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サイレントミャウと威嚇インザダーク

突発的に高熱の出た日。ワタシこれ昔からやります。体質なのかな。
そんなに規則性はないんだけど、こまかく無理がつづいた時になりがちかもしれない。
ので、一応そんなに驚きません。基本的になれてる。あら、きちゃったのね、というかんじ。

でも2年前にその体調不良を見逃して、病院に行って
『ちょっとした炎症かな。とりあえず解熱剤ね』
と様子見判定されたら、一週間後に
職場から病院直行→盲腸で緊急入院→こじらせて(盲腸なのに)まるっと一か月入院
※しかも入院の際に
『ネコがお留守番してるから即入院無理。いったん帰らせて』
『駄目だよ破裂したらまじしゃれにならないんだよ』
と、ドクターと押し問答をしたために入院期間中ずうっと
『ねこのひと』と呼ばれる栄誉にあずかりました、というオチつき。
なのでそれ以来、あまり自分の経験則をあてにしすぎないようにはしています。

土曜日にひさびさのリフレクソロジー系のマッサージに行って
ガンガン揉み倒していただいて、
足がみしみし痛むのはもみかえしかなあなどと思いながらも、
ぞわぞわしてくる背中とか唾を呑み込みのが痛い喉とか
あらら、と、見る間に38度オーバー。まいったなこりゃ。
一応できる範囲の自己判断で、扁桃腺がはれてはいないことを確認。
あと心配なのはノロかインフル。

病院でインフル判定してもらって(違いました)、
その時吐いていないのならノロ判定はできないから、
とりあえず解熱剤他で様子をみましょう、という流れに。

ロキソニン他もろもろもらって、
ウイダーインとフルーツごろごろゼリーとアクエリアスを入手して帰宅。
あとはひたすら薬を飲んで昏々と眠る。

体温高いと猫がくっついてきますね! ほんとにね!!

そして猫って本当に一日中寝てますね! こんこんとね!!
幸せでありがたいことです。
うとうとと漂う意識の中で、伝わってくるまんまるいずっしり。
そっと伸ばして指先に触れるやわらかさ。暗いところで見るまんまるでうるるな瞳。
そしていつものサイレントミャウ(…にゃ)

サイレントミャウの、聞こえてるか聞こえてないかわからないところが本当にいとおしいと思う。
聞こえてたらうれしいけど、聞こえてなくても気持ちは変わらないのよ、
私はあなたが大好きなの、秘密よ、と言われてる気がするの。サイレントミャウ。

でもねるのが仕事のねことはいえ、あんまりにもよく寝る子だと、
『もしかしてとんでもないおばあさんなのでは?』
疑惑が生じてしまいます。困った。
特にちこにゃん、大人になってからうちの子になったので、確証がないのです。
お医者さんに推定年齢出してもらってはいるけれど、
どこまで行っても推定どまりというかなんというか。
(推定年齢だといま8歳くらいのはず)
でもこれは永遠に解けない謎だもんね。謎めいた美女(安定の馬鹿)。


一緒に暮らしたことはないけど、わんぞうさんたちの
『ねぇねぇねぇ、あそぶあそぶあそぶ?? なにしてあそぶ? 』
の、熱烈猛アプローチも大好き。

散歩ワンとのアイコンタクトは、なるたけ控えていますが、
ついつい目で追ってしまいがち。
先日遭遇したお散歩ゴールデンレトリバー君はすごかったです。

目が合った瞬間に 『ハ ッ !!』 と仁王立ちになり、飼い主さんを引きずらんばかりの勢いで
『ねえねえねえ遊ぶ遊ぶ遊ぶんでしょ? 』
との猛烈チャージで前足が空をかく。なにかわいい、なんてひとなつっこさ。
でも体重のあるわんこにそんなことされたら(しかも散歩中通りすがりの人にいちいちしていたとしたら)
飼い主さんはさぞ疲労困憊でしょう。
というわけでなるたけ目を合わせず通り過ぎる作戦に。

しかしすれ違った後、何か引きずるような異音が背後から。
見ない方がいいかな、と思いつつも、恐る恐る振り返ると、

いわゆるへそ天コロンコロン状態(これってねこ用語なのかしら)で
おなかをさらしてゴロゴロしながら猛アピール、しかも目線はワタシにロックオン!!
『HAHAHAHA、おなかさわる? さわる? ねえ遊んで遊んでよー♪』
でしたよ。びっくりした。かわいさに腰が抜けるかと思った。

でも飼い主さんは大変だろうなあ。あんな風に懐こいアピをする巻き毛長毛の子とか。
体重だってしっかりあるしね。


そんなことを思い返しながら高熱の中、うつらうつらしていた夜更け。
「むああああああ!うーうーううなあああ!」
という絶叫が聞こえました。なにごと?
最初は
「何よーちいちゃん夜中ですよー」
くらいの気持ちだったのですが、結構長く続いたので、起きだしてみました。

すると、まあ。ベランダの窓ガラス越しに見知らぬねこさんが。
ちこにゃんものすごいイカ耳で威嚇。
「あたしつよいのよ! ここはあたしんちよ! あなただれよ!!」
いや、ちいにゃん、お外は君のテリトリー…かな。
以前逃げ出して、自力で戻ってこれなくなって以来もう3年近く外には出てないんじゃない?

と思い。

「なになにちいにゃんどうしたの、だれかいるのね?」

と呼びかけて背中をポン、と叩くとワタシにもすごい威嚇。
本気の「っしゃああ!!」をいただきました。
(まあこれは私が悪い)

お外の子は、暗くてよく見えなかったけど、
結構体格のいい黒白ちゃんだったのではないかな??

