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うつむいてほほえむことは不幸ではない

さっそく土曜日に観てまいりました。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』。
マンチェスターは海のそば、と言う意味かなあ
それじゃ児童文学みたいなタイトルだよね、と考えていたらもうとまらなくなって。
(タイトルはマサチューセッツ州に実在する地名で、本作の舞台です。シンプル)

ややネタバレあるので畳みます。
なのでこれだけ書いておきます・
よい作品ですので、迷っているかたはぜひぜひ。




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by chico_book | 2017-05-23 01:34 | 映画 | Comments(4)

夏への扉をどっかーんと明ける

ちょっと今月は本買うのを控えようと思っていたのですが……

いやしかし愛蔵版と言うにふさわしい作品ではあり、素晴らしい装丁ですね。
うわー悩みどころですこれ。
吉野さんのファンとして敬意をもって感謝を込めて
手元に置いておきたい気がしております。

社会にとって趣味とは何か:文化社会学の方法規準 (河出ブックス 103)

北田 暁大,解体研/河出書房新社

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金田さんの書評があまりに強力すぎて買わずにはいられない気がしてならない。
きっと私は↑の本をたのしく読むことができる。
だっておそらくこれ↓を買ってしまう程度にはル・オタクだもの。
なにしろデッキもないのにブルーレイ買ってしまっているくらいでして(馬鹿)。

「ユーリ!!! on ICE」公式ガイドブック『ユーリ!!! on Life』 (扶桑社ムック)

扶桑社

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完全新作劇場版おめでとうございます。いまさらですが。
公式発表をらいびゅの会場で知ったワタクシですが、
会場を埋め尽くした女子たちの地響きのような低音の歓声と、
「よっしゃー これで生きてゆける! 」
「働かないと! 働かないとね!! 」
「稼ぐぞ貢ぐぞつなげるぞ! 」
「きっと週替わり入場特典とかがんがん来るね!!(喜色満面) 腕が鳴るわー♪」
「受けて立つぜ! 」
という興奮しきった空気と、幸福なさざめきと、
ヨロコビのクラウドをきっとわすれない。ずっとずっと。
(私からすると)娘のようなとしごろのお嬢さんに混ざって、
私もひそかにガッツポーズ。
それにしてもなんとも頼もしいお嬢さん方。かっこいいわー。
※年齢層はかなりバラエティ豊かでした。

そしていまちょっと生活立て直しに興味津々。
何年か周期でこういうタイミングが来ます。波には素直に乗る派。

アカデミー賞のころから気になっていた作品がすでに公開してました。
うっかり見逃さないように。




しかしいま映画と美術館が大変なラッシュラッシュで
ちょっともう、こんなにいっぺんに来ないでよ、と言う気持ち。
いやいや冬場でなくてよかったと思おう、
なにしろ今年はオリンピックイヤーですもの。



『グッバイ、レーニン!』
を、わたしは恵比寿ガーデンシネマで鑑賞しましたが、
その後映画館が閉館になって、そのあと復活、
そしていままた恵比寿でこちらが公開されているというのに
感じいってしまいます。
(『グッバイ、レーニン!』とおなじ監督・主演コンビの、12年ぶり新作です)
あの頃はよく都内に映画観に行ってたなあ。
いまよりも体力あったっていうことですね。
ユーロスペースもまだお引越し前ではないかしら??

5/23発売!! もうすぐですワーイワーイ。

宝石の国(7) (アフタヌーンコミックス)

市川春子/講談社

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まだすこし先の、6/12ですがこちらの新刊(6巻)が出るらしいです。
(書影は1月発売済の(現時点での)最新巻・5巻)

阿・吽(5) (ビッグコミックススペシャル)

おかざき真里/小学館

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いま最もたのしみにしている二作品の新刊が待っているという幸福。
いやいや支えられています。心底。

いま読んでいるのはこちら。
ぶあつくて重たいので持ち歩きにむかないこともあり、ゆっくりゆっくり。

「こゆいめの重たい本読みたいのだけど、なにかオススメある? 」
と言われて
『死の棘』
を薦めた思い出あり。
(彼女は宮部みゆき『火車』みたいな作品を期待していたらしいことが、後日判明)
(どうやら方向性が違ったようです)

「奥さんのことばづかいが面白かった」
と言う大変苦しげな感想が帰ってきました。
あの時はごめん、なんて今更今でもこっそり思う。

持ち歩きとしてはこちら(文庫本なのです。ありがたや)。
図書館からやっと回ってきました。




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by chico_book | 2017-05-19 01:44 | | Comments(0)

5月の明るい夕闇に寄せて

ちいさなたましいのお見送りに(ご家族のご厚意で)立ち会わせていただきました。
感謝。

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(たたみます)


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by chico_book | 2017-05-16 06:44 | ねこ | Comments(2)

猫と寄り添い本を読む、夜がどんどん短くなる日々(切実)

