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年の「瀬」ということばが好き

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ことしもおだやかに静かに、ねこと過ごすことができています。

ガスの上ではまだ、煮豚と煮玉子がくつくついっているし、
ぶり大根と紅白なますと酢ごぼうは仕込みの段階だし、
全日本でハードディスクがついに残り22分になっているのを何とかしないといけないし、
とてもとてもお正月を迎える準備が整っているとはいえませんが、
それでも静かで明るい年の瀬です。私の腰にはねこがくっついています。
いつものように、ぷぅ・・・くぅ・・・と、かわいいかわいい寝息をたてています。

テレビでは『ロード・オブ・ザ・リング』一挙放送。
これと『風と共に去りぬ』はなんだか年末年始に放送される作品、
そしてそれにふさわしいイメージ。
壮大で力強い話で、内容を知っていて、長くて、チラ見でも充分楽しめる。
◎でも初見の時より、いま観る方が胸に迫ります>指輪

私は基本的には字幕派なのですが
(意味が分からなくても、原語を音としてたのしみたい)、
こういう時は吹替もありがたいです。

昨日は御用納め、職場の皆さんとわあわあとにぎやかに挨拶をして、
飲めない私も缶ビールと乾きものをお土産にもらって帰宅。
『ねこ歩き・朝まで一挙放送』を見ながらだらだら過ごそうとワクワクしていたものの、
なんと放送日を間違えていた模様(驚)。
あらら、と、がっかりしましたが、しょうがないものはしょうがない。

今日は年内に行くぞ! と燃えていたマッサージに行って、
がっつり目のコースでほぐしていただく。
私としては、息も絶え絶え、ようやくやっとヘロヘロでたどりついた年末ですが、
こんな日にも私の背中や足をほぐしてくれる方がいらっしゃる。ありがたいことです。
マッサージしてくださった方に、「がっちがちでぱんぱん」という
診断をいただいて、本日最終日の歳末福引き抽選の行列にならぶ。
こちらはこちらで、
『最後尾はこちらです。いまからお並びのお客様は40-50分かかる見込みです』
と言う大変な状態(じっさいには30分ちょいでした)
「絶対くじあてなきゃいやだからね! 」
と、お父さんに無茶ぶりをする女の子が隣にならんでいる。
「かわいいものを全部買う訳にはいかないの」
シンプルで当然ながら、なかなかに深い言葉を語るおとうさん。
何気ない日常でしょうが、興味深く聞き耳をたてつつ、列に並んでこちらを読む。
おかげで長く感じませんでした。

もういちど村上春樹にご用心 (文春文庫)

内田 樹 / 文藝春秋



(福引の結果)ティッシュと100円の商品券をいただいて、それからスーパーに。
お雑煮用のささみと、ちょっと高級な蒲鉾と、伊達巻を買う。一気にお正月っぽくなりますね。

ものすごく立派な食材がどっさり並んでいてびっくり。
ロブスターとか、伊勢海老とか、白の目立つ花びらのような牛肉とか、
マグロのすごく巨大な切り身とか。
しらないうちに、大みそかはすきやきをいただく日になったのですね。
私の実家では、鯛の塩焼き尾頭付きを晩御飯でいただいて、おそばを食べる日、でしたっけ。
でもすきやき、というのは祝祭感がすごくでるし、『ひとりひとつずつ』の鯛とは違って
皆で食べてる感じはすごくしますよね。それが人気の秘密かな。
あと祝祭感と言えば、いちご!! つやつやぴかぴかのべっぴんさんぞろい。
もう宝石なの? と言うくらいの気合の入りっぷり。

いっしょにレジに並んでいるひとたちが、がんがん5ケタのお会計をしていたり、
オードブルの巨大なトレイや、ご予約済・風呂敷包みのおせちの四角い袋を
大事そうに持っていたり、お年賀用のお菓子がたくさん並んでいたり
(鳩サブレーの羊パッケージ! ちょっと欲しかった)、
ミニマムライフを送るワタクシとは縁遠いけど、はなやかでにぎやか。
お買いもの慣れしてないお父さん方が指示を仰いだり
「○○ちゃんの分も一緒に買おうか? 」なんて相談を携帯でしているマダムの皆さま。
さあ、わたしも帰ろう。ねこのいるうちに帰ろう。

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いまはすっかり、魚の骨のようになっている銀杏の木。
これは11月ころなので季節違いですが、明るい枯れた感じは年末にふさわしく見える。
黄金色で縁起いいし(違)

ことしも一年、読んでくださってありがとうございます。
ことしは、「アイスランド旅日記」を無事なんとか終わることができて本人も安心しています。
それにしても(自分でも)ちょっと気持ち悪いくらい記憶が薄れていませんでした。
写真の力によるところも大きいのですが。

写真があるわけではないほかの旅についても、来年は記事にしてみようかなあと思っています。
海外だと、オランダとかイタリアの記憶を洗いなおしてみたいかな。
イタリアに至っては12年前!! 更なる挑戦ですな。壁の向こうはさらに壁(違)。
国内だと、北海道の旅はいろいろ思い出ふかいものだったので、そこに挑戦してみたいです。

実はこのブログは、一記事の文字数を「私のガラケーで3ページ」目安にしています。
写真の量によって変わってくるので目安でしかないのですが、だいたい2000字がひとつの基準。
5000字近くいくと、ちょっと自分でも長目かな、と感じます(いまここまでで、約1800字)。

いずれにしても長々だらだらした文章多めのブログに、
いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
月並みな言い方ですが、本当にありがたく、あたたかく、嬉しく、そして励みになっています。

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こころを照らす小さなあかり、のような。『照于一隅此則国宝』の、ミニマム個人版のような。

ことしは(特に後半は)展覧会より映画中心で過ごしました。
映画館のメンバーに入ると、1500円以下で鑑賞できることもあり、ついつい映画中心に。
上映時間が決めうちなこともあり、もうここでいかなくちゃ! と言う動機になりやすい。
あと人ごみ嫌いだから、と言うのも大きいかも。
(基本休日に行くので、美術館どこも大抵混んでます)

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(私が微妙に写りこんでいますが)たぶんアメショのブラウンタビーさんがモデルかな。
都内の美術館近くのお店にいました。

