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夏と秋のあいだのような、いまと昔のはざまのような

九州に行ったときは、いつも予定みっしりで押せ押せ。
なかなかゆっくりと散歩などすることもないのですが、
今回ふらっと空いた小一時間ほどを、ちょっと強引に割り当ててみました。

小さい城下町で、とてもしずかな場所。
街の大きさはまるで違いますが、
実は私の印象では横浜とどこか似ています。
NHKニュースのさいごに
『それでは横浜の映像です』
と流される、はなやかなみなとみらいとはまるで違う、
たとえば旧東海道あるいは相州道・大山街道など、
ひっそりした街道沿いの、むかしからあるお寺の脇の
細い坂道や古積の石垣の雰囲気。
華やかな横浜らしい観光地・山手の少し脇に入った場所の、
すこし忘れられたようなひっそり感(過去記事)。
単純に、両方とも海が近くて坂の多い街だからかな、
などとも思うのですが。

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実は石垣が好き。
こどものころ登下校時、毎日毎日石垣の隙間を
食い入るように見ていたのがその起源だと思うのです。
今回確信。

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苔のかんじとか風合いとか。

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お寺の石垣。手積み感がなんとも言えず好き。
この道を、ランドセルを背負ったまま本を読みながら
歩いて帰っていました。あぶない。歩きスマホダメ。

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いまも残る武家屋敷の土塀と石垣。
苔の生え具合とかどこに通じてるのかわからない
(と、当時思っていた)石のすきまとか。

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それはそれはわくわくしながらのぞいたものです。
異界に通じる空間として。
いま見ると、静かな美しさにみちているように思う。

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「鶏頭や二度の野分に恙なし」正岡子規。

もう野分はなくていいよね、と、海沿いの道に
砂がかぶっているのを見て思いましたが、現地在住の皆さんは
『まあこれから9月だからねえ(そんなに甘くはないんじゃない?)』
と、ゆったりとしたお答え。
現場のリアルというべきか、直撃を避けることができた余裕というべきか。

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露草は、夏休みラジオ体操と結びついたイメージ。
思い出の中の露草はもっと濃い紺色の花が
たくさん咲いていた印象ですが、
すっかり涼しくなったこの季節には、
かろうじて咲いていた
褪せたような夏枯れの色あいがまたよし。

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こんな小路を毎日毎日歩いていたのね。

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これは野分の影響かもしれない。

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すっかり秋のいろあい。

ずっとお茶好き・コーヒー苦手だったのですが、
去年から少しずつ、ペーパードリップでコーヒーを飲みはじめました。
そんな私にとって、ことしはアイスコーヒー元年。
たまたま通りがかった駅ビルの『閉店半額セール』で、
『アイス用珈琲豆』を購入しました。ファーストトライ。
しかし、はじめて飲んだとき、その苦みにびっくり。
これは無理かも、失敗したかなと思いましたが、キンキンに冷やしてみると
こんどはそのすっきり収まりぐあいに二度びっくり、
ミルクを入れてみて相性の良さに三度びっくり。
そんな発見のあった今年の夏。

しかしそんな珈琲豆が残ったまま夏が
一気に過ぎ去っていくようで、やや焦り気味。

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足元に星のような花が。
松葉牡丹、あら懐かしい、最近あまり見かけないよね、
と思ってカメラを向けましたが、葉の形が松葉ではないですね。
うむむ。ポーチュラカとも少し違うようですが。

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夏の花のはずですが、すっかり秋の色合いに見えます。
(名前はっきりしないけど)

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風の音にぞ驚かれぬる。
秋の気配は、もうすでに目にも見える程ですが、
竹の葉擦れの音はひときわ風を印象づけます。
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by chico_book | 2015-08-31 04:50 | 日々 | Comments(0)

夏の終わり、行きて帰ってきた話

所用のため、2泊3日で九州に行ってきました。

「にゃんですとぉ!!」

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またもやシッターさんにお願いしてのお留守番にゃん。

「いやいやいやいやー!!」

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写りこんでいるのが、ちこにゃん冷え冷え用として床におろされるも
全く使われている気配のない(前職・パイ生地こね台の)大理石です。

「(たたみなんか)こうしてやるわ! こうしてやるから!!」

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ひぃぃやめてー。

こ、こちらで怒りをお納めくださいませ。

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メディファスのパウチ、7歳以上のねこ用。
まずは水分をなめつくしてから、
固形を(しぶしぶ)食べるのがちこにゃん流。
(固形だけ残すこともあります)

安定のアマゾンさん包装。なんだかすごい貴重品のよう。


「・・・・・ぅぅむ」

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不満げなちこさん。
とりあえず熱中症の危険は去ったようなので、
そこは安心かな。

(ぶすっ。ことしの夏はお留守番ばっかりじゃない! )

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ココロの声が聞こえてきそう。

(おみやげはなにかしら? まいにちちゅ~る食べ放題とか??)

