々としたボードを抱えてあるくひと、
ああ、確かになんとも風通しのよい街だわ。

低い山のせまる海沿いの細い道。
私にとってはなんとなく郷愁を誘う風景。
東側に海のある、ちいさい漁港がぽつぽつと連なる
田舎で育ったからだと思う。
もちろんこんな素敵な場所ではなく、
のどかなみかん山とたんぼがぽくぽく続いているだけの、
本当になにもない場所でしたが。
(講演会で朝吹真理子様に『ヒトよりも猿が多い場所』といわれてしまうほど!! 
真理子様!!言い過ぎです! でもゆるしちゃう!!)

それでも近年はトライアスロンとかいろいろな企画があるみたい。
なにより新しい動きがあるのはよいことです。

ようやく美術館へたどり着く。

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美術館の入り口からふりかえった光景。山のせまり方がなんだかやさしい。
半島の反対側、横須賀の荒々しさとはずいぶん違う気がするのは
あちらが『軍港』で、ここが『リゾート地』という偏見のせいかしら。

建物もすばらしかったです。
明るく静かでひろびろとしている。聞こえてくる波の音。
上野の、息づかいの濃厚な夏の森とはまるで違う春の海。
砂浜で波音を聞くのは、去年の夏以来だと思う。
山下公園とはやはり全然違いますね。

光と海の近さ、白を基調に落ち着いてすがすがしいかんじは
横須賀美術館と少し似ています。
2回目ということ、ひとが少ないということでゆったりしっかり鑑賞。
もうね、『日曜美術館』ばりにゆったり見ることが
できましてありがたやありがたや。

シャルフベックが充実した創作生活を求めて転居したのは、
首都ヘルシンキから北へ60キロほどの、たヒュヴィンカーという街。
彼女は15年もの間、その街からほぼ出ることなく創作に没頭します。
それは引きこもりというよりは、それまでに受けた様々な影響、
吸収したあらゆることを自分の中で熟成し、自分自身の表現を深める日々。
(作品はどんどん発表しているので、引きこもりという表現は不適切かもしれません)

小泉さんが一時期住んでいたという「水辺の街」というのは
三浦半島のどこかのようです。
(『小雨日記』の写真やインタビューなどから推測)
そのときの心情を、小泉さんは
『いろんなものから距離をとって、自分と向き合う時間と空間が必要だった。
でもちょっと早すぎたかな』
と語っておられました。
(現在は都内に戻られているようです)

そんな話をゆるゆると連想しながら観ることができました。
こんなふうに風とおしのよい、すこしひっそりした
小声で親密な話を(あるいは自分自身とも)
したくなるような場所だったのかななんて。
小泉さんは小雨ちゃんと、そんな時間を過ごしたのかもしれません。
写真で見る限り、むっくりした体形で
『アザラシちゃん』
なんて呼ばれていた小雨ちゃん。
年をとった大きなめすねこ、ここでも!!
・・・・・・なんてファンは勝手な妄想をしてしまいます。

この展示が葉山に来てくれてよかった。
都会の喧騒を離れて、
小声でしっかりと自分自身にむきあうかんじが
すんなり体に伝わるこの場所の展示で、本当によかった。
もちろん、上野の森の濃く息苦しい緑のなかで
観ることができたのもよかったし、
葉山の海で観ることができたのもよかった。

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海に降りる散策路より。
右側に見切れているのが美術館のレストラン。
(お客さんがいらっしゃったのでこのアングルで)

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ものすごい注意喚起度の高い看板。
トビって『BLACK KITE』っていうんだ…!! か、かっこいい!(中二)

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瀬戸内(の西のはしっこ)育ちのワタクシとしては
こういう静かな波打ち際海こそ、
ああ、これこれ、海ってこうだよね、と思います。
(遠くに、島こそ見えないけれど)

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凄味があるのにからっとしている松の樹皮。

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凛とした椿の美しさ。
明るい陽射しのなかでのこの色合いは、いまの季節ならでは。

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海岸へ続く小道。
実はこういう光景を見るたびに
このまんがの中のシーンを思い出します。
主人公の少年が
『その峠の上から海が見える』
といわれて、駆け出すシーン。
はじめて見る海は、山から見下ろすもので、
きらきら輝くけれど遠く小さいものに過ぎなかったけれど。
それでも、その時の(主人公の)期待がまっすぐによみがえる。

アリオン (1) (中公文庫―コミック版)

安彦 良和 / 中央公論社



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うーん静かでいいですねえ。
凧揚げをする親子連れとか、お散歩わんこさんとか、
静かににぎわっていました。さみしくなりすぎない浜辺。

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隣接のしおさい公園の塀を下から。
石積みで、こういうまるみは珍しいのではないかと思います。
(そうでもないかな??)

葉山しおさい公園』、今回は時間が合わなかったけれど、あらためて来たいなあ。
おいしいパン屋さんでなにか用意して来るのもいいかもしれない。
危険すぎるプランかもしれませんが(トビ対策どうすればいいのやら)

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色のあせ具合とかいろいろ完璧。
それにしても(それなりに)気にしているつもりなのに
どうしてこうも右下がりなんだ…(しょぼん)。

使いみちのない風景 (中公文庫)

村上 春樹 / 中央公論社


↑ 見つけたときは、ちょっとこの表紙っぽいかな、なんて思いましたがそんなでもなかったですね(小声)

お屋敷とこじゃれショップとコージ-なかんじのおうちが
モザイクのように並ぶ小道をとことこ歩く。
家のなかからチェロの音が響いてきたり、
最近ではめっきり見かけなくなった犬小屋と柴わんこが見え隠れする庭先。

なるほど、これはお散歩たのしい場所ですね。

ジェイコブズの4原則、なんて思い出します。。
宮脇檀さんの著書で知ったような遠い記憶。

参考)ウィキペディア ジェイン・ジェイコブズの項目より引用***


都市の街路や地区で,溢れんばかりの多様性を生成するためには,4つの条件が必要不可欠である。

1. 地区,そして,地区内部の可能な限り多くの場所において,主要な用途が2つ以上,望ましくは3つ以上存在しなければならない。そして,人々が異なる時間帯に外に出たり,異なる目的である場所にとどまったりすると同時に,人々が多くの施設を共通に利用できることを保証していなければならない。

2. 街区のほとんどが,短くなければならない。つまり,街路が頻繁に利用され,角を曲がる機会が頻繁に生じていなければならない。

3. 地区は,年代や状態の異なる様々な建物が混ざり合っていなければならない。古い建物が適切な割合で存在することで,建物がもたらす経済的な収益が多様でなければならない。この混ざり合いは,非常にきめ細かくなされていなければならない。

4. 目的がなんであるにせよ,人々が十分に高密度に集積していなければならない。これには,居住のために人々が高密度に集積していることも含まれる。 (中略)

この4つの条件は,どれかひとつが欠けても有効に機能しない。都市的多様性が生成するためには,4つの条件すべてが必要である。

— 著:ジェイン・ジェイコブズ、訳:中村仁 "The Death and Life of Great American Cities"(Random House, 1961, and Vintage, 1992, pp.150-151)


***引用ここまで

そこかしこに素敵な自転車やバイクや車。
ビンテージ度高い。ピカピカの新車でないところがまたよし。
そして居並ぶサーフボードやウエットスーツ。
でもお金持ち系ぱりっぱりだけでなく、ほどよい馴染み感とのマーブル。
(たとえばもちろん楽しいけれど、松濤のお屋敷街の散歩は緊張します)
(ほどよい緊張感がまたよし、というエリアでもありますね)

