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そこはかとなく不安と不穏な、晩春の夜

ちょっと考えこんでしまう晩春。みぞみぞする。
あまりよくない意味のほうで。
でもまあ、毎年この季節はこんなかんじかもしれません。
こころの動きが季節についていけてないのかも。

ぼんやり徘徊散策した週末の記録です。

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葉っぱの方が目立つ桜を、シルエット気味に。
ことしは本当によく保ってくれました。ありがとう。


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すこしずつ準備している藤の花。
そうだよね、もう来週末には連休だもの。
気がついたらすでに満開、なイメージが強いので
この段階できづけたことが逆にうれしい。

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ルリマツリかな、と思ったのですが、ちょっと自信なし。
線路のそばの植え込みにのびのびと咲いていました。

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たくさんの果実。みっしりとおもたげ。
冬を乗り切って春を迎えて、なんだか戦友みたいに思えるのは、
去りゆく春に戸惑っているような、
抱えた荷物をもてあまして途方に暮れているような気持ちを
共有しているように思えるからかな(うがちすぎ)。

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足元にはスターフラワー。濃い緑の影の涼しい白に、なんとも弱い。
そんな予定はどこにもないけれど、もし自分が庭を持つのなら
緑と白を基調にしたいなあ、なんてぼんやり思う。
そんなこと言いつつも、さみしくなって
いきなり赤や黄色のチュウリップとか植えちゃうかもしれませんが。

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ふさふさの羊歯にココロ魅かれるのは、きっと小さい城下町育ちだから。
横浜も存外石垣や急坂が多くて(特に山手のあたり)わくわくします。
散歩しがいのある街。この写真は横浜ではありませんが。

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さらさらの小川にひっそりと花筏、というと気取りすぎかな。
ほんのわすかですね。いやさすがにわずかすぎるかな。

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こちらは流れてはいません。

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思いっきりななめですが(悪癖)、鶴岡八幡宮の源平池(源氏池かも??)

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観光客のみなさんで大賑わい。
綺麗だね綺麗だね、とオオヨロコビ@ALL。
わたしも静かにココロで絶賛。盛りは過ぎているけれど、充分。
ミサイルが飛ぶかもしれないのにね。



こんな90年代アイドル(だよね??)ソングを
思い出すあたりもう。もうもう。
西炯子センセエのデビュー短編集収録のの
『まっているよ』
と言うのもそういうモチーフだったような記憶。

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(ちがってたらごめんなさい)
八幡宮の背後の山と、やわらかい新緑と、静かな池の水面。
このコントラスト大好き。

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ふわふわと芽吹きはじめる銀杏のはっぱ。

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木瓜の花。梅とも桜とも違うまるくてひらたい花。かわいい。
この色合いはことさらに。
春から夏へ、なんとうつくしい季節だろうか。
でも暑くなるのはいやだな。くたびれちゃうから。

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こんな木の洞から、リスが飛びだしてくるのをよく見かけます。
それは本当にしょっちゅう。
夜だと、一瞬ネコかリスかわからなくて目を凝らす。
キジトラさんと見紛うふくふくのタイワンリス。
ポイントはふさふさのしっぽと、上下移動のリターンとか
枝から枝への身のこなしとか。

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手のひらサイズの小さな真鯛。桜鯛と呼んでいいのかな。
小さすぎて大丈夫なのこれ、と言う気持ちにもなりました。
(サイズによってはリリース対象となるはず。
20センチ以下と言う情報もあったので、ギリギリなのかも)

私としては使いやすいサイズでありがたい。
ちなみに鎌倉ユニオンにて2匹で398円。おなか調理済。
鎌倉のユニオン、実は結構リーズナブルでありがたいことが多いのです。
鎌倉だし、セレブだったり観光地価格なんじゃないの、
と言う思いを吹っ飛ばしてくれる腰越漁港地元産。
ありがたや。
(お気に入りのチーズも、横浜の成城石井より50円もお安い。感謝)
あさりと一緒にアクアパッツァにしました。
春の味覚。しあわせ。


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ほんのりと不穏な春の夜は、なんだかやりにくい。
こういう時にはどうしてもこの曲にすがってしまう。
中毒か。中毒なんだろうなあ。



ちこの、やわやわとした腹毛に指をうずめる幸福。

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泰然自若。
時は春(中略)
はすべてこともなし。
ということかな。なんというありがたさ。


