せめてたのしく振りかえる週末の夜

連休前半の話ですが、ジャック&ベティで映画をみました。
ふうふう。ずいぶん前に感じますが、たかだか一週間前。

「なに観たの? 」

「『追憶』っていう作品」

「あ! わたしもそれ観たいんだそれ! 」

「ほんとに!? うわーすごい偶然だ。そんなにメジャーではない作品だけど」

「え、そうなの? 私はすごくたのしみなんだよね。どうだった? 」

「うん。ひさびさにこのタイプの映画観たけど、
すごく淡々としてて逆によかった」

「岡田くんかっこよかった?? 」

「……岡田くん???? 私『永遠の零』はみてないから、なにか連想したってこと? 」

「え? 」

「え? 」

はい、お互いに間違えていました。ああびっくり。
彼女が話題にしてたのはこちら。



ワタクシが見たのはコチラ。



あくまで静かなピアノ曲、淡々としていながら
凄味を増してゆく美輪さんのナレーション、強い光、同じくらい強い影、
どこまでも青い海、うっそうと茂る緑陰、
放置された戦車、ひっそりと自然に戻ってゆく風景。
しずかに、畳みかけるように提示される光景。
個人的に、観るのに勇気がいるジャンルの映画ですが、観てよかったです。
ありがとうジャック&ベティ

まあなんと製作・奥山和由ですよ。びっくり。
こんなの思い出してしまいました。


ほかに連休中に観た作品。

この季節になると庭とか植物とかにココロ魅かれますのでついつい。
作品は思ったよりやんわりした内容でした。
ちょっとアメリに寄せて、寄せきれてない、みたいな??
どうせならもっと本気でお庭の苦労とか、ガーデンデザインのたのしさとか格闘とか
ごってりくっきり観たかった…………。

ヒロインがダウントンアビーの三女シビルであることに
まったく気づけませんでした。ちょっとびっくり。
ファッションとか髪型のせいかしら。
とにかくかわいいかわいいブラウスを着ているので
(同じデザインのを色違いなどで延々みせてくれる。ありがたい)
こりこりっとした英語の響きとか、こぢんまりとしたレンガつくりとか、
濃い色の壁紙とか楽しい要素はてんこもり。ちょっと期待値高かったかな。
たのしいのはたのしかったです。

『赤毛のアン』で有名なモンゴメリの著作に『エミリーブックス』と言う
シリーズがありますが、ヒロインであるエミリー・バード・スターの美貌を
”黒髪の巻き毛に緑の瞳(光によって色を変える、ときにはしばみ色ともいえる)、
白鳥のようにすんなりとした首筋に、ものといたげでやわらかなくちびるの
頑固だけれど神秘的な魅力をたたえた少女”
と言った感じに表現されていたのですが、
おおーそのまんまではないですか? と、思いながら観てました。

触発されて近々こちらを借りる予定。




つづけてこちらも。




淡々としながらも、ものすごい圧縮充実した内容。
いや、淡々というよりは内容がつまりすぎていて
どんどん話を進めたということかしら。

なにしろエカテリーナ二世による美術館創設から
美術品の収集過程、革命と戦争とソ連崩壊、
そして現代の美術館としての戦略まで
みっしりぎっちりつまっていて、
もうスタンディングオベーションしたくなるほど。
いつの時代も最前のたゆまぬ努力が、
この巨大な美術館を支えているということを、
たいへんクリアに描いております。

有名な美術館の最強警備員・エルミタージュのにゃんたちも、ばっちり登場。

なにしろエルミタージュはひいきなので、点はあまあま。行ったことないけれど。
成田・ヒースローでお隣に座った旅上手のおねえさんのベストオブベストが
「夏のサンクトペテルブルグかクロアチア」
とおすすめいただいたことを今でも胸に刻んでいます。

そしてやっぱりこれが大好きだから…・・(うっとり)




