<   2015年 09月 ( 13 )   > この月の画像一覧

期待と不安のカオスが(ことしもまた)はじまります

昨日の記事を書くのに、画像ごったまぜフォルダを見ていましたら
ねこにまざってこんな画像が。

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・・・そんなに好きだったっけ? 、と、自問。
いやいやふつうに大好きです。
いよいよ今週末ですね! と、不安と期待と、謎の武者震い。
ぶるるるる。

◎ポエム全開なのです。はじまりますので。一応たたみます。

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「たたむよー」

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by chico_book | 2015-09-29 01:58 | 日々 | Comments(4)

秋にまつわる回想、旅とねこと本

きんもくせいの芳は10月の合図、と思っていましたが
ことしは少し早かったですね。
思えばお盆のあと秋が来るのは本当に早かった。
この秋という素晴らしい空気が長ければいいのに、
冬よ早く来ないでください、と、詮無いことをお祈りしています。ついつい。

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実家の畑に一本だけ植えてあったブルーベリー。
誰に聞いても『いつ植えたのかわかんない』という野放しっぷり。
九州の夏に、それでも頑張って実をたくさんつけていました。
にもかかわらず
「ちっちゃすぎて収穫するのがめんどくさい」
というひどい理由で放置。なんということ!! 
と言う訳で私がせっせとつまみました。
でもむくむくの蜂が寄ってきたので慌てて退散。
……昆虫用に残している実だと思えばいいのよね。
昆虫にしてみればニンゲン(=私)のほうこそ、
突然現れた簒奪者ということなのだろうし。

9月中に終わらせたかった個人的な課題がクリアできなくて、
ぼんやりへこんでいます。むむむ。
おちついて考えれば、自身の段取りや目標設定やなんやかや、
設定ミスにはすべてきちんと理由があります。地道に反省。
そして次に向けて仕切りなおす、それだけのこと。
それ以外にできることはない。落ち込んでいる場合ではないのです。
壁を越えたらその先は壁、ではなくて(そもそも越えてない)
石につまづいて倒れたけれど、
立ち上がらないと雨が降ってくるとか、
岩が落ちてくるとか、単純にそういう話。
こういうとき、誤用と知りつつ
『犬は吠えるがキャラバンは進む』と言う言葉を連想します。

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※成功のイメージ。ネットのどこかで拾った画像。大好き。

シルバーウィーク素晴らしかったです。
存在そのものに慣れていないせいで、かえって欲が出ないのか、
思いのほかのんびり過ごすことができました。
(あるいは生来のなまけごころのせいかも)
ひたすらおうちとその近くをうろうろ。
映画と図書館には行きましたが。

あとはひたすら細かい紙物の整理。
断捨離的にはサヨナラするべきの、
古い動物病院の診療記録、むかし一緒にいた
モルモットのものが出てきてはっとする。
額と鼻筋に、しゅっと白い毛の混じった、ふわふわ巻き毛の黒いモル。
小柄でかなり病弱な、とにかくかわいらしいモルでした。
モルモットは4匹と縁があったのですが、
ダントツに弱くて、人なつこい。写真がないのが残念。
ちょっとありえないくらいかわいらしかったんです!!

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こちらは、こども自然公園・ちびっこ動物園のモルモットちゃん。
どさくさにまぎれて、モルモットを愛でるオトナ。

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ひよことも遊べます。かぼそい足の感触がたまらない。

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「ちびっこのお友達」が描いたモルモットのイラスト。趣深さに感動。

それではお部屋がぴかぴかになったかというと、
いまだにまったく混乱の中にいるのがたいへん問題ではありますが!!
それでもすこしずつ前進しているのだと思う。うむ。
何年もかけてつみあがった蓄積の整理なのですから、
そう簡単に解消しないのは当たり前、しょうがないのです。
(自分に言い聞かせ)

深まる秋に思い出すのはオランダ。

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静かで美しい、緑の多い場所でした。
たくさんのあひるか、鴨か、よちよちと
それでも勇ましくお尻を振って歩いていました。
(小さくてわかりづらい写真ですが、前方にぽつんぽつんと見えています)

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ホテルのすぐそばにはこんな運河と小道が。散歩天国。
平たいし。どこまでもどこまでも行けます。キケン。
たぶん鹿にも遭遇したのだと思っています。確証はないけれど。
茂みの向こう、ありえない高さから私を見つめていた黒々とした瞳。
あれはたぶん、鹿だったのだと思う。

こちらは11月の北海道。

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文化の日からみの休日を利用して旅行したのですが、
既に気温は3℃。天気予報を見ていたので、わかってはいたのですが
やはり勘が働いてなくて、その寒さに驚きました。
あわてて味噌バターコーンラーメンを食べた記憶。
しみわたる熱さ、おいしさ。

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たぶんなにか、生き物のすみか。
じぶんの居場所を、心地よくするための情熱。

◎追記
コメントで教えていただきましたが、おそらく動物の巣ではなく
『ヤドリギ』のようです。全然わかっていませんでした。おもしろい!!!
828summer様、ありがとうございます!(感謝)


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北国の植生が好きです。特に冬枯れの森。
南国の生命力とは違う、みんなで静かに
たたずんでいるような、物腰と言うか風情というか。
同じ場所にいるけれど、それぞれ独立しているひとたちに見えます。
それでも肩を寄せ合っているかんじ。

北海道から帰ってまもなく、本格的な侵略が開始されました。
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「のしっ」実力行使(汚い写真ですみません)

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この間わずか18秒。確信しか伝わってこない。

凍える墓 (集英社文庫)

