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hetohetoミッドナイト

teeheeという英語の表記がわりあい好きです。
ひっそり笑ってる感じがして。解釈ちがってるかもですが。
(ちがってそうではある)
たわむれに『hetoheto』と変換してみたら(ローマ字入力)
意外にも? teehee感があってなんだかおもしろい。

おわりましたおわりましたNHK杯。
YOIで『第5戦 日本GP』という言い回しを観て、
ああ、テレ朝的にはそうだよね、NHK杯とは言えないよね、
なんて思っていた木曜日ははるか昔のよう。
(フィクションとノンフィクションの混同ダメ絶対)
いやいや大変楽しうございました。

とか言えるのは、まあ当然ですがいまだからこそ!
で、
土曜日は不安でふわふわしながら
いやいやいかんいかん、本人が一番大変、
その本人がまっすぐに見据えて向きあっているのだから

たかだかいちファンはしっかり見届けさせていただかないと
素晴らしいものをたくさん(勝手に)いただいているのだから!
ウム!!
と自分に言い聞かせたわけですが(恒例)いやー。

宮原さん銀メダル。
優美で軽やかで愛らしいショートと、気迫とりりしさ強さのフリー。
今回もまた、思わぬ展開でした(まさかさとこちゃんが転倒するなんて!!)
その中で結果を出す知子さんのつよさ尊さありがたさ。
ありがとうありがとう。

いまでこそこんなこと冷静に言っていますが、
土曜の夜は興奮しすぎて、日にちをいちにち勘違いするほど動揺。

『なんかこの週末みじかかったなー、明日が月曜なんてああしんどい』

と言う気持ちでおふとんに入る始末。この時点で気づいてない。
ねえ真田丸は!? 
何故か5時半に目を覚まして、あれ!? いやおかしいよね、
今日日曜日だよね、と言うことに相成りました。
ことしやたらライストを観てしまったせいでしょうか。
フリーが終わった後寝て起きたら、月曜日、ってことになっちゃったのか。
相変わらず簡単な自分。

それにしても、毎年思うことですが、ここから年内
GPFと全日本ってあんまりなスケジュールでは。
せめて全日本年明けに。いやまあならないんでしょうけど。

しかしアーニャ強かったですねえ。安定してくれてうれしい。
陰影の際だつ演技、大好きです。



MADって公式の表記なのでしょうか。ED、ならわかるのだけど。

そうして日曜日、BSで延々続くフィギュア関連のあれやこれや
うれしいうれしいNHK杯の週末。
毎回そうですが、駄々流しにして家のなかの用事を片付ける。
今回は洋服の処分いろいろ。
数年ごとに「そういえば」と思い立って見直しを決行。
白っぽくすすけてたり、毛玉が多かったり、
ちいさいしみが(よく見ないとわからないレベルでも)とれなかったり、
そんな洋服をどかどか一斉処分。
何しろ流行に疎いので、判断レベルを高めにする。

冷蔵庫内の掃除、玄関の三和土の掃除までやりかけてタイムアウト。
うーんくやしい。でもしょうがない。
欲張りすぎは元も子もない。
(しかし「元」とか「子」とか、なんともあじわいぶかいですね)
流しの下と換気扇とベランダ、あと脱衣所浴槽まわりもやりたかった…。
やりはじめるときりがないのは、
ふだんがあまりにもアレなせいではあるのですが。
ていうかこれ、素直に『大掃除』なのでしょうか。そうだね。
書棚の整理もやりたいな、靴箱も。

(本当は編み物をしたいのです。毛糸を触るのがうれしい季節。
かぎ針でざくざくあんだ自作ひざかけに
ちこがケポをしたのが取れないままなので、新しいのを作りたい)
方眼編みでざくざく編むのが好き。
ぼーっと考え事をしながら、気づくと手元にしずしずと
つみあがってゆく成果、と言うのがとても好き。
こどものころは、本を読みながら編んだりしていました。ひどい。
当然編み目はガタガタですが。
縄編みとかもたのしいんですけどね。
あまり時間と手間のリソースをかけずに満足度を、となると
結局慣れた簡単パターンになっちゃうかな。
それでもかわり毛糸を使用すると、
ずいぶん雰囲気が変わってそれはそれで楽しい。

