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ひとりぼっちはわりと幸福なものです、ただし

つながりたい相手がいない訳ではなくて、いつでもつながることが(基本)できるのなら。
わたしにとってはわりと基本的な信条なのですが
「わがまま」と言われることも(そこそこ)あって、なんというか、ままならぬ世でございます。

さて、ほぼ二ケ月ぶりに映画を観てきました。
と言うかそんなに劇場から遠ざかっていたのね。
なんともせわしなかった年末年始であることよ、と、しみじみしながら
メンバーズ特典・お誕生日月映画鑑賞券を無駄にするわけにはいきません。

ジャック&べティのメンバーは、年会費2000円で
お誕生日月招待券と更新記念鑑賞券をいただけるので
それだけでも会費はクリア。
ジャック&ベティにちょくちょく行く人にはおすすめ。
(そういうひとは、とっくに持っているのかも)

観たのはこちら『幸せなひとりぼっち』
ストーリーのイントロダクションはこんなかんじ(公式サイトより引用)

愛する妻を亡くした孤独な中年男オーヴェ。かつて町内の自治会長を務めたこともあり、近所には規律に厳しい人間として知られていた。年齢を重ねてからは気難しさに拍車がかかり、いつしか鼻つまみ者でしかない厄介なおじさんと化していた。地域の治安を守るため、共同住宅地の監視役を自ら買って出ていたのだが、数年前、自治会選挙で落選。今や、誰からも望まれていない見回り日課とする日々を送っているのであった。

オーヴェは43年間、鉄道局職員としての仕事を全うしてきたが、突如クビを宣告されてしまう。家に帰れば、今は亡き妻の面影が脳裏をよぎる。孤独に耐え切れなくなった彼は、自宅の天井にロープをかけ、首つり自殺を図る。ところがその時、向かいのテラスハウスへ引っ越してきたパルヴァネ一家の騒がしい声がオーヴェの耳に飛び込んでくる。一家の車がオーヴェの家の郵便受けにぶつかってしまい、自殺どころではなくなってしまう。オーヴェは外へ飛び出すと烈火のごとく怒り、挨拶もしないまま代わりに車を駐車場にきれいに車を停め、ぶつぶつ文句を言いながら家に帰る。


以下感想です。ネタバレあるので畳みます。





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by chico_book | 2017-01-30 00:34 | 映画 | Comments(2)

最近のごくふつうの週末(+お散歩やや強化型)

なんだかだとばたばたしていて、気づくとひとつきちかく
まともにスーパーに行っていませんでした。
・・・我ながら、よくもったなあ。
最寄りのコンビニが、もと八百屋さん系でこまめに(野菜は)補充ができるのと、
冷凍しておいた肉魚や缶詰などを繰り回した結果、ではあるのです。
最近は、会社の帰りも寒いので寄り道する気にもいまひとつならず。
(ダッシュで帰ってちこにあいたい)

そんなわけですっかり空っぽの冷蔵庫を何とかするべく、
この週末は勇んでスーパーへ。
シロさんの
『狩るぞ!! 今日は買うぞ!!』
と言う武者震いと、完全にシンクロ。

最近はじめた(あるいは自分にゆるすことにした)
小さなぜいたくは、
『スーパーでお買い上げした商品宅配サービス』
です。ネットスーパーではなく、あくまでお店で自分で購入する。
レジに並んでお支払いもする。
ただその後、サービスカウンターで配送をお願いするのです。
ボックスひとつで300円。
私の場合、いまのところひとつにおさまらなかった経験はありません。

良い点
・荷物を持たなくてよいので、スーパーのあとの動きが自由
 基本土日にしか活動しないのでものすごく重要。
・かさばるものや重たいものをためらわずに買える
 牛乳とか調味料とかお米とか。トイレットペーパーなどもそうですね。
・受付12時までなので、だらだらしている暇がない
 ついうっかり、休日をだらだら過ごしがちなので(午前中から動かざるを得ない)
 まあそれはそれで楽しい一日ではあるのですが、はい。