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by chico_book | 2017-04-16 23:11 | 日々 | Comments(8)

導かれたりたどりついたり(感謝そして自慢は鼻息荒く)


ややこしい機能とか、どうせ使わないし、いいよ、
そのへんので、なんて思っていたワタクシが、(ミラーレスとはいえ)デジタル一眼を
求めてすたこらさっさと、浜のヨドバシに走ったのはもうずいぶん前のこと。
2012年の秋ではないかと、うろおぼえ。

人生で最初に購入したデジタルカメラは当時『4メガピクセル』が
キャッチコピーだったキヤノンのIXY 400と言う機種でした。


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(下記リンク先/キヤノンのサイトより画像をお借りしました)
http://cweb.canon.jp/pls/webcc/WC_SHOW_CONTENTS.EdtDsp?i_tx_qasearch_url=http%3A//search5.canon.jp/ja_all/search.x%3Fq%3DIXY+400+%25E6%25A9%259F%25E7%25A8%25AE%25E4%25BB%2595%25E6%25A7%2598%26ie%3Dutf8%26pid%3D4NK-l66MYRuumtn74-444Q..%26qid%3DFLeUY0yV12g.%26page%3D1%26i_cd_pr_catg%3D%26i_cd_pr%3D%26qa_search_category%3D%26i_cd_transition%3D1&i_cd_pr_catg=&i_tx_contents_dir=/e-support/faq/answer/digitalcamera/&i_tx_contents_file=10669-1.html&i_fl_edit=1&i_tx_search_pr_name=&i_cl_form=01&i_cd_qasearch=Q000010669&i_tx_keyword=IXY+400+%8B%40%8E%ED%8E%64%97%6C&i_cd_pr=&i_cd_transition=1#1
(うまくリンクが貼れませんのでこちらで↑)

いまは驚きとか安値とか、何かそういうものの殿堂になっている小売店に
まだ、ヨドバシがあった時代のお話。2003年発売と言うことで、結構な昔話。

お店のかたの説明を聞いているうちに、
3万円くらいの予算が、4万5000円に諸々ついて
5万円くらいのお買い上げになりました。
実は私のお買い物ではよくあること。守備範囲外ではなおさら。
詳しい人に話を聞くのが好きなのと、あとで物足りなくなるのがせつないのと。
(しかしおかげで
『デジカメ買うときは機能>>>値段(もちろんできる範囲で)』
という意識が根付いてしまった)

ポケットに入るサイズで、ふいっと思いついていきなりシャッターを切っても、
観たまんまの色と質感の写真が撮れるのが面白くて面白くて。
リモアっぽいシンプルなシルバーと厚みのある本体が頼もしくも手になじむ、
欠点と言えばバッテリーの消耗が激しくて旅先ではいちにちもたないことくらい。
ほんとうに大好きだったのに、うっかり壊してしまって
なんとも激しく落ち込んだのも、桜の季節でした。
最後に撮影したのは駅のそばの八重桜。
いまでもそばを通るたびに、ちょっとだけ胸が痛みます。

さてそんなふうに楽しみながらも基本ざっくりがっさりと
写真と向きあってきましたが、
猛烈に憧れる、いやもうただただ素敵だなあとうっとりするお写真があります。
世にあふれるねこブログ(あるいはねこツイッタやねこインスタ)は数知れず、
うつくしかったり可愛かったりいとおしかったりする猫もたくさんたくさん。
素晴らしいお写真は限りなく途方もないほどですが、
それでもマイベストはあくまでうちのにゃん。

けれどそのかわいさ素晴らしさなんてまるで映し切れていないわ!
と、日々思っていたところ。
ちこがお世話になっているシッターさんのお写真ときたら!!
このかたが撮影してくださるちこときたら!!

たとえば、私が撮ったちこ………。

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ううむ………(しょぼん)
いやいやさすがに、もっとかわゆく撮影できる日もあります! ちゃんと!!

シッターさんのお写真のなかのちこときたらもう(うっとり)
すごいなあ麗しいなあちこってば。うっとりするねえ。
ほんとほんと、あますことなくこんなかんじよちこ。
みなさーん! これがちこのリアルですよ!!
いや実力どおりだわすごいわぁぁ
レポートのお写真をみて、うっとりとつらつら、
際限なく語りつづけるワタクシに夫曰く。

さすが一眼はすごいねえ。

ほお…………これが噂には聞く、
立派なカメラ様である、一眼さんのお写真なのね。
よかね。よかねえ。
……でも私には扱えんやろうねえ。
ややこしかったり機械扱うの苦手だもんねえ。

いやあ、どうだろうね??