連休中に一気に読み終わりました。ふうう。

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

村上 春樹/新潮社

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宿題を一気に片づけた感じ。
もうぽろぽろと、漏れ聞こえてくる情報を防ぐのにも限界でしたので。
いやあよかったよかった。内容もよかった。
『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』
『ねじまき鳥クロニクル』
推しのワタクシとしては、大変ありがたかった。
今年中に再読しよう(自分メモ)。出来ればカフカ君も。

読んでいる途中で、どんどん加速してゆく巻き込まれ感。
どこか楽になっている変化。
知っているような新しいような物語の奔流。
幸福で懐かしくてそれでいて新鮮で泣きたくなる。

日本画家と言うひとたちが、なんだかやたらに長命で、
しかも70代80代になってから新境地を切り開くことが
とても多いのを知ったのは『山種美術館』でした、たしか。



ちょっとちこに似てますね。えへへ。

解剖学的にちょっと無理のある絵なのだそうですが
ねこの素早い動きの一瞬にはこんなふうに見えたりもするよね、
なんて。やや贔屓の引き倒し?? 
アングルの『オダリスク』ではありませんが、
そのかすかな異形が却って魅惑的、とでも言いますか。

本作の登場人物にからめて、と言う意味ではなく、
私が『騎士団長殺し』からかんじたのは、村上春樹氏が
「(全く同じものではないけれど)モチーフを何度も繰り返し描く」
「主題のとらえ方について、切り口や角度を変えて変化してゆく」
そして
「その結果、得も言われぬ妙味/あるいはかるみに至る」
境地を、進行形で体感させていただいているのかしら、と、
思い至って、ぞわっときました。なんというヨロコビ。
ずっとリアルタイムで追いかけてきたからこその感動。
モネの睡蓮と言うか。セザンヌのりんごというか。
(もちろん、内容としてはそこまで同一ではないのですが)
そういえば庄野先生も、後半はどんどん軽さが増してゆくというか、
体積はしっかりあるのに重さが感じられないというか、
明度があがるというよりはむしろ透明になってゆく感がありましたなあ。

とにかく大変満足することができました。
幸福な読書体験。
ありがとう。ありがとうとしか言えない。

そして未映子さん! 未映子さんてば!!


なんという本気度。圧倒されました。ここまで本気で切りこむ覚悟。
それをするりとぬるりとかわす春樹さん。
いやいやかわしているのではなく、作為のない素直さの発露なのでしょうが、
とにかくものすごく尊い。
この素直な妖怪ぽさは、すこしこのころの河合先生ぽい、
と言うのも安直な発想かしら。



「ああ、やっと読めたんだ。よかったね。おめでとう」

友人からも寿ぎといたわりのオコトバを。

「私は日本文学読まないから、村上春樹をいままで一冊も読んだことないし、
このまま読まないんだろうけど、あなたが好きなの知ってるから
よかったねって思うよ」

ありがとう。もうね、これでいいよね。
興味ないひとは読まなくっていい。
そういうものですよね。
なんであんなに
『読んでないし興味もない』
ひとにああだこうだ言われるのかしら。
好きな人が新刊をたのしみにしていてだいじに読む、
もうこれで充分だよね。

「賛否両論あるみたいだけど、どうだった? 」

私は好きですよ。すごくよかった。
賛否両論、春樹の本はいつもそうだから、
そして私はずっと気にしてないから大丈夫。
でもありがとう。


ひさびさジャケ買いまんが。
北斗の拳も北斗の拳イチゴ味もよく知らないのに。


ねこブームと言われて久しく、いまやねこまんがは無数にあるわけですが、
こんなねこまんがははじめてでした。

「……いや。うちのねこそりゃ(私的には)かわいいけれど、
まんがにするようなことは」

と、作者が本気でたじろぎながらも話をすすめているかんじがなんだか新鮮。
創作の現場を観ることができるという点でも興味深い。
(よく知らない作家さんなのにそう思ってしまう自分のさもしさよ
覗き見根性よ、あるいは創作の現場大好ぶりよ、なんてことも)

※WEBコミックなのでリンクを置いておきます



いやいや充分かわいいですよこちらのにゃんず。

よく知らない作家さんのねこまんがなのに楽しく読めちゃった、
と言えばこちら。前述の春樹を読まない友人のおすすめでした。

『あなたホラーとか読まないでしょ。絵柄が苦手かもしれないけど、ためしに読んでみて』


独特のかわしっぷりさらりとしたツボのおさえっぷりが素晴らしい。
ホラーはほんっとーに苦手なジャンルなので、とても無理ですが
きっとよい作家さんなのでしょうなあ。ザンネン。

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さいごに、連休らしい新緑と光の記録をちょっと添えておきます。

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あっという間に夏に近づいていますが、夜はまだまだひんやりと過ごしやすいの間くらい。
ねこが猛烈にくっついてくる幸福な季節。

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by chico_book | 2017-05-11 01:42 | | Comments(4)