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すこし前の写真。
お外に行かなかった一日なので、名残を惜しむ気持ちを置いておく。
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つややかさが、優しい秋の光のようです。

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ベーリックホールのクリスマスディスプレイより。


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ずいぶん前の写真(夏ごろかな??) あまりにもかわいいので、そっと。
(再掲かも)

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by chico_book | 2016-11-28 00:58 | 日々 | Comments(2)

冬がはじまっていた

いよいよ今週はNHK杯ですね。もうどうしようどうしよう。
そわそわしすぎて、日にちを間違えていたほど(馬鹿)

あの小さくてきれいな魂そのもののような、
大事にしすぎて胸のなかにしまい込んだ
内側から光を放つ結晶のような、宮原さとこさんのGP2戦目です。
(どうにもこうにもフィギュアについてはポエマーにならずに語れない)
「絶対ファイナルに行きたい」
と言っていたさとこさん!! 
あの悔しい悔しい(であろう)スケカナの次戦。

もう、その心中を思うに、思うだけで倒れそうになるのですが、
そんなの、いちファンのよわちいよわちい感傷に過ぎず、
アスリートは堂々とみずからを貫くのです。
その姿こそ尊いと、祈る気持ちで観てしまうのですが。

いやいやいやいやこんな気持ちは今更ですよね。
ずっとありがたくも観させていただいているわけですから。
うむ。うむうむ(錯乱)

YOI、とても楽しくみています。
勇利くんの選手としての特性や立ち位置のバランスのよさとか、
性格と言うか性質と言うか、スポーツとしてはちょっと異質な
フィギュアスケートにとてもよくマッチしていると思います。

選手としてベテランの域に達しつつある勇利の手詰まり感とか
今回も駄目だった、と言いつつすごいレベルで戦っている、
それでも本人の目指すものに(まるで)届いていないという
描写の厳しすぎないのに明るくはないバランスのよさ。

ヴィクトルのコーチとして戸惑いも
(自分で言いだしたことで、それでも)
充分に雄弁で納得できる。

ほかの選手や、選手を巡るほかのひとたちも、
必要充分に描かれているし、なにより
スケートファンが見たいと(たぶん)思っているの
試合中の選手やコーチの心理描写を存分にやってくれる。
なんというありがたさ。
あと氷の上をすべる音をがんがんいれてくれるのが
うれしい!ありがたい!!だいすき!!!

そんなひとたちが自分の思う『最高』『最善』を出す競技。
そこで求められるのは絶対評価しにくい『うつくしさ』であり
それぞれが選んだ表現であり、そこに乗せられる技術。
個性際だつからこそ、選手間はそれぞれにまったく
別のことをやっていて、
それゆえのお互いに持つリスペクトがまたなんとも言えず尊い。
(ファンの得手勝手なドリームですかそうですか)

やはり大変不思議なスポーツであります。
こちらもしっかりと丹田に力を入れなくては、
プレシーズンなんて乗りこえられない。
プレ、が終わると、本シーズンなんですから。ひぃぃ。

ことしの男子は、

ありがとうありがとう、
もう一戦一戦が観るだけで寿命が延びる気さえする
パトリックとか、
(フリーなんてなんとも俗っ気が抜けてきました)

大好きフラメンコのSP持越しがなんと! 黒衣装という
艶やかさに重量感の増してきた
そうか、脂がのってきたってこういうことね、
ファビとか、

いけいけゴーゴゴー! だと思っていたら、
その部分はそのままにいろいろ補強されまくったボーヤンとか

とうとう「青年」に見えてしまった!! 
怖い怖い、若くて溌剌としてるのにどこか円熟味が
見えはじめているしょうまさんとか、

久々に診たらやっぱりテンくんはテンくんで最高でした、
っていうかモロゾフむっちゃいい!!
最近たりなかったのはモロゾフ成分だったのね!
デニス・テン様とか

文字通り百花繚乱豪華絢爛でたのしいやらたいへんなやら。
例年通り、安心できるシーズンなんてやっぱりないのですが。

そんなこんなすべてひっくるめて、
たったひとりで表情に立つ数分間。それがすべて。
ああそんなシーズンの真っただ中にいるのだなあと、
(例年どおり)
いまさら気づくわけです。