六本木のエルミタージュ展(6/18まで)やっぱり行きたいなあ



どうしよう……(絶対混んでるよね疲れそう)、と思っていましたが
『それほどでもない』と言う(ネットの)噂。さあ困った。
これくらい”個人の感覚に差のある”こともないので。うむ。うむむ。
最近展覧会行けてないしね。ちょっとそわそわしています。
さあどうしよう。ミュシャ展(6/5まで)も、じつは検討中。
そんなにミュシャ好きじゃないんだけど、と思っていたのですが
政治的歴史的に面白いらしいのでちょっと元気出してみようかな。


こちらでは「デンマーク・デザイン展」を6/25まで。
例によって時間があるようでない。
ロケーションが大好きなのでそろそろ行きたい場所。
紫陽花の大株と海と、行きかうたくさんの船。

見逃した映画のメモ。これは観たかったんですけども段取りつかず。



これから(ジャック&ベティに)来るので、たのしみにしている映画。



ファッションにはまったく疎いのですが
ファッション/ファッショニスタ映画は結構好き。



こちらも併せて行ってみたい。相乗効果。
そしてこれは逃すわけには行きません。絶対に行く(断言)。




鋼鉄ジーグのことよく知らないんで、様子見と言うことになりますでしょうか……(てへ)
イタリアでの需要/受容のされ方とか、まあローマの街並み観たいしね。ウム。




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# by chico_book | 2017-05-07 22:21 | 映画 | Comments(0)

川を渡るごとに息がしやすくなる気がする


なかなか覚えられないのですが
「テラスモール湘南」
は辻堂! 辻堂駅直結!! そして辻堂は藤沢の隣!
(大船もかなりわかりにくい。横浜・鎌倉・藤沢の境界あたりだそうです)

未だ行ったことのない湘南T-SITEは藤沢!
順番は藤沢>辻堂>茅ヶ崎>平塚!!

横須賀線が、大船を過ぎると一気に緑が濃くなるように、
東海道線も戸塚を過ぎるあたりからぐんぐん空気の色が
変わっていって、藤沢を過ぎると空と海がぐいっと近くなるのが好き。。
とても好き。

と言う訳で、ひさびさ平塚に行ってまいりました。
シネプレックス平塚に用事がありまして。
10年以上前に、レイトショーでこれを観に来て以来。
夜中にはじめての映画館、しかも友人連れと言う無茶をしましたっけ。
なつかしい。

肝心の映画については
「いやなんで英語なのコレ」
なんて思いながら観てました。

『沈黙-サイレンス-』を観ても
「ポルトガル人なのに英語だなんて」
なんて不満を持たなくなったのは、まるくなったのか
昔の私が馬鹿だったのかなんなのか。

f0257756_23112367.jpg
高い建物が、すうっと見当たらなくなって
光の明るさ強さがまぶしくて、風が通る場所。
ひとがいなくて、ひとの気配はある。不安にならずに済む。

f0257756_23132335.jpg

イチョウの若葉もすっかり大きくなった。
あるいは平塚だから? 平塚は横浜より南だから???


f0257756_23114687.jpg
電柱の根元の花もまぶしい。まぶしくて力強い。
ブーゲンビリアみたいなそこはかとない南国風味、
と言うのはさすがに贔屓の引き倒しかしら。


f0257756_23122198.jpg

大木になったモッコウバラは花盛り。
こんなに大木になるなんてさすが地植えの頼もしさ。
たぶん実際には選定などなかなか大変でしょうが、野趣あふれる素晴らしさ。
あこがれるなあこういう健全さ。

f0257756_23123448.jpg
これいいですね。この地図はとても便利。

f0257756_23142965.jpg
はじめてみました。車と兼用の自転車駐輪場。


f0257756_23143961.jpg
『チャリ』なにこの力強さ。そこはかとない湘南風味(偏見です)