せめてたのしく振りかえる週末の夜

連休前半の話ですが、ジャック&ベティで映画をみました。
ふうふう。ずいぶん前に感じますが、たかだか一週間前。

「なに観たの? 」

「『追憶』っていう作品」

「あ! わたしもそれ観たいんだそれ! 」

「ほんとに!? うわーすごい偶然だ。そんなにメジャーではない作品だけど」

「え、そうなの? 私はすごくたのしみなんだよね。どうだった? 」

「うん。ひさびさにこのタイプの映画観たけど、
すごく淡々としてて逆によかった」

「岡田くんかっこよかった?? 」

「……岡田くん???? 私『永遠の零』はみてないから、なにか連想したってこと? 」

「え? 」

「え? 」

はい、お互いに間違えていました。ああびっくり。
彼女が話題にしてたのはこちら。



ワタクシが見たのはコチラ。



あくまで静かなピアノ曲、淡々としていながら
凄味を増してゆく美輪さんのナレーション、強い光、同じくらい強い影、
どこまでも青い海、うっそうと茂る緑陰、
放置された戦車、ひっそりと自然に戻ってゆく風景。
しずかに、畳みかけるように提示される光景。
個人的に、観るのに勇気がいるジャンルの映画ですが、観てよかったです。
ありがとうジャック&ベティ

まあなんと製作・奥山和由ですよ。びっくり。
こんなの思い出してしまいました。


ほかに連休中に観た作品。

この季節になると庭とか植物とかにココロ魅かれますのでついつい。
作品は思ったよりやんわりした内容でした。
ちょっとアメリに寄せて、寄せきれてない、みたいな??
どうせならもっと本気でお庭の苦労とか、ガーデンデザインのたのしさとか格闘とか
ごってりくっきり観たかった…………。

ヒロインがダウントンアビーの三女シビルであることに
まったく気づけませんでした。ちょっとびっくり。
ファッションとか髪型のせいかしら。
とにかくかわいいかわいいブラウスを着ているので
(同じデザインのを色違いなどで延々みせてくれる。ありがたい)
こりこりっとした英語の響きとか、こぢんまりとしたレンガつくりとか、
濃い色の壁紙とか楽しい要素はてんこもり。ちょっと期待値高かったかな。
たのしいのはたのしかったです。

『赤毛のアン』で有名なモンゴメリの著作に『エミリーブックス』と言う
シリーズがありますが、ヒロインであるエミリー・バード・スターの美貌を
”黒髪の巻き毛に緑の瞳(光によって色を変える、ときにはしばみ色ともいえる)、
白鳥のようにすんなりとした首筋に、ものといたげでやわらかなくちびるの
頑固だけれど神秘的な魅力をたたえた少女”
と言った感じに表現されていたのですが、
おおーそのまんまではないですか? と、思いながら観てました。

触発されて近々こちらを借りる予定。




つづけてこちらも。




淡々としながらも、ものすごい圧縮充実した内容。
いや、淡々というよりは内容がつまりすぎていて
どんどん話を進めたということかしら。

なにしろエカテリーナ二世による美術館創設から
美術品の収集過程、革命と戦争とソ連崩壊、
そして現代の美術館としての戦略まで
みっしりぎっちりつまっていて、
もうスタンディングオベーションしたくなるほど。
いつの時代も最前のたゆまぬ努力が、
この巨大な美術館を支えているということを、
たいへんクリアに描いております。

有名な美術館の最強警備員・エルミタージュのにゃんたちも、ばっちり登場。

なにしろエルミタージュはひいきなので、点はあまあま。行ったことないけれど。
成田・ヒースローでお隣に座った旅上手のおねえさんのベストオブベストが
「夏のサンクトペテルブルグかクロアチア」
とおすすめいただいたことを今でも胸に刻んでいます。

そしてやっぱりこれが大好きだから…・・(うっとり)




六本木のエルミタージュ展(6/18まで)やっぱり行きたいなあ



どうしよう……(絶対混んでるよね疲れそう)、と思っていましたが
『それほどでもない』と言う(ネットの)噂。さあ困った。
これくらい”個人の感覚に差のある”こともないので。うむ。うむむ。
最近展覧会行けてないしね。ちょっとそわそわしています。
さあどうしよう。ミュシャ展(6/5まで)も、じつは検討中。
そんなにミュシャ好きじゃないんだけど、と思っていたのですが
政治的歴史的に面白いらしいのでちょっと元気出してみようかな。


こちらでは「デンマーク・デザイン展」を6/25まで。
例によって時間があるようでない。
ロケーションが大好きなのでそろそろ行きたい場所。
紫陽花の大株と海と、行きかうたくさんの船。

見逃した映画のメモ。これは観たかったんですけども段取りつかず。



これから(ジャック&ベティに)来るので、たのしみにしている映画。



ファッションにはまったく疎いのですが
ファッション/ファッショニスタ映画は結構好き。



こちらも併せて行ってみたい。相乗効果。
そしてこれは逃すわけには行きません。絶対に行く(断言)。




鋼鉄ジーグのことよく知らないんで、様子見と言うことになりますでしょうか……(てへ)
イタリアでの需要/受容のされ方とか、まあローマの街並み観たいしね。ウム。




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by chico_book | 2017-05-07 22:21 | 映画 | Comments(0)


ねことか本とかまんがとか、と言いつつ映画にじわじわ圧される幸福


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