ハンナ ケント / 集英社



めずらしくミステリー。舞台がアイスランドなので。
作者は1985年生まれのオーストラリア人ということでとてもびっくり。
高校時代に、アイスランドに交換留学生として1年間滞在したのだそうです。

実在した「アイスランド最後の女死刑囚
(最後と断言できる力強さ!)を主人公にした物語。
美しくも荒涼とした自然と農場での生活、
その緻密な描写と絡まりあう心理が素晴らしい。
ページをめくるのももどかしく、読み進めることができました。

そこから連想したのはこちら。
大地が凍るため、冬の間は埋葬すらできない土地。
その国で『墓堀人』になる青年の苛酷で奇妙な物語。

氷の国のノイ [DVD]

スロウブロウ / ダゲレオ出版



私をアイスランドへと導いた映画(のひとつ)。

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by chico_book | 2015-09-28 02:23 | 日々 | Comments(2)

本とかねことかパンタレイとか

つきあいが長い作家なので、初耳、の要素は少ない。
神宮球場の外野の話とか、借金をして開店したピーターキャットの話とか、
その当時一緒にいたねこの話とか、
欧州を長期滞在しながらこりこりと『ノルウェイの森』を書いた話とか。

職業としての小説家 (Switch library)

村上春樹 / スイッチパブリッシング



作家の歴史と同様に、折々に刻まれたかけらを、
わたしも反芻しながら読みすすめる。

ミコノス撤退とか、蜂のジョルジョと蜂のカルロとか、
ボローニャで食べるはふはふのニョッキとか、
うさぎ亭のコロッケとか、うなぎとかかきフライとか、
ベレンコ中尉もこれでデレンコとか、
「ねえ、パスポートとトラベラーズチェックと帰りの航空券もってきた? 」
とか。
加納マルタと加納クレタとか。虫窪老人とか。
星野青年とか、四国の山道を疾走するロードスターとか。

国文科だったわたしのクラスメイトは、ほとんどだれも春樹を読んでなくて
(個人的な経験です。うそみたいですがほんとの話)

『ああ、あのひと売れてるよね』

程度のシニカルな反応。
そして、その当時すでにどっさりとあった単行本を
貸してくれたのは英文科生だったなあ、とか。

『ねじまき鳥クロニクル』が、
いまのところ文庫まで待つことのできた最後の作品。
(以降はほぼ単行本即買い)

文庫本の発売を、ものすごくうずうずと待ったこと。
確か新聞の切りぬきをお財布に入れたんじゃなかったかな、
そして、文庫版発売当時、私は広島に住んでいたのですが、
紀伊国屋書店で購入した後、
うっかりビルの屋上庭園で読みはじめてしまいました。
そしてまったく止めることができなくなりました。その大変さと至福。
(さっさと一階まで降りれば、電停は目の前で、
まっすぐ家に帰れるのに!!)
それすらもどかしくて、とにかくひたすら夢中でした。
でもいまはちょっと読みかえせないかな。

そんな無数の経験があることはとてもうれしいことで、
そして心のどこかがほんの少しだけさみしい。
まさかこんな装丁の本が出てしまうなんて。

似ているわけではまったくないのだけれど、
庄野先生のゆっくりした変化(あるいは深化)を思い出す。
繰り返し語られる日々。純化が進んでゆくかんじ。
そぎ落とされて、透徹してゆくそのさまを、
一冊ごとに感じながら、心待ちにしていた日々。
祈りながら期待していた。
どうかどうか、次の新刊も無事に読むことができますように。
そう思った日々。

連休中にゃんは本当によく寝ていました。
寝て、起きて、あくびとのびをして、なでろと甘えて
なですぎと怒って、ちゅーるをねだって、
無言で水入れの前にたたずみ、ただ佇み、私を促す。
悠然と新しい水を飲む。ちいさく赤い舌のかわいらしさ。

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(・・・・・・・(お水))

ころんころん転がって、おなかを触らせる。
白いフカフカのおなか。やわらかさとやさしさと、強さ。
こんな弱いところを存分にさらしても大丈夫という、気持ちの強さ。、

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あくびとのびをしてから、ベッドに戻る。
静々と、ふかふかの羽根布団に身を沈める。秋。
窓の外を、ひらひらとたよりなく飛ぶちょうちょ。
それを見つめる翠のひとみ。

いつもお昼間は自分が座っている椅子に、
私が座っているのが解せぬ、と文句を言う。

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(そして椅子を取り返すの図。「まったく油断も隙もないんだから!」)

この小さな愛らしいからだのなかを、
ニンゲンの5倍の速度で時間が過ぎてゆくのかと思うと、
そのとどめようのなさに気が遠くなる。

まだねこ初心者だったころ、本当に眠るので。
あまりに眠るので、眠りつづけるので、
いくらねことはいえあんまりではないか、
と、
もしかしてとんでもないおばあちゃんなのでは、
あるいは
どこか具合が悪いのではないか、と、悶々とした日々。

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このかけがえのなさをどうすればいいのか。
ねこ風邪キャリアのちこはときどき
『くちゅん』というし、吐き戻しくせもある。
でも、体重だってまだまだ5キロはあるし、
毎日トイレは健やか。

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(健やか~♪)

それでもいつもどこか不安なのは、
いつもいつでも圧倒的に幸福なのとおなじことで
怖れる必要はないのだ、と思う。
ただ忘れてはならないことなのだ、とも、思う。

要は、あれです。連休が終わってしまったことを
(そして予定がはかばかしくなかったことを)
嘆いているのです。パンタレイ。そして、それすらも一日遅れ。

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(横向きですが。シッターさんがiphoneで撮影してくださいました。
うまく向きを変えられないのはちこぼんのせいです。トホホ。)