鍵がかかってることを確認して、黒白ちゃんにごめんね、とココロで謝って、
ベッドに戻ると、ほどなくして

「ねえねえきいてー。さっきエネミーやっつけてあたしってすごくない? 」

とご満悦でやってくる姫。自慢のざりざりで私を慰めてくれます。

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おててくにゃりがかわいい。こうして、椅子と湯たんぽと私の間に入る2月。
ねこの満足げなさまこそがひとつの完成型。
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by chico_book | 2014-02-27 23:53 | ねこ | Comments(0)

いろいろ反省

ええと、最近長文過ぎてよろしくないです。どうなってるの今年の目標。
でも前回のはいまのうちに出しきっとかないとね! という時事ネタなので、後悔はしていない。

一応、記事の字数は、目安1500字・目標2000字程度を想定しているのですけども。
昨日のは5000字くらいありました(小声)
私のガラなケータイで、スクロール3P位が妥当な長さだと、自分なりに決めてるのです。
画像の大きさやはいり具合によるので、あくまでざっくりとした目安にすぎませんが。(昨日のは12Pもあったのよ…)すみません。

というわけで軽めの記事を心掛けて最近の記録。



か、軽い話題なのコレ??? 堂々3時間のドキュメンタリー。
興味はあるものの何となく怖気づいて、昨年8月のユーロスペースをパスして
11月のご当地・新百合映画祭を見送って、悩んだ挙句、
とうとう横浜ジャック&ベティでつかまえる。
ものすごく年齢層の高い観客層。おののきながら私も列に並びます。

いやこれむちゃくちゃ面白いです。
お話しされてる皆さんが、おずおずと、だんだんノリノリになってくるのが
(最初からノリノリの人もいるけど)何とも興味深い。

私の親戚は軒並み高齢で、『戦争を知っている世代』で、
海軍兵学校で終戦を迎えた伯父もいるので、そして毎年夏には帰省して来る
親戚を迎える側だったので、
何となくこの人たちの盛り上がりっぷりに懐かしさを感じました。
いやもちろんスーパーエリートのお話が中心なんですけどね。

いつもの狭い茶の間と違う食卓。
ふすまを外して広くした座敷に、テーブルを二つ並べてあれこれと大皿を並べて、
蚊取り線香をたきながら頼りなくほの甘いスイカを食べた記憶。
私の知らない時代の、私の知っている街の話、
それも恐ろしかったり辛かったりする話を、なんだかずいぶん楽しげに
生き生きと語る大人たちを不思議な気持で眺めながら、
麦茶のボトルの水滴を所在なく拭いたりした。

学校の校庭でカボチャを作って、とか、
軍事教練のゲートルがうまく巻けなくて、とか
生き生きと語る大人たちの、たのしげな横顔がよみがえる。
でも、この映画の中では人体実験の話とかしてるんですけど。

技術や研究の話なので、非常にあっけらかんとサクサクお話が進む(人もいる)
学徒動員での工場勤務で風船爆弾を作るのは、結構楽しかった、毎日班で競争してね、とも。
あるいは偽札や国家機密にかかわる業務を担当した人も。

あらゆる人がそれぞれにそれぞれの位置から、自分の言葉で語られています。
万人受けするものでは当然ありませんが、私は大変面白かったです。
興味のある方は是非。

ちなみにこれは都合がつかなくて見逃しました…悔しい。
アンテナたてて、どこかで拾おうと決意。




八番筋カウンシル

津村 記久子 / 朝日新聞出版



図書館より。
いろんな形で生き辛さ・やり辛さを抱えているひとびとが、
それぞれに説得力を持って描かれている。
津村記久子はいつでもそうだけど。

そして100パーセントの悪役がいない。
ものすごく悪いやつはいるねんけど(うつった。関西が舞台の小説なのです)
作中には描かれてへんけど、きっとこいつもやむをえん事情で
こないなところにたどりついてしもて、自分でもどうにもならんのやろな、
と、思えてしまう。それで相殺されることではないけれど。
そこまでわかってて、相手を断罪することは、自分を責める材料として残ってしまうので、
やらない。それはやさしさではないのだ。でもそれでいいと思う。良作です。
ときどき読み返したくなるかも(まだちょっとわからない)
でもずうっと手元にあると、つらいかもしれない。
登場人物たちのリアルがあまりにもそこにある感じで。

おかあさんの扉3 三歳児デヴュー!! (オレンジページムック)

伊藤 理佐 / オレンジページ



1・2巻も充分おもしろかったのですが、やはり子供が成長してきて
『人間としての側面』が充実しはじめると、理佐ちゃんの筆は冴えます。
ていうか冴えすぎ。身近にいたら怖いかも。どう描写されるのかな、と怯えてしまうだろうな。
でも、自分だけ描写されなかったらそれはそれで気になってしまいそう。めんどくさいねアンタ。

おひさしぶりです。なので、王道のアングルで。おお、美人さん(安定の馬鹿)
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こちらも冬の安定感。ねむるねこねこ。
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※実はこれでだいたい1800字程度。目標とおり。問題は時刻ですが(とほほ)
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by chico_book | 2014-02-25 02:17 | 日々 | Comments(0)

ささげものについて考えてみた

ソチおつかれさまでした!!自分、そして心当たりのあるみなさま!! ふー。
時差5時間という微妙さが、なかなかあきらめのつかない大会でした。
次回冬季はその点らくちんだし、ブラジルはあきらめがつくのでよし。