悪い点
・ついつい買いすぎちゃう
・配送カウンターが激混みで受付に(長いときは)30分くらいかかる
・配送時間との調整が必要
 18-20時の枠で配送をお願いした場合、 
 18時に届くのと20時に届くのでは、晩ご飯やその後の
 時間の配分が違ってきます。当たり前だけど。

まあ車も持ってないので必要経費かな、と思えています。
なによりお買い物後に別の用事にラクラク動けるのがありがたい。
重たいものもつとくたびれちゃうしね。

しかし荷物が届くのを待つというのもそれはそれでゆるいストレスなわけで、
「いつかないつかなまだかなまだかな」
より
「18時までに帰らないと!! 」
の方が、ストレスとしては大きいような気がしています。
比較してもしょうがないんだけど。
そういえば堀井和子さんも「宅配便を待つ時間がとても苦手」
と言う内容を、どこかで書いていらしたような記憶が。

しかし、配送カウンターに並んでいるのはほぼほぼ高齢者のかたで
『14時でいいですか』
と、毎回言われるので、わたしみたいな使い方は
メインではないんでしょうねえ。
でもいいの、ありがたく使わせてもらってますので。
そして、故郷の老親や自分の将来を想定すると、
こういうサービスがあるのはとてもありがたいことだと思います。

などと言いつつも土曜日は久々の都心お散歩。
リュックを背負って、両手をフリーにしてレッツお出かけ。
久々に思いきり歩きたいな、と、野望充ち充ち。

目当ては

・やっぱりまだまだ海を見ていたい午後、ひさびさの浜離宮
・新宿御苑か六義園か、今年は早くも梅が咲いているから
・そういえば昭和記念公園って一度行ってみたいんだよね

というあたり、勇んでスニーカーを履きます。

まずは、水-土しか空いていない大人気パン屋さんで
うきうきとパンを買いこむ。
目当てのチーズブレッドは焼き上がりのタイミングが合いませんでしたが(涙)
バゲットと焼きキーマカレーパンとキッシュが買えたのでほくほく。
どこかでコーヒーを調達しよう、公園でおやつタイム!!
と意気込むも、

・ものすごい強風のため、浜離宮をあきらめる
・中央線運級のため、昭和記念公園をあきらめる
・この本を横浜駅の有隣堂で入手できなかったため、
 本屋さんをルートに組み込む。


というわけで、有楽町>三省堂>日比谷公園ルートに変更。

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ことしもおひさまみたいな実のなる木たち。
大好きな光景。
国道沿い、廃屋みたいな建物のそばにすっくと立つ姿。
冬の明るい陽射しと、ちぎれそうな寒風のバランスが実は大好き。
本物の寒さでないゆえの甘えた気持ちだけですが。

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はぼたんは和でも洋でもいけるオールラウンダー。
万能すぎてちょっと地味とかかわいそうなほど。

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やっぱりすみれはすみれ色であってほしい。

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じつはルミネの屋上庭園。はじめて行きましたが、
こぢんまりしていてよかったです。
喧騒のレストランフロアから全力逃避。
ここで(ネット上の)あらゆるところで話題沸騰のこちらを一気に読了。


実はこのタイトルは『なんらかの比喩』だと(根拠なく)
確信していたのでいろいろと驚きました。

対象との距離の取り方、
丁寧に選んでそこにぽつんと置いてあるようなことば、
受容について、人生を歩むことについて
すすむこと とどまること ひととなにかを共有することについて
一気にいろいろ考える。
読み終わって顔をあげた先の、冬の横浜の抜けるような
青い空をきっと忘れない。
『ねじまき鳥クロニクル』を紀伊国屋書店で買って、
我慢できずにそのビルの屋上で読んだのは広島だった。
夕方になって、どんどん暗くなる寒くなるのと
競争するように文字を追いかけたこと、
あの日とおなじように、ずっとおぼえていられるかな。
(最近自分の記憶能力に不安しかない)
もしそうならそれはとても幸運です。

