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オヤゴコロとかタビゴコロとか

今回、臨場感重視の表現になっております。
いくぶんはこちらを読了した影響ではありますが。

九年前の祈り

小野 正嗣 /講談社

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ややめんどくさい内容なので一応畳みます。


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by chico_book | 2016-08-30 23:37 | 日々 | Comments(4)

まだすこしざわつく日々


すこし間が空いてしまいました。
ことしは親族関連の動きが多くて、友人知人にもあれこれありまして、
まあそういうタイミングなんだなあと思っております。

せわしなかった夏の終わりになんとか軟着陸して
しずかな秋を迎えたい。迎えられそうかな。

イタリア中部で大きな地震があったようです。ミャンマーでも。
こころから祈りを捧げます。

わたしがイタリアを旅したのは9月末。
夏の名残が秋へと入れ替わる季節、サン・マリノのホテルの
ルーフバルコニーから、誰もいないのをいいことに、
夜が明けるのをずうっと眺めていたことを思い出します。
※ホテルのリンク(2012年に改装されたとのこと)

山肌にへばりつくような山岳都市と、しずしずと続く城砦。
イタリア中部の山々をぼんやりとながめたわずか数時間は、
わたしのなかに刻まれた旅の朝のひとつ。いくつかの忘れられない朝。

シンガポールで眺めたたくさんの船が行きかう港、
バスが来なくて不安しかなかったレイキャビクのホテルの前、
早朝便に乗るため、真っ暗な午前4時の街をトランクごろごろ
転がして歩いた台北(仕込みのお粥やさんのあかりがみちしるべのよう)
早朝便欠航で思いがけず他社便ビジネスクラスに振替えとなり、
おもわずハイタッチした香港とか。
※ノースウエストの香港>成田便から、香港ドラゴン航空へ!!

イタリアの田舎をいつかのんびりとことこ旅行。あこがれ。
実現できるあても目星もまるでないけれど、それでも胸に持ちつづけています。

インターコンチネンタルみなとみらいで、ながい旅から戻った友人を迎えたこと、
行き詰ったときにベイシェラトンで迎えた朝も、みんなみんな私のなかに刻まれている。
ありがたい。いっしょにいてくれた友人には途方もない感謝を。

シン・ゴジラで、ゴジラは災害の象徴である、というように言われているようです。
実際(災害を連想して)胸に迫る場面も多かったのですが、
『風立ちぬ』冒頭の関東大震災の描写が、とんでもなく
恐ろしかったことを思い出しました。
どん! と海でなにかが起きて、猛スピードで陸地にあがってきて大地を鳴動させる。
突き上げられて浮つく家屋、波打つ屋根瓦。あれは怖かった。
ものすごく身に迫る怖さだった。
アニメの絵なのに、アニメの表現なのに、身に迫る怖ろしさでした。



怖ろしすぎるのであえてのこちら。こちらの残酷さ無慈悲さはまたべつのもの。
ゆるゆると流れてゆく絵巻物のようなうつくしさ。どこをとってもうつくしい。
そしておそろしい。
(ワタシのなかでのどこを切り取ってもうつくしい映画と言うと、
ほかには『LEON』と『ピアノ・レッスン』があります。鉄板中の鉄板)

庵野監督にそこまで思い入れはないのですが(ふつうに興味はあります)
とにかくWアンノさんがなかよしで、かつ双方が双方のクリエイションに
尊敬と愛情を持ちつづけていることがよくわかってなんだか嬉しくなりました。


庵野マイティジャックも元気みたいで安心安心。
(アンノ夫妻の飼い猫・キジトラの男の子。くわしくはコチラ
(安野モヨコさんのエッセイ『くいいじ』より)

ことしで結婚14周年……だったとは…!!