海辺のお散歩で、思い出すのは10月のオランダ。

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(当時のケータイで撮影したので)
ちいさすぎてわかりにくい写真だけれど、スへフェニンゲンの海岸。
北海に面した代表的なリゾート地だそうです。
シーズンオフの海辺のリゾートの、ちょっと痩せたやつれたような風情が好きです。
そういえばイタリアのリミニに行った時も、9月の終わりでした。

砂にじぶんの足が埋まる、その感触に集中しながら、
風力発電の羽根を眺めながら砂浜のはしからはしまでじっくり歩く。
この海から世界に乗り出していった人たちのことを思いながら。

ひたすら歩く私のそばを、
サーフボードを抱えて海に走ってゆくひとや、
ゆっくり追い越してゆくいかつい4輪とか、
高い位置にある舗装路を通りすぎるモペットに連想するのは『アメリ』。


(エンディングの動画です)

でも一番びっくりしたのは 「馬に追い越されたこと」 でしたっけ。
砂浜に残る、大きなひづめのあとをながめながらてくてく歩く。歩く歩く歩く。
結局どこでも散歩が好きなのかも。

※スヘフェニンゲンのWEBカメラのサイトがありました!! → 
現在の気温は6℃だそうです。

御用邸の前にたたずみ神奈川県警の方に
はきはきあいさつしていただいて、すこしたじろぎながらもお返事を。

帰りは京急高速バスでYCATへ。
想像できない経路、
でも確実に知っている場所に帰るのは旅の醍醐味。

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こちらがバス停です(なんで英語なのだろう…)乗りこむのは10人前後。
『帰りはこれが一番楽だよなぁ』
というおじいさまおばあさまに(はじめて乗るのに)ココロのなかで同意。
葉山からYCATまで片道600円。鉄道と比較しても50円ほどしか変わりません。
なんともありがたや。

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足元にはなんだかかわいいプランター。

プリンやさんマーロゥの前(いつもは横浜そごうでおなじみ)を経由して
逗葉新道から横横へ、うとうとしていて気づけば首都高。
金沢、本牧を経由して、おなじみの桜木町から横浜駅はすぐ。
一時間ほどバスの旅。

そごうの紀伊国屋書店で
キョンキョンさん特集雑誌(残り三冊でした!あぶない!!)と
にゃんこの新書を購入して、いそいそと帰宅。
待ちきれずにそわそわページをめくります。
でもくたびれて0時過ぎにはベッドへ。
(本人比では比較的早い就寝時間です)

たのしく充実した一日でした。やっぱり海はいいなぁ。
そして散歩はいいなあ。旅はいいなあ。
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by chico_book | 2016-03-06 16:10 | イベント | Comments(4)

自分だけの地図を持って自分だけの道を進むということなのかなこれ

(なんだか歯切れの悪いタイトルになりましたが)

映画とか本とか家事とか日常とか、いろんなことの
バランスやパワー配分にうんうん唸るそんな中、
日曜日に終了したこちらに、駆け込みで行ってきた記録です。

川崎市民ミュージアム
江口寿史展 キングオブポップ ※公式サイト

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(入口のみ撮影可)

とてもたのしい展示でした。

わたしにとっては、プロ野球好き・まんが好きの兄の影響で読んでいた
『すすめ! パイレーツ』からおなじみの漫画家さん。
近年はイラストレーターとしての活動も多いですね。

すすめ!!パイレーツ(10) (ジャンプコミックス)

江口 寿史 / 集英社



ちょっと懐かしいかんじのビキニかな。

独特の絵柄や色づかいはどこから来るのかな、
わたせせいぞうとか、FMステーションのカセットレーベルとか、
さまざまな記憶を巡らせながら鑑賞。
(もちろん様々な要素が複雑に入り組んでいるのでしょうが、
御本人は『タンタン』でおなじみのエルジェ氏のファンを明言されておられるようです)

とにかく「かわいい女子」に定評のあるかたですが、
今回じっくり拝見して驚いたのは、意外にリアルなんですよね。
完全に漫画表現なんだけどリアル。


私にとっての、うまれてはじめての労働は

『ファッションショーのモデルさんの衣装替えのヘルプ』

というとんでもなく華やかなものでした。ひゃあバブルっぽい。
ちいさな地方のファッションビルのオープニングイベントとして
ちいさなファッションショーが行われたのですが、
そのモデルさんの衣装チェンジのヘルプ。
慌ただしく衣装を用意したりファスナーをあげたりおろしたり
靴をそろえたりそんなこんな。

担当させていただいたのは、180センチ近い長身の
スウェーデン出身のボンビさん(17歳!!)
ブロンドブルーアイズのとても優しい、完璧な美貌のかた。

初対面でいきなり(お互い母国語でない)カタコトの英語と
身振り手振りで大騒動、
ファッションも英会話も、まるで苦手なニンゲンで、なにひとつうまくいかない。
いやはや本当に大変で申し訳ない経験かつ記憶なのですが。

ワタクシはその時、いわゆる『100パーセントの美しい女性のからだ』を
目の当たりにして(あまつさえ接触まで)

女性のからだがどういう構造で、あのように美しい曲線となりうるのか

をまざまざと把握しました。

あれはびっくりしたなあ。
鎖骨が終わって肩へつながる部分、
ほっそりした優雅な首の後ろから脊椎への流れ、
そこからなだらかに広がる肩甲骨。

乳房があばらの上にどうのっかっていて、
あばらが終わってから骨盤までの間があるから
こういうふうにウエストがくびれるのとか、
膝から下、ふくらはぎへのするどいながれ。

ちびちび族かつころんたんのワタクシの目線はだいたいおへそ、
あるいは綺麗なあばらの終わるころ、
(すべすべの肌がきれいにあばらにはりついてなめらかにカーブを描く)
まさにウエストのくびれのあたり。
が、眼福・・・・なんてことを思う間もない忙しさではありました。が。

とにかくはじめて目にする
『100パーセントの美しいからだ』
に圧倒されたことを今でもはっきり覚えています。
(しっかり見ています)

私は絵を描く人間ではないし、解剖学のこともよくわかりません。
まんが好きな人間なので、漫画表現としての人体に
違和感を感じる、というようなこともそんなにありません。
(ないわけではありません)

でも江口寿史さんの
『完全にまんがの絵なんだけどリアルな女の子のからだ』
はものすごくおもしろかったなあ。

薄着のときの、バストのあふれかたとか、
あふれないところとか
(大きすぎると領域を超えすぎて全体がこぼれる感じのトゥーマッチさ加減。
ちいさいとすかっと浮くかんじ、あるいはほどよいかんじまでもふくめて)

腰骨の上の肉の、ほどよいあまりぐあいとか、
太もものゆるんだ感じも、細いんだけど
(アスリートとは違うごく普通の女子の)
そんなにきたえてない、ちょっとたるっとしたかんじ。
油断した膝の裏の清潔さ。無防備さ。
それから脚。膝から下がそんなに長くない。

あまりじし、という単語が浮かびます。
贅肉と書くとなんだかさみしいことばなのに、
(あまりじし)とよむとなんだかよきものに思える。

若い女子の、ぱんっとはった肌のつや感と、
いろんなものをはじきかえしそうな弾力、はつらつが手に取るようにわかるなんて。
こんなにまんがの絵なのに! キングオブポップなのに!!