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「ふーん」とおもっているねこ(推定)。


来年は早々に岡崎京子展(1/24-3/31、世田谷文学館)と、
開催を知っただけで感極まってしまった
三原順復活祭(2/6-5/31、明治大学米沢嘉博記念図書館)と、
漫画関連のビッグイベントが続きます。たのしみ。
そしてやはり、観たい映画も多いので無理せず続けていこうと思います。
ねことべったりひきこもる週末は何より宝石のような時間なので。

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幽霊ごっこに興じる姫。
いつもいつもおいてきぼりなんてゆるさんぞよ、という外出嫌いの姫。

もう間もなく、除夜の鐘といっしょに、横浜港の汽笛が遠くうちまで響いてきます。
私の大好きな瞬間です。

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よいお年を、そして素晴らしい一年を。
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by chico_book | 2014-12-31 23:53 | 日々 | Comments(0)

感無量とはこのこと

金曜日

年内最後の忘年会を終わらせて
(ことしは5回もありました。声かけてくれた皆様に感謝)
帰宅後録画の全日本をみてヘロヘロのまま爆睡。
業務は12/30まであります。
あと2日、これが(業務的に)結構ぎっちぎちに詰まっている。
毎年、お昼過ぎ会議室での納会に顔だけ出して、
ウーロン茶で乾杯してデスクにダッシュで戻る30日。
頑張れ自分。いつものことです。

土曜日

渋谷で映画2本。渋谷で映画は年内最後。
ユーロスペースで
『白夜のタンゴ』

UPLINKの『2014年見逃した映画特集』で
『大いなる沈黙』を再鑑賞。見逃してないけど。

『グランド・ブダペスト・ホテル』
と、どちらにしようか悩んだ結果、
こういうことでもないと劇場でこんな静かな映画を
3時間弱も向き合うことはもうないかな、
そういう静かな気持ちは年の瀬にふさわしいかな、
と言う気分で。
あとUPLINKの小ぢんまりした空間で見る気分はどんなかしら、とか、
修道院の牛小屋にいた猫たち(最重要)をもういちどみたいとかそういうの。


わっせわっせと帰宅して全日本の放送に間に合いました。
ひゃー。ひゃーーーー。

以下フィギュアの感想、殴り書きなので畳みます。

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by chico_book | 2014-12-28 14:06 | 日々 | Comments(0)

冬の一日(ねこ三昧)

クリスマスに(クリスマスも)ねこづくし。
ねこ友でもあり、BC(BEFORE Chico)時代からの友人からのおくりもの。

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手前の小皿とグラス、そしてにゃんこの郵便屋さんの箱もです。箱の中身はお茶。
冬の家の中をあたたかく過ごすのにぴったり。

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ちょっと困り気味の真剣な表情のねこの郵便屋さん。
腰に巻いたベルト、長いしっぽ、大きめの封筒と封緘シール、
帽子とお耳の内側のポヤポヤ具合、
手をかけた左手の呼び鈴ひも(といえばいいのかどうか)、いろいろと完璧。
ありがとう。

いっしょに写っているマグカップは、なんとワタクシが新入社員時代、
会社のデスクで使用するために購入したもの。
いまは亡き福岡市博多区吉塚のパピヨンプラザにあった
ホームセンター『YOUR FACTORY』で購入しました。
そして職場で「ずいぶん大きいマグだね!? 」と言われました(昔話)。
当時からお茶大好きだったんだなあ。オフィスの乾燥対策としてはありですが。

いまの自分だと選ばないタイプかな、と見るたび思います。特にぽってりしたふちの厚みとか。
最近は、口をつけたときの感触を結構気にしているので。
それでも、このマグカップは大好き。現役でめっちゃ愛用しています。
ミルクティーには、この(ふちの)ぶあつさがイギリス庶民派っぽくていいという思い込み。
リーフを丁寧に入れていただく、ふちが大きく開いた上品なティーカップとは別の、
ティーバッグでじゃば!! と、てきとうにいれる日常感。
ウォレスとグルミットとか、ひつじのショーンの牧場主のおじさんみたいな
イメージだと、勝手に思っています。
イギリスに行ったことは、乗り継ぎで利用したヒースロー空港しかないけれど。

『ありがとう! ちこの食事のお皿は、私のおさがりなので、専用が出来てうれしいです』
とお返事のメールをすると、
『いや、それニンゲン用なんだけど』
と言うお返事が(笑) ありがとう。ほんとうにありがとう。

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ケータイの写真なので、ちょっと見えにくいかもですが、 
ちこにゃのネームプレートも一緒に頂きました。『ちこ』とお名前入り。
かわいいかわいい。やっぱりちこにゃん赤が似合いますね(うっとり)

年末に、ゆっくり一日おうちにおこもり。
いろいろ行きたいところはあるのですが、やはりこれがいちばん、なによりの贅沢。
郵便ポストすら見に行かない。最高。
ブレーカーから落ちているかんじ。ひととしてリセットと言うかスリープと言うか。

こういう日は室内の寒さをかみしめます。
こんなに家のなかが寒いなんてふだんのちこは大丈夫かしら、と心配をする。
ちなみに歩数計は2856歩。家の中にしかいないわりには、意外と多いような気も、

とおりすがりにふわふわの背中や、小さな背中や、かわいいあごをなでながら、
フローリングを黙々と拭いたり、玄関の三和土を小さなほうきで掃除したり、洗濯機をまわしたりする。
ぼぉっといろんな考えがふわふわ流れてゆく。
あえて追いかけずに、その流れをそのまま見送るのが一番楽しい。
不思議な充実感。YOUTUBEでクリスマスソングを小さな音で流しながら。



ホリー・コールを教えてくれた友人と一緒に購入したのが、上記のマグ。
過ごしてきた歳月をしみじみかみしめる。



たぶん一番好きな「クリスマスソング」はこれかも。Tonight's gonna be alright.