あらためておめでとうございます。

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穏やかな夏。静かな入り江、白い鳥。染まず佇むさまはなんだか夢のよう。

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夢うつつを満喫するすばらしさ。

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by chico_book | 2016-08-27 17:18 | 日々 | Comments(2)

エンドレスでなくていいサマー

お盆が終わって、野分が過ぎた日の夜、
びっくりするほど大きくてきれいな月が出ていました。
南関東は、直撃と言うほどではなかったように思うけれど、
野分のまたの日こそ、いみじうあはれにをかしけれ、
ということかしら、なんて。

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すこしまえのちこ。お盆満喫にゃん。
しずかな室内で何ごともない日々を、いっさい退屈などせずに過ごすねこ(重要/一部推定)
あこがれの生活ではないですか。隠棲したい。わたしの夢。

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実際にそうなったら、退屈するのかしら。
季節イベントで、高齢の親族に接したせいかそんなことを思う。
ねこの、しらんぷりのすばらしさ。

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老親がはまっている市民講座あれこれ
(郷土史研究会、論語、源氏物語、百人一首)の話を聞いて、
本人の詠んだ短歌をほめて、
論語講座で孔子廟に行くツアーのパンフレットを
みせてもらってコメントして、
(質問されたので)
『ちはやふる』をネットで検索して説明して、
返礼をカタログで選んでエクセルで表にする。

一日中ひっきりなしのお客様にお茶出しをして、
同じ話に熱心に相槌を打つ。
(そこまで退屈なことではなく、それはそれとて興味深い)
無限ピーマンの作り方を説明して
つくってみせて食べてもらう。
気に入ったようなので、レシピを検索して印刷する。

じっさい、ワタシの出来る滅私あるいは親孝行なんて、
ほんとうにたかが知れているのですが、
まあそれはそれ、しないよりはましかな。
範囲の見極めが出来れば充分かな、といまは思う。

時代の変化もあるとはいえ、ティーンエイジのころの私は
この年令になった自分が、こんなにもまんがを継続して
読み続けているとは想像していなかったなあ。
読み続けたいと思えるコンテンツがこれほどあるとも、
想像していなかった。感謝。

30年後には市民講座にも
『まんが、その読みときかた/描きかた』
ふうなものがでてくるのかしら。

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なんだか背中に寝癖があるみたいね。
そんなことまでこんなにもかわいいなんて・・・・・・!!(絶句)

優雅な扇のかげから、そっと視線だけのぞかせる
高貴なひとのようでございますにゃんな!!(断言)

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※シッターさんの写真です(^^♪  
ちこってばなんというかわいらしい表情をするのでしょうか!

『百日紅』



レンタルで鑑賞しました。

きりっとした小品です。
ほとんど資料の残っていない、北斎の娘をていねいに描いた作品。

お栄の天才ぶりが強調されなかったのがよかった。
人間の業、創作の歓喜と苦悩、家族やひとのあいだのやるせないさまざまを
きちんと描いてそぉっと置いてあるような作品。

『真田丸』がすごすぎるとか、
『シン・ゴジラ』がすごすぎてもう一回観たくて迷っているとか、
いろいろたのしくてむごくてしんどくてすごい夏です。

いつかこの夏を思い出すときは、
『真田丸』と『シン・ゴジラ』で大変に充実した夏だったなあと、
思うのだろう。
『重版出来!』と言い、映像コンテンツの当たり年です。
大変ありがたい。
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by chico_book | 2016-08-19 02:00 | 日々 | Comments(7)

孔雀と格技と夏の思い出

オリンピックはじまってますね。
と言うより絶賛開催中とでもいうべきかしら。
ほんとは『はじまりましたね』で書きだそうとしていたのですが、
もたもたしてこんなタイミングになってしまいました。とほほ。

いろいろ話題に事欠きませんでしたが、
はじまってしまえば時差をものともせず
(あるいはつきあい方をおぼえて?)日々熱戦の連続。
日本が好調なようなので、(好調ですよね? いつもこんな感じ?)
それも一因かもしれませんが。