なにより素晴らしい観察力。
(プロの方にこんなことを言うのは失礼かもしれませんが)
メイクとかファッションが、本当にそのまま反映されている。

髪型はわりと絵を描くみなさんはきちんと反映されるのですが、
アイメイクの流行の変遷が明確にわかるということに驚きました。
もちろん綿密な観察の結果ということなのでしょうが、
眉の密度、眉毛の毛束感、アイラインとマスカラのラインの違い。
下まぶたのきわにアイラインを入れた感じとか、
マスカラをまつげの先だけにちょいちょいっとした感じとか。

西村しのぶさんはさすがに丁寧に描写されますが、
(洋服を完全に素材として描いているあたりのバランスが
じつにファッショニスタっぽくてたのしい)
それでもやはり『じぶんの好きなメイク』に引き寄せられるところがあります。
その点江口さんはフラットに淡々とていねいに綿密に描写される。
完全に自分の絵で、まんがの絵のかたちにして。
これだけシンプルでポップな絵柄なのに
くちびるのうるつや感や色味のあるなしまでもが全然違う。
カラーイラストでなくても伝わってくる。すごいなあ。

そういうリアルなあれやこれやを、自分の中で完全に消化して
解釈をしてから『江口寿史の絵』に翻訳をしてみせる。
そんなすごい仕事がざくざく展示されていて、おもしろくないはずがない。

わたしがモノを読んだり絵を見たりする理由はここにあるのだと思います。
同じこの世界を、この人はどう表現するだろうか。
そして私はそれをどう受け取るのだろうか。

やはりポップ路線の水玉螢之丞さんや、
描写の鬼・森薫さんとの差異などを考えるとなかなか興味深いです。
春樹さんの言う「自分の文体を持つ」に通じることなのかしらこれ。
なんて思いながらゆっくりじっくり展示を見ることができました。

フィギュアスケーターを描いてほしいなあ、なんて一瞬思うも、
いや「ごく普通の女子」の方が本領発揮されるかな、とか
(あるいは
『んま! そんな目でうちの生徒(選手)を見てはなりません!! 』
と、女子校の先生もしくはシスターのような気持ちになってしまったり)

漫画家としては寡作な方ではありますが、
このレベルでの作画と話のバランスとを考えると
なるほどそれは困難なのかなあと、なんて考えてしまいました。

まんがとしては、いまこうして見直すと、
意外なほどシンプルな画面構成。
でもシンプルな構成のなかに完結した絵、
集中線や大きい書き文字がばすっとはまると
まあかっこいいんですよねこれ。

川崎の展示は終了しましたが、
明治大学・米沢嘉博記念図書館では
江口寿史展 KING OF POP side-B
が、あとちょっと、2/7(日)まで開催中です。

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梅もすこしずつほころんでいますね。
梅の花ほど『ほころびはじめる』という表現が似合う花はないのではないかしら。
ゆっくり咲いて、花の時期が長いから余計にそう思えるのかな。

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魅惑のしましっぽ。ほんのり鍵風味なのは、さわらないとわかりません。
(さわるひとだけわかる秘かな楽しみ)
(のろけです)
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by chico_book | 2016-02-02 00:34 | イベント | Comments(2)

(たぶん)いつでもどこかであえるにゃん

8/17で終了しましたが、チケットをいただいたこともあり
何とか都合をつけて行ってまいりました。横浜そごうでの写真展。

岩合光昭の世界ネコ歩き

岩合 光昭 / クレヴィス



最終日いちにち前の日曜日、おまけに世間は夏休み中。
絶対混雑するから、午前中に行かなくちゃ、と
大慌てでおでかけしましたが、もたもたして結局会場着は11時。
しかし既にして入場列に並びます。さすがだー。
30分ほど並んでようやく入場。

NHK-BSでおなじみ、岩合さんの『世界ネコ歩き』写真展。
番組も、たぶんほぼ見ているので見覚えのあるにゃんや光景もたくさん。
シチリアのドミニコとか、南仏のガストンとかね!!
(名前が印象的だったというのもあるかな)

2年前のヒカリエでも、岩合にゃんに会うために並びましたっけ。
ちなみに現在もヒカリエでは岩合にゃん写真展
『ふるさとのねこ』展開催中です
※ヒカリエのサイトはこちら
今回サイトを確認したところ、岩合にゃん写真展は
いろんな形いろんな時期いろんな場所で開催しているようです。
情報ページ

会場内は満員こみこみですが、
でも順不同でランダムに鑑賞できるので、
結構楽に見ることができました。

お盆休み最後の日曜、横浜の百貨店のイベントということで
個人的に感じた来場者の構成と特徴などが興味深かったので。
聞き耳頭巾の記録。黒日記。お行儀悪いけど楽しい(正直)
※数字はざっくり比率です
※あくまで個人の感想です。やや黒めかも。

・大人数のゴカゾクヅレ:3
(この後の予定を話し合うみなさん。
中華街でご飯にしようか、とか、
移動するとしたらどこの駐車場あいてるかな、とか)
横浜の展覧会などでは一定数います。鉄板。

・デートメインのカップルちゃん:3
(『やばいやばい猫かわいいー』
『○○ちゃんの方がかわいいよ』
『ええ、やばいってぇ』)
チミタチ!! と言いたくなる若い皆さん。
じつは企画展にもよりますが、『横浜美術館』で
よく見かけるパターンでございます。

・少人数連れさん
(夫婦・カップル(写真>>>デート)・ご友人連れなど):2.5

(「僕がミコノスに行ったときはねえ」
 「クロアチアには△△さんといったんだけどね」
なんて会話が聞こえてきます。
展示と関係あったりなかったりな内容が多くて、
大変興味深いことも)←無礼ではありますが

・ピンで来てるガチの猫好き:1.5
(とにかくためらわずに独り言を言うグループ。
「うわ、かわいいねえ」
「おなかふわふわだ…!!」
「ちっちゃいねえ」
「ああ。この子おぼえてるわ」
などなど。ちなみにワタクシもこちらでございます)

みっちりたのしく充実した鑑賞。
そのあと猫グッズコーナーに順当に捕まる。
岩合にゃんのみならず、
「ネコのダヤンフェア」や「猫フェスティバルスタンプラリー』も
開催中ということでさまざまな猫グッズが大集合。
おそるべしそごう。なんというねらいうち。

猫ピッチャーさんやダヤンくんも来場したそうです。
(ニアミスで会えませんでした)
残念?? 
・・・いやいやここはちいさいお友達に譲るとしよう。そうしよう。

さんざん迷ったあげく文庫カバーなど諸々をを購入。

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※公式サイトのオンラインショップからお借りしました(リンク)
なんとなく、グルミットが読んでいた『犬のための電子工学』を思い出したりして。

そのあとそごう美術館で開催中のこちらに寄りました。
『浮世絵師・歌川国芳展』(公式サイト

にゃんの作品が多いことでも知られる歌川国芳。
かなり出展数が多くて面白かったです。
武者絵の見栄の切り方が、
まんまバトル系少年まんがのキャラクター紹介図だったり、
(いやもちろん逆なんですよねわかってます)

滝沢馬琴の『傾城水滸伝』が、
中国の豪傑英雄オールスターが登場する『水滸伝』を
女子キャラに置き換えてしまったものだったとか!!
……日本人って、ほんとにほんとに昔から・・・
(いえそれを恥じてはいませんが)
なんて思いながら
(ヤマトタケルの熊襲討伐もたいがいだと思ってましたが)
なんだかんだ充実、そして堪能。