そして職場のみなさんと
「冬のオリンピック、なんだか見ているとやたら分かりやすくておもしろい」
という話になり、それでは何故か? を検討した結果、
・道具を使ってやる競技が多い
・雪山や風景がきれいでテンションあがる
(いつ頃からだっけ、ブルーラインが引かれるようになったのって)
・勝負がすぐに決まる
・なんか楽しそうな種目が多い
あたりではないか、という仮説が成立しました(あくまで仲間内です)
ほぼ印象のみの素人の与太話ですけど、みんなでこういうの話すのは愉しいですね。
私は違うけど、この時期は週末ごとにゲレンデ通い、のメンバーが多い中での意見なので、
やや偏りがありそうな結論ですが。

私としては(周囲で)大評判だった「バイアスロン」を見逃したのが痛恨。
話を聞く限りではすごく面白そうだった。あとチラ見だったけど「クロスカントリー」も!!
やること多くていろいろメリハリがあって。

にしてもヨーロッパのみなさんのスピードを競うという命題にかける情熱と、
冬山競技のバリエーションの豊かさには心底びっくりしますね。
アルペン回転とかスーパー大回転とか、どこまで増えるんだこのバリエーション、っていう。

あと「愉しいそり遊びララララン♪」からはじまってるはずなのにどうしてこうなった、
というボブスレーとかリュージュとか。
そんななか私はほぼフィギュアに明け暮れた(そしてそれだけでもう手いっぱいもいいところ。まだ4大陸の女子とかみてないのに…)2週間でした。いやあつかれた。

以下主に女子シングルの感想です。やや厳しめでそのうえ(ポエムとかいろいろ)爆発しているのでたたみます。やみくもに長いし。はずかしいし(小声)

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by chico_book | 2014-02-24 02:04 | 日々 | Comments(0)

ねこに誘われ導かれ叱られた記録

大雪大雪と予想されていて、そしてまたドンピシャで当たりまくる週末二連続。
冷えますよ冷えますよさぁさぁちにゃこさん、ベッドはあったかでいいですねぇ、と、
熱々の湯たんぽを威勢よく仕込んだら『暑すぎ!』と嫌われたりしています。むつかしい。
(そして夜中に戻ってきて『お布団めくって』と言われる)
基本引きこもり志向の私としては、土曜日に雪、というのはちょっと無責任で楽しくもあり。
ちこと仲良く巣ごもり。至福。

さてそんな先週の日曜日(2/9)のお話。
まだまだ迂回や運休など混乱しまくりの交通機関に怖気づきながらも、こちらに出かけてみました。

第5回 ねこ猫写真展 PART1(2/9で終了しました)
※PART2が現在開催中で、2/23まです。

なんと去年の記事がこちらこちらです。ふふふー。
よく一年続きましたね(このブログ)、と自分で自分を小声でほめつつ、大雪の翌日
横浜の急坂へ恐れおののきながらおでかけ。
だって、その道を通るバスさえ『降雪の為運休』だったんですよ。
ハラハラしながら出かけました。一応、裏がつるつるでない靴をチョイス。

現地についてみると、いつもと違って車もほぼ通らず、石畳は滑るものの思いのまま車道を歩く歩行者たち。
時ならぬ歩行者天国の様相です(もちろん自己責任)
車道の真ん中でカメラを構えたり、
スキーのスティック(という呼び名でいいのかな?? ノルディックウォークというやつかもしれません)
握りしめてザクザク坂を上ったり、却って『こんなときにしか楽しめない』ことをするひとが
ぽつぽついて楽しかったです。行ってよかった。

ついてみると、なかなかの盛況です。
猫のこと写真のこと、家ねこのこと、じぶんのねこの個性のこと(体質とか体型とか性格とかあらゆること)、
あるいは外の子の環境のこと、話題は多岐にわたります。ただ一点『ねこ』だけが共通点。
何とも言えない幸福。モデル猫もいらっしゃってました。
知らない人がたくさんいるからか、まんまるおめめのどきどきフェイスがかわいくて、
ひとみしりの友人宅の猫になんだかよく似ていたこともあり、見守るだけに留めましたが、
それでもお顔を見せていただいてよかった。
かわいがられているおうちねこさんに、お外で会うなんてなかなかないことです。
※PART2が現在開催中で、2/23まで。興味のある方は是非。

さてうらうらと満喫したあとは、坂を下って元町を散策。
ザ・ヨコハマでメジャーな観光地なので案内図や標識には事欠きません。ありがたや。
老舗のパンやさんにひさびさに立ち寄ったり、聞き覚えのあるお店をのぞいたり、
雰囲気のよさそうなカフェをみつけてはふらりふらり、あてどなく歩いていきます。
大雪の名残、日の当たらない小道はざっくざく、シャーベット状の氷まみれ、
踏んでも底が見えない深さの雪。その先に。

あれ? しろきじはちわれにゃんがいる。

ち、ちこにゃ!? いやいやいやちこにゃよりぜんぜんちっちゃい(!)子だ!!
あららあなた誰ですか、あんよ冷たくないの? 大丈夫?

思わずしゃがみこんで指先を伸ばす私の、2メートルくらい先までやってきて、
じっと動かないしろきじにゃん。かわいー。
こわくないこわくない、だいじょうぶよ、でもさむいね、おうちは近くですか?
そんなことを(人気のないのをいいことに)うにうにと話しかける。

突然おしりにどかっ!! という感触が。うわ。
思わずつんのめりかけ、冷たいアスファルトに手をついて振り返ると。

むくむく金色。見事なとらねこさんが、ぐいぐいとあまえてくるではないですか!!!
どん…どん…と、ためらうことなくほっぺと言わず頭と言わずあごと言わずすりつけてくる。
うわあ、なつこい。そして力強い。はい、こんにちは。かわいい。