うほ?(ゴリラ)
わわわワタシでも、こんなちこの写真撮れたりするかなあ? 
もしかして?

…スッ。
(コンデジから一眼まで7種類くらいのカメラの性能/特長などを
エクセルの表にまとめたものを差し出す夫)※実際にはメールに添付でした

ワーオ(小声)
ちょうどコンデジが故障して(ズームが戻らなくなりました)
カメラどうしようねえ、なんて考えていた矢先。

と言う訳で、その後ワタクシは無事ミラーレス一眼を手に入れて
その素直な色調/絵面の写真を日々たのしくたのしく過ごしています。

sonyのNEX-5Rを使用しています

※sonyさんは『生産完了』って表記するのですね。なんだか力強い)

一眼使っても結局、こんな写真になってますが。
でもいいの、たのしいから。

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(わ、悪そう)
(でもこのお耳の角度が好き)

ふだん持ち歩くには、ちょっと大きめで手に余るのが
残念と言えば残念だけど(荷物が増えちゃう)
そのおかげでこの写真、と言うことで不満はありません。

そんなわけで、私を一眼レフの世界に連れてきてくれた
(まあ勝手についてきたのですが、きっかけになったということで)
(使いこなせてはいないので『入り口で立ちどまっている』状態)
(でもほんとにたのしい楽しい。これ以上言うと嘘くさくなるほどですがほんとに)

キャットシッターさんのインスタグラムに、
ちこが登場させていただきご紹介!! 
ワーイワーイ!(ちこ国民歓喜の雄叫び)
ちこにゃ!!

ちこ素晴らしく美しいわ…(号泣)
(ブログ的には同じ写真なのですが
そんなことはもうまったく問題なし!)
そしてほかにも
たくさんのたくさんのうつくしくかわいくたのしいにゃんたち!!

すっかりあまえんぼでれでれのちこの、
ほてほてのおなかを撫でてくださるやさしく頼もしいシッターさん。
やむを得ない出張や帰省も、あるいは急な入院も
(もちろんこれはない方がいいのだけれど)いつも大変心強いです。

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こちらは今夜のちこ。ことしはいつまでも寒いねえ。

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お花が長く咲いてくれるのは、ありがたいことですが。
さとこちゃんを思い出すではないですか(涙)



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by chico_book | 2017-04-06 01:06 | ねこ | Comments(2)

サニーサンデイクリニックの記録


フィギュアで興奮して疲れてしまった土曜日。
ことん、と眠りこんですっきりと目覚めた朝はたいそう良いお天気。

日曜日の朝からちこを病院へ。年末の検査からほぼ3ヶ月の定期検診。
前回しっかりした検査(外部機関への委託)をしたので、
ほんじつは簡易版。病院で結果が出るので安心です。

定期検査のほか、爪切りと、
おなかにできたぱげをみていただく必要があります(!!)

ぱげには、じつは一週間前から気づいていたのですが、
なかなか病院に行く都合がつけられなくてそわそわしていました。
ネットで検索したところ
「(加齢による(!!))抵抗力の低下による真菌の感染」
もしくは
「ストレスによるなめすぎ」
あたりが該当しそう………。
素人判断ダメ絶対、と思いながらもモニタの前で固まってしまう。
なんてこと。ストレス、加齢。胸がひしゃげそうになる。
お留守番に嫌な顔をしないちこに、わたしは甘えていたのかも。
調子に乗っていたのかも。
ちこはひとり、しんどい思いをしていたのかも。

あかるい春の陽ざしのなか、
にぎやかにたのしげに、うらうらと大きなトートバッグや
レジャーマットを手にしたお花見の皆さんを横目に、
タイミングよく9時過ぎ、開業時間早々に病院へ。

なんと既に先客がいました。
おじいさんにだっこされたロングコートのチワワ。
本年度の注射、ですって。
そうか、年度が替わったのね、もう4月なのね、と(こそっと)しみじみ。
そう言えばわんちゃんには、そういうオヤクソクがあるのね。
実際には、なかなかしみじみさせてくれない
大鳴き大騒ぎにゃんがうちのねこ。