さて、そんなわたしの年末と言えば
NHK杯を観ながら予定を立て(片付けなどもする)
GPファイナルを観ながらクリスマスカードを書く、
全日本を観ながらお年賀を書く、そんな流れになっています。
つまりはなんやかやとあわただしい。
それもありまして貴重な貴重な水曜祝日、
映画レディースデイを利用出来ませんでした(涙)

ザンネンではあるけれど、しょぼくれてるわけでもなく(暇もなく)
さしせまった書類仕事を片付けて、暮れの元気なご挨拶の手配に向かう。
いつものばらのマークのギフトセンターで
「1時間待ち」を告げられ、
その間に別のフロアでの用事をさっくりこなしてひと息。
12月前に、肩の荷が降りるのはいいことです。

好事魔多し。
たぶん意味合いちがうけれど、こういうほっとした時ほど危険。
ふらっと衝動買いしてしまいました。
憧れのアイテム。

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(運転用を除き)レザーの手袋なんて使ったことはありません。
ふらふらと色あいに魅かれ、何の気なしにはめてサイズを確かめる。

あら…よろしいのではないですか。これ。

なんだか浮わついたまま、さくっとお買い上げ。
ふだんはたじろぐし、
吟味せずにはいられない類のお買い物。
お支払いの間に(20世紀から使っている)
電子レンジの稼働がいろいろおかしいことを思い出す。
うう。いやでもまあ。こういうこともあるよね。

お会計を待つ間に、革製品にまつわるいろいろ怖いことを思い出して、
品物を受け取るときにこわごわ聞いてみる。
基準もそれぞれなので、厳密な話ではないけれど、いろいろ配慮されているよう。
とりあえずほっ。でもうっかりしてた。

もしアウト、だったら、どうしたのかな、わたし。
そこからキャンセルできたかな。

どこまで厳密にするかも、結局自分次第でしかない。
布帛と違って、驚くほどしっくりなじむつややかな手袋は
その親密さにうっとりする品物だから。
だからこそ、みるたびつかうたびにつらくなるのはつらい。
難しい線引きですが、自分で決めるしかない。

冷気が本気を出しはじめている午前1時。
ねここたつにいるものだとばかり思っていたこのお方(違った)


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「はずれー」


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ふっかふかの首もと。激しい毛割れ。
ずいぶんながいこと、羽根布団愛好者だったのですが、
この方とおせんたくの必要性とのバランスを鑑みて、
作冬から、『お。値段以上』のかけぶとんに。気に入っているようですね。

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寝とぼけ無愛想顔の完璧さ(めやにとかつきっぱなしでごめんね)
この冬もいっしょにいてくれてありがとう。



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by chico_book | 2016-11-24 01:48 | 日々 | Comments(4)

クロマメちゃん異聞と言うか秘話と言うか


「ねこ飼ってるんだって?」

彼女は、にこやかにコーヒーポットを持ちあげた。
ポットの側面に、わたしの顔があまりにもはっきり映っていて、
なんだか笑ってしまうほど。
こぶりのポットは見た目に反してずっしり重たい。
ポットを置いてある銀のトレイも、鈍く重々しく輝いている。
古い銀器のうやうやしさ。なんだかひっそりとしている。
熱くてつややかな液体が注がれるカップは、持ち手の華奢な品のいいノリタケ。
ルームサービス、銀のトレイ、大理石の丸テーブルにひとりがけのソファ。
さすがに役者がそろっている港町のホテル。
ふだんマグカップでざぶざぶ飲んでいる私はこころもち緊張する。
ちょっと腹筋に力を入れたりして。

ええまあ、飼ってるというか暮らしてるというか
生活のなにかをシェアしてるというか。

「ねこかわいいよね。わたしも昔わんちゃん飼ってたのよ」

そうなんだ。

「でも13歳まで生きたのよ、その犬種にしては大往生だったの。
結構大変なこともあったから、すっかり気が抜けちゃって、
さみしいのはさみしいんだけど、
でも旅行とか行きやすくなったしね、て思ってたのよ」

旅行好きの彼女はそう言って笑う。
つい先ほど、10月に買ったばかりだという
新しいデジカメの自慢話をしてくれたばかり。
ことしの12月はドイツのクリスマスマーケット巡りをするのだとか。