とらねこさんは「あなたみない顔ね? 」という態度。
気づけばとらさんの背中からそっと覗くように、先ほどのしろきじさん、
そのほかに黒い子もいる。やたらいる。とらさん代表なのかしら。あなた親分さんなの? 
駐車してある車の下にピクニックシートと(恐らく保温目的)発泡スチロールが重ねてあり、
その上に複数のカリカリの入ったお皿とお水があるのを発見。

そっか、ここレストランだったのね。ごめんね。邪魔したね。

立ち去ろうとする私の前を悠然と歩きだすとらちゃん。
少し歩いては、振りかえって「みゃっ」。小さい声。
きちんと前足をそろえて、小首をかしげてまっすぐに私を見る。お行儀よし、愛想よし。

私が歩き出すと、とらちゃんも安心したように歩き出す。
足を止めると、すぐにふりかえり
「どうしたの? こっちよ、はやく」
と言わんばかりの表情で私を見つめる。うう、これは抗えない。
しょうがないのでそのまま歩く。
何のためらいもなく、私がついてくるのを確認しいしい、いそいそどんどん歩くねこ。
岩合さんの番組でも、こういうねこいたなあ。案内ねこ。あれはイスタンブールかな。シチリア編だったかも。
テリトリーのぎりぎりまで来たらぴたっと足を止めたっけ。

でもとらちゃんはずんずん進む。とまらない。
寒い日、まだ凍ったままの地面や、寄せられた雪、冷たい水の間を
器用にひょいひょいと、でも迷いなくずんずんずんずん進む。
三叉路も、階段もためらわない。元町公園から外人墓地方面へねこまっしぐら。
心配になるのはむしろ私。

「ねえ、だいじょうぶなの? あなたもしかして順調に迷子になってるんじゃないの? 
さっきのお皿のあったところがおうちじゃないの? 
戻った方がいいんじゃない? 」

もどろうよ、ね? 
私が来た道を戻りかけると、慌てて走ってきて転ぶほどの勢いで
足もとにスラローム攻撃。すりんすりんぐりんぐりん。
もう、しょうがないねぇ、どうしたいの?? 
私がなでると「はい、休憩おしまい。じゃあ行きますよー」と、軽やかに駆け出して、
また私をふりかえります。飽きたかについて来いって言ってるよね。
しっぽピンピンでメトロノームみたいに小刻みだし。

ピカピカのデートコースとはいえ、大変なの大雪の翌日、時間はもうすでに16時半頃、
長くなりはじめた太陽もすっかり傾きはじめている。
観光地とは言え、外人墓地は立派にお墓です。お墓にずんずん進んで行く見知らぬねこ。
私を案内するねこ。ついてこないと怒るねこ。

・・・・これは。もしや私は、化かされているのでは!!?? 
あれはねこではなく、きつねなのでは!?(むくむくだし)

でも、あんなかわいい猫に、思いっきりなつかれて、のどの奥で
それこそ鈴を転がすような声で『むるるるっ』なんていわれるのなら、
まあそれもいっかなぁ・・・・・・。 かわいいもんなあ。
いやいやいや、そんなのちこにばれたらどれだけ怒られるか!! だめだめだめ。
と逡巡しながら、不安な気持ちを持ったまま、
実に300メートル近く不安がりながらも進んだあと。

『猫にえさをあげないでください』

と貼り紙のあるおうちに、とらちゃんは立ち止まります。
あら。駄目よ、とらちゃん、ねこさん苦手な人のおうちかもよ? こっちにおいでよ。ね? 

とらちゃん、ゆっくりと私を見て、サイレントミャウを出す。
その後、ひらりっと身をひるがえして、そのおうちの小窓から中に入っていきました。おしまい。

そっかー。よかった。あっけにとられ、それから安心してにまにましてしまいました。
よかった、おうちのある子だったんだね。
寒い中、おうちに帰るのに、ひとりじゃない方がよかったんだね。

もしかして最後の『サイレントなみゃう』は、私に対して
「おくってくれてありがと」
だったのか、あるいは
「うちここだけど寄る? お茶でも飲んでく? 」
なのかも。そんなことを考えると、それだけでにまにましてしまいます。
そのまま私は坂を上ってアメリカ山公園を抜けるという王道ルートで、寄り道はおしまい。
なつこくかわいいねこに導かれる幸福な時間でしたことよ(うっとり)。

そして帰宅した私のカバンと上着をふんふんふんふん、
ものすごい勢いで嗅ぎ倒して露骨に不審を示すちにゃこさん。
最終的に『手袋』を『敵』認定したようす。すごいなあちこ。さすがだなあちこ。
確かにその手袋をはめた手で、とらちゃん撫でまわしましたよ。

「なんと ちびちゃいけどおまえも女だったのか・・・・」

サード・ガール 全8巻完結 [マーケットプレイス コミックセット]

西村 しのぶ / 小池書院


涼さんが8歳年下のガールフレンドで女子高校生の夜梨子
(というニュアンスで言い表せるのかどうか。とにかく絶妙な存在です)に対して
つぶやくせりふを、何となく思い出す。 
いやいやちこにゃんちびちゃくないし、堂々たるねこ女王様ぶりで、完全に私の支配者ですけども。
こうして確認されて、怒られるところまで含めて幸福なんですけど(変態)

今日のお昼。ずいぶんとけたけど、まだまだたっぷり残っています。
ちいちゃい足跡がたくさんついてて、かわいい。
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ひなたぼっこしならがお手入れにゃん。真剣です。
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あったかいお茶はパソの友。上海のおみやげ。お花の形に丸めてある、茉莉花茶。
綺麗でおいしい。
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by chico_book | 2014-02-16 22:27 | イベント | Comments(0)