開会式をみるのが好きです。
いろいろ用事を片付けながらみるのがたのしい。
ファッションチェックもなかなかのもの。。
綺麗なジャージもありだよね、スポーツだもの、とか、
民族衣装風もあり、アレンジの範囲が大きかったり、
靴の色をきかせてたり、なかなか楽しい。
あと、国名をあてたり。Nだったら次はあそこかな、とか。
今回ポルトガル語に翻弄されたのもまた味わい深い。

ほんとにおまつりなんですね。お祭りだけど、真剣勝負。
それをみんなで一斉にやることがつまり、おまつりだっていうことなのでしょう。
(でも2020には燃えないですけれども……)
(ほんとに真夏の東京でやるのでしょうか、もはや恐怖しかない)

柔道>競泳と競技がはじまってゆくのはいつもどおり、かな。

高校生の時に、成績が上がらず本ばかり読んでごろごろしている
ワタクシを案じた母が、近所の大学生にお願いして
夏休みの家庭教師をしていただいたことがあります。
(いかんせん本人には事後報告だったこともあり、
特段の成果もありませんでしたトホホ)

そのセンセイは柔道部員だったのです。うむむ。
なにしろ時代はバルセロナはおろか、ソウル五輪前夜。
当時のワタクシ、柔道に何の興味もありません。
ただの、安全地帯と独眼竜政宗に夢中な高校生でございました。

センセイはすごくすごくすごーく、
柔道の話をしたかったようなのですが、
当時のわたしは素直と言うか馬鹿正直と言うか
「ごろごろしてるだけでよくわかんない」
と暴言を吐く有様。
センセイが、みるみるしょぼんとしたのを大変鮮やかに記憶しています。
そして、すぐさま発言を後悔するも、まあもうどうしようもないです。



女子柔道が、まだブームになる前のお話。

若いって傲慢なこと。しみじみ思いかえします。
まあセンセイも学生さんで、はたちそこそこだったんですが。
でもその印象があまりに強くて、そのあとオリンピックでは
なんとなく柔道をみるようになりました。

※ちなみにその先生のご自宅には「孔雀」がおりました。
庭に鳥小屋があって、孔雀。あくまでペット。しかも二羽!!!!
べつに豪邸と言う訳でもなく(失礼)、ただ普通の民家の庭の
そんなに広くない囲いのなかを悠然と歩いていました孔雀。

※当時大学生だった先生は、いまでは立派な校長先生になっておられるそうです。素晴らしい。

すこしずつでも興味を持って見るようになると、
一瞬で決まるスピード感とか迫力とか、なかなか興味深いのですが。

そんなわけで、何がきっかけになるのかわからない
種なんて、どこで芽を出すかわからないし
蒔いたもののどうにもならなかったりもする、
思わぬところからおぼえのない芽が出たりするし、
種まきはしたつもりでも、なにも起きなかったりもするし。
(ただ、あの、ぼこぼこの耳たぶはみていて恐怖してしまうので苦手)
(どれだけの練習や経験であんなになってしまうのか、と言う気持ちに)

中量級が、いちばんおもしろく見ることができます。
スピードと技の重量感。
重いのに早い、弱力がある、と言うと、
MOTOgpとか、パトリックのスケートなどなどに
通じるものがあるように思えます。
毎日ひと階級ずつ、というのも、消化しやすくてありがたい。

オリンピックの時くらいしか見ない競技と言えば、
水球が好きです(今回はタイミングが合わなくて視聴していません)
こちらは、単純に映像が興味深い。

だってあれ、ずうっとずうっと泳いでいるんですよ!!
2メートルの深さのプールで!