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(ちゅ~るは、九州のおみやげじゃないです・・・小声)

ちゅ~るが本当に大好き。ちこまっしぐら。それこそねこが変わったように夢中。
とにかく食に興味のないちこにゃんが、これだけ食いつくということは
相当にアレなのかもしれない、と、根拠なく不安がってしまうほど。



※参考リンク:
どんなに警戒心強い街猫でもたらしこめる魔法のオヤツ「ちゅーる」に夢中の猫さんたち


(ゆるしたわけじゃないんだからね!)

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(きいてんの!?)

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あまりに後ろが散らかりっぱなしなので迷ったのですが、
本ねこのかわいさ以外、目に入らないこと請け合い、の一枚。
(確信)


(がーう)

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こんなかわいいにゃんを置き去りにして、よくもまあ。
よくぞのりきった自分! と、ばかはばからしく大人げなく
自分をほめてみたり。
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by chico_book | 2015-08-30 19:52 | ねこ | Comments(0)

孤独の影はエレガンスを深める(かも)

土曜日、ひさびさに映画を観ました。
歯医者と図書館を済ませたお昼過ぎ、
時間があわないので『さよなら人類』は後回し。


※再掲です

ふっと思いついて『ナイトクローラー』なんだか評判よさそうね、
ひさしぶりにシネコンもいいなあと思ったのですが、
バスに待ってる間に満席に。こういうとき、スマホは便利だわ。


(予告もいまはじめて観ましたが、相当怖そうですね。無理かも(ぼそっ)

と言う訳で、桜木町から予定変更していつものジャック&ベティへ。
観たのはこちら。
『彼は秘密の女ともだち』 公式サイト



フランソワ・オゾン監督最新作です。
私もやっぱり御多分に漏れず『8人の女たち』が大好き。

虚虚実実入り交じる中で事態が進展してゆく、
真実は誰にも(もしかすると当人にすら)わからない展開。
ゴージャスでエレガント、キッチュですらあるんだけど
安っぽくないファッションにインテリア。
内容とは関係なく幸せになれる映像に混ぜ込まれる
甘くがっつり鋭い棘。もちろん今回も健在。むしろ先鋭。

さまざまな感情はいつも絡み合い、
波のようにうねりながら変化して進んでゆくもの。

じぶんの認識、線引き、さまざまに
「あなた自身はどうなの」
と甘くやさしく、それでもきちんと回答を出すことを
シビアに求められているように思う作品です。
しばらくこの作品のことを考え続けてしまうに違いない映画。

ジャック&ベティでは8/22公開したて。
比較的早い段階で見てよかったです。

ヒロインのファッションがまた素晴らしかったです。
モノトーンですっきりまとめるフレンチシックの中に差し込まれる、
マツダの赤いオープンカー(たぶんロードスター…かな)と
真紅のドレスの鮮烈。
そしてそれを凌駕するほど、ダヴィド役のロマン・デュリスの
女装姿は素晴らしかった。

「いまどきゲイは珍しくない。職場の男性の1/4はそうだ。
女性はそれほどでもないが」
ヒロイン・クレールの夫、ジルの台詞です。

『不機嫌なママにメルシイ』(感想
『私はロランス』(感想
でも異性装はあつかわれていました。
(『不機嫌なママ』は、単に主演俳優さんが
女装してママ役もやったというだけかもしれません)

同性愛と異性装というのはまたひとつ次元の違った話で、
わかった気になってしまうことの怖さがしみじみと深まります。
どうしても年をとると、経験の総量じたいは増えるので、
過去の経験に照らし合わせて判断することが多くなります。
ああ、このパターンね、と予測してしまいがち。
それが有効な場合もあるのですが、
謙虚に真摯に素直に受け止めることがむつかしくなるということでもあり。
そのあたりこの作品はじつに秀逸。

私立男装学園(1) (KCデラックス )

小池田 マヤ / 講談社



やはり日本のまんがのすそ野の広さ、あるいはそれを下支えする
読み手の層の厚さというのは素晴らしいですね。
いちまんが読みとして誇りに思います。
(とはいえこの作品じたいは連載していたWEBマガジン休刊により
未完なので、発言がやや矛盾。しょぼん)

私は
『まんがばっかり読むと馬鹿になる』
と、それはそれはきつく言われた世代なのですが、
(その予言があたったかどうかはさておき)
どれだか言われても責められても、こんな豊饒なものを
見逃せなかったという意味でじぶんの選択を
支持したいわけです。こっそり変な自讃。

あとなんとなく思い出した木川田くん。
べつに女装はしてなかったと思うけど、繊細さと凛々しさの同居したメンタリティ。

無花果少年と瓜売小僧 桃尻娘 (講談社文庫)

橋本治 / 講談社




ジャック&ベティさんが私に勧めてくれた映画。

『靴職人と魔法のミシン』


タイトルでは心魅かれなかったのですが、予告を観たら興味が出ました。
古い足踏みミシン、私の実家にもありました。
たしか戦前から使っていたもののはず。
鉄製だからうるさいわ重いわだったけど、大好きでした。
ろくに使いこなせなかったけど。

