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まんがに描かれるソウルフード(冬)

私にとって郷愁のメニュー、しかもこの季節といえば圧倒的に

ちゃんぽん もしくは 皿うどん でございます。

福岡ではちゃんぽん麺とちゃんぽんスープを、それぞれ小袋で売っていました。
麺も2-3袋で100円くらい、スープは一食分40円だったはず。
豚こまとか野菜のはぎれとか、かまぼこがあれば本格派!! 
おまけに狭い部屋中がホカホカあったまる、そこに胡椒をたっぷりかければいうことなし。

そんななんだか素朴な懐かしさを感じる味。

実家にいたころも、ごくたまにある店屋物はちゃんぽん率が高かった。
しかもなぜか出前ではなく、食堂に『どんぶりを持って』取りに行きました。
『7時頃行きますね』
と伝えておいて、丼持参で車で行くのです。今思い返すとなんだかシュールなふるまいですが。
当時子供の私は、岡持ちも当然ないので、車の中で家族四人分の丼を支える係。
もしかして配達エリアじゃなかったのかな?
(でも車で5分くらいだった。配達をしないお店だったのかもしれない)
詳細はよくわかりません。

その街では「ちゃんぽん」で有名だったその食堂は、スープがこくがあって甘いのにさらっとしていて
キャベツや玉ねぎの甘さとの相乗効果で、もりもりシャキシャキの野菜、
もちもちの麺のバランスがとてもよかったです。多分に想い出補正ありだけど。

そんなふうに、ラーメンといえばとんこつ、ちゃんぽんはどこでも当たり前にあるメニュー、
という環境で18年を過ごしたのち、受験の為に東京に来た時のこと。
世田谷の親戚のうちに、同級生となんとなんと二週間近くお世話になりました。
(よくもまあそんな長々と。いまにして思えば不思議でならないのですが、
そのあたりは大人が段取ったのでやっぱり詳細は不明)

そこで到着した日のおひるごはんに出てきたのが
チキンといえば、の、ケンタッキーと、チキンフィレサンド。
いまにして思えば高校生への配慮の感じられるメニューで、
ありがたく心にしみるわけですが、その当時はただひたすらびっくり。

いやだってケンタッキーのない街に住んでたし!
唐揚げやさんはたくさんあって、
『6時に2キロ。骨なしと骨あり1キロずつね』
と電話でオーダー、やっぱり車で取りに行くというのが、たまのごちそうで、
唐揚げは充分においしかったけれども、さすがにケンタッキーの存在を知らないことはなかったけれど

『それをテイクアウトしておひるごはんにする』

という行為が、なんだかまるで想定外だったんですよね。
やはりJRで1時間くらいかかる街にしか、なかったからかな。
ミスドをお土産にするのは全然珍しくなかったのに。なんだか不思議。

※ちなみにWIKI先生によると
大分県北部は唐揚げ文化が根付いているのでケンタッキーが定着しづらい、
という説があるそうです。うまくリンクできなかったので、以下引用。
wikipedeiaの日本ケンタッキー・フライド・チキン『地域性』より

大分県

大分県北部地方では「中津風」と呼ばれるにんにく入りの調味液に漬け込んだ濃い目の味付けのから揚げを好む食文化があり、唐揚げ専門店も数多く営業している。 ケンタッキーは1990年(平成2年)にJR九州の子会社であるJR九州ファーストフーズがフランチャイジーとして中津市郊外にロードサイド店舗を開店したが、売上不振により1995年(平成7年)に撤退している。この撤退についてJR九州ファーストフーズは「立地場所が悪かった」という見解を発表しているが、地元では「から揚げにつぶされた」というのが定説となっている。

2010年(平成22年)4月現在、大分県北部地方では2007年(平成19年)3月に中津市のゆめタウン中津に開店した1店舗のみの営業である


いずれにしても、ひとりは親戚とはいえ、よくもまあ高校生ふたり、
二週間も預かってくれたことです。いまさらこんなところでそっと感謝。

さて二週間は当たり前ですが結構長い。
受験に来ているとはいえ、少しは気分転換も必要、ということで
友人と私は親戚宅である世田谷を散歩することにしました。

しかしそこは世田谷。しかも私鉄の各停しか止まらない小さな駅。
駅前を3分も歩けば、ひたすら続くただの住宅地。世田谷迷路が延々と。
そこに東京のことなんてなーんにもわかっていない、
ネットもケータイもない時代の高校生ふたりは、
迷子になりかけながらひたすらうろうろと歩き回ります。
(むしろさまよっていたというあたりが正確かも)

それでも若いっていうことなのか、おなかだけは確実に減り、
困ったふたりは、目についたラーメン屋さんに入りました。

ごくごく普通の店構え。小さめの入り口に渋めののれん。
ラーメンふたつ、と頼んでのち、はいよ、と出された器にしばし無言のふたり。

なにこれ。

脂の玉の浮いた明るい茶色のスープ。
見たことのない、やっぱり茶色の物体(今にして思えばシナチク)。
おそばでもないのに、なぜか浮いているナルト。
透き通った液体ごしに見える、黄色いちぢれた麺。
そして、所在なさげに添えられてる海苔。

そう。その時私はようやく理解したのです。

「チャーシュウいらない ナルトもいらない ぜいたく言わない」
ってこれだー!!



そう。それは私が、生まれてはじめて目にした『しょうゆ味のラーメン』だったんですねぇ・・・!
(サッポロ一番は別。でもインスタントラーメンといえば、うまかっちゃんという風土でした。ラーメンの具といえば、高菜とゴマと紅しょうが)

とまどうふたり。
おなかはすいてるのに、想像とあまりに違うものが出てきて箸を取りかねていると、
お店のおじさんは言いました。

「どしたの? なんか気に入らない? 」
「・・・ええと、こういうのはじめてなんで」
「なんだよ、ラーメン食べたことないのにうちにはいったの? 」
「私たち九州なんで、こういうラーメン見たことないんです」

おずおずと、しかしバカ正直に答えたわたしたちに、ラーメン屋のおじさん、
いやもうここは『大将』だね、大将は言いました。

「ああ、とんこつね。ああいう濁ったスープはね、素人が作るんだよ」
(!!!)