ものすごく盛大な体力の消費と言うか、
そこまでして「枠のなかにボールを入れるスポーツ」に
こだわるのか!! と言う驚きがあります。
なんかもう見てるだけで乳酸がたまってだるくなるわー…と言う。

あと水から上がるとみんなものすごく高身長で
頭ちっちゃくて逆三角形なのに、毎回びっくりする。
チェブラーシカの工場長さんが、椅子から立ち上がった瞬間に
うわ!! 背高! 頭ちっさ!! って思った、あのかんじ。

あの水深で泳ぎ続ける、あまつさえ戦い続ける身体能力を思えば、
当たり前なんですけれど。あたりまえなんですけれど。
いやすごいです水球。

それにしても、夏のオリンピックはわりあい気楽に見ることが
できてありがたいです(やや暴言気味)
むしろ冬のオリンピックにどれだけ思い入れがあるんだ、と言う
じぶんの思い入れに苦笑しておりますが。
いまからもう、ああああ、さとこちゃんのこのプログラムは
オリンピックプレシーズンとして
どうなんだどうなんだどうなんだ(歓喜)

みたいな状態に陥っているわけです。
木星のテーマで羽ばたくさとこはん…
軍神と快楽の神……そしてキレキレのジェダイ……しにそう。

浅田さんのバッハ、なんともコンパルソリーぽい静と動。
いやいやいいではないですかいいではないですか
空中戦は若手に任せてしっかりしっとり深々と。
衣装はもすこしシンプルな方が………いやそれだとおとなしすぎるかな…
とか、そんなことばかりいまから考える始末。
(そもそもエキシビジョンだし)

お盆過ぎたらすぐ9月で、そしたらJOまで一ヶ月ですよ
ひゃあ、ひゃあひゃあ。




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by chico_book | 2016-08-11 20:04 | 日々 | Comments(0)

にゃんとの暮らしさまざま

ねこマエストラは、私の高校時代からの友人です。
彼女の妹さんも、ねこ飼いさんで、以前3にゃんとくらしていました。
いまは2にゃんかな。直接の知人ではないのでまた聞きですが。

彼女のお引越し暦はなかなかにぎやかで、
欧州と日本をお引越しで往復すること複数回。
最初は日本に里帰りした際に拾ったねこを
マエストラが連れて行ったのですが、そのあと日本に帰国する際に、
現地生まれのねこが増えて、ねこの数だけ往復したり、
もともとなかよしだったにゃんずが、
引越し先になじんだ順番で仲良く『なく』なったり(!)と、
なかなか示唆に富んだお話を、また聞きで漏れ聞いております。
日本と欧州を往復するたびにねこが一匹ずつ増えてゆくお話を
たのしく聞いていました。感謝。

マエストラご自身も、持病持ちのにゃんふたりと暮らしています。
こころ強く頼もしい友人。
きっかけは高校の渡り廊下。高1どうし、クラスこそ違っていましたが、
体育と家庭科の女子合同授業で顔見知りになって、
わたしの下敷きにはさんでいたサムシング(照)に
彼女が反応したのでしたっけ。もう30年も前の話ですキャア


さて、妹さんの欧州生まれのにゃんに、腫瘍が見つかりました。
そのあと欧州から日本へお引越し、さらに欧州に里帰り、
闘病や移動や負担や、さまざまな要素がありましたが、
20歳前までの長寿をまっとうされたとのこと。

フクちゃんのことを聞いて、
最初に、このにゃんくんのことを思い出しました。

直接の知り合いではなく、あくまでまた聞きなのですが、
ねこは思っているより強いのね、
なにより一緒にいることがねこ自身のよろこびだと
確信してよいのね(それは思い上がりではないのね)、と
そして、配慮はもちろん必要だけど、
心配しすぎてしまうことも心配だよね、と、
実感しました。

フクちゃんゆったりがんばろうね。
あらためて、横浜からささやかなエールを送ります。

たいせつないのちを、あずかっているのだなあ、
いや、預からせていただいているのだなあ、
猫神様に託されているのだなあ、
神様に試されているのだなあ、
そしてじぶんの出来ることをできるだけ、
ちこに真摯に捧げるしかないのだなあ