ほどなく病室へ。前回は年末でしたのでほぼ三か月ぶり。
体重は微増。5.2キロ→5.38キロ。あらら。
来る前にごはん食べたからかな??(違うらしい)

うしろあしから採血、触診、耳と鼻とお口、異常なし。
ぱげは大小併せて3ヶ所。おもにおなか。
自分でなめることのできる場所なので、なめすぎかもしれないし、
あるいは真菌か何かかもしれない。
皮膚炎の原因特定はとても難しいとのこと。
幸い赤味もなく痛がってはいないので、とりあえず様子見でいきましょう。
広がったり、変化があるようならまたすぐに連れてきてね、と言われました。
はい。要経過観察ですね。

血液検査の結果が出るまで15分くらいかかる、とのことで待合室で待機。
相変わらず文句を言い続けるも、ついにはくたびれてうとうとしはじめるちこ。
ごめんね。
私はこの本を読んでいました。青いわ若いわなつかしいわ。
ひさびさに、桃尻娘も読んでみようかな。昭和のはねっかえりティーンエイジウォーク。


私の
『生意気で自分の才能を過信している若者好き』
は、このあたりが源泉かもしれない。

続々とわんちゃんが来院。
なつこい子も、元気な子も、おとなしい子も、
みんな春の陽ざしのなかでかわいいかわいい。

三毛猫さんが洗濯ネットにいれられたままで来院。びっくり。
キャリーなどでなく、洗濯ネットごとだっこされているんです。
白多めの三毛猫さんでした。怪我をした傷口をみてもらってるのだそう。
一生懸命飼い主さんに話しかけていて、やっぱりかわいいかわいい。

さて、検査結果は以下の通り。

BUN(尿素窒素):31(基準値16-36) 
CRE(クレアチニン):2.6(基準値0.8-2.4) 

やや高めですが、この程度なら誤差もあるので
気にしなくてもよさそう、とのこと。
前回と同じかんじ。
腎不全ではありますが、安定はしている、ただし油断は禁物、とのこと。
次はまた7月前ころに。

おうちにいそいそと帰る。途中で救急車と消防車とすれ違う。
大きな音と振動、きっと怖かったよね。ごめんねちこ。
帰りは個人タクシーさんで。
ねこ好きの運転手さんで、ずっとちこに話しかけてくれていました。

「そうか、血を抜かれたのか」

「痛かったねえ、頑張ったがんばった、帰ったらごちそう出るからね」

「腎臓はね、ネコはみんな腎臓に来るからね。その分先生のノウハウあるからね」

ありがとう。まじめになう、にゃあう、と、かえすちこがまたかわいい。
運転手さんのおかげでよい通院になりました。
帰宅して、キャリーを飛び出すちこは、一目散にごはんのお皿へ。
せっせせっせとカリカリを食べる。
シャクシャクと言う軽い音を聞きながら、そっとそのちいさな後頭部に手を添える。
おつかれにゃん。

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ふー、もうなんだったのよー・・・・・と言いたげな、ちこ。

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先生の爪切りほんとうに素晴らしいです。ガッツリ切っていただきました。
人間用のつめきりでさくさくあっさり(でも今回は二回ほどシャアって言いました)

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このフォルムの愛おしさ。なんだかやせて見えるのにね。
錯覚だそうですよ。びっくりだ。

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梅の実の赤ちゃん(大好き)。こんな季節になりました。


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by chico_book | 2017-04-03 23:17 | ねこ | Comments(0)

のたりのたりと春の嵐(事後報告)


ヘルシンキワールドのために、ばたばたしていました。
すみません嘘です。
(どうしてもこのタイミングで言いたかった…)
いや気持ちはバタバタそわそわしているのですが。
ナンバーさんの、世界選手権日本女子関連記事。
すっと心を鎮めてくれました。ありがとう。

所用のため、実家へ。
問題なく用事そのものは終了したのですが、
ちょっと問題なく用事をこなしすぎて
逆にいろいろ反省しながら帰ってまいりました。
(一見、と言うだけで、本質はまったく解決していないのですが)
表面の実務をへたにサクサクこなすと、勘違いの過大評価を受けて
出来るわけでもない範囲のことを要求されたあげく、
ややこしいことになる経験の数多ある来し方なのです。
勘違いされやすくて、しかも断ったり訂正したりするのが、
どうにもうまくいかない。
今更ですが。何年生だよ、って話ですが。
(美しい誤解と言うか、勘違いで過大評価されて、
その結果よりややこしいことになることが多い。経験充分すぎるほどなのに)