そこからえんえんと、確か、
・いかに澄んだ透明なスープが素晴らしいか
・それを作るのがどれだけ大変か
・濁ったスープ(豚骨など)は、戦後大陸から引き揚げてきた人たちが、
中華料理を何となく真似て、見よう見まねで作ったしろうとスープである
・味噌ラーメンも、味噌の味でスープをフォローするので同様
(個人の見解です)

という、『俺のラーメン道』についての御高説をたまわりました。

いやあびっくりした。
もしかして私が知らなかっただけかもしれないけど、
当時はいまのように『ラーメンについて自論を語る』風潮はなかったんじゃないかな。
もちろん昔から、そういうのが好きな人はいたでしょうから(実際にいたし)
たまたまめぐりあわせだっただけだと思うんだけど、
受験生が 受験の間の息抜きに ラーメン食べに入った店で
『道』を説かれるとは思いもよらなかったので。

正直、そのインパクトが強すぎて、ラーメンの味は全く思い出せません・・・・。

何となく口数少なく店を出て、振り返ったのれんの

『中華そば』

が、思いのほか胸に響きました。うわぁ、そういうことか、って。
だってとんこつスープ圏では、ぴんと来ないもの。
でもこの、日本そばと違う中華めんが、お醤油味だけど中華な味がベースの
スープに入っている食べ物は、たしかに 中華そば だわ。。。。と。
とんこつラーメンからは、どこをどうしたって出てこない言葉、『中華そば』。

まあ結局私はとんこつ圏の学校に進学するんですけども。
(友人は無事都内の学校に進学しました)

さて、現在は神奈川在住なので、ちゃんぽん麺もちゃんぽんスープも、
そんなに気軽にスーパーでは見かけません。
冷凍食品ならありますが、『ちゃんとした』たたずまい。
記憶の中のそれと違ってよそゆき顔。

ここで浮上するのが 皿うどん なんですね。

こちらは麺とスープが入った商品をスーパーでもよく見かけるうえに、
親しみやすい値段設定。おお、なんだかなつかし。

野菜をてんこもり準備すれば(それなりに)ヘルシーで、
しかもパリパリの細麺に乗っけるだけという手軽さ。
あんのからんだしゃくしゃく感がたまりません。だいすき。

でもこの冬、例年比で登場する率が高いのは(本人比)、きっとこのせい。

きのう何食べた?(8) (モーニングKC)

よしなが ふみ / 講談社



サブキャラのひとり、長崎出身の田淵君が、彼女に振られました。
別れることになって荷物を引き取りに来た彼女に
『はじめてつくってあげた料理』
がこれ。おれのふるさとの味。

あっけらかん、ちゃっちゃっとした手際で皿うどんを作る田淵君と、
元がつきたての彼氏に
『食材使い切っちゃわないと困るでしょ?』
と、キャベツの和え物をついつい作っちゃうしっかり者の彼女、
からっとしてるのにさみしい、ふたりの食卓。
しみじみ思いをはせながら、私もついつい作る回数が増え、
つくった分だけおいしくいただいております。

ノウハウ本・レシピ本として、あるいは献立のたて方、おかずの組み合わせも
非常に参考になる(そのつもりがなくてもついつい参考にしてしまう)作品ですが、
物語とその背景の心の動き、すこしずつ変ってゆく状況、いろんな変化が
(よい変化ばかりでないことも含めて)丁寧に描かれる良作です。

にしても
「言っとくけどおれ、家のこととかなーんもしないから!」
とあっけらかんと宣言し、なおかつそれを良しとして、
いろいろ面倒を見てくれる彼女を切らしたことのないタブチ君。
これが九州男児のイメージの(ある種の)代表でないことを祈る。いやなんとなく。

通販でしか手に入らないのでめったに食べられないけど、
わたしのなかではかなりのごちそう。一食420円なんですけどね。
具材もかなりたっぷり入っていてすばらしい。
はかなげなピンクのかまぼこが、ちゃんとはいっていてうれしい。

雲仙きのこ本舗 の きのこ屋のもてなし皿うどん。
 ちゃんぽんもあります。
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by chico_book | 2014-01-31 03:16 | まんが | Comments(4)

海外で路線バスに乗るたのしさ

だいたいこぢんまりした街中を歩いて、わぁわぁ(ひとりごとなので小声で)言いながら過ごす日々ですが、
この日は違います(キリッ)

アゥルバイル野外民俗博物館に行くからです。※リンク先はトリップアドバイザー様。
レイキャイビク郊外へバスで30分ほどの場所。これはもう立派に旅。
ツアーバスに乗るのとはわけが違います。路線バスだもんね! レイキャビク市民の足だもの!

アウルバイル民俗博物館は、様々な時代のアイスランドの民俗資料や住宅を「そのまま」展示してある場所。
住居や農具、生活雑貨はもちろん、なんと馬や羊も放牧されているとか。わくわくするではありませんか!

バスターミナルの貼り紙。やる気のある色合い。強い黄色。
路線バスに乗る予定がそんなにない私は、この企画に乗れなくてちょっと残念。
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ホテルの近くにあるバスターミナルから出るバスに乗りこむ。バスの中も人はぱらっと言う感じ。
あれ、レイキャビク市民は? と思いつつも、人が多すぎて降りられないよりいいかなと、
レイキャビクに(たぶん)似つかわしくない安心の仕方をする。
運転手さんに
「アウルバイル行きはこれ? 私そこに行きたいの」
と、パンフレット片手に、身振り手振りで派手目にアピール。
海外でバスに乗るときはなるたけこの方法で。よくわからないなりに、最大限手を打っているつもり。
ちょっと情けないけど、一応それでも最善策(のつもり)

サンフランシスコのリージョンオブオーナー美術館に行ったときもそう。
街中からとことこバスに運ばれて小一時間、広い広い公園(リンカーンパーク)の中にある美術館。
大迫力の大木がどっこどこ生えているのを見上げるのと、
豪快に波しぶきをあげる太平洋平洋を見下ろすロケーションがすっごく好きで、
一週間の滞在中に三度も行って大変に満喫した記憶があります。

美術館はバス路線の終点ですが、ふたつくらい手前のバス停からずうっと公園ぞい、な広大さ。
二回目だったかな、すっかりおなじみの親しい気持ちで、深々とした公園の緑を眺めながら
上機嫌でバスに揺られていました。
ところが運転手さん、まだ着いていないのにバスから降りろという。え、なんで?
「美術館いくんだろ? ここまっすぐ歩けばつくから、ここでおりなよ。な? 」
と言われました(推定)…ないわ。
でもまあ天気も良くて機嫌がよくて、公園内のお散歩たのしかったのでよい思い出です。
ちょっと不思議ではあるけれど。ありかなしかで言えば、なしだけど。

台北の故宮博物院に行ったときも同じ作戦。(なんとリンク先に日本語ページあり!! さすが!)
ここは大変にメジャーな観光地だったせいか、運転手さんは
「はいはい、わかった」
とさらりとしたもの。
あまりのあっさりさ加減に不安になっていた私に、となりの席のお嬢さんがにこにこしながら
「私も一緒に降りるから、大丈夫よ!」
と、身振り手振りで伝えてくれたっけ。
そして見逃しようのないロータリーになっている巨大なバス停で、全員が降りたのでした。

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おわかりでしょうか? 整理券発券?? ぽいなにかに、運転手さんが帽子を掛けてます。
ちょっと暗い写真で、わかりにくいんだけども。
なんだかかわいい。オッケーオッケー、アウルバイルね、ほらついた、と(推定)
優しい運転手さんに教えてもらって降りたのがこちら。

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左側の退避エリアっぽい場所が、降りたばかりのバス停。
向かいに見える低い緑の屋根が、もうすでにアゥルバイルの展示民家です。


ぱらーんとひろい場所。何となく葉祥明。

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野外民族博物館は、アイスランドのいろいろな時代の建物や民族衣装やあらゆるものが展示。
いまもまさに、ここで生活しているかのよう。
川崎にある生田緑地の民家園をイメージしていたけど、ずいぶん違う。
もちろんすべて展事物なのですが、つい先ほどまで人がいたかのような気配があってとてもたのしい。
やっぱりひっそりしている場所なのに、息を潜めておじゃまします。

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すやすやと、本当に寝ているにゃんことか。

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本当に番をしている、勤務中のわんちゃんとか。

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演出と分かっていながらも、今の今まで、ここでひとが暮らしていた気配に、息をひそめる。

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じゃましてごめんね。ゆっくり寝ててね。

さあ、わくわく歩きはじめます。
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by chico_book | 2014-01-29 02:09 | | Comments(0)

2014図書館まつり(個人的に)開催中!!