『ボヴァリー夫人とパン屋』


センシュアルな意味ではなく、パン生地こねるのは気持ちいい行為です。

『ひとりひとりの戦場 最後の零戦パイロット』


『陸軍登戸研究所』がむちゃくちゃ面白かったので。


『バレエボーイズ』


なんだかノルウェーづいていますが、これは観たい。

ジャック&ベティさんとはとくに関係ありませんが
たぶん観ちゃうんだろうなあ。



そんな大作に出なくてもぉ、とか、
復活とか失礼な!(おこ)とか
いろいろ思いつつも、
まあいいんじゃないかな、たまには、なんて思ってしまっております。
ちょっとゆるんだ感じの頬とか首とか、
ちょっといい感じに枯れて、かさっとしたかんじ、いいですね!!
(断言←ただのファン)
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by chico_book | 2015-08-24 00:23 | 映画 | Comments(2)

(たぶん)いつでもどこかであえるにゃん

8/17で終了しましたが、チケットをいただいたこともあり
何とか都合をつけて行ってまいりました。横浜そごうでの写真展。

岩合光昭の世界ネコ歩き

岩合 光昭 / クレヴィス



最終日いちにち前の日曜日、おまけに世間は夏休み中。
絶対混雑するから、午前中に行かなくちゃ、と
大慌てでおでかけしましたが、もたもたして結局会場着は11時。
しかし既にして入場列に並びます。さすがだー。
30分ほど並んでようやく入場。

NHK-BSでおなじみ、岩合さんの『世界ネコ歩き』写真展。
番組も、たぶんほぼ見ているので見覚えのあるにゃんや光景もたくさん。
シチリアのドミニコとか、南仏のガストンとかね!!
(名前が印象的だったというのもあるかな)

2年前のヒカリエでも、岩合にゃんに会うために並びましたっけ。
ちなみに現在もヒカリエでは岩合にゃん写真展
『ふるさとのねこ』展開催中です
※ヒカリエのサイトはこちら
今回サイトを確認したところ、岩合にゃん写真展は
いろんな形いろんな時期いろんな場所で開催しているようです。
情報ページ

会場内は満員こみこみですが、
でも順不同でランダムに鑑賞できるので、
結構楽に見ることができました。

お盆休み最後の日曜、横浜の百貨店のイベントということで
個人的に感じた来場者の構成と特徴などが興味深かったので。
聞き耳頭巾の記録。黒日記。お行儀悪いけど楽しい(正直)
※数字はざっくり比率です
※あくまで個人の感想です。やや黒めかも。

・大人数のゴカゾクヅレ:3
(この後の予定を話し合うみなさん。
中華街でご飯にしようか、とか、
移動するとしたらどこの駐車場あいてるかな、とか)
横浜の展覧会などでは一定数います。鉄板。

・デートメインのカップルちゃん:3
(『やばいやばい猫かわいいー』
『○○ちゃんの方がかわいいよ』
『ええ、やばいってぇ』)
チミタチ!! と言いたくなる若い皆さん。
じつは企画展にもよりますが、『横浜美術館』で
よく見かけるパターンでございます。

・少人数連れさん
(夫婦・カップル(写真>>>デート)・ご友人連れなど):2.5

(「僕がミコノスに行ったときはねえ」
 「クロアチアには△△さんといったんだけどね」
なんて会話が聞こえてきます。
展示と関係あったりなかったりな内容が多くて、
大変興味深いことも)←無礼ではありますが

・ピンで来てるガチの猫好き:1.5
(とにかくためらわずに独り言を言うグループ。
「うわ、かわいいねえ」
「おなかふわふわだ…!!」
「ちっちゃいねえ」
「ああ。この子おぼえてるわ」
などなど。ちなみにワタクシもこちらでございます)

みっちりたのしく充実した鑑賞。
そのあと猫グッズコーナーに順当に捕まる。
岩合にゃんのみならず、
「ネコのダヤンフェア」や「猫フェスティバルスタンプラリー』も
開催中ということでさまざまな猫グッズが大集合。
おそるべしそごう。なんというねらいうち。

猫ピッチャーさんやダヤンくんも来場したそうです。
(ニアミスで会えませんでした)
残念?? 
・・・いやいやここはちいさいお友達に譲るとしよう。そうしよう。

さんざん迷ったあげく文庫カバーなど諸々をを購入。

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※公式サイトのオンラインショップからお借りしました(リンク)
なんとなく、グルミットが読んでいた『犬のための電子工学』を思い出したりして。

そのあとそごう美術館で開催中のこちらに寄りました。
『浮世絵師・歌川国芳展』(公式サイト

にゃんの作品が多いことでも知られる歌川国芳。
かなり出展数が多くて面白かったです。
武者絵の見栄の切り方が、
まんまバトル系少年まんがのキャラクター紹介図だったり、
(いやもちろん逆なんですよねわかってます)