平塚は(作品の舞台である)小田原に全然近くはないけれど)
東海道線のなかで読む『騎士団長殺し』は悪くない。
うっかり未映子さんの本を買ってしまったので慌てて読んでいます。
上巻まで終わったところ。いそいそと。

ゴールデンウィークはありがたくもカレンダーどおり。
水曜日がはいっているので映画のレディースディ活用したいなあと
思っていますがどうなることやら。




ジャック&ベティのスケジュール、
今回絶妙に時間帯があわないのですが(涙)
まあ体力と相談かな。とにかく無理しない。

(そういえば多摩川越えると緊張しますねなにか)



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# by chico_book | 2017-04-30 23:19 | 日々 | Comments(0)

おまつりおまつり

シーズンラストのおまつりがいよいよはじまりますね!!
グランドフィナーレ感ハンパないのは、
さあ次はいよいよオリンピックシーズンだから??

国別対抗戦の情報が、ぞくぞくとあがっているようですが
やはりあまりテレビスポーツニュースを見る習慣がないので
ほぼオールスルー。
それでも、ネットの情報だけでもわくわくすることしきり。

いつもの試合と違って、
なんとなくのんびりした気持ちで見ることができます。
ありがたや。
(でもオリンピックの団体戦には賛成できない)
(短い日程で試合詰め込み過ぎじゃないですか、ごにょごにょ)
陸上や水泳みたいに、ふだんからそういうことを
やっているスポーツとは違うし。
※陸上/水泳でも、もしかして異論があったらごめんなさい。
私が知らないだけです。

はにうさんノリノリですねえ。
彼のあの、ちょっと滑ってる気味でさえあるお兄さんぶりと、
それを無言で受け止めながらもなごやかと言うしょうまさん。
よかったよかった。お互いにとってとてもよいこと。
はにうさんの進む道が、孤独なものでなくてよかった。
ネイサンもぼーやんもいるしね。

去年の今頃のはにうさんは、それこそ
「左足リスフラン関節靭帯損傷」
で加療中だったんだよね。それが一年後にこの活躍。

だからというのはおもいっきりへんだけどだいじょうぶ。
とにかく大丈夫。GETWELLSOONさとこさん。
今日もちこにゃのおでこにごっつんしてお祈りを捧げます。
入眠儀式。

それにしても舞依ちゃんのプリンセス具合半端ない。
清潔でクリアで可憐。

宮原さんも可憐なんですけれど、敢えて比較するなら
より荘厳というか、どちらかと言うと
『女王』感があるように思います。既にして。
ナウシカとクシャナ様の違いと言うか。うーんちょっと違うかな。
※個人の感想です。

こういうことをぼんやり考えるのが好きです。
(所詮はオタクやけんのう)
ふだん使わない脳みその部分が鍛えられるような。
鍛えたところでどげもこげもならんとですが。
いいの自分がたのしいから。

PCではすみっこに表示される楽天やなんやかやの広告バナー、
一回『ばら苗』のお店をクリックしたら、
やたらと表示されるようになって、それはそれは華やかになりました。
怪我の功名。

f0257756_00365538.jpg

鎌倉で見かけた看板。
看板だからモザイクなしでいいよね、と思ってみました。
なんだかかわいいではないですか。
うさぎや印刷。うさぎプリント。

父方の祖父は活版印刷所を営んでいたとか。
(私の父自身が15歳のときに他界しているので、
私とは全く面識なく、完全に伝聞でしかありません)
活字好き本好き紙好き書類好きなこととか、
こういう看板になんとなく魅かれてしまうことと
関係あるのかないのかは不明。
でもみるたびにうれしくなっちゃう。

f0257756_00460637.jpg
こちらもかなりココロ魅かれます。箱好き紙好きなので。
そのうえこのフォント。よかよか。





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# by chico_book | 2017-04-20 00:56 | フィギュアスケート | Comments(2)

そこはかとなく不安と不穏な、晩春の夜

ちょっと考えこんでしまう晩春。みぞみぞする。
あまりよくない意味のほうで。
でもまあ、毎年この季節はこんなかんじかもしれません。
こころの動きが季節についていけてないのかも。