大雪の中、ねこと夜更かし

細かい雪がさらさらと積もっていって、本当に一面まっしろ。
見たことのないほどの大雪。初めて体験する『暴風雪警報』『大雪警報』
私は平日のみの勤務で週末はお休みなので、
二週続けての大雪が(偶然とはいえ)週末からみというのがありがたい。

私が不在の時のちこにゃん寒さ対策は、湯たんぽ×2とオイルヒーターで、
たぶん(気温の点で)不自由をかけてはいないとは思っているのですが、それでも。
静かに忍び寄ってくる冷気と、閉じ込めるように積もってゆく雪と、
その後にやってくる氷の気配を感じながら、ちこにゃんと寄り添って
仲良くゆっくりと迎えられるのは、うれしいことではあります。

いかにものんびりしているようですが、まさしく
ソチ!! ソチ!!!絶賛開催中。
ほぼフィギュア一点で視聴中ですが、ありがたくも恐ろしい男子シングルが終わりましたねえ。。。(詠嘆)
ああ、もうすぐ終わっちゃうんだーという思いと、早く女子シングルを見たいというどきどきと、
見たくないというハラハラと、しかし平日ど真ん中、ライブはさすがに無理すぎるのですが
どうしたって情報シャットアウトできないよね、
朝のニュースやメールチェックやなんだかんだで、絶対わかっちゃうよねえ?>結果
どうしよ、あきらめるしかないよね、と、いまだ思い悩んでいるわけです。

でもまあ羽生くんすごかったですね。いやくんづけとか申し訳ないかな。
男子シングルショート、まさかのプルさま>>アボット(!!)の衝撃から、
まだなんだか夢の中にいるみたい。もうほんとにないのかな。ないんだよね。

髙橋選手がなんだかものすごく解脱というか、すっきりしたというか、
無欲、みたいな表情だったのがとても印象的でした。
最初にビートルズメドレー見た時には、えらいさっぱりした曲調だし、
さらさらしすぎてないの? 大丈夫??
と、感じたのですが、なるほど。
プログラムに引っ張られたのか、あるいはもとからここを目指していたのかわからないけど、
ものすごくバランスがよくなっていてびっくりしました。ちょっとさみしくはありますけれども。
なんだか気がすんじゃった人みたいだったし。
でも、こういう境地を形にしておきたかったのかな。

町田選手も『火の鳥』というと私の中では中野友加里選手のイメージが強くて、
なかなかのりきれませんでした。

でも、シーズンが進んでゆくにつれてぐいぐい切れ味が上がってきて、良かったです。
なにより息が詰まるような緊張と真剣さがぶわっと浮き上がっていたように思います。
転倒ほんと惜しかったけど、でも、ねえ。
しょうがないよねえ、というくらい、全員手こずっているましたね。


羽生選手はねえ、いろいろすごいよね。何をいまさらな発言ですが。
そもそもこの人名前からして
『羽が生え』『弦を結ぶ』で、シニアにあがった最初の年のフリーが
『ツィゴイネルワイゼン』ですよ。それでこの人ですよ。なにそれ!!
ありですかそれ! できすぎちゃうのんそれ!?

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・・・・と、驚愕した日からもう4年ちかくたってるなんてしんじられない・・・。

4年前でもそう思っていたのにね。なんでしょうかこの展開。
あまりに展開が早すぎて、ダイジェスト版で見てるようです。
心配にすらなります。もちろん大きなお世話なんだけども。
もちろんおめでとう、とも、すごいね、とも思います。
フリーの後半が危なっかしい演技が多かったから、最後まで息をつめて見ました。

正直、ああ、これが銀だわ、パトリックちゃんが金かあ、と思ったのですが、
その後まさかの展開。でもたぶん本人もそう思ってそうですね。
キスクラでも「あーあ、だめだった・・・」って表情だったし(小声)。


私はパトリックの
『(目いっぱい自分を上げてる感の透けて見える)王様演技』
が大好きなので、昨日はちょっとさみしかった。

それにしてもつくづく、五輪というのはたくさんある大きな国際大会のひとつ、
にすぎないんですねえと、しみじみと思いました。
それが4年にいちどしかないとか、国をあげての応援とか、
オリンピックチャンピオンという称号とか、いろんな付加価値がついてきちゃうんだなあ。

もちろんアスリート本人にとっては、おおきな目標だろうし、
いちファンとして選手のその選択を支持するし、
全力応援(笑)するけれど、あくまでそのひとつ。ワンオブゼム。
ワン&オンリーではあるけれど、それを言うなら今年の世界選手権もオンリーだし。
ただファンとしては、ライブでみっちみちに放送してくれるのがうれしいという側面がありますね。
ふだんはダイジェストになっちゃうもんね。
(ネット中継や、専門チャンネルなどを探すとまた違うのでしょうけども)
(でもアイスダンスは録画みたいですけど(寂))

というわけで、あまりに不安で落ちつかない状態で、
長い時間テレビの前にいることになるので、ついうっかり

編み物 に手を出してしまいました・・・・。見なさいよテレビ。
でも何かしてないと落ち着かなくって。

テレビを見ながらなので、当然凝ったものではなく、
指先の感覚だけでザクザク編める小物をつくることにしました。
なんらかの、指先の作業が欲しかったんですね。

というわけで、できあがったのがこちら。湯たんぽカバー。
もともとのカバーがすっかりくたびれていたこともあり、
簡単にできるサイズであったかで実用的なものにしてみました。

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家の中でしか使わないので、ざっくざくの雑なつくり。
きれいに仕上がってなんかいませんが、本人は満足。

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さっそくちこにゃんにお試しいただく。
新しくした(ねこ布団用)バスタオルと、色味もあうかな?