「そしたら、息子がねこ拾ってきたのよ。
『いぬもおらんちゃけんよかろう? 』
なんて言い出してさ。こっちはわんこロスの最中だってのに。
『散歩もいかんでいいけん、母ちゃんも楽よ』
とか都合のいいことを。
最初ムカッと来たけどまあ、顔見ちゃうとね」

えへへ。にまにましてしまう。彼女もにまにまわらっている、
いわなくてもわかるよね。わかりますとも。

「いくつくらいですか」

「8ヶ月くらいかな、子ねこではないけれどお誕生日前。
もう暴れる暴れる」

想像つくなあ。

心底楽しそうに、彼女はカップを口に運んでからかるく眉をしかめた。

「苦いね」

そうですか。そうなのかな。
わたしはこのシチュエイションに圧倒されて
ちょっとよくわからないかな。

「クラシックなホテルって、そうなのよ。
欧州のひとはこういう味が好きなのかも。
わたしはもっとあっさりした方が好きなんだけどね。ごくごくのめるような」

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そう言って苦いコーヒーをごくごく飲む私たち。
お酒に弱いので、しゃべりっぱなしで飲みまくる。

「どこまで話したっけ」

「ちびにゃんこが来たところまで」

「そうそう、チビっていうほどチビでないんだけどね、若にゃんこね。
暴れるわ走り回るわ家を破壊するわものは倒すわ」

……あああ!!

「観葉植物によじのぼって木ごと倒れるわ、ゴルフバッグのなかで粗相するわ
出てこられなくなって大鳴きするわ」

ちびにゃんだなあ。でもなんかもう、尊さしかないですね。
最近机の上からおろせーおろせーと大鳴きするにゃんと暮らしていると。
(私がいないときどうしてるのか)
(たぶんうまいことやっている)

「冷蔵庫は開けるわ、引き出しは開けるわ、
開けたあとゆっくりしまるタイプの引き出しで行方不明になるわ」

キジトラの女の子だそう。なんてかわいいやんちゃさん。

「息子がまた
『こいつ遊び足りんのやない? 』
なんて言い出して、おもちゃをふりまわして遊ぶ遊ぶ。
くたびれておとなしくなるどころか、
体力がめっきめきついて、どんどん高いところにのぼれるようになって」

かわいいけど大変だぁ。

「ねこってね、もっと物静かでおとなしいものかと思ってたのよ」

まあねこそれぞれですよね。

「そうそう。でね、そんなとき息子がゼミ合宿で、
3週間ほど家を空けることになったの」

おお。

「もうねこ馬鹿だから
『うわーないわーつらいわー』
とか言ってとぼとぼ出かけて行ったんだけど。
それはまあいいとして、
さて家のなかに、わたしと夫と猫がいるわけですよ」

ふむふむ。

「私は元はわんちゃん派で、正直ねこの扱いはわからない。
夫は犬のこともねこのことももうなんにもわかんない」

ほおほお。

「だからね、まずは遠巻きに見るわけです」

ねこを?

「そう、ねこを」

彼女は重々しくうなずく。
若いころは多岐川裕美とか池上季実子に似ていると評判だった彼女、
クラシックなホテルのクラシックなアイテムがとてもよく似合う。
窓の外にはヨコハマヨコハマした横浜の夜景。


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※この写真はシーバスからなので、イメージです

「うん。新聞の影からちらちら盗み見るかんじ」

でもそれは対ねこ基本姿勢ではないかしら?

「そう?  とにかくね、暴れられるのも困るし、
じゃらしふりまわすのもむりだったのよ。私五十肩だし、夫はテニス肘で」

うわ、いたそう。

「そしたらね。…ねこの態度が変わってきてね」

どんなふうに?

「あれ? って顔をするの。あれ? このひとたち、そうなの?
そうでるの? って顔するのね」

ああ、なんかすごくわかります!!

「そしたらねえ、もうすごかったよ。
『そうざますか。実はワタクシも、かねがねあんな野蛮なのは
ちょっとねえ、どうかしらねえ、と考えておりましたの。
おたくの息子さんがあまりにも喜ぶから、お付き合いしてはおりましたが、ねえ
レディに対して、ちょっと、ねえ???』
って態度と表情になっちゃって!! 」

!!