こんなまとめサイトがありました。興味のあるかたはぜひ。
【浮世絵】歌川国芳の猫絵がかわいすぎる ※おまけあり→リンク

浮世絵はなんとなく夏のイメージなので、
行くことができてよかったです。

三菱一号館のこちらにも行きたいけど、
どうかなあ。ちょっと予定がむつかしいかも。



こちらもねこねこしいようです。うれしい。

永青文庫の春画展は9/19から。ちょっとだけ先。



岩合にゃんノルウェー版。
北欧の夏に思いを馳せます。もっふもふのにゃんがたくさん。
星のような黄色い花がたくさん。



スコットランド編。
実はナレーションは塚本高史さんがいちばん好き。



津軽の四季春夏編。
うまれたてのちびにゃんが登場します。
はじめておかあさんになったコトラちゃんと5匹の赤ちゃん。
そんな状況で、警戒させない岩合さんってすごいなあと思う。
そしてちびにゃんたちの声にちこにゃんがびっくりするので
秘密あるいはサイレントに楽しんでいます。

岩合さん、とても猫に優しいのだけど、
シビアに被写体扱いしているところがちゃんとあって
そういう部分を見た時は、なんだかどきんとします。

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わたしとちこは、ちゃんとなかよくやれてるかな。
私はちこに、とうていシビアではないと思うけど。
でも毎日お留守番してもらってるし、
休日もなんだかんだで存分にはお相手できないので、
ちこの意見は違うかもしれませんが。

でも充分にお互いのペースを守って仲良しだと、
思いたいものです。

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ね!!
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by chico_book | 2015-08-20 01:06 | イベント | Comments(0)

濃い緑と蝉の声と重い影の中で軌跡に触れる

ちょっとばたばたしていきそびれそうになった展覧会に、
最終日の一日前にようやく行くことができました。ひさびさの上野。

ヘレン・シャルフベック -魂のまなざし-
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※7/26終了してます。次は8/6から宮城県美術館にて。
おお!! 
宮城県美術館というと、横須賀でほっこりのこれがあるところではないですか!
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関東ではありがたいことに年明け、神奈川県立近代美術館・葉山分館に来ます。
出来ればまた行きたい。
冬晴れの日、相模湾を見ながらもう一度向きあえるときっといい。

今回はじめて、東海道線直通の上野東京ラインを使用。
東京駅の次がすぐ上野というのに驚き。
速くて便利と言えば便利だけど、うーんまあねえ、もにょもにょ。
もっともこういうのは、日々通勤でハードに利用する人に
お話聞かないといけないのかもしれません。

ひさびさの上野。行ってから気づく、夏休みモード全開! 
そっかあ。それはそうかも。

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中心ずれずれですが、この角度が大好き。

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入れたためしのないオサレスタバ。

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なんと企画展同時開催中。なんでしょうこのとりあわせ。

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夏木立、強い陽ざし。

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どーんと開催しております……。
私が図書館で見かけたのはこの自画像のポスターでした。

展示数は90点余り。
こちらはそこまで大きい箱ではないので、わりあい妥当だったと思います。
それでもしっかり詰め込まれていて、
観るのにぎりぎり辛くない程度のにぎわいぶり。

3歳の時事故に会い、生涯足が不自由だたっというシャルフベック。
実は私はロートレックのファンなのでその点でも興味深く思います。
(なんか失礼なこと言ってますが)
欠落を抱えた人間がその部分を敬して遠ざけるのではなく、
つまびらかにしようとする姿勢に、心魅かれるのだと思う。
そういえば、傷口や注射針の刺さる瞬間を凝視してしまう癖があります。
見たいわけではないのですが、
『じぶんの体がこういうふうになっていることを把握する義務があるのだ』
という謎の使命感。
あとわたし自身『先天性股関節脱臼』で、
歩きはじめるのがずいぶん遅くて、
両親はかなりやきもきしたようです。
ありがたいことに、学齢以降は特に問題なく過ごしているので、
(どんくさい運動の苦手な子供ではあり、
そのまま改善されることなく大人になってはいますが、
ごくごく標準的なレベル)
手前勝手な思い入れに過ぎないのだけど、
なんとなく共通点のようで気になるポイントでもあります。

不自由な足の為、学校に通うことなく
家庭教師に学んでいた彼女が絵の才能を認められ、
11歳という例外的な年齢でフィンランド芸術家協会で
デッサンを学ぶことが許されます。
そののち18才で作品が認められ、奨学金を得てパリに留学。
天才少女が、如何なく発揮する才能、一見はなやかに
はじまった彼女の人生と芸術を順々に追うことのできる展示でした。

パリ留学から戻った後は、母親の介護をしながら、
ひたすらに自分のスタイルで絵画を描き続けたシャルフベック。
ひとりでも描き続ける意志の強さと、彼女が体験する二度の大失恋。
(20代で経験した一方的な婚約破棄と、
50代で理解者であった年下男性が別の女性と婚約したこと。
このタイミングがなんとも言えませんね。
それぞれ完全に原因が別で立ち直りにくい気がして、胸が痛い)

それでも彼女が描き続けることができたのは、
もちろん何より彼女自身の強さではあるのですが、
その時に友人らの力強く篤い支えがあったからだと思います。
ひとりでも描くことができる、描かずにはいられないのが天才だとしても
それでも他者という支えが必要なこと。
他者を必要とするのは、必ずしも悪いことではないこと。

活動期によってかなり作風が変わるところがたいへん興味深い。
自分で自分の形をどんどん変えてゆくめまぐるしさ、
ためらいのなさ、勇気。
時期や時代によって、画風は著しく変化します。
その変化を一気に目にすることができるのが、
この展覧会の迫力。圧倒されます。

『女性の芸術家の何人が幸せな人生を送った?
才能なんてない方がいいのかもしれない』

※台詞はうろおぼえなので、記憶違いだったら申し訳ありません※
『ハチミツとクローバー』より。
(あまり肯定的な引用でないので、リンクははりません)

私はこういう考え方が正直好きではありません。
才能の有無と幸せは関係ないし、性別はもっと無意味だと思う。
単に目につくので話題にしやすいだけだと思います。

ただこういう作家の物語から、
そういう結論を導きたがるひとが多いのだとは、思う。




ヘレンを支える友人たちは彼女の才能をきちんと理解し、
彼女に必要な助言を与え、支えました、
彼女自身もそれにこたえることのできる関係でした。
50代で失恋した相手、エイナル・ロイターもそのひとり。
(この方の『森林保護官で画家』という肩書がかっこよすぎてくらくら)
秘めた恋、などではなく、自分の結婚に対して
思いっきり恨み節をぶつけてくる19歳年上の女性と、
それでも生涯友情を持ち続け、伝記も書いたほどの人物のです。

創作にゆきづまった時に自らの作品のモチーフへの再挑戦を
紹介したのも、古い友人で画商のヨースタ・ステンマンでした。
そんな人生が幸せでなかったなんて、誰が言えるのかしらと思う。

意志の力に充ちた作品が、丁寧に並べられた展覧会でした。
見ごたえがあります。
時間をかけて、ひとつひとつ丁寧に鑑賞するのにとても向いた展覧会。
建物を出たあと、目が眩むほどの強い陽ざしと
短い生を歌いあげるセミの声のシャワーがふりそそぐ。
そして、セミの一生を誰が不幸と言えるのかしら、とも思う。