横浜市立図書館で、一回に貸し出し可能なのは6冊。
少し少ない気が(今でも)するけれど、ただでさえ強欲できりがないので、程よいのかもしれません。

今年は図書館を活用しよう! という自分キャンペーンを展開することにしました。
目標。頑張ります。

「赤毛のアン」の秘密

小倉 千加子 / 岩波書店



フェミニストである小倉千加子氏が赤毛のアンをどういったきりくちで、
という軽い気持ちで手を出しましたが、一気に読み終えました。
ふっと手に取って、があっと読み終える。ある意味図書館本の醍醐味。

赤毛のアンの作者・モンゴメリが、実は朗らかで家庭的な幸福に満ちたアン・シャーリーとは
全く異なる人生を送っていたこと、どういう問題を抱えていてそれが作品にどう反映されていたか、
そしてその作品が何故戦後日本の少女に熱狂的に支持されたか、についての本。

面白かったです。そして基本的に非常に納得。
『赤毛のアン』で、アンを庇護し愛する男性であるマシュウが死に、
アンが自己犠牲である選択を『自ら』選び、
入れ替わるようにギルバートがアンの人生に登場することを前から興味深く思っていたので、
そのあたりに言及してあったらいいな、くらいの軽い気持ちだったんですが、
いやいやどうして、そんな軽い気持ちですみませんと謝りたくなるほどの掘り下げっぷり。
特に最後の章で、戦後日本の少女たちがどうしてアンに熱狂したのか、は、
一気呵成に畳みかけられる面白さでした。

「本好き女子はほぼ間違いなく『赤毛のアン』は読む」
(はまるかはまらないかは別にして)
という世代の私としては、『赤毛のアン』を読まない世代の人はこれをどう読むのかな、
というのが気になります。

最近読んだ小倉さんの本が(比較的軽めの)本だったのでちょっと油断していました。

醤油と薔薇の日々

小倉 千加子 / いそっぷ社



全面同意というわけではなく、ちょっと筆が走りすぎ(こじつけ気味)では?? 
と思うところもあるのですが、面白い切り口でした。
モンゴメリがちょいちょいのぞかせるシニカルな部分が気になる人はどうぞ。

まともな家の子供はいない

津村 記久子 / 筑摩書房



津村記久子まつりも開催中。
職場での本読み仲間さんに『ポースケ』を進められたのですが、新刊ということもあり60人待ち。
まあしょうがないよね。というわけでこちら。

居場所のない中学生の心情を、胸に迫って読んでしまう自分が気になる。
いつかどこかに行ける、と、空を見上げていた頃を思い出すからか、
あるいは居場所のない中学生の、親たちの更に行き詰まる気持ちにシンクロしているのか。

やっぱり私の中で、津村記久子は有間しのぶとなんだかシンクロします。
かるみと苦みとくるしみ、そのなかでふっと息をつくことができる、
それだけのことのありがたさとか、そこを踏みしめる力強さとか。なんだろう。

生きのびるために必要なことって何だろう、と思いながら読んでしまう。
いつになっても、いくつになっても、なかなからくにはならないけれど、
それでもそれなりにたのしいこともあるよ。よね。そんな気持ちになる。

そしてもう一つの目標 『早寝』 については、この体たらく。
ていたらくというしかないですな。
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by chico_book | 2014-01-28 02:16 | | Comments(7)

あたたかさはしあわせの目安

日曜日はとても暖かで、カシミアのセーターの上に着たダウンを持て余すくらいだった。
手袋もマフラーも外して、ポケットに手なんてとても入れてられない。
体の末端ってラジエーターなんだなあと思うのはこんなとき。

おしりを布団から出して体温調節をする『おしりラジエーター』といえばこちら。

あさって朝子さん

伊藤 理佐 / マガジンハウス



ねこラジエータといえばこちら。本家『誰も寝てはならぬ』より、
主人公(のひとり)、春樹ちゃんの飼い猫・ロシアンブルーの利休之助登場回の抜粋した一冊。

猫も寝てはならぬ (ワイドKCモーニング)

サラ イネス / 講談社



「ちっともかわいくない猫漫画」とのことですが、むっとした猫の気難しげな可愛さを
存分に表現した一冊。
寒い冬に、布団にもぐりこんできて静かに海鳴りのように満足の声を響かせるねこの、
ひたひたと染み出るような愛おしさ。でもその幸福に酔ってるうちに
『なんかここ暑い!』
と猫様ご本人はいなくなったりするわけですが。
そしてまた、ほどよく体が冷えたころに戻ってくるわけですが。
そして自分でも布団にもぐれるのに、布団を開けてー開けてー中に入れてー、と、
顔をペタペタ触るわ叩くわなめる噛むわっていう段取りまでこみなのですが。
あれ? ねこラジエーターというよりは、人間がねこ様のための暖房器具?

ちこにゃんもさんざん目つきが悪いのむすっとしてるの、怖い顔の猫だとか
言われるわけですが、その強面そのまんまでぶんぶん甘えてくるさまが、
もうたまんない訳ですよ。メロメロな訳ですよ。
(流れ上『強面』と表現しましたが、私はあくまで気の強そうな美女だと思ってますけど!(小声))

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しんしんと冷えてきている深夜。
明日の予報はいきなり前日比マイナス9度の、最高気温6度。

思えば、ちこにゃんがうちにあがりこんできたのはこんな季節だった。
満足げに、でも私の手の届かない箪笥の上に、
丸めた毛布の上にふかふかと身を横たえたこと。
(毛布を置いたのはワタクシですが)
そしてしゅぴしゅぴと、みちたりた寝息をたてはじめたこと。
それを戸惑いながら見上げたこと(そう、高い位置でした)
やがてのびのびと白いおなかをまるだしにして眠るようになって、
そこにそおっと手を伸ばした時のこと。私はきっとずっと忘れない。

今ではアンモニャイトの真ん中に、指を遠慮なく突っ込んで
撫でまわしたりしてますが。そして時々怒られていますが。

ちなみに今はおしりにはりついて、私と椅子の間で満足げにぷうぷう言っています。

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by chico_book | 2014-01-27 01:56 | ねこ | Comments(0)