そんなふうに思います。
いまもおしりにはりついている、
あたたかいけものに思うのです。

いま現在、マエストラの妹さんのもとにいる2にゃんは、
ともに15歳越え。
やはりいろいろと心配な要素があり、
妹さんご自身も身辺がばたばたしていた時期のこと。

「ねこのことがたいへん。
じぶんのこともそうだし、手が回らないし、お金もかかるし」

と、姉であるマエストラに漏らしたそうです。

マエストラの妹さんへの言葉がこちら。

「そんなこというのなら、最初からねこ飼っちゃだめだよ」
「自分にできるだけのことしか、自分のねこには
できないんだからその範囲で精いっぱいやるしかないでしょ」

ううむ。旧家の総領娘と言うのは、身内に対してかくも厳しいものなのか。

彼女は、ワタシにはもっとぬるま湯で接してくれるので、
そして、あまり厳しくないタイプの兄を持つ妹である私には
なんだか身の引き締まるお話。

といいつつ、妹さんがほんとに困った時には
そっと手を貸しているマエストラ。
私の自慢の友人であります。かっこいいなあ。

神さまたちの遊ぶ庭

宮下 奈都 / 光文社



某所でご紹介されていたこの本を、読み終わってしみじみとしたところでした。
(ありがとうございます)
ねこマエストラは三姉妹の長女なのです。

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本日のちこ。変わらない日常のありがたさ。

さぁ、気がすすまないけれど炎夏のなかを
図書館に行ってきましょう・・・・・・。
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by chico_book | 2016-08-07 12:22 | ねこ | Comments(2)

エアポケットをつないで息継ぎするような

断続的にうとうとし続けた週末。
本を読みながらベッドで寝落ち。寄り添うねこのふわふわ。
ああ、たっぷり眠ったね、もう大丈夫、と
起きだすことを数回繰り返す。いつまでもとれない眠気。
途中で腹をくくる。この二日間は完全オフ。いやもともとオフなんですが。
つまり、池袋でのLala展をあきらめたということです。
でも吉野さんの原画展はなんとかしたいなぁ。
あと、『シン・ゴジラ』には行ってしまうかもしれない。
ゴジラ一作も劇場で観たことないのですが。

できる範囲でこなす日常の雑務。
図書館、買い出し、
そのおまけとしてさらりとした素敵珈琲豆屋さんに行く。
これがこの週末いちばんの非日常。

ほんとになにもない地味な駅から徒歩3分。
適度にくたびれたふとんやさんとか、
さびれたおもちゃ屋さんの間を縫って。

ずっと紅茶好きでしたが、珈琲に開眼したのはここ数年。
カルディやジュピターからはじめて、すこしずつすこしずつ仲良くなっています。

とは言え、まるで素人なので素直に相談。

酸味やや強め、苦みもほどほど、ただし酸味がやや勝つくらいのバランスで。
どれがいいですか。

こういうの素直に聞けるようになったのも、ここ数年のこと。
加齢のありがたい側面だと思う。

『グァテマラ ラ・クプラ ブルボン』をおすすめされる。
じゃあそれで。200gをペーパードリップ用にひいていただく。
7/30焙煎したて、フレッシュでありがたい。
これはモクモク膨らみますな! わたしも期待でモクモクします!!