損な雑事のあれやこれや、千本ノックを何とかかわして、
かわしきれなかったところに(ココロの)バンドエイド絆創膏を
(家守さんに逢えない火曜日。
でも存外すっきりしているのは、きっと満足させていただいたから。
そして闇落ち但馬守がパーフェクトだったから…!!(感謝))
ぺたっとはって終わらせて、
一日に2時間ほどその場を抜け出してお散歩。
そうしないと、濃厚さに自家中毒もしくは酸欠になりそうだったので。

幸いにしてたいへん静かなまちなので、お散歩するには最適。
ゆっくりといろいろなことに思いを巡らす。

高3の春、卒業では遠く離れることになるクラスメイトと、
高台から小さな入り江を見下ろしながら、
穏やかな春の海を眺めながら語りあったことをぼんやり思い出す。
思い出しながら同じ場所にひとり、立ってみる。

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(こーんな石垣の上にある高台)

茫漠とした春の海、同じくらい茫漠とした未来を思いながら
カラ元気と素直な期待と若干の不安を共有していた日のこと、
共有してくれた人のこと。
語りあった内容はまるで覚えていないけれど、
でもそれでいいと思う。それで十分だと思う。
18歳の私が見たら呆れるかしら怒るかしら嗤うかしら。
そういうふうに、傲慢な若者だったと思う。


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小学校の通学路を歩く。
小学生の時、こんな家並みの前の道を馬が歩いていたのを
見た記憶があるのだけれど、まぼろしかなあ。
いくらなんでも。1970年代の話。いくらなんでも(2回目)。

その山のような巨大さに驚いた記憶が、とても鮮やかで鮮やかで。

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古びた家並みの小道を、探検するのが大好きな子供でした。

晴れたり急に強い雨が降ったり、不安定な天候が続きました。
わたし自身も(大荒れではないけれど)目まぐるしく不安定で
落ち着かないこころもちだったので、あらまあおそろいだわ、なんて。
春の嵐。



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害獣ではなく、受け入れるあたたかさ、共存共栄。
いやそれ実際にはだめだけど、まあかわいいのでいっか。
昭和的さじ加減。

散歩中に、セブンイレブンに行こうと思い立つ。
市内に二軒しかないセブンイレブン。
駐車場が広大で、いつも人でいっぱいのセブンイレブンを、
まるでオアシスみたいに感じる。
見慣れた看板、いつもの音楽、けたたましくも力づよい色彩。
懐かしいセブンカフェの素っ気ないぬくもり、苦さあたたかさ。
たった三日ぶりなのに、なにこの息継ぎ感。

『この街にいると、都会と違って時間の流れがゆっくりで、おちつくでしょ』

うんそのとおり。でもセブンイレブンはほんとうにオアシス。
都会とまるで変わらない世界。
その無記名性で、濃厚すぎる空気がちょっと薄くなって、
呼吸しやすくなるかんじ。

ほんとうは『騎士団長殺し』を読む格好の機会だったのですが、
時間が確保できるか自信がなかったのと、
上下巻ボリュームを荷物としてはこぶことを検討して
泣く泣く諦め。
(もうちらほら内容が漏れ聞こえてきていて焦り気味)

今回のおともはこちら。

さくっと読み終えました。しずかで丁寧であたたかい。
『ほっこり』なんて言葉が裸足で逃げ出すような、
真摯で実直な温かさ。好きな本です。
ふたつの世界との折り合いをつける話に、
無性にココロ魅かれてしまう。
私自身のルーツはまったくの日本人、それも両親ともに
隣の自治体と言う近さ小ささなのに(だから??)
ふいっと、ふらっと、境界線を行ったり来たりすること、
その自分を内から外から見る心もとないあの感じが
どうしようもなく好きなのだろう。
ああ、台湾に行きたいなあと思う。