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満足げにゃん。よかったよかった。

ところで羽生選手を見ていると、時々小説で見かける
『能面のような顔立ち』ってこういう人のことをいうのかしら、などと思います。
(このポスターでは女性だし、能面でもないけれど)こういうイメージ?

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たとえば私がヤグプルとかロシア女子たちを見ていると、どうしても
「おお! 正統派!!」(なんの??)
と、テンションがあがりがちになるのと同じ文脈で、
ジャポニズムとか好きな人には衝撃的な存在でしょうなぁ、羽生選手。
なんというか。。。。感無量になってしまいます。

そうえいば、フランスのメディアが、浅田選手のことを

『吉祥天女で菩薩のようだ。頬がふっくらとやわらかく、優しげで美しい』

と絶賛してましたっけ。ソースが辿れないので、ちょっと自信がないんだけども。

アボさんが心配だったり、フェルナンデスが痛恨すぎたり、
いろいろありますが、

なによりも、 テンくんおめでとう!! 
久しぶりに見たテンくん。無事出場できてよかったね、と安心していたら
なんとなんと銅メダルですよ。おどろいたぁ。そしてうれしいですね。

残りの競技が楽しみであり怖くもあります。
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by chico_book | 2014-02-15 20:05 | 日々 | Comments(0)

伝わる、にゃん(親愛)

夜更かし番長のワタクシが、少しだけ早く目を覚ました朝。

横向きに寝ている私のおなかのあたりに湯たんぽ、湯たんぽの隣にちこにゃん。
つまりちこ、湯たんぽ、私でほんのり川の字(風)。ちこにゃんまんまるに湯たんぽにくっついている。
そっとそのからだに手を当てる。驚かさないように、起こさないように。
ほんのりとあたたかく、静かに上下する毛玉。
穏やかな振動に、意識を集中して手のひら全体で感じ取ることにうっとりする。

猫の(満足の)唸り声を「夏の終わりの海鳴り」と表現したのは春樹

ごろごろの最上級を『ブンガブンガ』と表現したのは、サラ イネス

指先から、手のひら全体から伝わってくる幸せに、そうっとひたる。ありがとうちこにゃん。
今朝もかわいいね。そう胸の中で呟いて、ゆっくりとベッドから抜け出す。
気づかれませんように。それから朝の段取りを考える。珍しく少し余裕のある朝。
お弁当のおかずのこととか、朝ご飯のこととか、図書館の本を読む順番とか、いろいろ。

一旦ベッドから出たものの、少し考えて
「眠らない、眠りこまない、ただもうちょっと横になるだけ、ベッドでストレッチするだけ」
と自分に言い聞かせてみる。もちろん非常に危険。
枕もとの本を、ちょっとだけ読もうかなあなどと、ふぬけた目論見。二度寝注意報発令中。

布団の上から、ぬくもりとふくらみを確かめる。ほんのりとした盛り上がり。
さっきまでちこにゃんがまるくなっていたところ。布団の上から、そっと手をあてる。
わずかにぬくもりが感じられる。毛布と布団ごしでも。

むかしNHKで
『みんなで習おう、おばあちゃんの知恵』
みたいな内容を見かけたことがあります。
詳細は忘れましたが、スタジオに上品な老婦人の方が複数そろって、
温故知新的な知恵を披露される、といった趣向。
くだいた卵の殻で瓶の中を洗うとか、絞った茶葉をまいてほうきではくとか、そういう。

その中で『寒い時のしのぎ方』が話題になりました。
湯たんぽ(それも昔ながらの銅製)とか、練炭とか、ひとしきり盛り上がったあと、
ひときわ上品な白髪のおばあさまがものすごく真剣な表情で

「でもね、やっぱりいちばんは ねこ よ 」

とおっしゃられたのです・・・! 私わすれない。こういうことは忘れない。
そこから昔は家族の人数が多かったので、兄弟間で猫が取り合いになった
(もちろん猫様にいかにして自分のところに『来ていただく』か、ということですが)
とか、どうすれば成功したかとか、布団の中でねこを抱くよろこび(笑)とか、
切々と語っておられました。おばあさま、ありがとう!! 
ちなみに『猫を呼ぶコツ』は特になく、結局猫は体温の高い人が好きだというお話だったような…
(でもコロコロ動き回るので、子供は嫌いだそうです)ちょっと記憶があいまいですが。

そんなこと思い浮かべながら、
おお、私はなんと幸福なことよと、うっとりしなふがら
「ちいにゃぁぁーーん」
とめおめおつぶやきながら、お布団に滑り込みました。その瞬間。

「!!!」

足先に触れるナニカ。足の甲に走る衝撃。

うわ。
なんとちこにゃん、私が寝ていた場所に移動してました。あたたかいふくらみは湯たんぽオンリー。
恐らく、私がベッドを出てすぐに(私の)体温が残ってあたたかかった場所に移動して
『ぬくい…』と、ご機嫌だったのではないかと。(推測)
それとは知らずに戻ってきた私は、思い切りどかっと蹴ってしまったのです。ギャー!

一瞬で足の甲についた歯型。今もちょっとチリチリっと痛みます。でも、本気噛みじゃないもんね。
ちこにゃんやさしい。いい子だ。
『ごめんごめん、大丈夫だった? 悪い悪い足だねえ』
と私は平謝り。そして一分もしないうちに、ちこにゃんのしのし
(女の子なのにこの効果音。しかし適切。こういう時のちこにゃんはなんとも言えない『dignity』を醸し出します)
とやってきて私にこう話しかけます。

『ねえねえ聞いてー。いますっごいびっくりしたんだよ』

ふうむ……。

ちこの個性か、ねこ全般に言えることなのかわからないけども、
ねこのすばらしさに感服するのはこういう時。

・された嫌な事を、忘れない
・でも根に持たない(重要)


こちらでもきなこちゃんという白茶の女の子で、同様の表現あり。

そろえてちょうだい? 1 (Feelコミックス)

いくえみ 綾 / 祥伝社


甘え上手の姫にゃんにはそういう傾向があるのかな??