「ばっかもーん!!」

※否定しているわけではなく、
エピソードが一冊にまとまったことはありがたいことでもあります。
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by chico_book | 2015-09-25 02:09 | | Comments(0)

半径500メートルの秋

南天の実が少しずつ色づいているのに気づきました。

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この南天の木ですが、7月に小さな白い星のような花が
咲いていました。そして、そこには
『花をとらないでください。赤い実を楽しみにしているひとがいます』
と、貼り紙が。確かに白い小さい花はかわいいね。
花で良し、実で良し、名前は難を転ずるとはまあ完璧だわ、
なんて思ったのも、ずいぶんと前のような、そうでもないような。
『南天の花』は仲夏の季語なのだそうです。

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秋のお彼岸。ほんとうに律儀に出て来る彼岸花。
たまには忘れる年とかないのかな、なんて。

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ちょっと褪せたような優しい色あいが、
こころもとないような秋風の季節にぴったり。
彼岸花の花の時期は短くて、終わるころには、
空気が甘い芳に満たされます。きんもくせいが来る。

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(再掲です)

・・・実はこちら、7月に撮影した写真なのですが、
にゃんの後ろに写っているすっくと伸びた茎。
なんだろう、と不思議に思っていましたが、
なんとなんと彼岸花にそっくりの花が咲きました。7月なのに。

ちょうどそのころ葬儀がありましたので、間違えたふりをして、
その姿を見せてくれたのかな、と思うことにしています。
曼珠沙華は、サンスクリット語で「天界に咲く花」の意味だそうだし。

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重なるように咲いた、色違いの彼岸花。
歩道のすみっこ、民家の敷地のきわに咲いています。
私の田舎では、は田んぼのあぜによく咲いていたのだけれど。
この場所の近くには、田んぼもあぜもありません。

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少し色あせはじめた銀杏の葉色。
二ヶ月後には、木全体が燃え上がるような黄金色に。
巻き毛カナリア、あるいはオスカルさまを思い出します。
そう思うわたしもやっぱり律義なのかも。



いつのころからか、日々変わりゆくイチョウの葉の色合いに
(ニンゲン年齢だと)何歳くらいだろう、
もっと正確に言うと、私より年上かしら、と、
ついついついつい埒もないことを考えてしまいます。
あんまりいい考えじゃないよね、とは自分でも思うのですが。

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たわわなどんぐりはまだまだ青い。
じきに、タイワンリスさんたちのごはんになります。豊穣。

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ひとつきもすると、音を立てて道路に降るようになります。
鹿威しのように、ぽと、ぽと、と、音を響かせて道に転がるどんぐりの雨。
うっかり転びそうになることもあるし、あえて踏むのもたのしい。
いくばくかの罪悪感もあるけれど。

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たぶん(紫式部ではなくて)「こむらさき」かな。
紫の実は、小鳥のごはんになるのだそうです。
あちこちに豊かさのひそむ秋。恵みをしずかにわかちあう季節。

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つる植物の先っちょの愛らしさ。
でもつる性の植物は、春夏の印象が強いので、
この時期にみるとちょっと切ないかな。

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きゅるるるん、と巻きついています。かわいい。ひたすらかわいい。
でももう秋だよ、大丈夫かな、なんて、よけいなことを。

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秋風の吹くころには、気配をささやかにするような日本朝顔。
花のあとの充実と、しずかに色をかえはじめる葉っぱ。
饒舌なおしゃべりの後に、ふっと訪れた沈黙のようなやさしい風情。

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おしろいばなの赤は、夏の名残。

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日向ぼっこ中のにゃん。
黒いにゃんにとっては、ようやくしのぎやすくなった季節でしょうか。
はちみつ色のおひさまをたっぷり毛皮にしみこませてね、と、
お祈りするとおりすがり。
16時過ぎには、陽ざしがやさしくなりはじめる9月。
にゃんにとって快適な季節は短いのかもしれない。

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連休満喫にゃん。投げだされた後ろ足が(きっと)甘えの証。
お天気が良いので、ラグ洗濯三昧ということで代理のバスタオル登場。
一日中甘えんぼでまあうれしやかわいやいそがしや。
(しかしあんまりにもスネコスリで、うっかりしっぽを踏んでしまいまさかの土下座)
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by chico_book | 2015-09-21 21:43 | 日々 | Comments(2)

さわやかな季節に映画2本

気持ちのいい季節、気持ちのいい海にほど近い街で
暗い室内に閉じこもってスクリーンを観ること2本。

『キングスマン』公式サイト



最近見てませんでした。アクション系。
冒頭からあまりにも簡単に人が死ぬので度肝を抜かれる。
けど、すぐに慣れて思い出す。オーケイ、大丈夫。
こっちの世界のルールはこうでした。

おもしろかったです。
王道成長ものかと思いきや、とんでもなくブラックな要素もあり、
面白かったと断言するのに幾許のためらいを
持つような作品ですが、そこを含めて完璧。
シニカルで華やか。苦さとスピード。圧倒的。
Very Englishという表現は適切かしら、と、
観終わってからずっと考えている作品。