これから仙台>広島>葉山と回るようです。
広島は昔住んでいたのでとてもうれしい。
私が、セザンヌのりんごに目覚めたのは広島でした。
(どのりんごもみんな違ってみんないい、と、
描き続けずにはいられなかったセザンヌの気持ちにシンクロ)

と、検索してみたら
『奥田元宋・小由女美術館』 ※公式サイト
広島県三次市での展示だそうです。
広域農道と大きな公園に面した
「日本で一番、月が美しく見える美術館」
なのだそう。
静かな場所で静かに向き合うのに向いた展示だと思います。季節は秋。
素晴らしい。私が行くことはちょっと無理ですが。

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いろんなイベントが行われているみたいです。夏休み企画なのかな。

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この道の先の建物で、皆さんアートに、自分の魂にむきあうのかな、
なんてミーハーに思ってしまう安直。

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こんな看板の裏さえかっこいいと思う、安定のミーハーさん。

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オサレスタバとおなじく、いつも満席で縁のない場所。
まあいいや、と、とことこ公園をぬけます。気持ちいいルート。

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上野はやっぱりパンダの街かな。グリーンなのが都心ぽい。


◎おまけ◎
グッズコーナーは『うらめしや展』といっしょだったので大混乱。
休憩コーナーで一息ついて荷物の整理をしていると、
おとなりのマダムから聞こえてきた会話。

「でもさあ、50代のおんなのひとに迫られたらひくよね、ふつう」
「うんうん、それはそうだよ。怖いよね」
(…それは確かにそうかもしれませんけど、それだけでもないよねこれ)
「だって19歳でしょ? むかしのひとだし、子供というよりへたすると孫じゃん」

がくっ。
マ、マダム、エイナルさんは『19歳年下』であって19歳ではないですよー。
ありえない度は似たようなもんだよ、って言われちゃうかな、
なんて思いながら、その場を去りました。
でもちょっとおもしろかったかな。ありがとうマダム。

いろいろ無理して都合つけたのですが、本当に行ってよかったです。
冬の葉山で再会したい。きっとずいぶん印象が違うはず。
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by chico_book | 2015-07-28 11:03 | イベント | Comments(4)

雌伏もまた至福であることに紙幅を費やしてみた

都美術館で開催中の大英帝国博物館展は、6/28まで。
残り日数も少なくなってきました。
先ほど確認したところ、こんなかんじ
(6/21 11:30現在、1時間前の情報)

大英博物館展 @history100tweet
おはようございます。大英博物館展、残すところあと7日となり、会場内も混雑してまいりました。
只今の入場までのお待ち時間は約10分です。
チケット売場の待ち時間は約5分です。
どうぞお足下にお気を付けてお越しくださいませ。


鳥獣戯画ショックのせいで、
すごくラクラクに感じてしまう勘違い。

収蔵品700万点を誇る、まさに「博物」館から選ばれた100点。
公式サイト

よくぞ選ばれたわが精鋭たちよ!
ということで興味はあるのですが、
実は2週間ほど前から、
足のくすり指の骨にひびが入っているので自粛……
しておこうかしら(まだ迷ってる)、というところ。

心当たりがあるようなないような、原因もわからないまま
休日のどこかでつくってしまったちいさな怪我。

休日の午後、細かい用事にむりやりひときりつけて、
ようやくお出かけしようと、靴をはこうとしたときに痛みに気づく。
スリッパタイプだと、指先にあたるので気づきやすいんだけど、
家の中では無印のこちらをはいているので、
どこにも(指が)あたらず、わかりにくかった様子。
そもそも足のくすり指は、力もかかりにくいし、
気づきにくい場所ではあるのだそです。

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インド綿ルームサンダル・M/生成×ブルー
※画像は無印のHPよりお借りしています
ざぶざぶ洗えるのがありがたい。

よくよく見てみると、赤黒く腫れていて、触れると痛みが。
あらまぁ。いつのまに。
それでも靴下にサンダルで、だましだまし一週間やりすごす。
(カジュアルOKな職場であることに感謝)
どこかでぶっつけたっけ、心当たりなくもないよね、という認識でしたが、
あまりに痛みも腫れもひかないので、念のため土曜日に病院へ。
時間がかかるのわかっていたので、図書館の本を抱えて。

パンケーキの歴史物語 (お菓子の図書館)

ケン アルバーラ / 原書房



部活で俳句 (岩波ジュニア新書)

今井 聖 / 岩波書店



100分近い待ち時間。
ときどき軽くうとうとしつつも、さくさく黙々と本を読む。
実はこういう時間は嫌いじゃない。集中して本読めるから。
(むしろふだんどれだけ気を散らせているのだ、という気もしますが)

レントゲンを眺めたドクターひとこと。

『ひび入ってるね』

むしろびっくりしてしまう。え、そんな大ごとなの?

『まあ小さい骨だし、位置からいって
ギプスってわけにもいかないので、
湿布だけ出しときますす。
動かしたり力入れたりしないようにして、
一か月様子見ましょう。ほかにできることないし。
消炎作用もあるから、朝晩とりかえてね』

そうなんですか・・・そうかもね。

『散歩は控えめに。靴も締め付けないものにして。
保護の意味あいだから、綿の靴下をちゃんとはいてください。
あとは治癒力。他にないからね。
痛みや腫れがひかなかったらまた来て』

実はほぼ20代、30代でそれぞれ一回ずつ、
足の骨にダメージを受けています。
過去二回とも、はっきりと転んだので経緯は明確。
特に最初の時は、ほんの2センチ程度の浅い溝に
引っかかっただけなのに、足の甲の骨を
ばきっと折ってしまったのでした。
しかもそのとき、レイトショーの『ポンヌフの恋人』を
観るために映画館に寄り道をした。



映画を観ている最中にどんどん足が腫れて、
靴がはいらなくなったのをおぼえている。

なんとか無理矢理帰宅するも、
腫れて変色して熱を持ってうずく。
たまらず体育会系で、山登りが趣味という、
応急処置に詳しそうな友人に電話。

「あした朝いちで病院いったほうがいいよ。今夜ねむれそう? 」
「わかんない。でもたぶん。なんで? 」
「痛くて眠れなかったら、折れてるから。
そうじゃなかったら折れるまではいってないはず」
(眠れましたが、折れてました。次の日からしばらく松葉杖)

病院を出た後、20年以上前のそんなことを思い出す。
その友人と、いまでもさりげないやりとりが
そぉっと続いていることを有難くうれしく思う。
そのときに比べれば、ずいぶんささやかな怪我。
比べるものではないですが。
(それでも、その足で横須賀に行っちゃいましたが)
それにしても気づかずに怪我してしまうなんて、
これから増えるのかもしれない。
もうすこし自分にコンシャスでいないといけない、
何かと配慮の必要なお年ごろということかも。

ひとの多い美術館でうっかりぶつかったり
踏まれたりするのは怖いなあ、
そしてそんな不安を抱えたままでは
混んだ美術館でたのしく鑑賞するのはむつかしそう。
と、いうことで今のところ自粛予定。
九州で拾えるといいんだけど(あくまで願望で予定なし)

人の手の気配の残った品物は面白そうだけど、
無理はしないと、この方に誓っているので。

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「洗面台インはじめました」
(そんなに暑くない日だと、ちょっと心配。←過保護かもしれませんが)

そのこともあって、映画もやや自粛気味。
とりあえず一か月は様子見で、ということなので、
そういう月があってもいいでしょう、という気持ち。

しかしこちらにはいくつもり。
図書館で見かけたポスターで、ひとめぼれ。
『ヘレン・シャルフベック 魂のまなざし』
公式サイト
6/2-7/26

これは行ってみたい、行かなくては!!
芸大美術館、好きなんです。
上野公園をずんずん突き進んだ先にある小さい美術館。
(大きい箱の多い界隈なのでよけいにそう感じるのかも)