しかしまんがに出てくる強気で魅力的な女子にゃんといえばこちらが最強。殿堂入りクラス。

動物のお医者さん 2 (花とゆめコミックス)

佐々木倫子 / 白泉社


※おばあさんの飼い猫ミケ。
顔は怖いけど心優しいシベリアンハスキーのチョビを完全に支配下に置く権力者。
(きなこちゃんは実在の筆者の飼い猫で、ミケは創作上の非実在にゃんというちがいがありますが)
(いま気づきましたがきなこちゃんもミケも札幌在住だ!!)

札幌在住なのになぜか関西弁で、地域の女ボスねことして、けんかが強いだけでなく
他ねこの世話を焼いたり、トラブルの仲裁をしたりする、姉御で美人の三毛猫。
首に巻いてる赤いりぼんが何ともシックでおしゃれ。
そのうえ相手によって態度を使い分けたり、きちんと引き際を知っていたりする非常にオトナな性格。
人格者。というか猫格者。

こんな魅力的なねこがいたら、ついつい最強設定にしたくなるだろうに、さにあらず。
「何物にも配慮しない」ニワトリのヒヨちゃんが主人公一家・西根家最強の生物という
さじ加減がたまりません。

擬人化ということの対局ともいえるような写実的な表現で、ねこはねこの、犬は犬のままの
表情で行動なのに、そばに添えられたせりふと心情に全く違和感がありません。
もしかしてちこにゃんについついセリフをつけてしまうのも、このあたりにねっこがあるのかもしれません…。

連載開始が1987年(‼‼)というのも驚き。いま読んでも全く古びずに、面白い作品です。
作中のファッションや時事(就職活動とかお見合いねたとか)は、一部時代性が出ていますが、
それはそれで資料的な価値という意味で面白く読めると思います。

うちには元祖・花とゆめコミックス版があるのですが、さすがに経年のため
黄ばみなどもあるので現在店頭に並んでいる『愛蔵版』に心惹かれる日々…。
※2013年10月より刊行・全6巻

でもこの黄ばみも込みで思い入れあるんですよね。
ちなみによく行く本屋さんでは愛蔵版コミックス

愛蔵版 動物のお医者さん 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)

佐々木倫子 / 白泉社



愛蔵版 動物のお医者さん 2 (花とゆめCOMICSスペシャル)

佐々木倫子 / 白泉社


の横に『ポテトスープが大好きな猫』をならべてます。
ずるい。ねこ好き決め打ちですか。両方持ってますけど。


そっかそっか、いやだったねえ、ごめんね、と、ひとしきりなでると、
ちろちろっとごく軽く私の指先を舌でなめてます。
ささやかなざりざりが、しみるよろこび。


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まんまるにゃん。

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少しちっちゃくて、少し古いけどおすましにゃん。もう4年も前なんて信じられない。
変わらぬかわいさ、深まる愛しさ。
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by chico_book | 2014-02-08 21:36 | ねこ | Comments(2)

夢で逢えちゃった

リアルで(もちろん)あったこともないのですが、夢の中で彼女に会いました。会ってしまいました。
恐らくは試合後、スポーツクラブか、あるいはホテルか何か、とにかくオフィシャルな場所の
ひとけのないロビーで偶然に見かけて、驚きながらおずおずと声をかけさせていただきました。

彼女はおっとりとほほえんで、丁寧に、でもしっかりと答えてくれました。
夢の中の話ですけど。私はスポーツクラブに、縁なんてない人間だけど。

なんとなくはずかしいので畳みます。

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by chico_book | 2014-02-07 00:26 | 日々 | Comments(3)

ノーザンライツという言葉が好き

土曜日が映画の日でしたので、映画を渋谷で見たのですが、

トーキョーノーザンライツフェスティバル2014

のチラシをいただく。うわぁ。ナニコレ。すっごく観たい。



とにかくアイスランドの風景全開。いいなあ。思いっきり浸りたい。

こちらはもっと長い版。
ストックフォルムフィルムフェスティバルでのデモ映像らしい。
なんかとんでもない映像が続々と!!
やっぱり澄み切った、荒涼としたアイスランドの風景と
ひづめと関節と長いまつげのアイスランディックホースがわんさか。うっとり。
(2:50あたり、きわどい映像がありますのでご注意ください)


アイスランドの写真展もあるようです。
しかし、日程がやや厳しくもあり。どうしよ。

こちらはアウルバイルのアイスランディックホースの皆さん(ちこぼん撮影)。みごとにふさふさですねえ。
※日本の観光資料にはアイスランディック『ポニー』と表記されることが多いようですが、
あくまで『ホース』というのが、アイスランドの皆さんの見解だそう。
f0257756_0545750.jpg


アイスランドの馬は、すべて純血種。
羊たちと同様、ヴァイキングが移住した時に連れてきた馬の血統がそのまま
維持されているのだとか。つくづく、絶海の孤島だなあ。
長い間、馬が唯一の交通手段だったアイスランド。
この馬たちは小柄だけど穏やかで人懐っこく、タフで力持ちなんだそうです。
ううむ、好きにならずにはいられない情報だ。

そして現在、彼らの血統を守るため馬の持ち込みは一切禁止・
一度でもアイスランドを出た馬は二度と戻ることが許されないのだそうです。
うーん、シビアかつ大切にされているというお話。
そんなふうに馬と縁の深いアイスランドで、この映画…。悩みどころだわ。