滝沢馬琴の『傾城水滸伝』が、
中国の豪傑英雄オールスターが登場する『水滸伝』を
女子キャラに置き換えてしまったものだったとか!!
……日本人って、ほんとにほんとに昔から・・・
(いえそれを恥じてはいませんが)
なんて思いながら
(ヤマトタケルの熊襲討伐もたいがいだと思ってましたが)
なんだかんだ充実、そして堪能。

こんなまとめサイトがありました。興味のあるかたはぜひ。
【浮世絵】歌川国芳の猫絵がかわいすぎる ※おまけあり→リンク

浮世絵はなんとなく夏のイメージなので、
行くことができてよかったです。

三菱一号館のこちらにも行きたいけど、
どうかなあ。ちょっと予定がむつかしいかも。



こちらもねこねこしいようです。うれしい。

永青文庫の春画展は9/19から。ちょっとだけ先。



岩合にゃんノルウェー版。
北欧の夏に思いを馳せます。もっふもふのにゃんがたくさん。
星のような黄色い花がたくさん。



スコットランド編。
実はナレーションは塚本高史さんがいちばん好き。



津軽の四季春夏編。
うまれたてのちびにゃんが登場します。
はじめておかあさんになったコトラちゃんと5匹の赤ちゃん。
そんな状況で、警戒させない岩合さんってすごいなあと思う。
そしてちびにゃんたちの声にちこにゃんがびっくりするので
秘密あるいはサイレントに楽しんでいます。

岩合さん、とても猫に優しいのだけど、
シビアに被写体扱いしているところがちゃんとあって
そういう部分を見た時は、なんだかどきんとします。

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わたしとちこは、ちゃんとなかよくやれてるかな。
私はちこに、とうていシビアではないと思うけど。
でも毎日お留守番してもらってるし、
休日もなんだかんだで存分にはお相手できないので、
ちこの意見は違うかもしれませんが。

でも充分にお互いのペースを守って仲良しだと、
思いたいものです。

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ね!!
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by chico_book | 2015-08-20 01:06 | イベント | Comments(0)

ささやかだけど目がまわるほどの幸福を記録してみる

いつもそうなのですが

安定のねこ馬鹿全開なので

一応畳みます。いちおう。

BC(Before Cat)からの友人であり、
いまはねこ友でもある相手との電話を
夏の終わりにゆるりと再現してみました。
いわゆる出来心です。

よろしければどうぞー。

More
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by chico_book | 2015-08-16 22:09 | ねこ | Comments(2)

えてふえて

なんだかフランス語ぽいひびきに思えて、ひらがなにしてみました。

井上荒野さんの本を三冊つづけて読みました。

雉猫心中 (新潮文庫)

井上 荒野 / 新潮社



あなたにだけわかること

井上 荒野 / 講談社



結婚

井上 荒野 / 角川書店(角川グループパブリッシング)



どうにも、自覚はあったんですが、
私は不倫や恋愛の話があまり得意ではないようです。
不倫だけでなく、恋愛もかい!! と、そんな自分に
ちょっとがっくりしておりますが。

でも、吉野朔実さんも
『恋愛小説は読まない。あれはするものであって読むものでないから。
読書は異界に通じる扉を開けるものです』
と仰ってました。かっこいい!! 
(吉野さんはミステリーとかSFをがっつり読む方なので説得力がありますけども・・・・・・)

お父さんは時代小説が大好き―吉野朔実劇場

吉野 朔実 / 本の雑誌社



日本の女性作家の小説に、ながらく
食指が動かなかった原因はそのあたりかも。

でも江國さんだけは別なんですよね(次点で川上弘美さん)
これが自分でも不思議で不思議で。
江國さん、読みながらも

「(面白いけど)(読むけど)
こんなにも、誰もかれもすぐに寝る世界観でいいの?」

とは、自分でも思っていたのですが。
(昔、映画を観はじめたころに思っていたことでもあります)

でもこの疑問は、
『いい馬を見かけたら乗ってみたくなるじゃない』
という犬山治子さんのセリフでかなり解決しました。

思いわずらうことなく愉しく生きよ

江國 香織 / 光文社



欲望や情愛というより、子供みたいな純粋な好奇心なのかも。
でもスポーツと割り切っている、といいきるほど、
さばっとしてないんだよね。そのバランスが実に絶妙。
ちょっとモンパトのすずっぽいです。達人のバランス。

モンキー・パトロール vol.1 (祥伝社コミック文庫 あ 3-1)

有間 しのぶ / 祥伝社



頻出。どんだけすきなんだ。
そしてこのセリフが下品でも生々しくもならないんだよね。
ふしぎな浮世離れ感は安定の江國ワールドですが。

江國さんのは、人間の生態と思えなくって、
『ちょっと変わった生物の話』
として読んでるからだと思います。たぶん。
ねこは一回のお産で複数の父親の子供を身ごもる、みたいな
(子ねこの柄がバラバラなのはそのせいだとか)
あるいは人が性愛に『溺れない』から読みやすいのかもしれない。
恋愛に『夢中』にはなっても足元は崩れない、
自分を失うことはない、ところが読みやすいかな。

萌えの死角 (ニチブンコミックス)