痛さと紙一重の幸福

ふらりと本屋さんに行きましたらでてました。よかよか。
※2巻の感想はこちら

かくかくしかじか 3 (愛蔵版コミックス)

東村 アキコ / 集英社



美大を卒業した主人公が、いよいよ宮崎に戻るところから話がスタート。

正直言って、この作品に接するまで東村アキコはそこまで好きな作家ではありませんでした。
手が早いんだろうけど、筆が走りすぎてやや上滑りするというか暴走気味というか、
話をたたむとかまとめるとかに、あまり興味のないタイプかと思っていました。

ひまわりっ ~健一レジェンド~ 全13巻 完結セット (モーニングKC)

東村 アキコ / 講談社



確かにギャグはちぎれてて畳みかけ方とか面白いんだけど、
もうひと押しふた押し丁寧さが足りないのが、どうにも気になるという印象。
しかし『海月姫』は丁寧に少女漫画なので、だいじょうぶだよね? と、固唾をのんで見守っておりますが。

海月姫(1) (講談社コミックスキス)

東村 アキコ / 講談社



しかしこの作品は素晴らしい。

作中でも自分のことを
『作家でなくプロデューサータイプ』
『モノをただ見て描く絵は描けても、自分の中で形を構築する絵は描けない』
と分析するシーンがあります。

丁寧に自分と向き合って、若い日の自分の愚かしさを過剰に卑下するわけでも、美化するわけでもなく、
真摯に向き合うことは困難さを伴う、と思うわけです。その冷徹な視線が、痛く厳しく、ここにある。

わすれないこと、その感情を瞬間冷凍のように保存していつでもリアルとして取り出すことができること。
いつまでも乾かない傷口があるという痛ましさと、それを忘れず、見逃さず、
見つめ続けて自分自身に問い続けずにはいられないこと。
それこそが東村アキコ氏の作家としての資質ということなのかな、と思う作品です。

3巻ではいよいよ漫画家デビューの経緯が語られます。
しかしいくらなんでも『水性ボールペン』で、定規も使わず3日で書き上げた投稿作品が
いきなりデビューに該当する賞を受賞というのは、やっぱりすごいですね。
(実際には掲載されませんでした。そのいきさつが大変面白いので、興味のある人は是非読んでみてください)
でもきっと、もしここでデビューに該当しなくても、東村アキコはきっと、漫画を描き続けたんだろうなあ。

才能とは何なのか。創作するとはどういうことなのか。

芸術として絵画にむきあうことと、漫画を描くということの違いを
本当にわかりやすく描いています。その意味でも一読の価値あり。

ところで東村アキコさんがデビューしたのは、今はなき
『ぶ~けデラックス』増刊号
ですが、作者の『ぶ~け』愛が暑苦しく(泣き笑い)語られていて、
激しく共感する次第です。泣ける。
いまにして思えば、ありえないくらい走った作品のラインナップで、
そしてそこに読者もガンガンについていったという、幸福な時代とその記憶。

そしてこの季節、冬枯れの関東平野を見るたび、私の中にほんのりとよみがえる
痛さほろ苦さのぼんやりとした輪郭につい思いをはせます。
単に、九州から受験の為に来た時の思い出というだけなんですけども。
あの時あんなにも何もかもよそよそしく見えたのに、
神奈川に暮らして10年以上にもなるという不思議。

そんなふうに、全然別の話なのに、ひとの中のなにかに触れる作品だと思います。
やはり続刊が大変楽しみです。
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by chico_book | 2014-01-27 00:33 | まんが | Comments(0)

こねた徒然

小枝探偵引退の衝撃からまだ立ち直れていません>ナイトスクープ
さよなら小枝探偵の回、録画してあるけど、いまだに見る勇気がでない・・・。

品切れ等で、なかなか見からなかった本をこらえきれずネット古書店で購入。
そしたらですね、
読むのに差し支えありませんが、問題のある品物しか在庫がありませんでした』ので、
お代は結構です
という衝撃のお申し出が、お店から。うわびっくり。

だってこのレベルなんですよ。文庫本だし古本だし気にしません。
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でもまあ確かに、古本屋に持ち込んでも断られるかもしれない…なんともいえませんね。
これくらい、読みたい本としてはまったく気にならないけど、
ハードカバー等で美しい装丁だったらがっかりすることもあるだろうし。
このあたりは個人の間隔差が激しいですよね。

ご説明くださいました。かえって申し訳ない。ありがたくお申し出にのらせて頂きましたけど。
※一応店名は加工してあります。
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10月の横浜そごうでやってたプレゼントキャンペーン。
『有名テーマパーク』というのが、漠然としすぎていて未だに気になる。
実は幕張のディズニーはどちらにも行ったことがないと言う、
アトラクション苦手な人間なんでまったく縁のない話なのですが。
しかしこれ言うと、結構皆さん驚かれます。すごいですねディズニー人気。

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最近見た映画。
近年ドキュメンタリーをよく見るのは、
私の変化なのか、あるいはドキュメンタリー作品の上映そのものが増えたのか??

うっかり知らずに3Dで観てしまいました。いろいろ驚いた。
ヨーロッパの人にとってはおしりと脚、が大切なのかしら。


まわりから日本語が聞こえない状況で鑑賞。アウェー感というかリアリティというか。
でも、これ以上うってつけな環境はなかったかも。ある意味幸運。


これは英語字幕つき。でも実は、方言のヒアリングにやや手こずったり。
(英語字幕を読んでもわからない)
英語タイトルは『The horses of Fukushima』
でもこの邦題はよいと思います。祝祭という寿ぎを、馬に。



『47RONIN』も観ましたので、特にまじめと言うわけでもなく。
でもちょっと観すぎかな。絞り込むことが今年の目標なのですが。
(あと早寝早起きも・・・とほほ)
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by chico_book | 2014-01-16 02:34 | 日々 | Comments(0)

80年代的痛々しさとかファンタジーとか

姉の結婚 6 (フラワーコミックスアルファ)

西 炯子 / 小学館



足踏みしているような6巻。
一見「立派な大人」で「立派な社会人」に見えても、その実中学生並の初恋をこじらせてる
アラフォーたちの人間模様が引き続き描かれます。
※過去記事はこちら→姉の結婚5巻

心を残したまま別れた不倫相手を思い切れない主人公、ヨリ。
仕事は順調で、本業の公立図書館司書のほか携わっている県のイベントでも中心的な立場。
そもそも結婚だの恋愛だのという「煩わしいこと」は全部パスして、のんびりプチ老後を目論んで30代半ばで
地元へUターン再就職したことを思うと、何の問題もないはず。
なのにヨリは大きく惑いつづけます。
狭い街なので、別れた二人はそこかしこでどうしても顔を合わせてしまう。
気配が伝わってしまう。ヨリは痛感します。
「この街にいては恋が終わらない」