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東京の真ん中に、こんな静かな場所があるのはとてもよいことだといつも思う。
高い建物がないのも、威圧感がなくて好きです。

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しかしさすがに座ってお茶をするには寒すぎました。
あたたかい飲み物もどんどん冷めちゃうし。

ほんとは日比谷図書文化館に行ってみたかったんだけれど、
ちょっとくたびれちゃったので早々に撤収。
それでも充分満足できる一日でした。
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なんと想定外なことに『花束』をいただきました。
お誕生日に、ということです。びっくり。
そう私はカプリコーン(オブカプリコーン)
春樹といっしょなのでちょっとうれしい。
宇多田さんとも坂本教授とも一緒です。ワーワー!!!

と言う訳で、ヴォーグの「2017年上半期のしいたけ占い」を
読んでみたりする。
ことしは新しい基盤づくりの年だとか。いいではないですかそれ。

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睦月のリラックス姫。いつも強くてやさしくて賢く愛情深い。
おててくんにゃり姫。
ことしもいっしょにすごしましょ。


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by chico_book | 2017-01-23 01:02 | 日々 | Comments(7)

ある意味年頭所信表明(遅刻)

ずうっとずうっとふわふわと『YOI』のことを考えています。
最終回からひと月たっちゃったのに。

いやいやそれだけでなく、実は毎日一話はなんだかだで見ているという……。
全12話のうち、うちのHDに残っているのは4話以降だというのに。
12話と言うと、(個人的に)一挙上映しても半日。
手ごろなヴォリュームなのかもしれません。
ついふらふらっと再生してしまう。
登場人物も(そこまで)多くなくて、俯瞰で把握しやすい、
と言うこともあるでしょう。ウム。

真田丸だと、なかなかそうはいきません。
(『真田丸』は第8話『調略』からぜんぶ残してます。ひゃあ!)
どちらがどうと言う意味ではなくて、作品の性質の傾向とでもいえばいいのか。

※以下恥ずかしいので畳みます


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by chico_book | 2017-01-20 00:55 | 日々 | Comments(0)

ずっと見ていたい綺麗な空のような

こなつさんがおすすめされていた
『恋は雨上がりのように』3巻までを読みました。
(6巻まで刊行されているようなので、頓珍漢な感想かもしません)

公式の作品紹介はこちら→


こなつさんありがとう!!
自分ひとりでは見つけられなかった作品です。

(おそらくは)順調に過ごしてきた学生生活あるいは人生を、
予想外の出来事により立ちどまることになった主人公の女子高生・
あきらが恋に落ちたのは、バイト先のファミレスの店長。
それもおそらくは予想外のできごと。

ここに描かれているのは、
かなうような恋ではなく、届くような想いではなく
それでもそこにあるなにかをたいせつにすること
押し殺すことなく走り出すことなく

そっと見守って、でも目をそらさずに、
まるで発掘か何かのように、そおっとそおっと、
たいせつに確実に指先で掘りあてる、そんなイメージが重なってゆきます。
あるいはそれは、恋のなんたるかを知らない若者が、
ひとつずつ確認しているういういしさなのかもしれませんが。

繊細でみずみずしくていつまでもみていたいような
心の動きが描かれます。
実際にはかなり切実でひりつくような熱情が活写されているので、
優しいばかりではないのですが、そのひりつきさえも、
膝小僧に残ったかさぶたのあとの様になんだかいとおしく思えてしまう。
単に私が年寄りじみた読み方をしているだけかもしれませんが。どうかな??