じぶんのトランクに貼られた、すっかり黄ばんだチャイナエアーの、
まるまると福々しい梅の花をしみじみと眺める。
そっと指でなぞってみる。
あたたかくて空が開けていて、
温度が高くて湿度も高くて、でも風とおしのよいあの街。
母方のルーツが、商売をしていたという
おぼろげな噂のあるフォルモッサ(真偽不明)
この本はタイトル買いですが、こういう勝利体験があると
書籍購入やめられなくなります。積読きりないのに。ほんとに(幸福)。

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すみれとはこべ。ちいさくて確実な春。変わらない春。

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すくすくとのびるつくしんぼ。ひさしぶりに見ました。
まさに群生。

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夏にはたくさんの実をつけるブルーベリー。
つぼみを見たのは初めて。ちょっとたのしい。

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実家の庭で、一輪だけ咲いていた枝垂桜(かな)。
歓迎されたと思うことにします。

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おするばんにゃん。シッターさんの見事なお写真。感謝しかない。
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甘え放題甘やかし放題、それは理想。ほんとに理想。
(実際にはお留守番など苦労をさせています)

元気に無事に、ちこにあえたことを改めて感謝。


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by chico_book | 2017-03-28 19:47 | 日々 | Comments(5)

ひと晩たっておちついたことと、そうでもないこと

少し落ち着きました。きっとブログの効用。
宮原さんしばらくリンクを離れて回復に努めるとのこと。
冷静な対応にホッとするやら胸が熱くなるやら。
そしていまさらながら、ぞっとしました。
ほんとうに、無理しないでよかった。
正式にスキップを決めたことで、ご本人もおちついて回復に専念できることでしょう。

ここ1-2ヶ月の間、ずっとくちずさんでいるのが
火曜ドラマ・カルテットの主題歌『おとなの掟』と、
『ラ・ラ・ランド』の(おそらく)メインテーマの『Another Day Of Sun』。
正反対の様で、どこかなにか通じるものがあるような気がしている。
語られていない物語があふれているような。
終わらない物語とか、求めつづける夢とか、掲げつづける旗とか、
それをやさしくそっと見守ることとか、たいせつにするような、何かそういったこと。
※『ラ・ラ・ランド』、単純と言えるかも、と書きましたが、ちょっと再考してみたい。
敢えてあの落としどころのバランスをとったのかな、
と言うふうに思いなおしています。

やっぱり人生はうつくしく短い夢だわね、なんて思うのは春だからかな。
そしてそれはきっと幸福なことよね、なんてことも。
それについては、まだまとまっていないのでまたいずれ。




冒頭の、わたしに聞き取れる英語はごくわずか、
グレイハウンドステイション、
彼をおいてきたこと、
そうせざるをえなかったの、true、sweet、
We were seventeen,
というところでもう、胸をうわーっとつかまれる。セブンティーン!!

高校や大学を卒業して、新生活にはいるときのあてどない心境、
明るい春の光のなかの心細さ、それに拍車をかけるまぶしい桜の花、
なんてものを連想してしまうのかも。きっと。
闇雲に進むことが、いまほど怖くなかった頃を思い出して
なにかがこみ上げる曲。

いまのわたしが手に入れたもの、いれられなかったもの、
これからでも焦がれてしまうもの、
そんなあれこれがそれこそいっぱいに散りばめられている。
星の砂の砂浜を歩くと、一足ごとにしゃく、しゃくと砕いてしまうように。
(あるいたことないけど)




戻りたいとも取り返したいとも、思わないけれど、
ものすごく輝いていて、まぶしい。

でもいまのわたしには、そんな(不安定な)若いころとは違う、
たいへん頼もしい友人たち仲間たちがいる、そんな自分のことは素直に誇らしい。
知らないうちに強力なパーティ組んでいた的な、圧倒的な感慨が。

『カルテット』
早く二回目みたいなぁ。
この物語を、もっと堪能したい、満喫したい、こころにしみこませたい。
ああたのしかった・・・・!! しばらくドラマはもういいかな、ってくらい。

たいせつな友人にあいたくてあいたくてあいたくてたまらない。単純。
この短い夢を、それぞれの船でわたってゆく親しいひとたちに
手を振りたくて、顔を見たくて、ハグをしたくてたまらない。




気持ちに拍車かかる。

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ちいさな地上の星のような。

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本日のくんにゃりにゃん。こんな瞳で私を見てるのですよ(自慢)


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by chico_book | 2017-03-23 00:34 | 日々 | Comments(2)