今 市子 / 日本文芸社



『(アルモドバル監督『バッド・エデュケーション』に対して)
あんなに皆が皆、〇モって世界っておかしくない? 』

※今市子先生のセリフではありません。ご友人の発言です。念のため。
※今市子先生は『バッド・エデュケーション』については
『1回目は感情移入しにくかったけど
2回目に観たら結構面白かった』
とコメントされてます。
ぴんと来ない映画でも、リトライして印象が変わることもあるんですね。
興味深い。


※まんがドラマ映画日常、あらゆる事象を今市子せんせいが
斜めからちょこっと呟いてみる低体温エッセイコミック。大好き。

そういう意味で荒野さんの作品にはいくばくかの違和感を持ちつつも、
その違和感の正体は何なのか、
あるいは江國さんとの違いはどこにあるのだろう、
なんてことが気になるので、しばらく読んでみます。
まだまだたくさんあるし。
なにより文体が好きなので読みやすいです。

ところで私には本読みの親戚がいるのですが、
彼女の中の文学界のスターは瀬戸内寂聴先生
いや、晴美先生というべきか。アイドルは田辺聖子はん。
だめっぷりがかわいい弟は井上ひさし、なのだそうです。濃厚だ。

最近私に「これおもしろかったわよ!!」と勧めてくれた本がこちら。

花祀り (幻冬舎文庫)

花房 観音 / 幻冬舎



放蕩記 (集英社文庫)

村山 由佳 / 集英社



濃厚だ・・・・・・。

そんな彼女は高橋大輔さん引退後はフィギュアを見る気がしないそうです。
『なんかボクちゃんばっかりでさぁ、オトコって感じの人いないじゃない?』

(…いやいやいや、好みの問題とはいえ、
羽生くんのエレガントだけど猛々しいところ、
小塚の静かな凛々しさとかたまらないし、
無良くんの力強さとかすっごくいいと思いますけど、ごにょごにょ)
ていうかフィギュアに何を求めてるかとてもよくわかりました。

なんと生命力にあふれた後期高齢者であることか。
シャチクとして日々摩耗・消耗する40代よりよっぽど元気です。

そして
「村上春樹って面白いの? なにから読めばいい?」
と問われて困ったりもしています。いや私は好きですけど。
お眼鏡にかなうかどうか…。怖くてすすめられません。
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by chico_book | 2015-08-16 08:54 | | Comments(2)

おもしろくはないかもしれないけれど

大変良い映画だと思います。

『ターナー、光に愛を求めて』



ここ数年、19世紀美術の展覧会に行く機会が多くありました。
アールヌーヴォーとか印象派って、どうしてそんなに人気あるの?
(ロートレックと、モリスは好きだけど、ごにょごにょ)
(シャノワールは言うに及ばず)
という素朴な疑問からはじまり、
ラファエロ前派、印象派、ホイッスラー、ターナー(順不同)と
立て続けに見る機会がありました。
いちばんよかったのは『点描の画家たち』という切り口で、
印象派の発生からスーラ、マティス、モンドリアンへの縦軸で
説明した新国立の展示。ものすごくわかりやすかったです。

そして、上野のターナーは、大回顧展というだけあって
ターナーの生涯を振り返ることのできる
かなりしっかりした内容で、強く印象に残っています。
と言う訳で、久しぶりにジャック&ベティへ。

確実に変人なんだけど、嫌な人ではない。
むしろ愚直なほどに、絵に向かう作家です。
でもその愚直さに主張がない。
『不器用ですから』式の言い訳や説明にしているのではなく、
(この発言を引用されるときに使われがちな文脈として、
という意味です)
ただ淡々とそこにある、やりたいからやりたいようにやっている、
それだけのことを、ひたすら唸り続けるわかりにくい
相槌で周囲に伝えてゆくターナー。
最初はナニコレ? と思っていたもののだんだん
クセになっていき、最後は期待する始末。さすが150分もある作品。

大芸術家だから、偉大な画家だから許される、
ということがないのですね。
そして『芸術家だから』過剰にエキセントリックな訳でもない。
平然とやなやつであり、傑作をものする作家であり、
そのために身を投げだし、躊躇ということをしない。

大きなエピソードもなく、しずしずと歳月が経過してゆく。
そこが素晴らしかった。画家の日々の生活や息づかいが伝わる作品。
矛盾や欺瞞もそのままに提示される。

エポックメイキングなエピソードは随所に織り込まれるし、
(基本的に説明がない作品なので、私も
ターナー展で知識を得ていなかったら置いてきぼりだったと思う)
有名な作品もばしばし登場するのですが、
過剰な演出や盛り上げを徹底的に排除していました。
そして人生をきちんと描ききる。力のある作品です。
くわしい方が見るとまた印象が違うのでしょう。
とにかくジョン・ラスキンの
ぼっちゃん全開・鼻持ちならなさっぷりが完璧でした。
(個人的に『小宮豊隆』と読んでさしあげたい)
ターナーの絵画そのものが再現された映像を
大画面でがっつり観ることができるということが、大変素晴らしい。
劇場で観てよかったです。