ひさしぶりにサミュエル・リー・ジャクソンを満喫。
コリン・ファースと言うと、『英国王のスピーチ』が大好き。
素晴らしかった。



イギリスのドラマや映画、
特に19世紀後半から20世紀半ばくらいまでの作品を観ると、
その歴史へのまなざしのありようにはおどろくことが多いです。

しかしまあなんというか・・・・・・
とにかくとにかくひたすらコリン・ファースが
かっこいいので、近々『シングルマン』を観ようと思います。




『 シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人』



いつものジャック&ベティにて。予告があまりにおもしろそうだったので。
以下公式サイトより引用。

「シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人」は92歳のシャーリーと86歳のヒンダが自分たちだけの力で「経済成長」についての答えを探す姿を描いたドキュメンタリー作品。シャーリーとヒンダは大金持ちでも、ビジネスマンでもない、ただのおばあちゃん。当初は「買い物に行くくらいしか思いつかない」といっていた2人が、好奇心の赴くまま質問を重ねるたびに、どんどん知識を吸収し成長していく。大型ハリケーンのように周囲をとりこみ、騒動を巻き起こして、好奇心の赴くまま「わからない」ことが知りたいという欲求を満たしていくやんちゃな姿を映す一方で、カメラは世界のどこの新聞にも書かれているありふれた話題でさえ、どんなに私たちは深く考えることなく、知っているつもりで見過ごしていることを気づかせてくれる。そして、好奇心旺盛で色々な事に興味を持ち続けられるのは、人生をより豊かにしてくれるのだと教えてくれる。

(ここまで)

大変面白かったです。
『経済成長が永遠に続くなんて、おかしいんじゃない?』
『なんだかアメリカはいい国じゃなくなっちゃったわ』
ささやかな疑問がそのはじまり。
電動車いすに乗り、その答えを求めて、どこまでも行くおばあちゃんふたり。

このふたり、すごくなかよしでお互いを大切に思っているのですが、
基本的な信条はかなり異なります。
でもだからこそ、お互いの考え方を斟酌しあい、
意見を活発に交す姿が力強い。
体調がよくない時は、ちゃんと自分の体を気遣う。
でも諦めるわけではない。その時の自分にできることをする。
できない時の自分に、すこしがっかりはしても、
必要以上に責めたりしない。
子供、孫世代のあつまりで、おばあちゃんたちの主張と
反する意見がとびかったときのグランマの態度も素敵。

でもあこがれはしません。
憧れてなんかいないで今すぐやりなさいよ、って言われそうだから。
心強く思って、内省して、やるべきことをやります。
やりたいことをする自分になれるように。あしたのために、そのいち。
ちいさくてもそのいち。

この映画を撮ったのがノルウェーのドキュメンタリー監督、
というのが、そこがまた素晴らしく興味深い。
監督は、YOU TUBEでこのふたりを知ったのだとか。
英語ができるって、インターネットってNOBORDERなことですね、
なんて思うことしきり。

こちらを再鑑賞したくなりました。



シアトルでもノルウェーでもない、フィンランドのお話ですけれど。

10月のジャック&ベティはなんだか大当たり。


10/17から。


10/24より。


10/31より。

(・・・・・・映画はひとつきに2本まで、が目標なんですけど、ごにょごにょ)

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「おうちでDVDにすればいいんじゃない??」

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「まあいっけどー(ぐー)」
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by chico_book | 2015-09-21 16:59 | 映画 | Comments(2)

連休は紙の上で歴史旅行

九井諒子さんがあまりにおもしろかったので
最近手控え気味だったまんがチャレンジをやや積極的に。

アンゴルモア 元寇合戦記 (1) (カドカワコミックス・エース)

たかぎ 七彦 / KADOKAWA/角川書店



元寇の戦いを描いた歴史漫画。
私は学生時代を福岡県の大学ですごし、中世文学講義を受けていました。
地理的にも歴史的にも由来の深い友人や知人がいることもあり、
めずらしい題材ながら、大変興味深い時代と場所。
きっかけは幸村『ヴィンランド・サガ』誠さんの推薦帯。

中央と無縁ではなく、独自の発展をとげる街・博多。
いまでも大好き。いちばん好きな街かもしれない。
私のすみっこ好きの根っこは、このあたりにあるのかもしれません。
無関係でも反逆でもなく、そろっと好きに、のびのびやってる感じ。
横浜も、都内と違って
『いやうち二番手なんで(見逃してよねー)』
という、いい意味での軽さがあって好きです。ちょっと似てるかな
(ひいきの引き倒し?? )
福岡市はなんといっても、そのコンパクトさが魅力。
街をサラッとひとまわりして、そのあと欲が出ないんですよね。
こちらではなかなかそうはいかない。
もちろん選択肢が多くて楽しくもありますが、
きりがないともいえる。
その点福岡は、街の規模として必要充分、
まさにグッドイナフという認識。

資料の少ないであろう時代を読み解いて、
物語を構成することの大変さおもしろさ。
蒙古軍側の状況(女真族と蒙古族の連合であることなど)に
ついても、一枚岩では描かれません。
そこにおそらく義経伝説が絡んでくるのかな。これは面白い。
まんが的な作品世界の想像力と、(ぼんやりとしか知らない時代の)
物語を丁寧に見せていただける面白さ。

『史実どおりに、対馬も博多の街も○○になります。
おすまいの皆さんごめんなさい』(伏字は筆者)
とのこと。いいですね。そもそも、歴史は容赦ないものです。
訳ありの流人、高貴の姫君、生活の感じられる人々の描写、
そのバランスのたのしいこと!
これは、幸村さんが評価するわけだわ。
続きがたのしみです。すごくたのしみ。トライしてよかった。