うららかざわざわこころは平らかを目指す(祈)

コメント欄で軽く触れましたが、ちょっと体調を崩して
たいへんひっそりと過ごした三連休でした。
息を殺して明るい春先、いろいろなことがざわつく季節をやり過ごすのはとても悪くない。
(変な日本語がちょうどはまる心情)

これはちょっと観たかったのだけど、自重。



なにしろジャック&ベティのレイトショー(3/24まで)
レイトショーにはやや厳しいロケーション。
弱虫なので。
(ほぼほぼ歓楽街と言っていい場所のはずれにある映画館)

またどこかで拾いましょう。


体を休めながら相談しながら、ごそごそたまった家事やお片づけをする。
あれこれたくさん。文字通り雑事。
天気がいいのを先途とばかり、洗濯機をまわして干してをなんども繰り返す。
充実。春のひざしをながめてお茶を飲む。乾いた洗濯物をたたむ。
書類の整理、家計簿つけ、食器棚や冷蔵庫の中のレイアウトを変更などなど。
ソファにちょっと腰掛けるたびに、こたつやベッドから飛びだして、
律義に駆け寄ってくる愛しいねこ。
びゃーうびゃーう、と、のんのんをせがむ。それに応じたり応じなかったり。
のどかな日。ありがたくのどかな日。なんという幸福。

日曜の夜ぐったりしたまま、読みはじめた本。
日記だったら読みやすいかしらなんて(大変な誤解)
魅かれた理由は装丁だったはず。予備知識ほぼゼロ。
「結構話題の本らしい」
「帯を末井さんが書いていてびっくり」
(私のなかで末井さんは初期りえぞうせんせいの
「このままだとおうちに小豆(大豆かも)が5トン来る末井どん」)


途中で止まらなくなったのですが、いやまったく以て
体調の悪いときに読む本ではなかった…!!
具合悪いまま、一気に読了。ほぼほぼ徹夜。
なんとかごみ出しをして、ふらふらもうろうとしながら月曜日を過ごす。
先延ばしにしていた(3月リミットの)携帯の契約変更に
えっちらおっちらと行くのが精いっぱい。

月曜の夜、見逃していた『直虎』二週分を視聴。
(面白いです。圧倒的に不穏で)
そのせいですっかり日曜日の夜と勘違い。
おりからの睡眠不足もあって、倒れるようにベッドへ。
………と言う訳で、月曜の夜はほぼニュースに触れることなく。
火曜朝のニュースでいきなり知りました。
宮原さんワールド欠場・・・・・・!!

※※以下ファンがめそめそぼそぼそ呟いております※※

ひぃぃぃぃ。朝から声にならない声で立ちすくむ。
ねこがいて、ほんとうによかった。
立ちすくむ私の足にすりすりとまとわりつく
やさしい毛皮のあたたかさやわらかさ。
手にしたマグをかろうじて取り落とさずにすみました。
ありがとうちこ。

呆然としたまま、機械のようにただ流れにそって身支度を整えて、
そのまま家を出ます。

週末ジュニアワールドをみて、苛烈や!! これは大変だ!!
ぴょんちゃんどうなっちゃうの! と、思っていたところ。
ザギトワさんのドンキ、たのしかったー。
後半ジャンプ固め打ちが
「おいたてられるように/せわしなく」
ではなく
「メロディやリズムと追いかけっこをするように」
駆け抜けていったのがなんとも楽しくて。
勢いのあるプログラム大好き。ジュニアはさらなり。
溌剌、と言うにふさわしい
(ザギトワさんにかぎることではありませんが)

真凜ちゃんの
『一位の選手に、頑張っておめでとうと言いたいと思う』
と言う言葉に胸を突かれました。

15歳の女の子が、自分の完璧を出すことができた
そのわずか数分後に突きつけられる現実。
そのシビアな状況にまっすぐに向き合おうとする姿勢、勇気、りりしさ、
そしてそれを言葉にするということ。
すごいなあ。
(でもちょっとインタビュー厳しすぎではないかしら、
そこまで放送しなくてもいいんじゃないかな。
と言う思いと、
(流れ上、おたがい引っ込みがつかなくなっただけかもしれませんが)
もしかして真凜ちゃんにとっては
ここまでワンセットなのかも、などとも思ってしまったりもする。
もちろんすべては憶測なんだけど)