厳密には伝記映画ではないけれど、画家の登場する映画。
『たまたま』観てしまったのですが、
その幸運を感謝せずにはいられない大好きな作品。
私の映画好きを決定的にした作品のひとつ。
まさかYOUTUBEにあるなんて!!(絶版作品なんです)

『マ ル メ ロ の 陽 光』(一応ね、一応)



いつまであるかわからないのでこっそりひっそり楽しみます。
大変静かで美しい作品。にもかかわらず渋谷でのロペス展に
行きそびれたことに(閉幕一週間後に)気づいて悶絶していたおととしの夏。

予告で見たこれは、絶対に観ます。断言。宣言。

『さよなら、人類』



なんと本日(8/8)公開。ジャック&ベティでは8/15から。タイムラグなくてうれしい。
そのぶんうっかりしないようにしないと。

『共犯』



台湾青春映画。この予告だけだと(個人的には)あまり魅かれないけど
ジャック&ベティのプロモーションが素晴らしかった。
台湾は中国とも香港とも違って、
緑が濃いのにどこかひっそりしている印象。

そしてyoutubeが勝手に再生した予告(笑)。



……おすすめってことでしょうか(笑)
いやこういう超くだらなさそうな映画も好きですけど。
キャメロン・ディアスのこういうところすごく好き。


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最近腰を据えてお相手できておりません。申し訳ない。

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いーっだ。

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写真までご機嫌ななめで回転してくれません。ごめんよう。
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by chico_book | 2015-08-08 22:19 | 映画 | Comments(2)

濃厚な季節にがっつりまんが

ようやくでました『あかぼし俳句帖』!

あかぼし俳句帖 1 (ビッグコミックス)

有間 しのぶ / 小学館


まとめて読むことのできるありがたさうれしさ。

有間しのぶさんは、独特の筆致で、
ひととひとの間を丁寧に描く作家さんです。
軽みと、清潔なエロスと、ひりつくように乾いた熱情を、
これ以上ないほど鮮やかに見せてくれる作家さん。
独特の軽さと切りこみの深さ、切れ味の鮮やかさ、ほんとうにみごと。
(ただのファン)

モンキー・パトロール vol.1 (祥伝社コミック文庫 あ 3-1)

有間 しのぶ / 祥伝社



そんな有間さんが俳句をされているという。さもありなん。
短いフォーマットにあますことなく世界を落とし込んで見せる技は、
彼女の四コマまんがと地続きに思えます。隅々までクリアな情景が見えるよう。
そんな有間さんが『原作』とクレジットされる作品がこちら。

冴えない独身中年サラリーマン・明星啓吾(あかぼし・けいご)さんが、
ふとしたきっかけで、俳句と小料理屋で知り合った女性・スイさんに
魅かれ、興味を深めてゆく物語。
実はスイさんこと水村翠さんは、大御所ではないものの、
俳句雑誌に特集を組まれる程力のある俳人なのです。

適当に17文字ひねればいいんでしょ、と、
(かつて、宣伝部で名コピーをばんばん作っていた)
あかぼしさんが、スイさんと俳句の世界に少しずつ踏み込んでいきます。

面白かったです。
作画の方のことをよく存じ上げないし、
なにより有間さんの味のある絵とせりふ回しは不可分のあじわいだと
思っていたので『原作・有間しのぶ』作品という位置づけに
いくばくかの不安があったのですが、実によく合っている。
正直驚きました。

作画の奥山直さんは、有間さんより癖のない絵柄で
(もちろん私は、有間さんの癖も含めて味わい深いと思うし、
大好きなのですが)
かえって素直に馴染めるように思います。
特に『俳句入門』としての色合いも強い作品なので、
俳句結社での句会のでやや年齢高めのかたが集まったり
あるいは
『句の解釈・説明』『俳句のきまりごとや歴史』
などの説明・お勉強シーンでは、わかりやすさが際立ちます。
有間さんの絵ではこうはいかないかもしれない。

なにしろ、有間さんの描く中高年と言えば、
んの人生をぐつぐつと煮詰めてしょってるような
業の深さがさらりと顔をのぞかせるのですから。
と言う訳で、奥山さんの絵は、有間さんと異なる「軽さ」が、
たいへん良い効果です。なんとも青年誌らしい軽やかさ。

その女、ジルバ 1 (ビッグコミックス)

有間 しのぶ / 小学館



有間しのぶの真骨頂(これも青年誌ですけども、さておき)
どんな人間でも濃厚な業を背負って軽やかに生きている。

見よう見まねで17文字をひねり出してみるあかぼしさん。
出来た『作品』を前にうんうん唸ります。
『どうして俺の作品は俳句っぽくないんだろう』
という問いがきちんと展開されています。

俳句に関して、私も何冊か入門じみた本を読みましたが、
このポイントはほんとうにわかりにくい。
どうして自分は俳句を読むのか。
この句を詠んだ人は何を伝えたかったのか。
響く作品と、そうでない作品の違いはどこにあるのか。