あきらちゃんの瞳の輝き
みずみずしい髪のつや
すんなりとのびた手足

白黒の画面からも、内側から発光しているような
輝きが伝わってきます。なんとうつくしい十代。

ああ、お化粧っ気なんてなくても桃の実のように、
うぶ毛さえ輝くほおだろうな、とか、
細く涼しげで清潔なうなじなんだろうな、とか、
まぶたのうえがつやつやしているんだろうな、とか、
あんまり描写するとちょっと(私が)アレなかんじになるような(自覚あり)
そんなさりげなさ。ほかのことばが見つからないほど。

そんなふうにたいへん魅力的な女の子なのですが
魅力的すぎて、まぶしすぎて直視できない気持ちと、
あまりにも『対象外』なので堂々と向きあえる気持ち、
その両方を持ってあきらちゃんを見つめて、見守ってしまいます。
たぶん店長よりの視点ですねどうしたって。

ぐうぜん踊場で雨宿りをしてしまったふたりがならんで外を見ている。
窓の外にはつやつやの新緑がきらきらの水滴をたくさんまとっている。
輝く空気と光の粒を黙って一緒に眺めている。
雨はやんでしまったから、この場所にいる理由はもうないのに
「じゃあね」
と立ち去りがたくて、沈黙を守っているようなイメージが離れません。
一巻の冒頭から。とても不思議。
作中では、少しずつですがあきらちゃんのコイゴコロは育っているというのに。
私の大好きな、八百屋お七の様な凶暴な少女の純愛要素もたっぷりあるのに、
どこか静かなのは踊り場にいるからなのか、とも思う。


特急列車乗っちゃってー
ネバーランドに連れてってー
いっさいがっさい うばってよ!! っていう純愛と凶暴。
恋と言う名の大嵐。

最初から終わりを想定して見守っている(読んでいる)
なんて、
かわいそうだからあきらちゃんには知られないように、
そんなふうな
すこしばかりのうしろろめたさを抱いてしまいました。
なんとなく。

ほんのいっときの、若さゆえの気の迷い、
と言ってもいいような言うしかないような
いやいやそんな言葉ではとてももったいなくてまとめられないような、
そんな心の動きをていねいに描いています。とてもみずみずしい作品。

スピリッツの公式HPをみると、作者の眉月じゅんさんは
『趣味:手芸』
『好きなタイプは小林薫』
とあるので、おそらくは女性作家さんかと。

あきらちゃんが魅力的なのに性的になりすぎず、
透明感と清潔な生命力に充ちているのは
そのあたりのさじ加減かもしれません。いいにゃー。
そしてこういう作品の場合、男性側の抑制も大変重要です。
重要です!!(力説)

もし彼女が、不幸な挫折を経験していなければ
いまこの場所にはいない訳です。

そう思うと、たまさか自分のもとに現れた
うつくしくめずらしい鳥、を、見守るような気持ではないか、と、
うんうん唸りながら真剣に
店長(46歳バツイチ)の気持ちを忖度してしまう訳ですが。

でも最近、そういうリーディングを(この場合はREADではなくLEADで)
みごとに揺さぶってくれた作品に出合って幸福で幸運で
まだふわふわしているほど。

ありがとうありがとうもう一気にぶん投げられるの大好きです。

おまけ)
ただ、あきらちゃんのスカートは短すぎますよ!!
あきらちゃんだけではありませんが。
そして誇張でもなんでもなく、横浜の女子高生のリアルではあります。うむむ。
九州で見かける制服女学生の皆さんは、
膝チョイうえくらいの長さが多くて、なんだかほっとします。
生活指導の先生のようですねワタクシ。

そして店長のイメージになんとなく後藤隊長が被るのでした。
あんな飄々とはしていないし、あくまでふつうのおじさんだけれども。
安直かしら。

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by chico_book | 2017-01-18 01:40 | まんが | Comments(0)

想像以上にパーフェクト

※前回の続き。ただのかまくら散歩です。


若宮大路を海へ向かう。津波怖いなあ、なんて思わなくもないけれど。



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なんだかかわいい鎌倉警察署。

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134号線の信号をわたると、おお、いきなりの海。

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パーフェクトサンセットビーチではないですか。さすが。

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西に向かう飛行機雲に、ほんのり望郷の念と言うのは寄せ過ぎか
あるいはお正月気分に引きずられて、天の原をふりさけみているのか。