ちなみに渋谷で見たのはこの映画。公開初日の文化村ル・シネマは満席でした。



内容については、ストーリーについては特に何もなく(笑)
予告以上でも以下でもなく、そこも含めて予想通りではありますが。
最近旅行と縁遠いので、そういう意味では楽しく満喫しました。
ゴージャスで楽しかった。五つ星ホテルなんてご縁はありませんが。
イタリア語のシャワーもなんだか新鮮。

SATCの映画を見た時も思ったのですが、日本に『まんが』があってよかったなあ!VIVA!!
大人になっても戸惑ったり迷ったりぐるぐるしたりする気持ちに(低予算で)
寄り添う作品群が、ぞくぞくと!! ありがとうニッポン。

映画の日なので調子に乗ってこちらも。
1/25に公開したてということもあり、こちらも満席。



ものすっ・・・・・・ごくくだらなくって、すさまじく低予算。
でもアルモドバルのコメディははじめてで
『バッド・エデュケーション』に対して
「あんなに皆がみんな同性愛っていう世界観でいいの? 」
というツッコミが記憶にあったので、何となく観ました。イキオイで。
そんなに好きな監督でもないんだけど、何となく観てしまう。
※ちなみにこちらで話題になってました↓※

萌えの死角 (ニチブンコミックス)

今 市子 / 日本文芸社



まあ、観なくてもよかったかな?(ヒドイ)
でも隣の席の(推定)ネイティブのお兄さんが、
身をよじらんばかりにして笑い転げていて、私まで楽しくなったのでよし。

あ、でも、飛行機内がメインのシチュエーションコメディだったので、
機内の色使いや小物の数々がとってもたのしかったです。
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by chico_book | 2014-02-04 01:38 | イベント | Comments(0)

生きていても、まあいっかと思えればいい(のかも)

図書館利用まつり継続中

アレグリアとは仕事はできない

津村 記久子 / 筑摩書房



秀逸なタイトル。著者は『タイトル付けの名手』といわれているそうです。
深く納得。実感をこめてうなずく。
もっとも著者のお母様は「もっとほかにええのんあるんちゃう?」だそうですけども
職場での淡々としたうっくつ、生活での小さな喜び、
解決にならない結論、それらをひとつずつ重ねて生きてゆく、それこそが日常。

同時収録の『地下鉄の叙事詩』は息苦しかった。リアルなんだけども。リアルだからこそかな?
日常の中で小さく心の中にふりつもる、澱のようなものを一つずつ丁寧に拾い上げて
描写する。そして基本的には解決しない。劇的な変化は起こらない。

それでも、少しだけ息をするのが楽になる。一瞬だけ。
でもそれが特に苦しいことではない。
だって人生ってそもそも、そういうものだから。

明るい諦念とか、乾いた善意とか、
白飛びしたのか色あせたのかわからない色合いの「希望」とか
それを苦しくなく提供してみせるというのは、生半なことではない、と、思います。

仕事をする、働いて生きてゆくというのは、
『野心』とか『成功』とか、大上段に構えるものではないし、
あるいは、(たとえば結婚とかいう形の)日常を覆すような逆転ホームランは、もうない。
そしてそれは格段不幸なことでは決してない。幸福なことでももちろんないけれど。

婚礼、葬礼、その他

津村 記久子 / 文藝春秋



こちらは、印象として軽いんだけど(口当たりが軽いというか)
すっと芯に届く。迷わず、まっすぐに射抜かれる印象。
この境地を目指している女性作家はとても多いだろうけど、
この人の頭ひとつの抜け方は、大変興味深い。
よくもこんなにまっすぐに届けることができるものだ。
なにがどう違うのかしら。

ちなみに新刊の『ポースケ』は、図書館で37人待ちです。
でも予約を入れた時には60人待ちだったもの・・・たのしみ。

しかし飛ばし読みをしすぎました。
面白いだけでなく、良質な作品なのでちょっともったいなかった。

カソウスキの行方 (講談社文庫)

津村 記久子 / 講談社



タイトル並べてるだけで楽しくなってくる。うわっつらでなく、おなかの底から楽しさがわくかんじ。
力強いなあ。受け手の中にこれほどの力が残るとは。

まつりはまつりで楽しいけれど、
ハイになっちゃうと乱暴に扱ってしまいがちで、
それはとてももったいないことなので気をつけなくちゃな、という思いを新たにしました。

吾輩は看板猫である 東京下町篇

梅津 有希子 / 文藝春秋



CREAでおなじみ、猫特集からのスピンオフ。帰りのバスの中で読み終えました。それもまたよし。
立ち読みでは心もとなく、図書館内では別れがたいけれど、借りて帰ると意外とすっきり。
しばらく愛で倒してから返却予定。

2月にはいった途端、窓の外からねこちゃんたちの春の語らいが。
少しずつ朝が明るくなってくる季節。
でもまた寒さが戻るそうだし、今年は気温が落ち着かないので心配。

日々確実に膨らんでゆく沈丁花。毎日確認するのが楽しみ。
f0257756_261857.jpg


まんさくの花。私の中では北国のイメージ。
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ここ数日の温かさのせいか、すっかり満開の梅の花。
寒気の中、凛と立つ姿が好きだったんだけど、とか勝手なことを思う。
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レースのように、波濤のように、ふわふわやさしくひろがる梅。
明るい2月の梅が、とても好き。
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あなたのことはいつも好き。ずっとずっと好き。
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(・・・・・・ふうん)
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by chico_book | 2014-02-03 02:14 | | Comments(0)


ねことか本とかまんがとか、と言いつつ映画にじわじわ圧される幸福


by chico_book

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