そこに登場するのがあこがれの作家・夢幻堂遥先生。
「君は自由だ。君みたいな人間は田舎では生きにくいはずだ。もう一度東京においで」

自由ということに自分はもう飽き飽きしているる。正確に言えば倦んでいる。
誰かのものになって、誰かの庇護化にあり、重苦しい不自由を満喫したい。
(とまでは、ヨリは言っていませんが)
庇護されるということは、あまやかな不自由であるわけです。
このへんは江國さんが詳しいかな。

思いわずらうことなく愉しく生きよ

江國 香織 / 光文社



正直言って、話が混乱している印象。
初期のヨリは、静かな地方都市での平穏で静謐な生活を、かすかな寂しさと概ねの満足で送っていた女性。
どちらかと言えばキャリアで、家のことには割合無頓着な部分も。「働きマン」的なイメージが近いかも。

働きマン(1) (モーニングKC (999))

安野 モヨコ / 講談社


松方のように肩で風切るキャリアではないけれど、仕事あるいは自分の興味に優先順位があるタイプ。
東京での仕事を辞め、決して華々しくではなく、そっと息を潜めた地方へのUターン。
そんな彼女が、少しずつ認められ、あたらしい場所で居場所を築いてゆく。そこはいい。
けれどその反面、愛に臆病で逃げ続ける人間でもある。
求められればすぐさま相手に自分を差し出してしまう、その結果不倫や浮気相手の位置にいつづける女性。
それがヨリ。

本作で彼女を激しく求める男性・真木もやはり既婚者です。
彼の場合は中学時代の初恋の相手でのヨリをずっと胸に思い続けていて、
結婚も愛情以外の要素で成立しているので、心情としてヨリは浮気相手ではなく『本命』なのですが、
ふたりの関係に将来という選択肢がないことは事実。

その苦しさからあまりにも都合のいい夢幻堂先生の手を取るのか。
「僕の仕事を手伝ってほしい。自宅のほかに仕事場があるからそこをつかえばいい。
収入はいまと同等を保証する。たまに食事を一緒にしよう。
そうだな、セックスはしてもしなくてもどっちでもいい」

大人である登場人物たちの、子供の頃そのままに迷い傷つく心模様が繊細に描写されて、
それはいいんだけども。も。も。
ないわー。といわざるをない。ないわー。いろいろ残念。

いろいろあるのですが、あえてひとつ選ぶとすれば

・ヨリがしたい仕事や、地方では無理だけど東京でならできるという仕事への情熱が見えない。

東京でなら解消されるというのは逃げ。夢幻堂先生が都合よすぎるだろういくら何でも。
成功した年上の男性で、あこがれの存在で、導き手。才能への信頼と愛情を一方的に注いでくれる。
あくまで表面は軽やか。少女マンガの伝統ですね。ある意味ファザコンの象徴のような。
でも、こういうタイプの男性は「気が変わったんだ」であっと言う間に手を離します。
あ、少女マンガの伝統では、そんなことないけども。
数々の不倫の繰り返しで傷つきぬいているヒロイン、と言う文法だと、こう言わざるをない。

その相手に、地方公務員で安定した収入を自力で(とりあえず)過不足なく得ているヨリが
手を伸ばすのに、説得力がないと感じます。
ヨリが短期契約とかなら別なんだけど、現在の職場的に「なくてはならないひと」ポジションではあるし、
そういう描写も特にない。

やり直しのきかない年齢であることは再三再四描写されているので、
「老いた時に後悔することはしたくない」
と言うモノローグとの違和感が私には感じられます。

それではヨリのしたいことは、なに?
夢幻堂先生の誘いに乗って東京に行って「なにを」するの?
書評だけなら長崎で司書の仕事を続けながらでもできるし、
町おこしプロジェクトである程度の人脈もできたから、これからもいろいろ広がるんじゃないの? 
東京に行って、夢幻堂先生の庇護があるとしても、
そのあとぽんぽんぽーんと、とんとん拍子で台頭するような才能の持ち主展開だとすると、
ちょっとファンタジー過ぎないかしらと言う。アラフォー女子の『リアル』を描く作品としては。

勿論地方で出来ることはある程度限界があるし、頭打ちでもある。
でもヨリはまだそれをやりつくしてはいないし、
夢幻堂先生の申し出が、自分に負担の少ない都合のいい申し出でも、
それに対して心理的に負い目を感じずにやっていけると言う性格ではないと思う。
夢幻堂先生は×2の(現在)独身だけども、限りなく愛人に近いポジションだし。
おまけに主人公はこじらせ優等生タイプ。

書評以外にも、ヨリが仕事への展望を持ってるといいんですよね。
あるいは書評でも、もっともっと欲があるけど、現状出来ないとかそういうベクトルで。
ヨリのめざしどころが見えないので、ちょっと納得しづらい。
内田樹氏みたいに、思想家という枠を想定すればいいんだろうか? 
文化人枠ではあるんだろうけど。
昔と違っていまは、何が何でも東京!! って時代じゃないと思うんで、そのあたりにも違和感が。
どちらかというと自分にとって馴染むで使い勝手のよいサイズの街に拠点を置いて、
フットワークよく東京に来るほうがありなんじゃないの? 
と言う個人的な実感に、私がとらわれすぎてるのかな。
あるいはなんだかんだ理屈をつけて飛び出せない、
『老いた時に後悔する』人間の考え方なだけかもしれませんけど。

私は現在横浜在住ですが、都内に行くとああやっぱり神奈川って「都」とは全然違うなあ、と思います。
映画とか演劇とか美術館とかいろいろあっていいなあ、と思う反面、
この街の規模は使いこなせないなあとも思うので、横浜でよかったと、概ね安心します。
横浜駅より都内側だったり、都内へ通勤してたりすると違うと言う話もありますが、
横浜在住横浜勤務者としては、ちょっとそういう場所。

ましてやヨリは東京に昔住んでたわけで、単純にあこがれというのでもなさそう。
内田樹氏にしても津村記久子さんにしても、地方なりの(自分にとって)ほど良い
街の規模の中でこそ活動しておられるし。
経済的な足がかりを自分で持っていることに対する執着がもう少し強くあってもいいと思う。
あるいはそれをかなぐり捨てたくなるほど、失った恋が辛いと言うことかもしれないけれど、
ちょっとうまく読み取れませんでした。
まあ、このあたりは私が福岡に帰りたいなー、をこじらせていると言う
個人的な感情に引きずられてるせいかもしれませんが。

よう知らんけど日記

柴崎友香 / 京阪神Lマガジン


↑大阪出身都内在住作家として、東京と大阪の違いとか街の使い勝手とか存分に語られています。
同じく宝塚市出身赤坂在住漫画家のサラ・イネス氏との巻末対談は個人的に必読。