まんが作品なので、
イメージを絵や効果で補う部分はもちろんあります。
でもそれだけではないわかりやすさ。

たとえばドラマ仕立ての入門書の場合、
登場する初心者キャラは、たいてい『読むひとの共感を得やすい』
描かれ方をしています。
でも章立てごとの
「目標:第五章ではこの課題をクリアしよう」
に引っ張られてか、いつしか置き去りになってしまうこともしばしば。

本作のように『入門書でないまんが作品』の利点は、
『理解できないところ・納得いかないところを
繰り返して読むのが不自然でない』
ということがあるように思います。いいなあ。
届いても届かなくても、すぐにわからなくとも、
自分のペースでゆるゆる読みかえして咀嚼できる。

句会でたくさんの人が詠んだたくさんの句を
お互いに評価しあうシーンも、活字だけではわかりにくいかもしれません。
キャラクターそれぞれの造形で、イメージと情報を
補足しているからこそ、やすやすと把握できるのだと思います。
まるで自分がその場にいるみたい。お見事。
すこしずつ変化してゆく人間模様も、
あかぼしさんの俳句への姿勢や
取り組みが変化してゆくのも気になるなあ。
続刊がたのしみです。ほんとうにたのしみ。

他に、気になっていて衝動買いしたコミックス。

ふしぎの国のバード 1巻 (ビームコミックス)

佐々 大河 / KADOKAWA/エンターブレイン



『イトウの恋』を読んだことがあるので、気になって。

イトウの恋 (講談社文庫)

中島 京子 / 講談社



(『イトウの恋』、実はアーネスト・サトウの話だと勘違いして手を出した大ばか者)

明治11年・開国後間もない日本を、ただひとりの通訳とともに
旅をした『女性冒険家』イザべラ・バードと、通訳伊藤鶴吉の旅の話。

当時48歳であるイザべラ・バードさんと、
はたちそこそこの日本の青年のふたり旅。
ちょっとどきどきしてしまうではないですか!!(コラ)

…と言う訳なので、この漫画においてバード女史が
「たいへん若々しい金髪美女」キャラクターとして
描かれていることは、気にしない方向で!
明治初頭の日本の様子が生き生きと描かれています。
基本的にひとはいいのだけれど、
あまりお行儀という意味ではよろしくなかったりもする、
まったく理解できない異文化そのものの日本と
日本人の中を(通訳はいますが)単身旅するバードさん。
そのゆるい異文化の衝突と、理解と、戸惑いといった
もろもろがはつらつと詰め込まれています。

江戸しぐさ的な
『日本人のココロクバリ・思いやり&おもてなし』ばんざい!
ではない日本人のおおらかな姿。
そのただなかを、ヴィクトリア朝の価値観のまま、
それでも興味津々で旅を続けてるバードさんとイトの道中。
まだ始まったばかりですが、みずみずしくイキオイのある一巻でした。
このまま続いてほしい。

おかざき真里さんまさかの歴史もの。最澄と空海の物語。

阿・吽 1 (ビッグコミックススペシャル)

おかざき 真里 / 小学館



この方のみえないものをつぶさに写し取ろうとするような
執拗とさえいえる美しい絵柄、表現はなんとまあ
歴史・宗教ものにふさわしいことか。

しかも、平安初期の仏教、森羅万象のみならず、
言葉と感情、あらゆるすべてが不可分な濃厚さ
まがまがしさ、怖ろしいものでありながら透徹した明るさ、
渾然一体となった世界が重厚かつ華麗に展開される、
魅力ある作品です。うーん手を出してみてよかった。

ほかに、まだコミックスになっていないようですが
東村アキコさんの『雪花の虎』もたのしみです。
※リンク先は小学館のサイトです→

こちらも歴史もの。上杉謙信が主人公なのだとか。
東村さんは「女性性」に興味がある作家さんだと思っているので、
そういう人が描く戦国には興味があります。

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鎌倉は鶴岡八幡宮の(確か)の、牡丹。
季節感だいなしだけど、淡いいろの花をここにおいてみたくて。

f0257756_145584.jpg


まだうちに来て日が浅いころのちこ。メモリアルシリーズ。
あんまり見た目は変わってないのだけれど、
この夏とにかく甘えん坊になりました。

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どことなく横須賀に似ている(気がする)九州の海。
横須賀と言っても、港ではなく、ひっそりした静かな場所だけど。
東に向いた海で、背中に高くない山があるせいかも。
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by chico_book | 2015-08-05 01:53 | まんが | Comments(2)

温故をにゃんこと知新する

ぽつんぽつんと井上荒野さんに挑戦中。
図書館で少しずつ借りて、少しずつ読んでいます。
夏休みに読むのにとてもいい。夏休みじゃない日々だけど。
いま読んでいるのはこれ。

雉猫心中 (新潮文庫)

井上 荒野 / 新潮社



本読みの親戚は
『ああ、井上ひさしの娘さんでしょ。全然違うよね』
というなんとも強力な勘違いをしておりました。
しかし彼女は井上ひさし氏のファンなので、はっきりつっこめないまま
うやむやに流れてしまった話題で、ゆるい後悔。