キラッキラの80年代ソング。
「息をひそめたコミュニスト 夜が明けるのをじっと待ってる」
なんてフレーズ、なかなか出てこない。クリスマスソングなのに。

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敷物のタオルを洗濯したので、微妙に夏物のうえにいます。うとうとにゃん。

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すやー。こういう時にこっそりつめを切ろうとして怒られる。

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ぎろり。安定の迫力。目力美人。ヴィヴィアン・リー!!
※個人の感想です
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by chico_book | 2014-12-25 22:00 | ねこ | Comments(4)

「それもまたよし」みだれうち

あっという間に年末ですね。早すぎて気づいてない感じ。
デパ地下にパンを買いに行ったのですが、あまりのごった返しぶりに恐れをなして
しょぼしょぼ戻ってきました。パン食べたかったなぁ。
そして飛びかう『クリスマスオードブル』『クリスマスプレート』『クリスマスなんやかや』に、
そうね、そうだわ、クリスマスだわ、と真剣にびっくりして、
それからしみじみとかみしめながら帰宅。

飛ぶ教室 (岩波少年文庫)

エーリヒ ケストナー / 岩波書店



「なにがそんなにうれしいの?」
「クリスマスですもの! クリスマスですもの!!」

先週クリスマスカードをさんざん書きまくったのに、お年賀状も準備しているのに
(しているだけで、まだ書いていません)ピンと来ていなかった模様。
情報にこころが追いついてないということかな。

クリスマスカードは、お年賀と違って早めに届いてもいいと聞いたことがあります。
早めに届いたものは、クリスマスまでの期間、ゆっくり飾ってたのしむのだとか。
クリスマスをお祝いする気持ちと一緒にいられるようでゆったりしていていいなあ。


私もここ数年、クリスマスカードをなるたけ書くようにしています。
一年おつかれさまでした、静かな年の瀬をすごしてね、と、
ゆっくり伝えられる機会があるのはなんとなくうれしい。
それがクリスマスカードとしてありかどうかは別にして。

待降節や四旬節も『待つ期間』がたいせつだし、その期間をいかに過ごすか、
いかに(クリスマスやイースターに)むきあうかとと言うことに主眼があるのでしょうか。
お年賀との性格の違いを思うと、なかなか興味深いです。
ちょっと期間が短すぎるのが難点だけど。郵便屋さんはさぞ大変でしょう。感謝。

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よくよくみると、既に桜の枝には固くしまったちっちゃい結び目みたいなつぼみが
たくさんついてる。大好き。

そしてこの季節は毎年、年末年始はどうしようかなあと、そわそわわくわくします。
今年はGLEEのシーズン5を一気観しようとたのしみにしてたのですが
(メインキャストのひとりがいなくなったことで、
すっかりテンションが落ちてましたけど、そろそろ見ようかな)

glee/グリー シーズン5 DVDコレクターズBOX(日本オリジナル100話記念ポストカード付)

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン



今年の後半、仕事がたてこんでしまって、
いつになくハードディスクと未読本がたまりまくっております。
幸福な備蓄と言えなくもないけれど、そろそろ限界かも。圧迫されるのはよろしくない。

毎年1/1は『映画の日』なので、なるたけ映画を観ます。
一年の計はなんとやら。だって確実に祝日の『映画の日』ってここだけだもの。

去年は桜木町の映画館で映画を観ました。
ホテルが近くにたくさんあるので、高校サッカーの選手や応援団ぽい人たちが
お土産を何にするかみんなでわあわあもりあがってたり、
ジャニーズ年越しコンサート明けのお姉さんたちが
幸福そうなだるさを漂わせながら
『次はどこにするー? 』
『札幌と福岡どっちがとりやすいんだっけ?』
なんて、スマホいじりながらスタバで盛り上がってました。
そんなリラックス+充実ぶりをみていると、なんだか私も楽しくなります。

1/1がおやすみな横浜の映画館・ジャック&ベティは、
1/2が映画の日なので、タイミングが合えばやっぱり行きます。
箱根駅伝の日なので、バスは使わない方向で。

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たまっている未読本たちを並べてみました。
江國さん・ラヒリ・津村さんと来て(切れてるけど)マルケスまでも。
なにこのお祭り状態。
まさにクリスマスと感謝祭とガイフォークスディがいっしょにきたとか、
なんだかかそんなかんじで、あってるかな??
実際ホリディの予定の話なんですけども。

本より目立っているこちらのポスター。大好き。いろんな品種のにゃんこさんたち。
にゃんこの品種にこだわりはないけど、このポスターはとても大好き。
同じデザインのポストカードも持っていますが、
ちっちゃすぎて物足りない感もあるので、やはりポスターがよいです。

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ブリテッシュショートヘアさんの、お顔のはち、縦横比はちょっとちこにゃんぽい(かも)。
やっぱり洋ねこ系なのかしら>ちこ。

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羽根布団の中でふくふくのちこさん。

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(ぼけぼけですが)若干、いやはっきりお怒り。見事なイカ耳。
そうだよね、せっかくぬくぬくでしあわせにねんねしてたんだもんね。ごめんごめん。

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クリスマスコスプレも、羊さんコスプレも到底お許しいただけない姫ねこさま。
一応クリスマスっぽい背景を配置してみる中途半端さ。
薄目を開けたまま、ぷう・・・くう・・・とちいさくかわいいいびき。
ねこのいびきがこんなにかわいいなんて、(ちことくらすまで)知らなかった。

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シアワセそのまま。原液。

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あったかい紅茶もすぐ冷めちゃう季節だけど、にゃんこを見るのがうれしくて
ついついジャンナッツのティーバッグを購入。職場でも持ち込んで使用中。
『ぷちっとだけ幸せになる』瞬間。
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by chico_book | 2014-12-23 23:45 | 日々 | Comments(0)

刻印された記憶と、氷島にありがとうをいいたい

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そんなわけで、ただいまニッポン。
空の色の濃さ、雲の重さとか湿度の感じ、やわらかくも野放図に伸びた植物に、
アイスランドとの違いをしみじみ感じて、成田に着いてすぐ撮った一枚。
すごく印象に残っています。

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キャティ!! 
シウマイと踊ることが大好きな男の子、明るくお茶目だけどちょっと寂しがりやさん。
横浜市民のシウマイ大好きっぷりと、白猫さんの奇跡のコラボ。
とりあえず、ねこ情報はおさえとかなくちゃ、と、写真を撮ったのだと思う。