双調平家物語〈1〉序の巻 栄花の巻(1)

橋本 治 / 中央公論社



平家物語も大好き。
権力、政治、個人と集団の思惑、
能力と闘争、野望と恋、情熱のストリーム。そして物語の目的は『鎮魂』。
おもしろくないはずがない。

日本の女帝の物語―あまりにも現代的な古代の六人の女帝達 (集英社新書 506B)

橋本 治 / 集英社



わかりにくい時代の、わかりがたさが面白い。
繰り返し読んで、じぶんの脳内にしみこませる作業。
届きにくいところにビシビシ届くかんじ。
読んでいるうちに、もつれた糸がするすると
ほどけてゆくあたり、橋本治の真骨頂。

視聴率の悪さばかりが取りざたされていましたが
いまでも傑作だと思っている大河(個人の感想です)

NHK大河ドラマ 平清盛 完全版 DVD-BOX 第壱集

ジェネオン・ユニバーサル



観たかったものをがんがん見せてくれて、
本当に本当に毎週わくわくすることができました。
とにかく役者のはまりっぷりと話のころがりが絶妙すぎて
ガンガン来ました。
個人的には『独眼竜政宗』に並ぶというべきか次ぐというべきか、
そこがたいへん悩ましい傑作。

#未見の人に大河清盛の凄さを語るなら まとめ

たまに見返して目頭を熱くしているまとめ記事。(我ながらしつこい)
にゃんもオウムも出てました。しかも演出上ちゃんとした必要があっての出演。すばらしい。

信長 KING OF ZIPANGU

森川 久美 / 朝日ソノラマ



歴史ものまんがと言えば何といっても森川久美さん。
アクションではなく、ひとの心の動き、歴史の流れに重心を置いた作品。
そういえばこれも大河と関連した作品ではなかったかしら。

そして戦国時代を舞台にした新作。

雪花の虎(1) (ビッグコミックス)

東村アキコ / 小学館



これは見事に東村さん流。
作品画面に作者本人が出てきてエッセイ風の解説(おしゃべり)が
入るのは、賛否両論ありそうですが、歴史漫画になじみのない読者には
親切設計なのかもしれません。
東村さんらしいサービス精神の発露ということでしょう。
間口がひろがるのはほんとにいいことだと思います。

上杉謙信女性説をもとにはじまる物語。
戦に興味のない兄、政治の道具として嫁ぐ姉、
戦にしか興味のない妹・虎千代(のちの謙信)、
どこか人の世を離れたようなキャラクターとして描かれる
ライバル武田信玄。

東村さんは「女性性」に強いこだわりを持つ
作家さんだと思います。その意味でもとても楽しみ。
実際に現地に取材に赴いた東村さんが、
地誌的な実感をもとに得た着想をふくらませた、
というあたりが大変興味深い。

天守閣のない山城というものが結構好きです。
いかにも館、必要充分という武骨な山城。
おやかたさま、という表現が素直に納得がいく。
独特の軽いきりくちで、語られる物語にわくわくしています。
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by chico_book | 2015-09-20 13:17 | まんが | Comments(2)

山と川と大地とねこについて思う

このところ業務が忙しかったので、
ぼんやりとしか把握していませんでした。週末にニュースをみて愕然。

鬼怒川、という文字をまじまじと眺める。鬼が怒る川。
わたしは、ツインリンクもてぎというサーキットに
レース観戦に行った際、なんどもなんどもこの川を渡りました。
神奈川を早朝に出た後の常磐道、ちょうど利根川との合流地点あたりから
続々と二輪の姿が目立ちはじめる。
バラエティ豊かなナンバー、背中に大荷物を積んだたくさんのバイクに
ココロの中でエールとピースサインを送る。
お祭りだ、いよいよだ、はじまるはじまる、たのしみだね、
そんな気分がじわじわとしみわたっていくわくわく感。
もっとも私はタンデムもしくは4輪の助手席でしたが。

◎鬼怒川の由来についての参考記事
「明治9年ごろまで、鬼怒川を「絹川」「衣川」と書いたようだが、なぜ変更されたのか。
昔は洪水で度々氾濫する川であったと見たが、関係があるか。」
リンク

ゆったりと広く、そして悠々と平野をぬって流れる川。
そして一面に広がるたんぼと、
いかにもいかにも大事なものを護っていますという風情の
屋敷林に囲まれるように配置された家屋や、
街道沿いに連なる住宅の並び。
それらを眺めていると、その土地の成り立ちと
人々の生活の歴史や積み重ねを思う。
高校時代、の地理の教科書を思い出してわくわくしました。
悠然とした川がこの広い平野を潤し、
恵みをもたらせているのだなあという思い。

やがて見えてくる筑波山。たんぼの先に悠然とそびえる雄姿。
おお、あれが、
『恋ぞ積もりて淵となりぬる』というやつだわ、と、静かに興奮。
平野に囲まれたなかでの、この姿。
古代の風景の中ではさぞかし。
さすが歌枕になるだけのことはある。

東北道や常磐道の風景は、どーんとした平地のひろがりかたが、
丘陵や山が連続する九州になじんでいる私の眼には、
とても新鮮なものに思えます。
異国情緒をかきたてられて、見飽くことのない光景です。

それにしてもなんという被害。
驚いて、そしてあわててネットでいろいろ検索していると
こんなページを見つけました。

『災害時、水難救助隊員が猫に洗濯ネットをかけて救助→それにはちゃんとした理由があった!』
リンク
(まとめ記事です)

※とても有名な記事のようなので、いまさらかもしれませんが、自分メモとして。

洗濯ネット・・・・。

ちこがうちに来たばかりのころ、
どうにもこうにもキャリーに入れることができませんでした。
正確には、最初に一度、ノープランで入れてみたら、
なんと怒りのちこにゃん、
頭突きでキャリーのふた部分を破壊して逃走(そのままおうちからも脱出)。
一応、そのキャリーは先代モルモットが使用していたもので、
経年劣化でプラスチックも弱っていたという事情があります。石頭じゃないよ!