上野の後、来年になりますが、
神奈川県立近代美術館葉山分館にも来るようです
(2016/1/10-3/27)

神奈川近代美術館葉山分館、
実は横須賀美術館と同じくらいあこがれの場所。

昨年から今年にかけての、
東欧アニメをめぐる旅 ポーランド・チェコ・クロアチア』に
行きそびれたのは痛恨でした(2014/9/27~2015/1/12)

会期が長かったので油断したのと、
秋冬イベントが多かったのが敗因かと。

夏の上野の濃い緑も、冬の相模湾もどちらもすばらしいと思う。
蝉の声を聴きながら木陰を探して歩く上野と、
冬の海ごしに、きっと富士山が綺麗に見えると想像。

無理はしませんが、後悔もしないように。
自分自身でバランスを探る日々。手探りですね。
雨の音を聞きながら、ねこの機嫌を取りつつ
細かい用事を片付ける日の至福。

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「うむ」
おなか冷さないでね。
なんだかいつもと面差しが違うようで、ちょっとどきどきする。

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少し前のあじさい。
近未来ならぬ、近過去の記憶をちょっとたどってみる。
斑入りというのがさわやか。
光の息づかいみたいな強弱を感じるからかも。

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6月のあじさい。深みと色のうつりかわり。
変化することは自然で、裏切りではないよね、なんて、ぼんやり思う。
(別の株です)
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by chico_book | 2015-06-21 12:11 | イベント | Comments(2)

染まず佇む美術館

横須賀美術館・ほっこり美術館の続き。帰りみちです。

思っていたより遠く、
そして海と空にほんとうに近い美術館は、
まわりをあじさいにこんもりと囲まれていました。

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色合いの変化してゆくさまが連なる音符のようで、
音楽が聞こえてきそうなのは、
ついつい
「ぴっちぴちちゃぷちゃぷらんらんらん♪」
と口ずさんでしまうせいかも。

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紫陽花という和菓子がありますが、まさにそのまま!!
(もちろん逆なんですけども)

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紫陽花以外の植物も、結構気になりました。
ほんとに豊かなんです。山が近い場所だからかな。
たとえばこれ。3階の屋上にいきなりこの状態。度肝を抜かれました。
か、下半身生き埋…ごにょごにょ。
ちょっとえらいことになってませんか。ちょっとした戦メリ状態。

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月並みですが、色とりどりの花の道。
鎌倉もいいけど、こちらはこんなにもひとがいなくて静かです。
素晴らしい。

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植え込みではなく、道沿い、
木々の奥にあるヤマアジサイ。
濃い緑の中で白くすっきりと光がさしこんでいるみたい。
自然に生えている植物のことを、明治生まれの祖母は
「おのればえ」
と言っていました。強い語感と裏腹の優しい、天恵みたいな現象。

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緩やかなアプローチを、ゆっくり下ります。
実は足をすこしケガしていたので、
ひとが少なくてゆるいスロープはありがたい。
建物の3階部分から、バス通りへ続く道。

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面白い形の木が多かった。
『ロード・オブ・ザ・リング』のエントを思い出します。
いまにも歩き出しそうなところ。
たくさんの落ち葉という恵みをわけあたえてくれる、おおらかさ豊饒さ。

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(からまりきってないけど)『連理の枝』を思い出すか、
『ちいさいモモちゃん』の、植木鉢のエピソードを思い出すか。

モモちゃんとアカネちゃんの本(3)モモちゃんとアカネちゃん (児童文学創作シリーズ)

松谷 みよ子 / 講談社



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空がだんだん暗くなってきていて、すこし不安はあったけど、
紫陽花にはよく似合う。きっとすっきりとした晴れよりも。
でも上天気の日に、この場所から空と海を
見るのもいいかもしれません。暑そうですけど。

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こんなにも大株になるなんて!! 
植物にとって、居心地いい場所なんだろうなあ。
素直にうれしい。緑と白の競演。

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実はミュージアムショップのお買い上げ袋が素晴らしかった。
海の青と空の青をすっきりと切りとったデザイン。

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配分といい色あいといい(この写真ではわかりませんが)本当に完璧です。

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寒色系の写真が続いたのでこちらも。
花びらの切れ込みが奥ゆかしくてかわいらしい。
そういえば
「桜の花びらのかわいいところは、ちっちゃくきれこみがはいってるところ』
と、知世ちゃんも言ってました。

Papa told me Cocohana ver.2 〜雲のテラスで〜 (マーガレットコミックス)

榛野 なな恵 / 集英社



※この巻に収録されているかどうかは未確認です。
夏らしい表紙だったので選んでみました。

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かわいいかわいい白とピンク。ちょっとツメのびてますね。
そしてふさふさの指毛。
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by chico_book | 2015-06-11 01:28 | イベント | Comments(2)

海と光に近い場所でねこにあう

土曜日、
病院と用事を済ませたお昼過ぎ、すこし迷ったけれど、
こちらに行ってきました。

横須賀美術館 企画展 ほっこり美術館

海の近くの明るくて静かな美術館。行くなら梅雨入り前がいいな、
いや、そもそも6/14までだしね、と言う訳で
横須賀線に乗りこみます。

戸塚を過ぎたあたりから、緑の密度が増してゆきます。
濃さがみっしりとしはじめる。いつもわくわくします。
そして、北鎌倉でひとがどっさり降りてゆくのに、少し驚きました。
お昼時だったからかな?(素敵なレストランが点在)
と、思いましたが、北鎌倉と言えばあじさいと花菖蒲。
横須賀でたっぷりあじさいを見て、そこでようやく納得です。

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横須賀駅で降車。10分後のバスを待ちます。

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山がそんなに高くないのに山がちで
(三浦半島の最高地点は242メートル)
濃い緑がみしみしとのしかかってくる。
やっぱり北部九州を思い出します。
ひと気のないバスロータリーも、却っておちつくほど。

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ちゃんと青い空、青い海(そしてごっつい船、いや、艦?? )
やっぱりいいなあ。

「おかあさん 東京湾って海? 」

ぼくだけが知っている (1) (小学館文庫)

吉野 朔実 / 小学館



小学4年生の主人公・夏目礼智(なつめらいち)と、
そのまわりの人物が大変魅力的。

「つまり僕は特別だった
選ばれた人間だったのだ
少なくとも小学校4年生の春までは」

大人と子供の間を揺れ動く様子がリアルなのに、
懐古に陥らない不思議な作品。
文庫を紹介しておいて言うのも気がひけますが、
画面の迫力があるので、
できれば文庫でない方がいい作品かな。

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バスでとことこ、40分近くゆられて目的地へ到着。

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このにゃんこさんに魅かれて、ここまできました。

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道路からこのアプローチ! 
つきあたりの回廊のような場所は、美術館のレストランです。

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レストランのテーブルからはこの光景。
なんというリゾート感。

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看板もしっかり海のイメージ。レストランの名前はアクアマーレ。
とにかく海。海でかぶせてくる場所。

2007年開館のあたらしい美術館らしく、
白と曲線が多用されている。
明るく光にあふれていて、風と海に充ちている空間。
とても気持ちがいい場所。

展覧会も、とてもよかったです。
作家さんも内容も多岐にわたっていて、
「ほっこり」のテーマはあるけれど、
方向性がさまざまなので、さらりと楽しくかつ
見ごたえのみっちりした展示でした。