キャティくん、2014ゆるキャラグランプリで
127ポイント獲得の1550位(応募総数は1699件)だったそうです

よかった。全然見かけないのでちょっと気にしていました。



テレビ神奈川でおなじみの曲に乗って飛び跳ねるキャティくん。ゆれまくるひげ。
いいんじゃないかな、ゆるキャラってことで、これくらいゆるいの。

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行き先は違うので乗りませんでしたが、こんな人もいました。
ウーパールーパーに見えるけど、違うんだろうなあ。

空港から帰りみちは、高速バスに乗ります。
特に羽田は、到着ロビーからひょいっと乗るのが簡単で気軽。
行きと違って帰りみちは気楽ということもあり。
特に羽田からYCAT行きは5-10分おきにひょいひょいくるし、
ほけっと乗っていれば30分もかからない気軽さもありがたい。
首都高横羽線でドライブ気分も楽しめます。
遅い時間のフライトだと、大黒埠頭がまた素晴らしい。

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もうすっかり、横羽線が私のホームタウンぽいなにかになってしまった。
さみしいようなせつないような、それでもほっとする。
※これは羽田からの帰り道なので、アイスランドからの帰り道ではありません。

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こちらはまだうちのこではなかったちこ。アイスランドから帰国後2週間のころ。
※写りこみがあったので、写真をちいさくしてあります(網戸汚くってごめんなさい)

ぜんぜん触らせてなんかくれないのに、こうしてじいっと網戸ごしに覗き込んでいましたよ。
かわいいなあ。素晴らしい猫だなあ。
さわってみたいなぁ、と、真剣にうっとり見ほれていました。
この段階で既にしてメロメロ。
するり、と、優雅に帰宅あそばすご近所さんのドアを心底うらやましく思ったものです。

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ところで、この旅のツアーパンフレットがありました。捨てられないひとはこれだから。
なんだかすごいラインナップの地名に、こっそりならんでおります。謙虚なたたずまい。

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『思うより身近な』アイスランドへ。かみしめてしまうフレーズ。


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……あれれ。記憶していたよりずいぶん安かった。
実際にはこれに『一人参加料金63000円』が加算されて
26万3000円でしたが、それでも安い。盛大に記憶違い。
てっきり26万がベースで、そこに対して更にひとり参加料金だと思ってました。
あてにならないなあ、自分の記憶。

というかんじで、なんと延々1年半にわたって
『6年前のアイスランドの(たった)5日間の旅の記録』を、
綴ってきた記事も、ひとまず終わりです。
読んでくださった方、ありがとうございました。

とにかく、本人はすっごく楽しかったです。
写真に助けられた部分も大きいのですが、結構記憶にあるもんだなあと、
自分でもびっくりしました。アイスランド本当に素晴らしいところです。
最近すっかり旅とは縁遠くなっているのですが、
やっぱり行きたいなあ、たのしいなあ、すばらしいなあ。

旅の記憶は、本当にずっと刻まれて残る幸福だもの。
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by chico_book | 2014-12-21 18:29 | | Comments(4)

かけらになって日常に着地済

アイスランドの旅と、アイスランドの馬についての映画と、
タイミングよくシンクロしたのがなんとなくうれしい。
単に自分が延々長々旅行記を引っ張っただけではありますが。
そう思いながら、ふと気づくと、家の中にこんな子がいました。

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アイスランドのおみやげ(のひとつ)、アイスランドホースのマスコットです。
ひづめ部分に磁石がはいっていて、こうして6年前からはりついております。
おなかにはりりしい国旗。ちょっと小ぶりな体つき、ふさふさの毛並み。
アイスランドのひとたちに、どれだけ愛されているのかよくわかる。

いっしょに写っているマグネットは、旅とか美術館のおみやげ。
『自由』は香港由来、ヴィクトリアピークのお土産物屋さんで。
カラヴァッジオは、ウフィツィ美術館所蔵品だけど、
もしかすると現地ではなく国内で購入しているかもしれない。
『吾輩は猫である』マグネット、これはたしか江戸東京博物館での『漱石展』のおみやげ。

なんだかんだで結構数があるマグネット、時々席替えをするのですが、
このお馬さんはいつも結構いい位置。
ほこりや汚れが目立つのが泣きどころでは、ありますが。

ヒースロー空港で購入したお土産を「はちみつ2びん」と書きましたが、
間違いで、正しくは『はちみつとマーマレード』でした。
惜しい。どうでもいい情報ですけども。

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イギリスは、マーマレードの種類がものすごく多い。
噂には聞いておりましたが、それでもやっぱりびっくりしました。
ずらりとならんだびんを眺めて、なんとわくわくしたことか!!

マーマレードは既に空き瓶なうえラベルも一部剥げていて、
状態がよくないので写真を載せていいものかどうか悩んだのですけども、
この『王冠をかぶったキツネ』と言うあまりにもイギリス的な絵柄に負けました。かっこいい。

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はちみつ、なんとまだ残っています。
大事にしすぎてまず賞味期限を過ぎ、更に諸般の事情により
糖分の摂取を控えているので、本当に減らない。

しかし、はちみつと言えば
『古代エジプト王朝でミイラの作成にも使用された『100パーセント天然の保存料』だそうなので、
様子を見ながらたまーにちょびちょび使ってます。あくまで自己責任。
※期限後のはちみつ、品質は変わらないけれども香りや風味は落ちるそうです。もちろん。

それでも、Scottish Heather Honeyですよ!! 
かっこよすぎる。そしてもったいなさすぎる。
(F&Mなので、もしかして日本国内でも入手できるのかもしれません)

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数年前国内で入手した、アイスランドのポストカード。
それにしても午年からひつじ年って、なんというアイスランドシフト。

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同じくアイスランド、南部海岸線だそうです。
マグマがせりあがってきて出来た『柱状列石』、
アイスランドは(その道のひとには)たいへん有名なんだとか。
ちなみに『柱状列石』で検索すると、ストーンサークルの話が拾えます。
ちょっとこれにも似ているような。考えすぎかな?