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※写真は当時のものです。
はいってきていきなりこのくつろぎっぷりでした・・・。

その段階ではまだ半分うちのこ、という微妙な時期だったので
「ああ、もうこれで嫌われちゃったね、うちにはもう寄りつかないよね」
と、しょぼんとしたものです。
しかしその夜帰宅すると、やっぱりベランダで
入れて! おうちに入れて!! ねえここわたしのうちでしょ!
と、大騒ぎしていました。何しろこんなかんじのお天気だったし。

f0257756_1544775.jpg


2月の終わりころの話です。

そのあと、本格的にうちの子にする決意を固めて以来、
病院に連れてゆくことは命題になりました。
お外生活もある子だし、マイクロチップも確認する必要がある。
なにより健康診断しないといけないし。

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お外時代(再掲)。
表情も大きさも全然違います。まぶしい白さはいっしょだけど。

思い余って半泣きで病院に相談しました。恥ずかしいけど、もうそれどころじゃない。
そしてその時に言われました。

『どんなネコちゃんでも、絶対に嫌がります。がんばって! 
あと、洗濯ネットに入れるとおとなしくなりますよ

・・・・・・・・えええぇー。

『袋とか箱に入ると、ねこちゃん落ちつくんです』

さっそくホームセンターで、
大きい大きい毛布用のネットを買いました。
そして、さあちこ、と、トライする。でも無理。入らない。暴れるし。
全然おとなしくならない。泣きそう。ていうか、泣いていました。
それが、7月のこと。
夏休みの連休期間中に何とか決着つけたかったのに、
出来なくて、自分のダメ飼い主ぶりにしょぼんとなっていました。

そして秋。ねこに容赦ないねこ友が来てくれました。
しかもふたりがかり。
「お店で一番大きいサイズを買ったんだけど、
もっと大きいのさがしたほうがいいかなあ」
という私に
「無駄だよ、むしろ大きすぎる」
とバッサリ。

そしてふたりがかりでふつうにだっこして、
わぁかわいいかわいい、いいねこだねえ、
甘えんぼだねえ、と、かわいがり、
ゴロゴロと言わせているうちにしゅぽん、と
ネットに入れてしまいました。
あまりのあざやかさに呆然。ちこも呆然。
そんな思い出のある洗濯ネットですが、最近は使っていません。
ちこはネットでそんなに落ちつくタイプではないようなので、
ネットに入れる方がたいへんだったりするからです。

しかし、こういう事態もあるのだなあと、つくづく思いました。
頑丈な方が室内空間を確保できていいかな、と、
ふだんはしっかりしたプラスチックのキャリーを使用していますが、
短時間の移動ではなく、長期の避難などを想定した時には、
「体になじむ布製のキャリーや背負いやすいリュック型」
なども検討した方がいいのかもしれません。非力だし。

東日本大震災以降、ペットの避難対策や同行避難が
かなり話題になりました。
少しずつですが、よい方向に向かっているのだと思いたいです。
まずは何よりも感謝。そして備えることを備えておかなくては。
そんな私をちょいちょいつついて、いつまで起きてんの、
と怒っていらっしゃるわけです。ありがたや。

※災害時におけるペットの救護対策ガイドライン(環境省)→こちら(PDFです)
※犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況(環境省)→こちら
依然として数は多いのですが、それでも着実に減っています。
そういう小さな変化をしっかりよろこんで、
でも満足もあきらめもしないでいようと思います。

犬と猫と人間と 2 動物たちの大震災 [DVD]

紀伊國屋書店



更に見つけた記事を、おまけ。
◎猫に人間のぬくもりを。
保護施設にいる猫に子どもたちが本を読み聞かせるプログラム「ブックバディー」
(まとめ記事です)→リンク

ねこに優しいことは、人にも優しいことです。絶対に。
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by chico_book | 2015-09-14 02:03 | 日々 | Comments(2)

抑制、選択、向かう先

『赤毛のアン』はある時期、
女子校の入試の面接で問われる『愛読書』の鉄板だったそうです。
(いまどきはどうなのかな)
美しい自然の中で描かれる、健全な思想と家庭と愛、
福音に充ちた正しい物語。少女小説の王道。
わたしも大好き。エピソードは血肉になっています。

しかしその世界にあこがれるかというと、
そこにはゆるい違和感があります。
こよなく美しい、完結した小さな村の世界。
正しい人ばかりは出てくるわけではないのですが、
田舎の濃厚な人間関係も、
けんかやもめごとやささやかな悪意も折込済。
折込済にすることができる懐が、
そのゆたかな自然とコミュニティと、
おそらくキリスト教倫理で統一された世界にはあるということ。

例えば東村さんは
「自分が楽しいのが目標というよりは
やっぱり「天下とったる!」ていう気持ちの方が強くて」
と仰るわけです。






モンゴメリ自身がアンシリーズを嫌悪したことは有名ですが
自身をより投影したであろう「エミリー」シリーズの二作目、
「エミリーはのぼる(Emilie Climbs」
で、小説家志望のエミリーは、高校進学を反対されます。