ぼんやり徘徊散策した週末の記録です。

f0257756_22460200.jpg

葉っぱの方が目立つ桜を、シルエット気味に。
ことしは本当によく保ってくれました。ありがとう。


f0257756_22465055.jpg

すこしずつ準備している藤の花。
そうだよね、もう来週末には連休だもの。
気がついたらすでに満開、なイメージが強いので
この段階できづけたことが逆にうれしい。

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ルリマツリかな、と思ったのですが、ちょっと自信なし。
線路のそばの植え込みにのびのびと咲いていました。

f0257756_22491151.jpg
たくさんの果実。みっしりとおもたげ。
冬を乗り切って春を迎えて、なんだか戦友みたいに思えるのは、
去りゆく春に戸惑っているような、
抱えた荷物をもてあまして途方に暮れているような気持ちを
共有しているように思えるからかな(うがちすぎ)。

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足元にはスターフラワー。濃い緑の影の涼しい白に、なんとも弱い。
そんな予定はどこにもないけれど、もし自分が庭を持つのなら
緑と白を基調にしたいなあ、なんてぼんやり思う。
そんなこと言いつつも、さみしくなって
いきなり赤や黄色のチュウリップとか植えちゃうかもしれませんが。

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ふさふさの羊歯にココロ魅かれるのは、きっと小さい城下町育ちだから。
横浜も存外石垣や急坂が多くて(特に山手のあたり)わくわくします。
散歩しがいのある街。この写真は横浜ではありませんが。

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さらさらの小川にひっそりと花筏、というと気取りすぎかな。
ほんのわすかですね。いやさすがにわずかすぎるかな。

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こちらは流れてはいません。

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思いっきりななめですが(悪癖)、鶴岡八幡宮の源平池(源氏池かも??)

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観光客のみなさんで大賑わい。
綺麗だね綺麗だね、とオオヨロコビ@ALL。
わたしも静かにココロで絶賛。盛りは過ぎているけれど、充分。
ミサイルが飛ぶかもしれないのにね。



こんな90年代アイドル(だよね??)ソングを
思い出すあたりもう。もうもう。
西炯子センセエのデビュー短編集収録のの
『まっているよ』
と言うのもそういうモチーフだったような記憶。

f0257756_22582215.jpg
(ちがってたらごめんなさい)
八幡宮の背後の山と、やわらかい新緑と、静かな池の水面。
このコントラスト大好き。

f0257756_22582829.jpg
ふわふわと芽吹きはじめる銀杏のはっぱ。

f0257756_22590527.jpg
木瓜の花。梅とも桜とも違うまるくてひらたい花。かわいい。
この色合いはことさらに。
春から夏へ、なんとうつくしい季節だろうか。
でも暑くなるのはいやだな。くたびれちゃうから。

f0257756_22591759.jpg

こんな木の洞から、リスが飛びだしてくるのをよく見かけます。
それは本当にしょっちゅう。
夜だと、一瞬ネコかリスかわからなくて目を凝らす。
キジトラさんと見紛うふくふくのタイワンリス。
ポイントはふさふさのしっぽと、上下移動のリターンとか
枝から枝への身のこなしとか。

f0257756_23020582.jpg
手のひらサイズの小さな真鯛。桜鯛と呼んでいいのかな。
小さすぎて大丈夫なのこれ、と言う気持ちにもなりました。
(サイズによってはリリース対象となるはず。
20センチ以下と言う情報もあったので、ギリギリなのかも)