18時で閉店なので、休日以外はなかなか来ることができないお店。
シンプルで感じのいいお店。たまの贅沢という側面もあり。。

実家に帰っている間は、こういう嗜好品については勝手が違う。
わずか一泊だったのに、ガツン! とした紅茶あるいは
コーヒーが飲めなくて、かすかにいらいらと言うか、
飲みたくてうずうずしている自分に気づいて驚く。

実家にいることで起きる摩擦やもどかしさ、
ちこにあえないことなど、いろいろな要素はあるでしょうが。

気晴らしも兼ねて、徒歩5分ほどのセブンイレブンへ。
セブンカフェありがたや。
つくづく、カフェインって依存性があるのだなあ。

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これは井の頭公園で購入。青と白のパッケージにはどうにも弱い。

妊娠・授乳中の知人が
「ああー早くデカフェじゃないやつ飲みたい!!
しっかりコーヒー飲まないと午後はじめらんない!」
と、言っていたのを思い出す。
そのころの私は、コーヒーになじんでいなくて、
しっかり香りたつ台湾烏龍茶とか、
わざとミルク少なめにした濃いめのアッサムミルクティーを
イメージしながら聞いていましたっけ。
いまならわかるわ。しゃきっとするよねコーヒー。

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エイリアンズ、を口ずさみながら道路沿いを、
ひとがあまり歩いていない田舎道をとぼとぼと歩く。
軽トラがわたしをぼんぼん追い越してゆく。

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あまやかなしろいおなか。
あまりにもたくさんのことを赦してくれてわたしは不安になる。
ああ、ちこにあいたいなあと思いながら。



ティーンエイジのころと変わらない、不安とか居心地の悪さとか、
居場所のなさをかみしめながら歩く。あてどなく歩く。
夜は外出が許されないので(笑)、お昼間のお散歩だけれども。
仮面のようなスポーツカーも、ほぼ通らないけれど。



私はちゃんとちこを見つめているかな。
ほかのなにかに惑わされて、ちこを見失ってはいないかな。

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なにかにせっつかれて与えるより多く奪ってはいないかしら?
いつも不安になるほどに、ちこからたくさんのものを与えられている。

どこかで一度語りたいのですが、
もう毎週毎週
『真田丸』
がすごすぎてすごすぎて日曜の夜はかなり、ぬけがらです。
いまも心のどこかが呆然としています。
回復する前に毎週毎週日曜日が来てしまう幸福。

こんなふうに、ひとはひととかかわってゆくのだ
それは幸も不幸もなく、ただひたすらに進んでゆく道に過ぎないのだ
運命とか、岐路とか、そういうことはあとから思うことで
その時点ではただわからずに、進むしかないのだ
誰の人生も、その積み重ねであるということは同じなのだ

あらゆる登場人物に奥行きを持たせて物語を織りなしてゆく、
すごい作品です。傑作と言っていいと思う。
それでいて硬軟のバランスの良さ、ほんとに、見ることができてよかった。

老いさらばえてゆく秀吉が、亡くなる直前の父親に
よく似ていて、すこしうろたえる。

そして全く肉体は元気ではあるのですが、
私の名前も思い出も、素で堂々と間違える
(そしてそのことに気づかない)母を連想する。

それでも緩やかで残酷な落日を丁寧に、優しさをもって描く、
本当に素晴らしい作品です。

元気を出そうと、『重版出来!!』の最終回の三蔵山先生を見て、
やっぱり辛くなったけれど、元気は少し出たかもしれない。

わたしは、わたしを諦めない。

ありがとう三蔵山先生。でも「秀吉じゃ」には泣いちゃう。
いまこうして思い出しても泣いちゃう。

それでもそもそも、そのこと自体がなによりもありがたく、たのしいことです。
これでまた一週間生きてゆける。

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ちょっといろんなタイミングが重なって、うちに集結した夏野菜たち。
毎日ガスパチョ祭りの幸せ。

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いただきもの。小ぶりの桃。
桃は小ぶりのものの方が好きなのかもしれないと、気づきました。
見た目、味、香り、手ざわり、食べごろの見極めのむつかしさも含めて
やはりいろいろと完璧。わたしにとってのパーフェクトフルーツ。
最愛で偏愛の果実。

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言うまでもなく最愛。
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by chico_book | 2016-08-01 03:02 | 日々 | Comments(2)


ねことか本とかまんがとか、と言いつつ映画にじわじわ圧される幸福


by chico_book

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