夏眠、と言う言葉があるそうです。
冬眠の反対で、熱帯地方などで、その熱さと乾燥に
対応するための手段なのだとか。
もちろんそれとは違うけど、夏の間は眠くて眠くてたまらない。
エアコンのタイマーが切れるころに、何となく目を覚ましてしまうから、
きちんと睡眠がとれてないのかもしれません。夜も浅いしね。
乗り物に乗ると、どろりと眠ってしまうのもこの季節。

エアコンをゆるくいれた部屋で、ボサノヴァとか小さく流しながら、
少し落とした照明のもと、活字を追いながらとろけるのは至福。
ああ、やばいやばい、もう寝なくちゃ、でももうすこしもうすこし、と、
ページをめくるのもやはり至福。
眠ることが至福なのか読むのが至福なのかはさておき。

夏休みの読書というと、漱石か谷崎とか三島あたりを
『新潮文庫で』
読まなくてはいけない気持ちになる、呪いにかかっております。
すごいなあ新潮文庫の100冊。
いまや(私の馴染んでた頃の「100冊」とは)全然ラインナップが
違うと知っていても、そしてそれは新しい作品がはいる以上、
当たり前のことだとわかっていても、それでもなんとなくそわそわしてしまします。

さて、神保町でもない場所からですが、ちょっとクラシックな本をいただいてまいりました。

f0257756_2024598.jpg

「ええ? こんな本とかいるの? 汚いよ? 捨てようよ!!」
と言われるのを適当になだめつつ、救出できたのはわずか3冊。

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子供のころはさわるのをゆるされなかった本たち。
おとなになってからは近づきがたかった本たち。

そのひとがいなくなってから、
こういう本を読んでいたんだね、読むひとだったんだね、
と、感慨にふけるのは、ただの感傷的な自己満足だと
わかっているのだけど。
それでも、言葉にできなかった、共有できなかった
なにかがあるような気がして、拾いあげてしまった。
1962年刊行。私にとっては、生まれる前の本。

f0257756_2035153.jpg

ひらいてみてびっくり。線とかひいてあります。
私の知っているそのひとは、
まったく小説など読んでる姿を見なかったので、
いわゆる『書斎にぎやかし』全集のたぐいかと思っていた。
(その描写が気になったんですかそうですか、という文章であることはさておき)

f0257756_2051628.jpg

夏らしい暑さの中でひっそりと感慨にふけってみる。
ねえ、ちこ先生どう思う? と甘えてみる。あまりになんでも知っていそうな瞳なので。

f0257756_2051865.jpg

そんなのしらにゃい。そうね、ありがとう。変わらぬ姿勢に支えられる。

そんな私が、じぶんの書棚から見つけた古い雑誌。

f0257756_2061990.jpg

ワオ!

f0257756_2064024.jpg

1991年11月。読めもしないのにまあ。
リラ、ドイツマルク、ペセタ、ベルギーフランなんて表記が並んでます。

f0257756_2065686.jpg

ヘイメーン!!
f0257756_207182.jpg

デュー!!
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うーん、本当によくぞここまで生きのびてくれました。
ありがとうキアヌ。そして自分にもありがとう。

f0257756_2074468.jpg

エクセレーン!!!

ビルとテッドの大冒険 [DVD]

ハピネット・ピクチャーズ


アマゾンレビューが☆4と5しかない衝撃。み、みんな!!(熱い抱擁)

ちなみにわたくし映画館で、
本作の続編『ビルとテッドの地獄旅行』を観た時、
『パンフレットありませんか』
と訊ねて
『(ぷっ)ありません』
と、受付のお姉さんを笑顔にしてしまいましたことをはっきり記憶しています。
いやあ恋におちたての時って記憶鮮明ですね!!(馬鹿)

『アメリカのティーン・エイジャーの偏差値を確実に5つは下げたバカの金字塔ムービー』(ALLCINEMAのサイトより引用・こちらの評価では☆1.5だけど気にしない! ※リンク


まあこのかたも外せませんが。

f0257756_20172623.jpg

なんというしあわせツーショット。

f0257756_20174584.jpg

キアヌのインタビューの次のページにアイスランド!!
(グリーンランドの方が大きいけど、それはさておき)
しあわせツーショットその2。ただの広告ページだけど。

24年前の自分に教えてあげたい。
40こえた後も、人生は意外と地続きだよ、
だから大丈夫、そのまままっすぐに見失わないでって。
他に行こうとしても、無理は続かない、しょうがないんだってことを。

そして、おもいがけずこんなごほうびもあったりするなんてね。

40越えて『堀辰雄』読んでたあのひとには、そっと呟いてみる。
そうなんだ、ちゃんと読んでたんだね。知らなかったよって。
きっとそれで伝わるから。
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by chico_book | 2015-08-02 20:20 | | Comments(2)


ねことか本とかまんがとか、と言いつつ映画にじわじわ圧される幸福


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