エミリーはのぼる (新潮文庫)

モンゴメリ / 新潮社



『いいおうちの女の子』には、高等教育は不要とされる時代、
(女の子が学校に行っても教師くらいしか道がないんだし、
女教師なんかしなくていい程度には家産がある、ということ)
進学を許可する代償に
『在学中小説を書くことを禁止』
されます。執筆を認めない一族の言い分はこう。
『小説と日記は別物。小説は嘘いつわり。うその話をまき散らすのはよくないこと』
絶望するエミリーは、その学生時代の抑制を通じて、結果的には
自分の中で「書くべきこと」を「どういう形で書くか」に対して、
熟成する時間を持つことができるようになります。
勿論、彼女自身がそれに気づくのは、ずっとあとのことですが。

アンが後年結婚した後、知り合った作家に
「あなたも創作をしていたんでしょう? もうしないんですか? 」
と問われて
「私のは淡い夢なの。
ささやかな絵を描くのはいいけれど、本物の芸術ではないのよ」
と言います。

エミリーは島の新聞記者として、
同郷でいまはニューヨークで成功している女性作家
『ミス・ロイアル』にインタビューをする機会を持ちます。
そこでミス・ロイアルに言われます。
「小説を描く人間なら、あなたも都会に出るべきよ、エミリー。
島に閉じこもっていてもいいことないわ。
田舎の狭い人間関係の中では、あなたの芸術は理解されないし、
数少ない読者はあなたをスポイルするわ」

しかし、エミリーは島で暮らし続けます。
島の美しく、こころ静かな生活の中で、
こまやかな事柄を見つめてそれを自分の創作に反映する。
そしてエミリーは小説家としての成功をつかむのですが、
そこで描かれる成功は一作『バラの道徳』のみ。
その後物語は大団円に向けて、別のベクトルに
物語が向かうので、それ以降の彼女の作家としての姿は不明です。
(ある事件がきっかけで、以前のように熱に浮かされたような
文学への情熱がやや落ち着く、という描写はあったと思います)
物語の終盤ではあるので、単に紙幅を割かれていないだけで、
その後彼女が作家としてあり続けるのか、
あるいはその栄光のみで満足したのかは不明なのですが。

こどものころからの夢である、文学での栄光を手にしたエミリーは、
静かで安定した結婚生活へと、緩やかに歩みをすすめます。
モンゴメリにとって、結婚生活と文学の両立はエミリーをもってしても
不可能だったのかな、と言うあたりが興味深い。
少し話が広がり過ぎましたが、
こちらを読んで、エミリーを連想しました。一巻の感想はこちら。

その娘、武蔵(2) (KCx)

田中 相 / 講談社



バレー界の至宝と言われつつ、高校ではバレーをやらない、
と宣言していた兼子武蔵。
かつて『体罰事件』が起きた元・強豪校に
「バレー部がないから」進学した彼女は、
結局試合に出ることになります。たった6人の弱小バレーボール部員として。
そして、急遽決まった物理教師の素人監督に
『ここからの5戦は全勝すること。
ただし、兼子君はアタックを打っては駄目だ』
と言われます。184センチの天才アタッカーに。

その抑制がもたらすもの。
主人公はもちろん、ほかの登場人物も、
まったくことなるそれぞれの思いで動いているのが心地よい。
武蔵の(本人曰くたったひとりしかいないトモダチ)親友であり、
まったくバレーボール経験のないのにバレー部に
入ってしまった三好るなが、

『やめたいけど、わたしがやめたら(6人しかいないから)
試合に出られなくなるからやめられない』
と泣き、

『るなのしたいようにしなよ! いますぐやめればいい!!』

と武蔵がかえす。

『みんながみんな、武蔵みたいにできるわけじゃないんだよー』

というるな。
このあたりのやりとりが、実にすがすがしい。
自分なりの部活、みんなでひとつの目標にではなく、
それぞれのメンバーがそれぞれの目的を達成するために力を尽くす。
それが結果としてくチームプレイにつながる流れ。

前作の『千年万年りんごの子』と違って、
わくわくと続刊を待つことができます。
(『千年万年りんごの子』も続刊には勿論期待しましたが、
わくわくというよりはどきどきでした)

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by chico_book | 2015-09-13 12:32 | まんが | Comments(0)

謎がふわっと解けた朝

※小ネタです

羽田発8時台の飛行機に乗るときは、地元の駅で5時台の電車に乗るのが安心。
6時台でも間に合うのですが、夏休みということもあり、
カウンターや保安検査場の混雑具合を思うと、
不安がないのがいちばんです。
7-8時台は出発便が集中する時間帯で、
以前待ち行列が全然動かなくて、かなりやきもきした経験があるので、
なるたけ早めにつくようにしています。

この夏は何度か利用しました。
ろくに寝てないまま、機内で寝ればいいや、と思いながら歩く。
明るくなるのが早い季節なので、坂道をほてほてと降りる。
お寺の横の坂道。横浜らしい急坂、ポコポコの道。

お寺と茂みの間をとおるこの道ですが、
いちどふっさふさ長毛のにゃんが次から次へと
何匹も何匹もあらわれて、足止めされたことがありました。
お寺なだけに、お迎えが来たのかと思った……!!
最近はにゃんたちに会えません。
さみしいけれど、そんなにゃんたちがいないことは幸福です。うん。

眠さをこらえて、ゆっくりと坂をくだっていると、不思議な声が響き渡る。
よく聞こえてくる声。聞きなれた声。

この声、なんの声だろう? 鳥なのかな。
前から不思議だったんだよね。
どこか近くにいるのかな、と思いついてきょろきょろ。
ふとそらをみあげてみると、なんとなんと。


(警戒音だそうです。私に警戒してたんだね。ごめん!)
ふっさふさのしっぽが電線の上でのゆらゆら。なんと3匹もいました!