私としては使いやすいサイズでありがたい。
ちなみに鎌倉ユニオンにて2匹で398円。おなか調理済。
鎌倉のユニオン、実は結構リーズナブルでありがたいことが多いのです。
鎌倉だし、セレブだったり観光地価格なんじゃないの、
と言う思いを吹っ飛ばしてくれる腰越漁港地元産。
ありがたや。
(お気に入りのチーズも、横浜の成城石井より50円もお安い。感謝)
あさりと一緒にアクアパッツァにしました。
春の味覚。しあわせ。


f0257756_23033894.jpg
ほんのりと不穏な春の夜は、なんだかやりにくい。
こういう時にはどうしてもこの曲にすがってしまう。
中毒か。中毒なんだろうなあ。



ちこの、やわやわとした腹毛に指をうずめる幸福。

f0257756_23090368.jpg
泰然自若。
時は春(中略)
はすべてこともなし。
ということかな。なんというありがたさ。


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# by chico_book | 2017-04-16 23:11 | 日々 | Comments(10)

サイレンスの強さ優しさ呪わしさ

映画を観たのは3月の頭で、もうずいぶん前のこと。
紅海感もずいぶん少なくなってはいるのですが、
なにしろ原作を再読したくなって図書館にリクエスト。
みなさん考えることは同じようで、リクエストは100人待ち。
ようやく手元に届きました。


読みはじめるとひと息。

小学校高学年で北杜夫に傾倒して、そのつながりで遠藤周作へ、
教会学校にかよっていた流れもあって
中学生時代に読んだ(はず)の『沈黙』。

映画を観ている途中で、そうそう、キチジロー、聞き覚えがあるわ、とか、
モキチ、そうそうモキチ、北杜夫由来でちょっとどきどきしたっけ、
なんて思い出していました。



当時のわたしの嗜好は、あくまで北杜夫>>>遠藤周作だった記憶なので、
文体の馴染みの良さに、そう感じる自分にびっくりしました。
過不足なく淡々とつづられる文章。
静かに語られる悲劇と苦悩、しずかな激情。圧倒的。

映画も大変素晴らしかったのですが、原作が本当にそのままで、
しかも小説と映画と言う作品の特性にしっかりと根差した
深みがたっぷりある、双方ともに
「余りあるすばらしさ」
でした。
両方そろって、それぞれの違いと特徴が引きたつ印象。

井上奉行・イッセイ尾形の底知れぬ恐ろしさ
通詞役の浅野忠信のつかみどころのないかんじ、
とてもよかったです。
窪塚洋介のキチジローの圧倒的などうしようもなさ。
そしてそのリアルさ。
日本人作家による小説で描かれる日本人のなんとも
把握できない不気味さをスコセッシ監督が
こんなにも的確に圧倒的に描くなんて、と、
途方にくれながら劇場を出たのを覚えています。

福岡在住時代に、天草にドライブに行って温泉に入って、
その帰り島原にはフェリーで渡りました。
海に迫る半島とたくさんの島々、すこし荒れ気味の海を
ほんのりと思い出します。
それぞれに隔絶された、海と向き合う入り江に刻まれた
ひっそりした集落にまだらにさしていた光の筋の印象。

惜しむらくはロケ地が(ほぼ)台湾なのだそうで。
現代の日本では難しかったのかな。

162分と長い作品ですが、ほんとうに観てよかった。
そして読むことにしてよかった。

次は『海と毒薬』を読もうかな。
ティーンエイジの自分ともう一度出会う読書。
こういう幸福があることを知ったのは最近のこと。

f0257756_20171926.jpg
鎌倉カトリック雪ノ下教会。
団葛の桜ごしのたたずまいがうつくしかった。
ワタクシの育った(じつにちいさな)街も、
お寺と教会と神社が仲良く並んでいることを思い出しました。

f0257756_20224967.jpg
春の終わりの夕闇に浮かぶ桜。

はかなく散ってしまうけれど、また来年律儀に咲く、
と、
のんきに信じてもいいのだろう。断言するほどの強さはないけれど。
そう思えるのも、幸福。



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# by chico_book | 2017-04-16 20:26 | | Comments(2)


ねことか本とかまんがとか、と言いつつ映画にじわじわ圧される幸福


by chico_book

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