うーん、たとえば演劇関係とか『その場』にいること、リアルやライブであることが
大切な仕事だとこの感想は違ってくるのでしょうか? 
あるいは私が『書評家』と言う仕事のことをわかっていないだけ? 
どこでも出来るようで、フットワークや地の利や人間関係横のつながりがものをいう業界でもあるようですし。
夢幻堂先生の、このトレンディドラマの石田○一か! と言う都合の良さが
何とも薄っぺらく感じてよろしくないです。お、辛辣ね。。
軽薄ぽいけど私には真剣で「いつまでも待つよ」な感じの書割りのような都合良さが・・・にんともかんとも。
まあ少女まんがの伝統ではありますが。伝統的に踏みつけにされるタイプ。

だからこそ、ヨリの仕事(あるいは今後の人生)への展望が必要になるわけです。
夢幻堂先生の手を取って
(取るんだろうなあ。単行本未収録の雑誌掲載分未読なので不明ですが)
東京へ行くことが逃げではないと言う確証が。自分の心からは逃げ切れるものではないもの。

「君は本質を見抜く人間だ。だから地方で埋もれるには、君の才能が惜しいんだよ」

と言う夢幻堂先生の言葉に、現状のヨリの人生や仕事への向き合い方ではやや説得力に欠けます。
確かに地方では、未婚の中年職業婦人(あえて古風な言い回し)への風当たりは全然違う、それはわかる。
でも、東京に逃げてもその問題は解決しないし、

今更ですがものすごい80年代ソング。タイトルといい歌詞といい(でもそこが好き)
大江千里 『去りゆく青春』


仕事をかえて暮らしを変えてきみに逢わぬよう
電話をかえて上着をかえて高さをかえた
カセットのつめ折ったくせさえ忘れようとして
ひとりであるく街は冷たくさざなむばかり


この切なさ苦しさ。
そしてたぶん『カセットのつめ折ったくせ』と言うのが分からない人がいる!!(断言)

まあでもこの段階で、ヨリの問題点が読者には明確になったわけです。
自分がない。求められたこと、他人の評価だけを基準にしている。
自分から手を伸ばすことがない。他人に求められて、それでは応じましょうう、それだけ。
それはそれでいいと思う、と言うかそういうやり方でも、幸せになることは不可能ではない。
でもヨリはそこで、うまくいかないときに相手を恨む。
「誰も私を一番には選ばなかった」って。
ではあなたは? あなたの一番は誰なの? 靖幸ちゃんに泣かれちゃうよ!

※あえてのデビュー曲。この痛々しさとすがすがしさを、夜明けに託すところがたまらない。
岡村靖幸 『Out of Blue』  


実は本作、11月に出てたんですが、
何とかもう少しほめたいなあと思って思い悩んだ結果、2ヵ月後にレビューと言うタイミングに。
うーーーーむ。いろいろ申し訳ない。

引き続き今後の展開にはゆるうく低温で期待しています。
クリアにしてくれるといいんだけどなあ。無理かしら。

ところで夢幻堂先生、モデルは誰なんだろう? 明確にはいないのかな。
何となく東十条宗典先生を思いだします。
こっちはコメディだし、立ち位置はまったくちがいますが。

私にふさわしいホテル

柚木 麻子 / 扶桑社


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by chico_book | 2014-01-14 04:38 | まんが | Comments(0)

ニッポンのまんがの切り込み方は、やっぱりすごい

博物館のとなりはアイスランド大学。
こちらには寄りませんでしたが、
かっこよかったのでこのシールを後生大事にとってあります。
f0257756_141633.jpg


木が生えてないためか、見通しがとてもいい。
こうしてみると、湖周辺の木立や林は、やはり努力の結果なのかな。
f0257756_111746.jpg


学生時代「地理」の授業で興味深く聞いた話を思い出す。↓

・イギリスの美しい丘陵地帯について
昔は森林だったのだが、入植した人間が切り倒してしまってそのまま森が復活いていない状態。
つまりは、自然ではなく人工の産物。自然と言うのは、自分らの近くにいくらでもある荒くれた場所のこと

・中央ヨーロッパの森は迷ったらまずでてこられない。
なぜなら、日本と違って標高が高くないので、一度方角を見失うと非常に危険。
その点日本の山は、標高差が大きいので、
あてどなくても下っていけば何とかなる場合が多い。
そしてヨーロッパの森は、鬱蒼として暗い。シュバルツバルト=黒い森!!

そんなエピソードにも、ものすごくわくわくした記憶があります。
あたたかい九州、その中でも台風からも冬の寒気からも(比較的)守られてる
瀬戸内沿岸の街ですごしていたころ。そこしか知らなかった頃。
油断すると樹木も草も威勢よくわさわさと茂る気候しか知らない学生には、
ものすごく神秘で不思議な話にに思えた。
月と同じくらい遠くリアリティがない、つくりものの世界の話のような。
ほんとうにそんな場所があるの? という。

それからずいぶんたって、ヨーロッパにもちょこちょこ行ったけど、
どこに行っても、今でもすぐわくわくしてしまうのは、
その頃の気持ちがずっと残ってるからかもしれない。
たとえそれが、一本わき道はいっただけの場所でも。

ちなみに教会の前、広場を挟んで「ホテル レイフ・エリクソン」があります。
f0257756_1224190.jpg

そして市街を見下ろす場所に威風堂々建っているのが、レイフ・エリクソンの銅像。
レイフ・エリクソンとは、新大陸を「発見」したとされる人物です。通称『幸運なレイフ』。
f0257756_123066.jpg


アイスランドからさらに東に向かう航路を発見し、アメリカ大陸に入植したのではないかとされています(諸説あり)
その場所はカナダのニューファンドランド(しかしすごい地名だ)あたりとも言われていますが、諸説紛々たるところもまた魅力、と観光客はのんきに思います。
彼らはどんな思いで、この丘の上から海を眺めたんだろうか。

アイスランドにまつわる書籍はあまり多くはないのですが、
その中で10世紀のアイスランドと実に縁深い作品がこちら。

ヴィンランド・サガ(1) (アフタヌーンKC)

幸村誠 / 講談社


(月刊アフタヌーン連載中)

自らの命を代償にして息子(主人公)と、仲間を守った偉大な戦士でかつ人徳者である父。
その仇を討つという、ある意味卑小な目的にとらわれた主人公が、
闘いの経験と様々な人々との交流を重ねてゆくうちに、守ること、強さ、
愛とは何かということを探り、迷い、確かめ、丁寧に自分の中に積み上げていきます。
まだ連載中ですが、そういう物語だと思っています。

2005年連載開始で、最新刊は2013年発行の13巻。
物語の進行はかなりゆっくりなのですが、逆にそれがよい効果を生んでいる作品。
めまぐるしく変わる政治、権力闘争・国際情勢。宗教も民族も複雑に入り混じる世界。
そしてそのきっかけは、実はひとがひとに対して抱く思惑や愛や憎しみや不信といった、
ささやかな感情が複雑に入り組むことからはじまる。
その様子が克明に記録されています。