「うちの夫はおじいちゃんだから(注:ひとまわり以上年上の旦那様)、
あまり動かなくてソファーにどっか、と座ってることが多いのね。
そしたらあの運動会をしていたねこと思えないあしどりで」

ねこのあしどりすばらしいですね。

「花魁道中かっていうくらいしずしずと、
モンローウォークのようにたっぷり歩いてきて、ひらり、と
夫のおなかの上に乗るのよ。
おじいちゃんだからびっくりするじゃない?
そこにね、ゆっくりまばたきして、ちっちゃーいこえで
「みぁぁ・・・ん」
っておっしゃるわけですよ」

うわ。あかんやつやそれ(似非としりつつ)

「そしてごろ・・ごろろ…と言いながらゆっくりと箱になる」

彼女もわたしも、ごくりとコーヒーを飲む。
熱くて静かな苦い液体のありがたさ雄弁さ。

「完璧ですね」

「完璧なのよ。もうね、おじいちゃんだからまさにいちころよ」

いやまあそれはしょうがないんじゃないですか。
おじいちゃん云々ではなく(経験者)

「面白いのがね、息子が帰ってきてももう全然態度が違ってて。
『いつまでもあなたみたいな子供と遊んでなんかいないのよ、
わたしレディなんですから。ぷい!』
みたいになっちゃって、まったく相手にされない」

あはは。

「子供が膝からくずおれるのなんてはじめて見たわー。
『親父になんか預けるんじゃなかった』
『母ちゃんがついていながらなんでこんなことに』
って、むなしくじゃらしをなでるあたりがもうおかしくておかしくて。
こんなにも女心がわからんとか! ってね。
あれはもてないタイプだって、わたしその時確信したの」

「まあ最終的に、就職してひとり暮らしになった時に
ねこを連れてっちゃったのよね。なつかしいな。
ゼミ合宿に行ってたころなんて、だからもう、ほんとに大昔」

彼女の微笑みがやわらかくなる。

「あのときはほんとに確信してたのよ。
この男に、彼女ができる日が来なくてもしょうがないって。
でもまあよかったよかった。ほんとによかった。
相手も、大のねこ好きなんだって」

息子さんの挙式のために上京(横浜だけど)された年上の友人のお話。
15才のキジトラにゃん・クロマメちゃん
(由来は肉球がつやつやだから!!)に家族が増えるお話でした。
いまでも、おじいちゃんには『レディキティちゃん』と呼ばれているそうです。

「おめでとうございます」
「ありがと」
「ねこ好きに悪い人はいませんよ」
「ね」
「ね」

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おめでとうございます。

ちなみに慶事の直接のきっかけは、転勤辞令による
『遠距離恋愛ダメ絶対! もうここで決める!!』
モードだったそうです。
クロマメちゃんショック、と、彼女はこっそり呼んでるそう。

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このかたは、にくきうすべて見事なピンク色。
ほんとに何もかも完璧(陶然)



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by chico_book | 2016-11-18 02:08 | ねこ | Comments(4)

ぼんやりした土曜日のぼんやりとした記録

映画館に行く気満々だったのです
じぶんのブログの記事を観て、上映時間を調べて、
移動ルートをシミュレーションしてわっほわっほと
気合充分だったのですが、

はて土曜の朝。どうにもこうにもすっきりしない。
しゃっきりしない。
眠気が取れずにとろとろしている。
ザンネンだけれど、こういう時に無理しません。

なんかいつも言ってるかな。
この方針に転換してから結構日がたっているのに、
自分に言い聞かせたくなるのね。

土曜日、バスに乗っている10分そこらの間に、
がっつり寝落ちしてそれで頭がすっきりもしなかったので
それを指針にしてプランB。お散歩というか散策というか。
なにしろうつくしい秋ですので、
これを堪能しないのはもったいない。

公園で秋のイベントさまざま。幼稚園やなんやかやでバザー。
サンクスギビング、感謝祭、あかるい声があちこちから
響いてくる。
(でも私のスタートが遅くてどこもほぼ撤収中。おつかれさまでした)

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いちょう並木。ずいぶん色あいが変わってきました。
あの濃い緑がふいっと抜けるただ事でない変化が、やはり好き。


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やさしい光。木洩れ陽、と言う言葉の響き。鳥の声。
この世のものではないみたい。いつ川を渡ったのかな、なんて。