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しかしこのロケーションでユーミンでなく仲麻呂なのね>自分。


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ううむしかし完璧です。

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鳥まで加わって完璧のダメ押し。すごいなあ鎌倉。

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どこかのわんこさんが引綱をくわえて波と追いかけっこ。
天国だわここ。

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ハローウエルカムニューイヤー。
こういうのを、最近は『湘南”み”』っていうの??
無理して流行り言葉を使うものではないですが。

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タイムスタンプとして秀逸。ありがとありがと。

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干支だったっけ、と一瞬思う(違)

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干支になったんだっけ、と、やっぱり思う(違)
たぶん単に好きなんだよね。そうだよね。

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ちびっ子に大人気。はしゃぐはしゃぐ。

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お父さんに大人気。お父さんたちも大興奮。しかし上手ですね。

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実はこういう位置関係です。ちょっと暗いかな。


ここでちょうど、古い友人からメール。
昔一緒にセブ島に遊びに行った相手なので
「セブの海を思い出すなぁ!!」(ユリオ)
とメール。

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(昔の携帯なので古くてちっちゃいです)
相手は業務中なのに。ごめんね、そしてありがとう。

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わんさんのかわいいスタンプ。
わんこさんはこういうところに一緒に来られていいなあ。

「うちのはおじいちゃんだから散歩に出てもすぐばてちゃうのよ」

コーギー連れの鎌倉マダムに話を聞いて、
とたんにちこが恋しくなっちゃった。

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波を横切ってぷかぷか浮かぶ鳥たち。わたしもおうちに帰らなきゃ。
かえって愛しいにゃんこを撫でなくちゃ。

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だれかのビーサンにさようなら。
また来ます。徘徊してるだけだけど。



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by chico_book | 2017-01-10 01:37 | 日々 | Comments(2)

信州ではなく、新春遠足プランBの備忘録

上田の真田丸大河展、行くなら最後のチャンスだったこの週末。
(展示は1/15まで)

長野出身の知人に年明けにちらっと話をしたところ
「え? 行くの?? いまから? ものすごく混雑してるよたぶん」
あなたひとごみ嫌いじゃない。おまけに寒いよ。
入場制限とかかかっていたら、氷点下の中で行列だよ」

ひょ、ひょうてんか?? お昼間でも、そんな寒いの?

「うーん、あなたの場合、ドラマだけでなく歴史がそもそも好きなんだから
落ちついたあったかい季節にのんびり上田城とかまわった方がいいと思う。 
あずさで松本とか行って、温泉はいってゆっくりまわりなよ。
日帰りなんてもったいないよ。あなた北杜夫好きでしょ? 」
 
おお、松本一高。





こういうゆるっと上品なユーモアは、北杜夫氏の真骨頂ですが
ゆるゆるインテリの役が似合いすぎる松田龍平。
大ヒットはしないでしょうがよい小品になったのではないかと。
(タイミングあわず未見ですが、DVDで追いかけるつもり)

ドラマ館いましか見られないし、たのしそうなので
とっても名残惜しいのですが、
年始の帰省でやや体調が不安定なままなので
(実家に帰るといつも消化器系が不安定になりますトホホ)
あきらめることにしました。
機会はたくさんあったので、なんというかまあめぐりあわせとでも言うか。

と言いつつも金曜深夜にうんうん唸ってねばっていたんですけどね。
それではどこか箱根か湯河原あたりの日帰り温泉でも行こうか、
と、ネットで検索しまくっていたんですけどね。
(結局どれもいまひとつであきらめることに。
これだったら、近所のスーパー銭湯に行こうかなとか選択肢が多すぎて。
(帰省したのに温泉に入りそびれた無念に取りつかれ候)
そんななんだかな、な、理由で睡眠不足の土曜日を過ごすことになりました。