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※レイキャビク一高い建造物・ハットルグリムス教会のパイプオルガン。

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場所はここ(黒丸の場所)。
だんだん、この「アイスランド」のかたちを見るだけで愉しくなってくる。

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こちらはまた別のカード。お魚大好きアイスランド。さすが海洋国家。
アイスランドクローネにも、お魚が彫ってあります。
そういえば、同じ島国でも日本の硬貨にはお魚ないですね。植物ばっかり。

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玄関に飾ってある、やはりアイスランドのポストカード。
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by chico_book | 2014-12-21 00:29 | | Comments(0)

どこにも属さない自由さを満喫

※ヒースロー空港 Terminal5からのつづきです。

マテリアルなうえにもマテリアルなワールド。きらびやかさに戸惑う。
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なんのイベントなのか、何が「LAST DAY」なのかわかりません。
いやもちろん車はかっこいいですよ。それはもうね。
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おそらく『15:45 Tokyo』に搭乗したのだと思います。
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お隣の座席は、ベリーダンスを習いにイギリスに来たという、若い日本女性でした。
長い黒髪、すんなりした手足、めっちゃかっこよかったなあ。
細いだけでなく、全体的にひきしまったかんじ。すんなりしたとしか表現しようのないきれいな筋肉。
走るとはやそうで、きれいな身のこなし。

※以下、おぼろげな記憶に基づいた『大草原の小さな家』シリーズのローラの話になります。
再読・再確認をしていないないようなので、記憶違い等あるかもしれません※

大草原の小さな家シリーズの作品で(確か『シルバーレイクの岸辺で』だったと思います)
ティーンエイジャーに成長したローラが、『干し草積み』の作業を手伝わせてほしいと、
父さんにお願いするシーンがあります。インガルス一家は娘4人の女系家族。
肉体労働は、父さんがほぼ一人でこなしていますが、圧倒的に労働力が足りません。
からだを動かすことが大好きなローラは父さんに頼むのですが、家族のだれもいい顔をしません。
ほかの姉妹はといえば、盲目の姉・メアリーと、まだ幼い妹ふたりで、手伝えそうなのはローラだけなのに。
『レディらしくないし、日焼けもしちゃうわ』と言うのが、反対する家族の意見。
それでもようやくやっと、なんとかローラは父さんを説得します。
結局人手が足りないのは事実なので、しぶしぶではありますが、ローラの手伝いをゆるす父さん。
そのさいに、肉体労働にはとても向かないからと、コルセットをローラは外します。
それをみた母さんはやはり嘆くのです。
『ローラはもう小さい子供でなく、すっかり一人前の娘なのにコルセットを外すなんて。
おまえのウエストはふためとみられなくなりますよ』

なにしろ、若いころは
『父さんの手の中にウエストがすっぽりおさまった』
と言うのが自慢の母さんです。
これを読んだときに、衝撃のあまり何度も確かめました。
手? 腕じゃなくて、手?? (でも腕じゃ自慢にはならないよね、いくらなんでも)
ウエストを両てのひらでつかめるってこと? 
いくら父さんが大柄でごっつい手をしていたとしても……うそでしょ?? こわ。

のちに、19世紀当時の理想のウエストサイズは45センチと知りました。
男性が片手で(!!)つかめる、というが、まさに理想であこがれだったのだとか。こわすぎるー。
となれば、まさに理想そのもののウエストを、かあさんが自慢するのも、
娘の愚行を嘆くのも、当然なのかもしれません。おもしろいなあ。
それにしても、ヨーロッパの社交界とかそういう、
いつ(淑女らしく)気絶しても困らないひとたちの世界の話かと思っていたら、
開拓農民の娘であり妻である母さんにとっても認識は同じだったのね。ちょっと驚きました。

さて、そんなふうに母さんを嘆かせるローラのウエストについて、作中で
『若木のように丸っこい胴』
と、表現されていたんですね。
いいじゃん若木、かあさん嘆くことないのに、と(当時)20世紀後半の子どもだった私は思いました。
すんなり伸びて、健康的にひきしまった、みっしりした細胞が内側から充ちてる感じ。
でもこれはどんな種類の木ををイメージしているかという認識の違いがあるかもしれないし、
理想があくまで「砂時計のごときボディライン」だとすると、なるほどねえ…と興味深く思う次第です。

長々と話が飛びましたが、隣の席のダンサーのお嬢さんのウエストが、
それこそ『若木のように』引き締まり、若々しくみずみずしく、大変魅力的で健康的だったのです。
ローウエスト気味におへそを見せるスカートをはいておられたので、まあ目立つ目立つ。
もちろんかっこよくてめだつ、ということなのですが。

しかも彼女は、フライトの途中でなんども席を立ち、トイレの前の空間でストレッチを繰り返していました。
あんなふうにきれいな筋肉をいい状態で維持するのは、こまめな努力が必要になんだなあと、
しみじみと感心したことをおぼえています。
『めんどくさくても、ちょこちょこ動いた方が後でからだが楽ですよ』
とのこと。おかげで私も席を立ちやすかったです(トイレと歯みがきだけど)。感謝。

そんな機内で私がしていたことと言えば、機内食の写真撮影(とほほ)。
ああ、やっぱり興味の方向ってそういうことね。

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フィッシュパイ。見た感じ、たらと豆をクリームソースであえたものにクランブルっぽいものを
トッピングして焼いた、とかそういった感じでしょうか。
プディングもそうですが、英語圏でパイ、と表記される食べ物の幅の広さには驚きます。

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6月のイギリスで、サマーフルーツトライフル、といわれると、それだけでちょっとうれしい。

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なんだか野放図にも見える着色料バリバリのお漬物も、オサレピクルスに見え・・・、
いや、さすがに無理があります。

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『ウェスタンミベリアン低地』
なんとも味のあるカタカナをかみしめる。
シベリアを空から眺めるのが好き。なんだか無性に好き。
いつかはシベリア鉄道に乗ってみたいけど、ただの見果てぬ夢かも。