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繰りかえされる季節。青空。透明になってゆく空気。
横浜の秋は本当に素晴らしい。毎年言っているけれど(たぶん)

きみの嫌いな東京も、秋は素敵な街

と、口ずさむ。

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なくすものは何もない。きみのほかには。

なんて、小声で。

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『逃げるは恥だが役に立つ』

観てます。
(世間で言われているほど)ファンタジーに思えないのだけれど、
絶妙なさじ加減ではあるなあ。
一面の真理をたのしくさらりと伝えているところが。
石田ゆり子さんが『百合ちゃん』なあたりでゆるく混乱。
(昔『Wの悲劇』(86年映画版)の作品案内を観た時、
薬師丸ひろ子さんの役名が『三田静香』で、
共演に三田佳子さんがいてえらく混乱したものです
(当時役者さんに詳しくなかったので、
三田佳子さんのことをよく知らなかった))

姪っ子びいきでピュアなまま年をかさねたキャリアな叔母さんが
百合ちゃん、
と言うことで軽くざわめいたりもします。
ほんのちょっとだけね。

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世代としては百合ちゃんな訳で、こんな光景を観ると
ついついユーミンを口ずさんでしまう。

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たどたどしいような蔦の葉。

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しずかで美しい季節。冬支度、と言うのも好きな言葉。
なんだか心が静かになります。
やはり映画にしなくてよかったのかも。すこしさみしいけれど。

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なんだか見事な黄金に充ちていた土曜日。


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カフェの薪ストーブ、まだ登場していませんが準備は万端の様子。


黄金と言えば、そういえばもう出てるよね、さて、
と探してみたこちらがまさかの4分冊。


長い休暇などあれば読んでみたいのですが(ない)

オランダに行きたいなあ、なんて思う。ぼんやりと。そんな土曜日。


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by chico_book | 2016-11-14 01:14 | 日々 | Comments(5)

豊作すぎて戸惑うばかりのわたし

気づけばものすごい豊作で豊穣大漁、まさに実りの秋、
と言いたくなるほどの、ジャック&ベティのラインナップに、
ひゃあびっくり。
混乱しかけているのでまとめておきます。

ジャック&ベティ 11月のラインナップより。

『ティエリー・トグルドーの憂鬱』



11/5-11/18まで。
『サンドラの週末のような作品かなあと予測。
社会派と言われるフランス映画が増えたのか、
(もとからあったものが)日本に来るようになったのか、
あるいは私が知らなかっただけか。
でもちょっと(じぶんの)テンションと相談しないと、
へこんじゃうかもなあ。なやましい。

『92歳のパリジェンヌ』


川崎109でもやっている様子。ありがたいやら悩ましいやら。
こちらも11/18まで。

『PK』



公開中。サクサクっとみておきたいのですが。
いったいどれだけ映画館にいるつもりなのわたし。


『将軍様、あなたのために映画を撮ります』



11/12より。
こういう映画はさくっと見るに限ります。ずっと待ってた待ってた!

すこし先ですが備忘メモ。

『神聖なる一族24人の娘たち』



12/3より。チラシが大変素晴らしいのです。
ひとめぼれですよ!


『エボリューション』



11/26より。
うつくしい悪夢を描いた映画、とのこと
ディストピア物は振り幅が大きいので、なやましいところ。
邪悪ということのレベルは個人差が大きいということでしょうか。
(先日大きく外したばかり(『ハイ・ライズ』私には厳しかった・・・))

ジャック&ベティのほかにも、たいへん気になる映画たくさん。
ほんとうにたくさん。

『リワイルディング』



オランダですよ、オランダで自然回復ドキュメント系。これ絶対観る!
UPLINKで公開中。
UPLINK、作品によっては上映期間が長いので有難い。
でもちょっと遠いので、予定を云々しているうちに
逃してしまいがちなのも事実。

フランコフォニア ルーヴルの記憶



ユーロスペースにて公開中。

美術館ムービーの決定版ではなかろうか。
ルーヴルを舞台に『エルミタージュ幻想』の監督が撮影、
もう予告だけですばらしい。
ありがとうございますありがとうございます。
12/17にはジャックアンドベティに来る様子。
上映回数の多いユーロスペースでさくっと観ておくべきかどうか、
たいへん悩ましい。

12月には『スモーク』のデジタルリマスター版も公開されるそうです。
NHK杯もファイナルも全日本もこの2か月にあるというのに、
どうすればいいのやら。
ことしあんまり映画に縁がなかったのはこの冬の為だったのかしら、
なんて思わずにいられないような充実、というよりむしろ困惑とか逼迫とか。

これは絶対観ます。
本日『絶対』の大安売りですが、本当に絶対観る。

『この世界の片隅に』



11/12公開。ほんとにずうっと待ってたのです。




・・・・11日までですと!