看板にもあった馬形埴輪の大きさにびっくり。
小柄な柴犬くらいはありました。
豆しばではなく、柴わんこの、ちょっと小柄なくらいかな。

『大日本魚類画集』とか、国芳の金魚とか、
つぎつぎに現れるたのしい展示の中に、

深堀隆介さんのアクリル金魚作品のシリーズ。
不思議な美しさで、しかも混んでいないので
いろんな角度からじっくりと観ることができてたのしい。
ちゃんと金魚の、蜘蛛の糸のようにかぼそく
ささやかなうんちや、ちぎれた水草のかけらまで
描かれているのに驚きました。
いわばごみなのに、せんさいな美しさ。



明るい光の中、残像のような児玉靖枝の『ambient light』にうっとりしたあとに、
大本命・長谷川りん二郎のねこ二作。
(りんは、燐の字の火へんを、サンズイに変えた字です)

しまにゃんとならんでいたのは、黒白のマスクねこさんの絵。
毛のふわふわ具合、関節、からだがふんわりとながれるかんじ、
ちいさい頭、そしてオレンジ色の満月みたいな瞳のにゃん。
ややおさない印象で、名前はニコちゃん。
無造作に投げ出されたあんよ、あどけないかんじの体つき、
好奇心できらきらした瞳。いまにもすっくりみを起こして飛んできそう。

そしてこのしましまキジトラはタローちゃん。
すっかりおちつきはらった表情。時空の支配者とでもいう感じ。

※以下、テレビ東京『美の巨人たち』・
長谷川りん二郎『猫』のページより引用させていただきました。


『猫』はりん二郎がこよなく愛したタローをモデルに、
6年の歳月をかけて描きました。
しかしりん二郎は最初からタローを描こうと思ったわけではなく、
アトリエで眠っているタローを見ているうち、
急に描きたくなったといいます。
小さな机の上に赤い布を敷き、
そこに眠っているタローを置いて描き始めました。
タローはほとんど姿勢を崩さない、理想的なモデルでした。
翌日、同じ時刻に眠っているタローを小机に置くと、
注文通りのポーズを取ってくれました。

しかし、月が変わるとタローは同じポーズを取ってくれなくなります。
温度が変わってしまったため、すぐに丸まってしまうのです。


画家は翌年まで待ち、同じ時季に再び描き始めます。
タローは昨年と同じポーズを取ってくれ、
りん二郎は絵をほぼ仕上げることができました。

やがて、その作品の猫にはひげがないと指摘された時、
すでに季節は変わり、
りん二郎はひげを描くために再び季節が巡るのを待ちました。

ところがタローは病気にかかり、
同じポーズを取ることができなくなるのです。
画家が魅せられた輝くような毛並みの艶は失せ、
そして老いていきました。
やがてタローは深い眠りにつきます。
タローの死後、りん二郎は想像でひげを描きました。
しかしそれは申し訳程度のものでした。

(改行・太字は引用者)

2005年2月の放送回のようです。
きちんと残しておいてくれるなんてさすが『美の巨人』!!
黒白にゃん・ニコちゃんの絵もあるのでぜひ。

みているだけで、びろうどのような絹糸のような
やわらかくみっしりした毛並みをなでているような
錯覚に陥ります。きっとちこよりも、短めの毛足だわ。

おなかあたりの縞模様の密になり広がるところ、
ペタンとした耳の角度、小さな頭に広がるこいしま模様、
ぷっくり白いマズル。ねこ友さんちのキジトラ君にそっくり。
そしてどこまでも深い海のような、
底知れない眠りにとらわれてしまいそう。

洲之内徹が盗んでも自分のものにしたかった絵

洲之内 徹 / 求龍堂



のんびりした空間で、しばらくぼおっと眺めました。
日常の澱や、粗雑な思いのあれこれが、
ゆるゆると流れてゆくような心もちになります。

そのあと、熊谷守一がどっさりありました。
どっさりと言っても10点ほどですが、強烈に印象に残りました。
熊谷守一のことは、有名なねこの作品くらいしか
知らなかったのですが、これが面白かった。

熊谷守一の猫

熊谷 守一 / 求龍堂



さまざまな種類の花やちょうちょや鳥と言った生命が、
熊谷守一の線で再現されます。
こういう対象との距離の取り方、線やかたちは大好き。
いやーほんとに堪能しました!! じっくりゆっくり楽しい展示でした。

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屋上から。
崖に面しているせいか、屋上から直接外に出られます。
こういう崖の地層で化石を探した子供時代を思い出す。
(化石の出やすいスポットが地元にあったのです)

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千葉方面になるのかな。手前部分は、美術館の屋根です。
隣のカップルさんは「あれ、うみほたるだよね」と言ってましたが
私にはどれかわからず。

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「ほら、あの猿島の隣のキラッと光るやつ」
ということばにつられて、一応シャッターを押したのがこれ。
うーーーん?? あれかなあ?? わかるようなわかんないような。

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三浦半島海岸ではおなじみの猛禽。
なんとも具体的な内容ですね。
ちなみに、このときも上空をぴーひょろろと旋回してました。

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資料室がまたよさそうでした。あらためてゆっくり来たいなあ。

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敷地内のあじさいは、大株ぞろい。
雨が降りそうなのと、
ちょっとくたびれたので資料室もレストランも断念。
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by chico_book | 2015-06-08 02:05 | イベント | Comments(0)

やぶにらみの女帝

本日で終了してしまったのですが、
上野の西洋美術館で開催された
『グエルチーノ展 よみがえるバロックの画家』
に行ってまいりました。

全然知識のないまま、なにか面白い展覧会あるかなあ…と、
ぼんやり探していた時に見つけました。
全然知らない人だなあ。
イタリアンバロックかあ、カラバッジォはローマで見たっけ、
懐かしいなあ、だいたいあんなかんじかな、
と言う程度のノリで前売りを購入。
バロックの雰囲気嫌いじゃないし、知らない画家だけど、
「迫力のある宗教画を見に来た」と思えば
そんなに外れることもないだろうという、ざっくりした予測。

たとえば私がこのブログをはじめたのは2013年。
その時点で既に、ブログというジャンル自体、
ブームではなく定着と言いたいけれど、
見ようによってはアウトオブデイトになりかけ。
しかも特にテーマを絞り込んだわけでもない
ノンジャンル・地味・長文系だなんて三重苦、
時代錯誤も甚だしい、やる意味ないよ、
日記なら家でノートに書けばいいじゃん、
黒船も来ちゃってるのに幕臣になる夢を
見てしまった新選組みたいだよ、なんてことを、
知人に言われたりしなくもなかったのです。

でも別に、趣味でやることだし、
絶対はじめたら楽しいだろうという確信はありました。
そのご意見は妥当だし、ありがたいけど、
とりあえずやってみればいいかな、と思ってはじめました。
とにかくやってみたかったんですよね。絶対。
いってしまえばそれだけ。
そんなこんなで、現在もとても楽しくつづけているわけです。

そのあたりの思いが、宗教改革後に
カトリックの復権をめざして
これでもか!! これでもか!!! 
すごいじゃんキリスト教の奇跡、
みてみてこんなにすごいんだよ!!
と、畳みかけるようなドラマティックさに充ちた
『バロック絵画』につうじる様な気がしてしまって、
まあなんというか、好きなんです。
熱意とか、好きなものを好きという確信とか。