うた:大瀧詠一がこれしか見つからなかったのでこちら。
(画像が、わたしとしてはいまひとつ好みではなかったのが残念。好みが分かれると思いますのでご注意ください

f0257756_23122784.jpg

もうほとんど日本です。降りたくないような、早く帰りたいような。

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機内で食べる最後のごはん。

f0257756_23134044.jpg

オーガニックでビオなヨーグルト。

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焼きトマトがさっぱりしていておいしい。

タイトルは、国際線長距離フライトについていつも思うこと。
ちょっとした態度保留と言うか、留保と言うか、なまけものにとって
やさしいゆるされた空間な気がする。
そして拍子抜けするほど、あっけなく終わり日常にもどるのですが、
それでもソフトランディングが許されてるというのは優しいことだし、
変わり映えしない日常にあっさり戻れるのは、ひとつの幸福。



旅の終わりには、ピチカートファイブがとてもよく似合う。マジカルなほど。
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by chico_book | 2014-12-16 23:32 | | Comments(0)

はじめてのひと(推定)に再会

たぶん、わたしがはじめて観たフランス映画。
86年公開と言うことなので、公開当時ではないと思います。
あるいは(当時は今よりもタイムラグが大きくて)九州に来るのが遅かったのかも。

同じ監督の『ポンヌフの恋人』を観たのははっきり記憶しているので、
もしかしたら記念上映とか、そういう流れかもしれません。

『汚れた血』



ながいこと休館していた横浜・伊勢佐木町のシネマリンが、
12/12(金)にリニューアルオープンしました。公式HPはこちら

近くの『ジャック&ベティ』にはちょくちょく観に行くので、
その都度目立つ場所にある看板を、ちょっと寂しい気持ちで観ていました。
ミニシアター冬の時代、なんていう言葉も聞こえてくるし、
都内でも閉館のニュースをよく聞きます。
実際『映画代って高くない? 』といわれることもしばしば。
(そうとも言えるけども、その分いいこともあるので、なるたけ劇場に行きたいな、というのが私の見解)

そんな時に、うれしいリニューアルオープンのニュース。
なんと、長年映画サークルで活動されていた方が、劇場を買い取って(!!)
オーナーになられたのだそうです。すごいすごい。

休館していた伊勢佐木町「横浜シネマリン」が復活オープン(横浜経済新聞の記事です)

オープニング上映はジュリエット・ビノシュの『おやすみなさいをいいたくて』。
でも私が見たのはそれではなく、オープン記念『ジュリエット・ビノシュ』特集と言うながれ。

『もし君とすれ違ってしまったら、全世界とすれ違うことになる』

ハレー彗星が近づいて、異常気象に見舞われる近未来のパリが舞台。
愛のない性行為で感染する奇病が蔓延する陰鬱な世界。
煙草をふかしまくる登場人物たち、ヘルメットなしで乗るバイク、
大きい径の華奢なハンドル、四角いフォルムのオープンカー、
窓から身を乗り出し、電話線ぎりぎりまで受話器を伸ばす姿。
ものすごく80年代な世界観。
そんな(陰鬱な)パリのかたすみに置かれた宝石のようなヒロインと、凶暴で純粋な恋情。

それこそハレー彗星のように、暴力的に、突然遠くからやってくる、不意打ちのような気持ち。
じぶんではどうしようもない、野蛮でアウトオブコントロールな衝動、まじりっけなしの恋そのもの。
それらがものすごく鮮やかに、くっきり刻まれている作品です。
不意打ちの張り手のよう。指紋や手相までうつしとられるような激しさ。

何よりも色彩の美しさ。あざやかさ。疾走感。
この作品のジュリエット・ビノシュのうつくしさは、ちょっと度外れています。
完璧に清らかなのに、みるものの心を奪い、運命を狂わすファム・ファタル。

この映画のせいでわたしは、どんなジュリエット・ビノシュを観ても
「おかしいな、この人もうすこしきれいなはずだよほんとは」
と思ってしまう呪いにかかっております。大変失礼なお話なのですが。
『ショコラ』とか大好きなんだけど、それでも。

とにかくすごい。こころ打たれます。ぐわんぐわんゆすぶられます。

撮影当時26歳の監督レオス・カラックスと、ジュリエットは恋人だったのそう。
これほどの想い、これほどの情熱で、いかに彼女を美しく描き出すかにこころを砕き、、
いかに自分の恋心をつたえつくしたか。
そう、主人公アレックスが語るアンナへの恋ごころは、
そのままカラックスが主演女優にささげる言葉なのです
そんな自家中毒のような展開も、あまりにも美しいのですべてゆるせてしまう。

古い作品だしいま観るとどうかな、思い出補正だったらさみしくなるかも、とか、
レンタルでもいいんだけどねぇ、などなど思いながらも
(シネマリンへの興味もあって)劇場で観てきましたが。いやよかった。
まったく心配いりませんでした。

そして、完璧に劇場向きの作品です。レンタルして家で観る、と言う再会でなくてほんとによかった。
築60年のビルの、リニューアルしたての劇場と言うシチュエイションはパーフェクトと思われます。
少なくともピカピカキラキラ最新の商業施設のなかの映画館で観るのとは、
ずいぶん印象が違うと思います。
 
とは言え荒削りと言うか、若さの勢いだけがほとばしっているところも結構あるし、
いかにもな80年代な部分もあるので、そのあたりは好みが分かれそうではあります。
個人的には、わたしはバランスの良い作品よりも何かそういう突出した
引っ掛かりがある作品が好きです。もちろんその引っかかりがなにか、にもよりますが。

そんなシネマリンで、わたしが(渋谷で)見逃した!! と、
悲嘆に暮れていたこちらが上映されます。2015/01/10から!!
わあい! すごくたのしみ!! 今度は見逃さないよ!

『白夜のタンゴ』



いつ見てもわくわくする。あらゆるシーンが気になってしょうがない。

まっすぐで痛々しくてきれい、どうしようもなく野蛮な衝動と言えばこのヒト。



青春の痛々しさ愚かさかわいさを、いまも実感持って、そう、過去のものとしてでなく、
リアルに歌ってくれる靖幸ちゃん。ほらね、と笑ってくれる岡村ちゃん、いや、岡村先輩。
青春とは季節ではなくて心性なのだとわからせてくれる50歳。
靖幸ちゃんがいてくれてよかった、と思う。
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by chico_book | 2014-12-16 01:06 | 映画 | Comments(0)

ア・マテリアル!!