巻き込まれたひとりの人間は、
たとえばいかに周囲に偉大なおとなや正しいと思われる回答や、
あるべき姿を提示されたとしても、それを借り物でなく、
『自らが納得して自分のものにする』
のには時間がかかる。
提示されただけの、形だけなぞる正解に意味などない。
安易な道も、正義の理想も同じようにひとりの人間からは同じように遠く、
借り物はなんの役にも立たない。そこにたどりつくのに近道などない。そういう作品。
まだるっこしいという意見もあるようですが、この丁寧さが大きな魅力になっていると思う。
ひとがそう簡単に変われるわけなんてないもの。
少しずつ浸透しはじめたキリスト教の「博愛」がどこに関連してくるか我興味深いところ。
ちなみに、最新刊13巻でようやく主人公は「目指すべきもの」をみつけたようです。
よかったよかった。今後が更にたのしみな作品です。
そして、アイスランドの国の歴史にここまで切り込んだ作品が登場して、
それが受け入れられるあたり、やっぱり日本のまんがを支える土壌は
すごいなあなどと思う次第。

ところで、作品の性質上戦闘シーンはわんさか出てくる上にかなり残虐。
(おそらく)鈍い鉄器でぶんぶん腕やら頭やらはね飛ばします。

そういうわけもあり、アイスランドの歴史をおさらいするような博物館のみどころにも、
武器がてんこもり(それ以外もたくさんあります)
昔の剣やら斧やら兜やら鎧やらの展示もあり。
特に鎖帷子の展示は、着ることができるのです!!!(力説)わぁい!

ヴィンランドサガの折り返し作者コメントに、
「バイキングの鎖帷子の展示があったので着てみましたが、18キロもあってとても
でないけれど動けない。すごいねバイキング」
なコメントがありましたが、おそらくワタクシがここで観たのと同じものではないかと
推測(写真はありません。すみませんそして残念)
途方もなくわくわくしていざ!! と挑んでみましたが!
・・・残念ながら、わたしは壁に掛かっている鎖帷子を持ち上げることすら出来ませんでした・・・・・!!

鎖帷子 チェーンメイル

ノーブランド


※イメージ※

そのほかにも、キリスト教が少しずつ浸透してゆく過程のものと思われる、
木彫りの磔刑など興味深い品々がたくさん。
静かな暗く長い冬に、何を思いながら、そんな思いをこめて木を削ったのかしら、
と勝手に想像する。
展示は多くないのですが、やっぱりここもとても静か。
のんびり空間を堪能することができました。

ちなみにここではじめて日本人観光客の方に遭遇しました。
やっぱりひとけのない館内で、静かに聞こえてくる日本語。
唐突すぎて一瞬理解できなかったほど。初老の上品なご夫婦でした。
・・・曲がり角、出会い頭にお互いにそっとびっくり。静かなところでは、驚きもびっくり。

f0257756_1523517.jpg

ちなみにこちらがアイスランド滞在中唯一撮った食事の写真。
定価が高いのと、歩き回るのに忙しいのと、ひとりなのとか、
いろいろな要素が絡まりあって、非常に食事に関してはシンプルな旅でした。
バブル崩壊前のアイスランドは、ビッグマック指数で世界最高値を出していたほど。
(確かビッグマックが900円ほど(当時換算))
※崩壊後にマクドナルドはアイスランドから撤退

海外ひとり旅はだいたいこのパターン。。
あさごはんでがっちり食べて、後は一気呵成に力つきるまで町をさまよう、という。
食いしん坊で、食事に興味はありまくるんですけども。

f0257756_224580.jpg

青い自転車。すごくあっさり止めてありますよね。何の心配も要らないのかな?? すばらしい。
五輪誘致で東京を「世界一安全」といっていたのに、やんわりと異論のあるちこぼんでございます。
いや、東京は充分安全だとは思いますけど、。

アイスランドでは
『親は店の中にいて、赤ちゃんだけ(バギーごと)道路上に出しておく』
ことがよくあるんですってよ・・!!(NHK-BSの番組より)
なんでも「赤ちゃんはなるべく外の空気にふれたほうがいいのよ」とのこと。
なんとものんびりした世界観ではないですか!

f0257756_25277.jpg

女の子もノリノリ。プロテクターが凛凛しいですね。
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by chico_book | 2014-01-10 02:09 | | Comments(0)

ちまちまおぼえがき

ちこに対するささやかな記録。でもこういうのがたぶん、いちばん幸せ。

各種ちこのおもちゃ、並べてみました。
f0257756_154381.jpg


もともとそんなに遊ぶ子ではないのですが、なんだかんだで地味に増えております。
クリスマスにもいただいたしね。ありがとう。オレンジ色の、ボールがつながってるようなやつです。
これはわりあいお気に入り。ちょいちょいつついてがぶがぶします。
※一部クリスマスのオーナメントもありますけども。軽くて転がるので、気に入ってるみたい。

いちばんのお気に入りは、真ん中あたりに横向きにおいてある、羽根つき。
力強く遊ぶので、軸がほんのり曲がっています(笑)
あとちっちゃいねずねずかな。器用に上半身だけで遊びます。
ちこにゃん、それ運動不足解消にならないよ(涙)
遊ばない割にはそこそこそろってるのですが、
ときどき思いついて、むちゃくちゃ遊ぶので捨てられません。
使用時間比は、すっごく少ないけども。

そんなちこにゃのお気に入りおもちゃベスト3はこちら。
※順不同。順番がつけられるほどではありませんが、突発的にはじまることの多い三品。

f0257756_204137.jpg

パンのビニール袋の口を縛る針金ぽいやつ。正式名称不明。

f0257756_22059.jpg

箱本体でなく、下のはがした部分。失敗して短いので、これはお気に召さないかも。

f0257756_234567.jpg

角度としては、これくらい反りかえってるのがお好みです。

f0257756_252515.jpg

とどめ。ペットボトルのふた。

・・・むむむ。いま気づきました、これ傾向がありますね。
ごみ! ごみがすきなのね!!

でなくて、
軽くてふわふわひっくり返る、跳ねとばせるようなものがお好みなのね。きっと。

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お正月らしく、のんびりと過ごす私とちこにゃん。
たまにはねこブログらしい写真を。お分かりでしょうか??

f0257756_29377.jpg

お掃除中に見つけたこれを、我慢できずにやってみた。
猫飼いのお約束といわれるこれ、実ははじめてです。私にとって。ちこにとっては不明。

おひげってあまりにも立派で、はじめのころは
「なんでお魚の骨がここに? 」
といぶかしんだりしていたほどです。
なので、痛いんじゃないかなと思って、試したことはなかったのですが、今回出気心で。

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・・・痛いわけではなさそう。ほっ。

「・・・・(むす)(うるさいなあもう)」
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ご、ごめんちこ。起こしちゃったね。そのまま寝ててね。

そんなのんきなお正月もおしまい。
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by chico_book | 2014-01-06 02:18 | ねこ | Comments(0)

去年のクリスマスすこし前の一日

年末の3連休に、滅多に行かない新宿にお出かけしました。
ちょうど都知事関連でにぎやかだったころ。なんだかすごく昔話みたいに思えますね。
たかだか二週間しかたっていないのに。