ええい、いろんな意見があるかもしれないけど、
偶像崇拝と言われようが何だろうが、、
こういうのがやりたいの!! これでもか! どや!!
なかんじというか
(個人のざっくりした感想です。
バロックの定義も、宗教改革云々もあきらかに違ってますけど、
一面をピックアップして拡大解釈ということでお見逃しを)
単にわかりやすくきれいなものに惹かれているだけかもしれませんけども。

新緑あふれる5月の上野。
とりどりの制服、さまざまな方言が聞こえてくる。
元気な修学旅行生がたくさんたくさんいました。
みどりのまぶしさと学生さんたちの若さが、みごとにシンクロ。
展示をつまんなさそうにさっさと通りすぎて、
時間を持てあまして、入り口でおしゃべりしているのも
健全な若い傲慢さが透けて見えて、
いまの私にはそれすらかわいく思えてしまいます。
年取ったのね。

グエルチーノは通称で、意味は『やぶにらみ』。
本名は「ジョヴァンニ・フランチェスコ・バルビエーリ」。
実は私もこどものころに斜視の手術を受けているので、
ちょっとだけシンクロ。

点数は44点。国立西洋美術館の展示としては少なめでした。
しかし宗教絵画の大作が多く、ゆったりとした展示品に
ゆっくりじっくり向き合うことができてよかった。
レンブラント展なんて、細かいデッサンも数多くて
200点近くあったんじゃないかな。
(終わりの方は息切れしました)

壁紙の色も濃色で、大きな作品とがっつりした額縁が
たいへんよく引き立ちます。
もともと教会に飾られていたものなど、
聖堂に見立てた展示でこころおちつきます。
国立西洋美術館の特別展は、地下階からスタート。
そのあと階段を上って降りて、
いまどこにいるのかわからなくなります。
(これはいつもそうなんだけど)

ひろい空間に悠然と配された大作、
静かに向き合う時間、
反芻しながらゆっくりゆっくり歩く。
ただの方向音痴なのだけど、
迷宮に迷い込んだようで嫌いではない。
移動中、通路の窓からは上野の森の濃い緑と、
明るい光とさわやかな風。
いろいろ完璧すぎて、帰りたくなくなるほど。

混雑具合までもがちょうどよかったです。
もちろんこれは、
たまたまの要素が大きいのですが。
不安になるほど少ないわけでなく、
鑑賞しつらいほど多くもない。
行きつ戻りつしても、迷惑にならない。
パーフェクトでした。
みんな鳥獣戯画と大英博物館に行っちゃったのかな。

2012年に、グエルチーノの出身地である
イタリア・チェントは大地震に見舞われました。
グエルチーノの作品を多数収蔵している
チェント市立絵画館はじめ、様々な施設が被災。
現在も閉館中で復旧のめども立っていないのだとか。
今回の展示は、その震災復興事業の一環であるのだそうです。
おなじように地震被災国であること、そして
上野の国立西洋美術館がもともとグエルチーノの作品を
(もしかするとアジアでは唯一かもしれないのだそう)
所蔵していたという縁により、実現したと聞きました。

ところで宗教画でわんこはよく登場しますが、
にゃんは珍しいような気がします。
『祈る聖カルロ・ボッロメーオとふたりの天使』
という絵に、ひっそりとキジにゃんがうずくまっているのに大興奮。

展示ナンバー03だったので、絶対カード買うぞ!! と、
息巻いていたのですが、
残念ながらカードはありませんでした。トホホ。

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むしろ展示会としてはわんこ推しかもしれない。
ショップの紙袋に押されたスタンプは、、
『放蕩息子の帰還』
で、おかえり! おかえり!! と一緒に寿ぐ素直なわんこと、
『聖母マリア被昇天』
でドヤ全開の白い鳩のスタンプ。

このアイデアはいいですね。
経費が効果的に節約できるのではないかと思います。

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こちらが
『聖母被昇天』(ポストカードの一部)。
星をちりばめて白い鳩に導かれる、自信に充ちたマリア様。
本来は、チェント市のサンティッシモ・ロザリオ聖堂の天井画だそうです。
天井画を間近でしげしげとみることができるのは
得難い体験ですが、そのいきさつを思うと胸が痛む。

倒壊を防ぐための梁を巡らせた建物から、
チェント市民が作品を運び出す写真なども展示してあり、
その思いに胸が熱くなりました。
イタリアの小さな街は長年の憧れです。
いつかゆっくり回りたいなあ。
『遠い太鼓』
の影響ではありますけど。ワイン飲めないけど。

遠い太鼓

村上 春樹 / 講談社



それから事前情報であきらめていた鳥獣戯画展の情報を確認。
私は訪問した日は、
最終入館・16:30、閉館17:00なのに、
16:10の段階で『待ち時間180分』……。

(17時までに待ち列に並んでいただいた方は全員ご覧いただけます、
とのことでしたが)ひゃー。

(私が訪問したのは今日ではありませんが)
たとえば本日(5/31(日)、会期は6/7(日)まで)だとこんなかんじ。

鳥獣戯画展」混雑状況お知らせ ‏@chojugiga_ueno
現在の待ち時間:入場まで(屋外)約150分待ちです。会場内には鳥獣戯画全4巻のうち甲巻を観覧するための待ち列があり、約180分待ちです。鳥獣戯画甲巻以外の展示は、入場後並ばずにご覧いただけます。鳥獣戯画の乙・丙・丁巻も会場内での待ち時間はありません。(11:55現在)


というわけで、入館せずに手前のショップでおみやげだけ購入。

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(あれこれこまごま、手を出してます)
さりげなく応挙のわんこも。応挙とか芦雪をみると、
江戸のわんこ絵は、どうにもこうにももふもふのころころで
かわいすぎる。
実は、隣でカードを選んでいたお兄さんが
『ああ、だめだ、俺この犬見たら買わずにいられないんだっ!!』
と言い放ったのにつられました(笑)

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仁王立ちの雀がいい。
実はグエルチーノ展にも
『聖母子と雀』
という作品がありましたが、
その絵の小鳥は雀ではなくごしきひわ、という説もあるとか。
(画像がうまく借りられなかったので載せませんが、
マリア様の表情が穏やかでよい作品です)

そういえばドナ・タートの『黄金の足枷』はまだかなぁ、
と思い出したり(まだのようです)

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モザイクすきにはたまらない紙袋。博物館らしい。
さすがみんな大好きとーはく。

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バロックのドラマティックな光と影(風味)。
お天気が良かったので、シーツをはがしてお洗濯。
毛布も洗おうかな、と振り返ったところ、
すかさずじんどるにゃん。

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気温が上がってくると、心なしか物憂げな表情が増えます。
さりげなくティッシュの箱を枕にしている。

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じつはちこも、そこはかとなくグエルチーノ気味。
真理子先生の小説で、若い愛人がおっちゃんに
「そや。その斜視っぽい目つきがたまらんのや」
と、言われるシーンがありました(何の作品だったか不明ですが)
それをいつも連想します。。
つまり気づけばおっちゃんの立ち位置(涙)
しかも若い愛人を侍らすおっちゃん…。

f0257756_195001.jpg


どちらかというと円熟たっぷりの美女。
まあいっか。実際たまらんかわいいな、と毎日思ってるし。
なんでもいっか。
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by chico_book | 2015-05-31 20:07 | イベント | Comments(0)


ねことか本とかまんがとか、と言いつつ映画にじわじわ圧される幸福


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