ヒースロー空港に無事着陸。一時は乗り遅れるかとすら思っていたので、ひと安心。こころから安心。
仲良くなった学生さんとも、ここでお別れです。しかし彼はものすごく不安そう。

「これからぼく、どこにいけばいいんでしょうか」

私はBAに乗継で、いったん完全に入国して荷物を自分でピックアップしたのち、
ターミナルを移動して再度出国というだんどりですが、
どうやら彼は出国することなく乗り継ぐチケットのようです。
荷物も成田まで直行。あら、らくちんでいいじゃない。

「そうなんですけど・・本当にそうなのかなあ。自信ありません」

うーん、それはよくわからないや。たぶん大丈夫だと思うけど。いっしょに聞いてみましょう。
飛行機を降りたところにいる空港職員さんに、エアチケットを見せて一生懸命身振り手振り。
時間に余裕のある(そしていまやココロもおちついた)私も、英語が苦手だという彼を、
そばでなんとなく見守ります。
自分も苦手なので、ただの賑やかしでしかないんだけど、それでも。
私も、ドイツ人ファミリーさんがいてくれてとても心つよかったもの。

でも、どうやらだいじょうぶそう。入国審査ではない方のルートを、彼と職員さん、
指さし合ってにこにこ確認している。よかったよかった。
と言う訳で、彼とはここでお別れ。
思いがけず楽しい時間でした。ありがとう。気をつけてね。

というわけで入国審査に向かいます。たいへん厳しいというウワサもある、イギリスの入国審査。
まあ私は乗り継ぎだけだし、大丈夫でしょ、という気分でほけほけ歩いていると、
突然日本語の渦に囲まれます。うわびっくりした。なに? なに?
はい、いわゆる
『シニア向けちょっと珍しいところに安心して行ける添乗員完全帯同ゴージャスツアー』
参加の皆さまと、気づけば合流しておりました。
国際空港では時々お見かけする旅慣れたみなさまがた。
独特の花柄と帽子とスカーフのマダム、品のいいベストをお召しになったムシュウが、
しっかりはっきりツアーバッチを燦然と身につけて、パスポートを手ににぎやかに談笑する列のただなかに、
気がつくと私はおりました。いやぁほんとにびっくりしました。
ばいばーい、と、青年に手を振って、ふと気づいたらまわりじゅう囲まれていたんだもの!!
い、いつのまに!!

しかしマダムの皆さま、おしゃべりに夢中だったり、
あるいは「○○さんの次がいいわぁ」といったのんびりしたかんじで入国係官の
『NEXT!』
の呼びかけに反応が遅れ気味。それをさばきまくる添乗員さんの、
華麗な姿に感動をおぼえつつ、おとなしく自分の番を待ちます。
何だろう、この少しずつアイスランドから離れていくかんじ。
さみしいけれど、すこしずつすこしずつ見知った日常へのソフトランディング。わるくない。

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ヒースロー空港の通路。
ああ、(クリーンエネルギー先進国)アイスランドは遠くなったんだなあと、さみしくなった一枚。

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ヒースロー空港の駐輪場。すごく盗撮ぽい写真になりましたが、ふつうに撮影した一枚。
よくよくみると、ぽつんとおいてあるU字ロックに、ココロがざわつきます。

f0257756_23494630.jpg

青暗い照明が、透明で明るいアイスランドと対照的。
透明な光に充ちていたアイスランドをおもいだして、やっぱりすこし寂しい。

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とはいえ、かの有名なロンドンのTUBE!! これはこれで充分かっこいい。
旅の終わりはいつもちょっとメロウなだけ。

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ターミナル間だけの移動とはいえ、しっかり空港線。
『Heavy』が台車に乗っているあたりがなんともよい。傘もかわいいし。

この年(2008年)の春に、大改装が終わったばかりだったヒースロー空港。
BA利用のワタクシは新設された専用ターミナルであるTerminal5に向かいます。

なんとチェックインカウンターなし・自動チェックイン機がぽんぽんあるだけで戸惑ったり
(係員さんがたくさんいるのでなんととかなりました)、
セキュリティチェックで靴まで脱いだりしたような記憶があります。
とにかく広いわ混んでるわ列は長いわで、どんどん時間がなくなっちゃう。
国際線の長距離便は3時間前に来た方が安心、とは本当なのね、と感心しながら、
ようやくたどり着いた出発フロアで、これ!!

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あまりに広大なターミナル。なるほど、移動に自転車というのは理に適っていますね。
空港ターミナル、カートで移動する方ももいるもんね、
それにしてもかっこいい!! 一目で上がるテンション。まさにゲンキン。
そして、マテリアルワールドにウェルカムバックといいたげな、DUTYFREEショップ群。

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(いさましいことを言いつつ、私がココで購入したのは
CD一枚とはちみつふたびん、あとお土産のウィスキーくらいなのですが)



大好きなビデオ。時々見たくなります。
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by chico_book | 2014-12-10 00:10 | | Comments(0)

タイトルと装丁は何とも秀逸

話題になっていた作品を図書館で借りました。周回遅れ気味の話ではあります。

『ここは退屈迎えに来て』山内マリコ

ここは退屈迎えに来て

山内 マリコ / 幻冬舎



さっくり読了。地方ガールのロードサイドを舞台にしたのファスト風土を鮮やかに描いているんだとか
なんとか、書店員さんの手書きポップにありましたっけ。うーん。残念ながらピンときませんでした。
でも面白くは読めたんですけど。

しかしこのタイトルにこのカバーデザインというのは、なんともお見事。
買いそうになるのを何度もこらえた本であります(文庫版もまたよし。両方並べたくなる)
各章のタイトルもぴしっとはまっています。『地方都市のタラ・リピンスキー』なんて!。
(いまも心の中でそっと真似する(こともある)、タラちゃんのガッツポーズ!!)
でもそれで、ちょっと期待しすぎたきらいもあるかな。
あるいはタイトルでネタバレ気味でもあります。そのまんまの話でもあるので。
「え、それだけ? 」と思うか、
「おお、やはりど真ん中、来た! 」と思うか、の違いでもあるのだけれど。