気持ちを切り替え、お昼ころから散歩に出かけることに決定。
このところ、ろくにお散歩してなかったので、うずうずしている。
散歩を待ちかねるわんこの気持ちかな。

連休中お天気がいいのは土曜日だけ、と聞いて、
カメラ片手にいそいそとスニーカーをはく。
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枯葉の道をサクサク歩く。たのしい。
甘い葛藤は落ちていなかったけれど、甘い葛藤について考えながら。
悪くない。
一足ごとに思考がのびやかになり、こわばりがほぐれてゆく様に思う。

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海が見たいなあと思う。春の海。のどかな海。
となると、山下公園か横須賀か葉山鎌倉方面か。
やはりお正月は鎌倉かしら。
鶴岡八幡宮は混雑しているからお参りは無理かもだけど
ぼたん園を見てみたいなあ。冬牡丹咲いていそう。
考えごとをしながら歩きたい。徘徊(龍樹さん)大好き!

大混雑の横須賀線で大混雑の鎌倉へ。
一応小町通りて若宮大路へ向かったのですが、充分混んでいました。
さすが、というか、当然、というか。

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木版画のお店。
北斎展のポスターをみて、そういえば信州小布施に北斎館があるなあと
思いつきました。
もう20年くらい前、津和野の北斎美術館になんとはなしで行ったのですが
むちゃくちゃたのしかった!! 北斎漫画の豊かさのびやかさ!
その後、北斎美術館が日本のあちこちにあることを知って、
興味を持った場所のひとつなのです。忘れちゃってた。
(けさの新日曜美術館で特集されていました。更に呼ばれている感あり(実感))



(しかし松本>小布施>上田って結構場所がばらばらなような。
要検討、と、ココロのクリップボードにぺたり)

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鳩サブレで有名な、豊島屋本店。ここの意匠大好き。
こちらの本店はひろびろと明るく、大賑わいでも圧迫感がありません。
公式HPもすごくたのしい。読み物充実。
『菓子の歴史』なんて縄文時代からはじまるし、
『鎌倉いろいろ』なんてものすごく充実しています。
お時間のある時に是非。


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トイレの入り口にはピカソの鳩。

2階には(主に)鳩にまつわる様々が展示してあります。
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たしかリヤドロだったかな。なかむつまじい。
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ベネツィアグラスでしょうか(推定)
くちばしを黒で表現するのはちょっと新鮮かも。

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ハワイ。すこしプルメリアの花っぽい意匠が。
マットな質感と、ぽっくりした鳩胸の愛らしさ、

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鳩サブレーのエッジのまろやかな曲線が大好きなので、
真剣に見入る。

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太宰府天満宮の鳩に、鎌倉で再会するなんて!!
九州国立博物館行ってみたいなあ。梅ヶ枝もち食べたい。
みんな鳩胸大好きなんだなあ。ぽっくり愛らしい、白くてすべすべの鳩胸。
(さわったことないけど)

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擬人化ミニチュアフィギュア大好きニッポンジン。
いやいやたのしいですたのしんでます。

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徹底的に鳩尽くし、と思いきや(何故か混ざっていた)
三毛猫さん!! まんまる! いいよいいよ大好きだよそういうの!

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横浜市中区本町の横浜支店も素晴らしい西洋建築ですが、
鎌倉の三井住友銀行も素敵な建築でした。

あまりの人ごみに、ぼたん園をあきらめ、海岸方面へてくてくあるくことに。
プランB。いや、Cかなコレ。

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滑川の河原でみかけました。お地蔵様のように動かない。
日向ぼっこ中の・・・コサギかな??