目的はこちら
昨年2月に、職場でもらった「シティリビング」のちっちゃな記事で目にした
「第4回 猫・ねこ写真展」の案内。
わくわくしながらおずおずと、まだ冷たい春先の空気の中、
港の見える丘公園への坂を登ったことを覚えています(過去記事はこちら→12)。
その写真展で拝見してとても印象に残っていた作家さんの写真展(個展)が、
新宿で開かれていると言うことで、いそいそ、しかしおずおずとお伺いしました。
☆大塚さんご自身のサイトはこちらです。
展覧会の詳しい紹介のほかにも、
ご自宅の3にゃんも含め、いろいろな場所のすばらしいねこたちの写真がたくさん。

新宿西口の高層ビル群は、いつ来てもなんだか廃墟みたいで怖い。
たぶんいつも休日に来るからでしょうが。
人の気配がないがらんとしたビルの間、明るい陽ざしと冷たい空気の中を
『東京23区ポケットマップ』を片手に、ふらふらと探しあてます。
どこまでもアナログ人間。

目的地は新宿三井ビル。
55階建てのとんでもなく高いビルなのに、周りも軒並み高いビルばっかりなので、
全然高さが実感できません。みなとみらいのクイーンズスクエアと逆。
あそこは桜木町の駅に降りた瞬間から
「うわ、高、高い、高いねえ」
と思いながらふらふら吸い寄せられます。
建物に入る瞬間まで、高さを意識せずに入られません。
でも威圧感はないかな、むしろ素直に感嘆符。

おそらく、このエリアに来るのはこの企画展を観に
『損保ジャパン東郷青児美術館』に来て以来ではないかと。
※ちょっと自信がないので、過去の展示会情報を見てみたら2007年でした(驚)

印象に残っているのは、企画展ではなくて(ヒドイ)
ひとのいない、廃墟のような無機質な街、新宿のオフィスビルの42階に、
なんとも寒々しい蛍光灯の下、御神体のように鎮座していたゴッホの『ひまわり』。
バブル期に58億で購入されたと言うことで非常に話題になった作品がぽつんとあったのが、
妙にさみしげに思えたのです。
なんとも生命力を絶たれた標本みたいで、ちょっと複雑な気持ちになった印象があります。
ゴッホに何の興味もない私の実家にもポスターがあったくらいだから、
当時すごく話題にはなったんだろうなあ。
まあちょっとバイアスというか、偏見を持った見方になってただろうし、
梅雨寒の冷たい雨の日だったことも、たぶん影響しているのでしょうけども。

しかし今日は「工場街の無人駅のねこたち」が中心の写真展。
しかも冬とはいえ、透明な陽ざしの明るい休日。
ぜひ『西新宿』のイメージを更新するべく、
でもちいさなギャラリーでの個展、というハードルにちょっとどきどきしながら会場に伺いました。

お目当ての新宿三井ビルを見つけ、すこし迷って
(エプソン、エプソン、と、それを頼りにしてみたら、
いきなり同じフロアに『キャノン』のフロアがあったことで軽く混乱したり(笑))
でもほどなく見つけることが出来ました。
ギャラリーの外にも大きなパネルが展示してあります。わあ。
※大塚さんのブログより

中には整然と、たくさんのパネルが展示してあります。
どの写真も、さまざまな時間と空気の中で、のびやかにすごすねこたちがあちこちにいます。
のびやかでりんとしていて、おっとりとくつろいでいる表情が、
見ているこちらの胸元にも、すぽんと入ってくるような写真の数々。

線路にさす夕陽と、そこにたたずむねこ。
そこにあるやさしい空気はまるで、ねこをなでているときの感触そのままです。
しっとりしているのにさらっとして、指先や手のひらの隅々まで馴染んでくる、幸福に充たされるあの感触。

駅猫のほかにも「猫の島」として有名な「田代島」にも撮影に行かれていて、
そちらの写真も作品集として見ることができます。
作品集には他にも、いろいろな場所で撮られたたくさんのねこが
それぞれに魅力的な姿が記録されています。
とにかく、これでもか! と言うほどねこ満載。

おそとのねこと言うと、どうしても心配が先に立ってしまいます。
ちこを保護した経緯もあり、単に過保護で心配しすぎ、と笑い飛ばせる世の中でもありません。
でもこの写真のねこちゃんたちは、そんな私の感傷をはねとばすように落ちついている。
充足しているように見える。
確かにいろいろな不安や心配は、おうちの子に比べるとあることでしょう。
だから、駅にいる子たちもみんな幸せね、と、能天気に笑うことは出来ない。
たとえばちこを、うちのちこに、この生活をさせられるかと言うとそれは私には無理。
でも、それではたとえば、このおそとの子達をみんな(無理矢理にでも)
おうちの子にしてしまうべきなのか、というと、
おそらくそう簡単に言い切ることは出来ないのではないかと思います。

そんなことを思いながらたくさんのねこの写真をしみじみと拝見しました。
そっとねこたちの秘密を覗かせていただいたと言う、そんな気持ちになりました。

こちらの展覧会は1/9(木)までですが、1/5(日)まではギャラリーがお休みで、
1/6(月)からとなります。もう一回行きたかったのですがちょっと日程があいません。残念。
でも2月にまた、横浜山手で開催される「第5回 猫・ねこ写真展」に出展されるそうなので、
そちらをたのしみにしようと思います。

そしてそのあと、文化学園服飾博物館の
明治・大正・昭和戦前期の宮廷服 -洋装と装束‐
で、ありえないほど大量の大礼服とかローブなんたらとか
束帯とか十二単とか、とにかく闇雲に豪華絢爛な衣装のあまたを、
わっせわっせと(椎名誠)鑑賞しました。
※12/21で終了しています

明治時代では「フロックコートが普段着だった」と言う事実に驚愕。なんと夏でも! 
高緯度のイギリスではありかもしれませんが、140年前とはいえ、
日本ではやはり厳しすぎないかしら・・・・・・・。
ほんとうにがんばってがんばって、洋装を取り入れたんだねぇ…
(でも冬場に毛糸なしで、綿麻をひたすら重ね着でしのぐと言うのも相当辛い気もする。
わたでほこほこしているのならいいのですが、心配)

しあわせなもの、きれいなものをたくさん見て、最後は知人の出演するゴスペルコンサート!!
クリスマスにふさわしい、充実した一日でした。
今更ながら、満ち足りて思い返すことが出来てとても幸せです。
なのでこれはしあわせの記録。

f0257756_22353366.jpg


東京の12月はとても綺麗。
君のきらいな東京も、秋は素敵な街、と言う歌詞をいつも思い出します。
12月は秋とはいえないけれど(クリスマス頃はもう立派に冬ですよね)、
それでもこの季節の空が好き。
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by chico_book | 2014-01-03 22:31 | イベント | Comments(2)


ねことか本とかまんがとか、と言いつつ映画にじわじわ圧される幸福


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