ぜんぜん届かない訳ではないんですよね。なんでもあるのに荒涼とした国道沿い、
そこを車で流すひとたちのものがたり。
ユニクロ、無印、しまむら、ブックオフ、ツタヤ、エトセトラエトセトラ
(ちなみに私の育った自治体には、ユニクロもスタバもありません(涙)
『まあいっか、ユニクロでなんか調達すれば』まで車で40分というハードル)
その街に居続けるもの、でてゆくもの、また帰ってくるもの、そこここにちらばる感情を
丁寧かつリアルに描写してある。でも何だろう、すごく遠い。
そういうことあるだろうね、とは思う。ああ、そうね、そうだよね、でもそこでおしまい。
体積を持って立ち上がってこない。よけられない水たまりみたい。
通るためには踏み込むしかなく、踏めば濡れてしまうけど、
深さがなくそれ以上にはかかわってこない(本作に深みがない、という意味合いではありません)

例えば、江國さんの描く小説世界の方が、はるかに『現実』からは遠いです。
ときに、かるがると関係を持つ男女とか、
空気も前後も何も読まず「のびやかに」おのれ自身でありつづけるところとか。
「ある」か「ない」かでいえば、「ない」。もう、まったく「ない」。
川上さんもそうかな。それでも、不意につきつけれれるごくごくささいなディティールが、
ぐわっと立ち上がってくることがあります。そのあたりなんとなく対照的かも。

もしかすると、世代論めいたものと切り離せない話なのかもしれません。
かつてブイブイ言わせて(ていうかこの表現がすでにして時代的な違和感のもとになりそう)
肩で風を切っていた『ギャル』の時代の空気をたっぷりと含んでいるし、
その時代を象徴する固有名詞もガンガン出てくる。
※作者は80年生まれ。

先日『なんとなく、クリスタル』を図書館で読んでいろいろ衝撃を受けたのですが、
そうですね、共有している時代の空気や距離感を加味しないと、
ちょっと推し量れない部分は大きいのかもしれません。

それでは、たとえば私には突き刺さる
『かくかくしかじか』も、ひとをえらぶのだろうか、とか思います。

かくかくしかじか 4 (愛蔵版コミックス)

東村 アキコ / 集英社



『師弟もの』『青春成長もの』としてある程度一般性のあるジャンルにいるとも思うけど、どうなのかな。
いわゆる90年代カルチャーとか『ぶ~け』などなどに馴染みがなければ、受け止め方が違うかな。
※『かくかくしかじか』過去の感想はこちら→ 2巻 3巻 4巻

しかし安野モヨコさんは世代としてはワタシに近いのですが、ものすごく『ギャル!!』と
言われる女子高生の、愉しさと空虚さ、しかも卒業してからの現実までも描き切っていたなあ。

『花とみつばち』

新装版 花とみつばち(1) (モーニング KC)

安野 モヨコ / 講談社



なんと新装版が出ているとは!! 全然知らなかった。

女子の生活とか友情とか夢とか希望とかあきらめとか
愛とか恋とかあこがれとか失望とか、まんがで扱われぬいている素材なので、
まんが読みが評価すると、ちょっと厳しめになるのかもしれません。

そういえば、昔から一貫して賛否両論かまびすしい(おつかれさまです)村上春樹氏の
(ある意味)代表作である『ノルウェイの森』の、有名な冒頭部分。
着陸した飛行機の機内で聴こえてくるビートルズの『ノルウェイの森』。
動揺して頭を抱え、顔を覆う主人公。
そんな彼を気遣い、声をかけてくる機内乗務員に、彼はこう答えます。
「大丈夫です。ありがとう。ちょっと哀しくなっただけだから」
「そういうこと、わたしにもときどきありますよ、よくわかります」

この機内乗務員に『そんな奴いないよ! 』という評を読んだことがあります。いやそれただのツッコミだよね
と思うんだけども、実はそういう声は昔から結構大きかったと思う
(講談社社屋を赤と緑のベストセラー垂れ幕(!!)が染めていた当時の話)
まあだいたいそこから転じて、氏の作品世界は内向きだとかなんとかかんとか
そういう批評が展開されるながれでした
(春樹ほんっとうに叩かれてたよねぇ……と、なんだか昔語りばかりになっておりますが)

私には、いくらなんでもそれはちょっといちゃもんじみて聞こえたんだけど、どうかな。
そう思うのは、単にワタクシが春樹読者だからでしょうか。
読書体験で『共感』を基に語るのは、かように難しいことでもあります。

単純に私が年を取って、経験を経て、ここで描かれているようなビビッドな感情から
遠くなってしまった、ということかもしれない。
でも津村さんの書く中学生とか、結構胸に迫るんだよね。うーん。

都会には都会の、地方には地方の、更にイオンすら遠い僻地には僻地の
辛さと孤独と悲しみがあり、あきらめとささやかな幸福や居直りやなにやかやはある。
そこへの踏み込みが、もう少し足りなかったような気がします。
でもこの作品は、そういう汎用性ではなくピンを絞って
対象を抽出しているので、と、言われれば納得出来るます。

あと、ロードサイドとかファスト風土小説、ということばに
引きずられ過ぎない方がいいかも。
私はそれを意識して読んでしまっていることに気づいて、途中でやめました。
ふつうの若者、あるいはもう若者ではなくなりかけた人たちの物語です。
この本が面白かったのでついつい、頭の片隅で意識しながら読んでました。

世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析 (角川書店単行本)

斎藤 環 / KADOKAWA / 角川書店



ともあれ、あまりそういう細かい線引きをきつく引きすぎずに、
いろんな本を読んでみようと思います。ひきつづき。
図書館も有効活用しつつ!

こちらがたのしみすぎて怖い。ガッツリいきますよ!! 
きっとそういうヒトばっかりかな。そこもふくめてたのしみ。

岡崎京子展@世田谷文学館 2015/01/24-03/31

※リンク先はファッションプレスの記事です
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by chico_book | 2014-12-09 00:57 | | Comments(0)


ねことか本とかまんがとか、と言いつつ映画にじわじわ圧される幸福


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