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熱心にごはんを探しています。

写真を撮っていると、たいへん品のいい鎌倉マダムに
『何してらっしゃるの? 』
と、お声がけいただきました。
鳥の写真を、とお返事すると、

『調布に住んでいる私のいとこも、
鳥の写真が好きでよく撮影に行くのよ。
そしてよく取れたのをカレンダーにしてくれるの。
カワセミにはまっているみたいで、今年のもとてもよかったのよ』

とのこと。カワセミとはすばらしい。清流の宝石ですね。

ひとしきり楽しくおしゃべりした後、視線を戻すとやはり不動。

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シルエットまでかっこいい。

さて、海岸に向かってまっすぐ進む。ゴジラが出てきませんように、
なんてすこし祈ってみたりして。
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§長くなったので続きます。


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by chico_book | 2017-01-08 15:45 | 日々 | Comments(4)

(あっという間の)お正月を(記録に)残そう

元旦に帰省して、正月三日にはもう羽田に戻りました。
あわただしいけれど、人生時にはタッチアンドゴーが必要な時もある。

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松並木、白砂の海岸、沖に小さく朱色の鳥居。
みごとにのどかな初春の海。瀬戸内はなぜか磯の香りがしない。
昔から不思議。
この日は違うけれど、風の強い日には沖に白波が立つ。
それこそうさぎが跳ねているように。

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古いお社の狛犬。ぽつぽつやってくる初詣客のざわめきと、
お神楽の響きと、潮騒を見ている。たぶんずっときっと。

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ふだん住んでるマンションと違って、
(私と同い年の!)古い木造住宅の寒いことと言ったら!
寒いね寒いね、やっぱり夜は冷えるね、なんて言ってたら
なんと仕付け糸もそのままの、大島紬を仕立て直した丹前を出してくれました。
ナニコレ。ぜいたくなのかどうなのか(着物の知識がないのでわからない)
でも、この丹前のことは、とても好きになりました。鮮やかなのになんともシック。
「そんなに好きなら、もっていく?」
と言われてぐらっとこころが動いたけれど、
気密性の高いマンションで管理する自信がないのと、
真綿の重さをもてあましてしまうかもと言うためらいで諦めることに。
いまでもちょっとこころのこり。

大島紬と言えば宮原さんですよ! (個人の感想です)
画像をお借りしてよいかどうかわからなかったので
リンクだけ貼っておきます。→ここ
なんとすばらしいきりりとした美しさ。ああ気高い。
この段階でもまあまあすっかり美しくなって、と
ばあやは半泣きだったのに、これが一年前なんて・・・・・・・。
いまではさらに華やかさまでも加わって感無量。(ただのファン)

「(お正月だからお店は閉まってるだろうけど)ユキちゃん見にいかない?」
友人が案内してくれました。ありがとう。

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とことこ歩いてくる子ヤギさん!! 

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おとなはつながれているのですが、子ヤギのユキちゃんはあくまでフリー。
とことことお散歩。

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こちらもフリーのにゃんこさん。チャトラはなつこいと言う噂は本当なのかも。
ごっつんごっつんアピール中です。

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ふだんは看板猫さんかな。お正月で人が少なかったのかもしれない。
背中を撫でろと仰ってます。
もちろんいっぱいいっぱい撫でてさしあげて、嬉しいやら
ちこを思ってせつなくなるやら忙しい。

うさぎもやぎも、こぶたもいました。しかもこの自由さのどかさ。
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なにこれすごい、ブルーナさんの世界ではないですか!!
すごいスピードで心がほぐれていくのがわかりました。

そして昔某通販大手フェリ○モが
「みんな大好き、とってもかわいいブルーナちゃんアイテムがそろいました!!」
と言う(たぶん)誤植をしてくださいまして
大変ツボにはまったのを思い出してしまいました。
た、たしかにブルーナさんとってもかわいく素敵な老紳士でございますが!

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しまちゃんはさわらせてはくれず。
しかしものすごく大声で鳴きながら走り回っていました。
そのアピールっぷりが、やっぱりかわいいかわいい。

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悠然とお水を飲み、自由にお散歩するさまは、領地を見回る貴族のよう。
おやかたさまー!!

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追いかけっこをする子ヤギとにゃんにゃ。

ちょっとしたエアポケットのようなたのしい時間でした。
そんなお正月の記憶を、そのまま記録。


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by chico_book | 2017-01-05 02:19 | 日々 | Comments(2)