ふりまわされてあんまりうれしくないけれども
元気にいそいそおでかけしますきっと。
にしても多すぎ。お。おいかけられるのい、いやよ(小声)

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by chico_book | 2016-11-05 00:16 | 映画 | Comments(3)

浸透するには圧がいるのかも

たいへんに美しい秋の休日。
お散歩に行きたいなー堪能したいなーと言う自分と葛藤した結果、
映画に行きました。行ってよかったというお話なのですが。


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いつまでもうつくしい秋のままであればいい。

映画の感想として、
まだ全くまとまっていないんですが
まとまっていないまま、記事にするのは惜しいのですが
かといって
この気持ちを記録しないのも惜しいように思っています。フクザツ。

映画を観てきました。ひさびさにはしご。

『エル・クラン』 
 


一週間限定上映、アルモドバルと言う情報だけで観に行きました。
ジャック&ベティたぶん満員かな。ここの木曜日はメンズデイ。

チリのお話だったので驚く。
(アルモドバルなのでスペインだと思い込んでいた)
(アルモドバル氏は本作の製作で、監督ではありませんでした)

ブラックでシニカルで底意のある描写。
好きなタイプの映画です。扱っている内容は好きになれないけれど。

南米の大地の、どこか空っぽなかんじ、
どこにもつながっていない感じ。
あくまで明るい光と乾いた空気が
かえって底知れない不穏さを感じさせる。

江國さんの描く南米はまぼろしの様で、実在の場所ではないみたい。
でも江國さんが書くとそこがどこでも、そんな気がするかも。
フィレンツェでも梅ヶ丘でも浄水通でも。


『ユーリ!!! onICE』が一部で大変な(うれしたのしい)
話題の、山本紗代監督のこちらも南米が舞台。
好きですこれ。



政治的・歴史的な背景を把握していないので、
見逃していることも多いんだろうなあ。
(はじめのほうに出てくる組織の名まえに引きずられて、
勘違いしたまま見ていました)

観終わって、少し、いや大いに悩んではしごすることにしました。
2本目を見ると、19時終映。11月のジャック&ベティとしてはぎりぎり。

でもこれが大変素晴らしかったのです。

『シーモアさんと、おとなのための人生入門』


『シーモアさん一枚』と言うのすらなんだか楽しい。

技術と、表現と、求めるもののバランス。品格。
ひととしてのありかた、生きることの意味。

観ている最中に、どんどん充たされてゆく。
音楽と、シーモアさんの語りが私にしみこんでいく。
でもほっこりとか癒し、なんていう生ぬるいものではなく、
根源にそっと光をあてるような感触。なんだろうこれ。

たとえば私は生活のために働いているし、
なけなしのお金でごはんを食べねこに尽くし本を読んで
映画なんかも観て日々を過ごすわけですけれど

それだけでいいの? という大上段ではなく
それはそれで大事だけれど、魂のありようもたいせつだよ、
と、いろいろな角度からぽつんぽつんと
話してくれるような作品です。

良作。たぶんことしナンバーワン。
こちらを思い出しました。こういうリンクも幸福。




羽生さんの白鳥エキシや、スケカナさとこさんについて
(つまりはフィギュアスケートについて)
ずうっと考えているタイミングだったから、と言うのもあると思うけど。

もうすこし考えてみます。
と言うか、すでにもう一度観たくて困っている金曜深夜。

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我慢できずにひさびさに購入したパンフレット。
裏表紙にはにゃんにゃにゃん。

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ぶれぶれですが、今年のおこもり姫。
『真田丸』を観ながら、籠城戦は得意だよねー、
なんて話しかけるもまた愉し。
(水分補給大事。とても大事)





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by chico_book | 2016-11-04 01:27 | 映画 | Comments(0)