グーグルアースでみると、鎌倉から横浜への緑の道が
とぎれとぎれに続いているのはよくわかる。
鶴岡八幡宮から北鎌倉のお寺、公園やゴルフ場。
ふさふさのしっぽをゆらしながら、電線を走って、
いろんなオアシスをつないでここまで来たんだね、と、
旅立つ朝だけにほんのりとした気持ちになります。

夏の強い陽ざし、朝日の中で知ったことが
なんだか楽しくて、きっと忘れない。あれはタイワンリスの声。
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by chico_book | 2015-09-06 12:14 | 日々 | Comments(4)

ねこはほんとになんでもわかってる

ちこの体調がよくなったことに安心して、
まずは歯医者さんに行かないとな、と思った土曜の昼前。
歯医者さんの予約は午後。

ずいぶん涼しくなったけど、湿度が高い日がちらほら。
例年になくお留守番の多かった夏。
慌ただしい日々だったなあと、
10月の飛行機を予約しながら(今度は百日法要)ぼんやり思う。
歯医者さんに行く前にシャワー浴びようかな、と
思ってる私に、うなぁぁぁん、と甘えて鳴くにゃんこ。
嬉しくて、目と目を合わせる。にゃう。
わたしをまっすぐに見て
「ふぁぁぁぁぁーーーー・・・・・・・ぅぅ」
と鳴く。なんとも効果的ではないですか。
おそろしいにゃん。

しょうがないなあ、ちこさみしかったんだね、と、
おおよしよし、と、寝かしつけにベッドに行きましたら。ら!!

撃沈しました。うわー久々のヤッチマッタ枠。
シャワーも歯医者もすっ飛ばして爆睡。

秋の日は釣瓶落とし。目を覚ました時には外は既に暗くなっている。
一瞬の混乱。午前なのか午後なのか判断できない。
てのひらには、ざりざりりと舌の感触。うれしい。

基本的に睡眠時間は短めなんですが
(お昼休みに10分程度ねむるのがめっちゃ効果的なタイプ)
それでも、たまにこうしてたっぷり眠ると、
ええ本当にたっぷり眠りをむさぼると、出力が違います。

結局土曜日は一日だらだらと、
断続的にだらだらと眠りつづけました。
眠りつづけることができました。
こういうありがたい日は、あまり多くありません。
体力の面でも予定の面でもメンタルでも、
こういう日はじつはそうそうない。

なんどか目を覚ましては、また落ちることの繰りかえし。

今朝5時ごろに、朝一番に鳴きはじめたヒグラシの声で
目を覚まして、ねこに誘われるままにまた眠る。

8時頃に、草刈機の音で目を覚ます。
からだを押しつけてくる猫の腹毛のやわらかさに
うっとりしてまた眠る。

悪い夢を見るまで眠る。
私の場合、たくさんたくさん眠ると、悪い夢をみます。
ものすごくしょうもない、直近の課題を突きつけられる、
スケールは小さいんだけど、地味に胃の痛くなるような夢。

急ぎの用事があるときに、通り道にかみつくシェパードがいて
(しかも繋がれてない)とおれないんだけど、同行者が
「俺が噛まれてる間に行け! 」
になっちゃってええ、いや、でも、と
ためらう(けど自分が噛まれるのは嫌)とか、

無人販売所で、お皿からぽろぽろこぼれている
さくらんぼやブルーベリーの実をつまみ食いした
ところ、「こら!!」と大声で怒られたり、

日付を勘違いして延滞してしまった図書館のカウンターで
『あなたにはもう本を貸すことなんてできません!』
と怒号を浴びたり。そういえば本かえさなくちゃ、というような。

※すべて夢の話です
※上記ふたつは、ほんとうに今朝方みました。ふー・・・(溜息)

そういうレベルの、気の小さい、しょうもないけれど
なんだか地味にしんどい夢を見るくらいになると、
ああたっぷり寝たなあと、いうひとつの指針になります。
嫌な指針だ。
正直もっとささやかでいいから、幸せな夢だといいのだけれど。
でもどうしようもないのかな。
(ほんというと、この類の夢を見るのが嫌でもあるあたりが悩ましい)

たぶん自覚している以上に疲れているのかもしれない。
なにもなければ、この土日は映画のはしごをして
今日が最終日の暁斎展に行きたいな、と思っていた。

それが、ちこの体調不良でプランをたてなおして、
ちこに誘われて(にゃんのせいにするのは卑怯なことですにゃん)
結果、ひたすら眠る一日となりました。

f0257756_1143284.jpg


いつでも睡眠には真剣。前略、毛布の上より。

いまの私に必要なのは、たっぷりとした睡眠だったようです。
ありがとうちこ。ほんとにありがとう。
そんなわたしのあしもとで長々と横になっているにゃん。
そしてごはんを一口食べて、むにゃむにゃ言いながら
ベッドへと歩いていくにゃん。

どれだけ寝ても、いまから本腰入れて眠るわよ!
というねこの頼もしさ。すばらしさ。 

f0257756_11415596.jpg


(知ーらないっと)
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by chico_book | 2015-09-06 11:45 | ねこ | Comments(6)


ねことか本とかまんがとか、と言いつつ映画にじわじわ圧される幸福


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