このスポーツで負傷って並大抵のことではないわ、と
あらためて思い、
股関節ということで、こづを連想し(涙)、
濱田コーチのインタビューを拝見して
状態あまり良くなさそう、と、不安は思いきりあったので、
覚悟、あるいは予感がないとまでは言えないのですが。
ひゃぁぁぁぁ。さとこさん。さとこさん。

あの小さくて貴くて気高い、たおやかさと強靭さを併せ持つ背中。
SW冒頭、まっすぐにのばされたうでのうつくしさ。
指先の繊細さあでやかさ。
そんなことを思い出して、全日本を思い出して、
ゴージャスレイバックスピン、小鳥のようなバレエジャンプ。
やわらかい所作。惑星のジャンプの音はめ。
可憐だ。まさしく字義通り可憐!!

そんなことをぶんぶん思い出す。
出勤途中の車内で、じんわり半泣きになる。わたしが泣いてどうするの。
連休明けの出勤だってのに。ふぅぅぅぐぐぐ(奥歯かみしめ)
PRINCESS、ではなく TINY QUEENと称されるさとこさん。
そう、可憐なのにその威厳がものすごくクイーンなのですよ。ううう!!

なによりなにより、なによりご本人がなんと無念でありましょうか。

それでも引いてくれてよかった。引く勇気。
これほど難しいこともそうないと思います。
ありがとうさとこさん。そしてコーチやスタッフの皆さん。
そして理華さんありがとう。調整むちゃくちゃ大変だと思います。
(やはり小塚さんを連想して涙)
元気なリバダン見ることができますように…!!

練習の鬼、と言われるさとこさんにとって、
存分に練習できないのはさぞつらいだろうし、
いろいろと勝手が違うこともあるでしょうけれども、
シフトチェンジにいい時期なのかもしれません。
そしてそれに、クレバーかつ確実に対応できるのがさとこさん
(祈そして信)

ファンの間では有名な言葉ですが
振付師・ミヤケンさんの
「才能あってひゅって伸びる選手はブレがあるんだけど、
宮原選手は大きなピラミッドみたいになっててブレない」
と言う言葉をここに刻ませていただきます。

get well soon と、小声でそっとお祈りします。
このひとと。おでこごっつんしながら。

f0257756_01232830.jpg
土曜日の成果。新しい写真たて(閉店セールで半額!)に飾るのは、
最愛のねことアイスランドの記憶、

f0257756_01225746.jpg
優雅に横たわるお姿を写真に収めようとするも、
すかさずのんのん体制に入るの図(かわいい)
やる気満々のおてて。

「さあ!! わかってるんでしょさあさあさあ!! 」
ってかんじですね。
ジャッジに向かってずんずん進んでゆく羽生さんのような。

確信に満ちたまなざし。ちこも見事なクイーンぶり。
姫にゃん、なんて呼ぶこともあるけれどね。



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by chico_book | 2017-03-22 01:40 | フィギュアスケート | Comments(0)

傲慢でかわいい秘密のおしゃべり

眠くてぼんやりしたまま、機械的に職場へ向かって歩く。
ずいぶん陽ざしが強くなった。もう春だもの。
結局今年は雪は降らないままなのだろうか。そういう年もあるってことかしら。
ちょっと残念なようなありがたいような。
そんなことをぼんやりと考えながら足だけはしゃきしゃきと
進んでゆく。無意識の動きが自分でも少し不気味で、でもありがたくもある。
もたもたしている暇はないし、油断すると
いくらでもたもたする人間なのだから。

登校中の小学生がばらばらと私のまわりを走ってゆく。
まさに三々五々、集まっては離れ、歓声を上げる小さなひとたち。
みんなしっかりとランドセルを背負っている。
私がこどものころは
『いかに早くランドセルを卒業してマイバッグに移行するか』
競争のような風潮があって、早い子どもは3年生くらいから
もう使わなくなっていた。
ランドセルそのものも、当時のものは(きっと)使い勝手が悪かったり、
品もよくなかったりしたのかもしれない。
いまどきのランドセルは色づかいもデザインのディティールも
様々で、身長の高い子どものものでもそんなにくたびれている様子はない。
もしかしたら、手入れしながら大切に使っているのかも。
だとしたらそれはよい変化ではないですか。
高度経済成長・大量生産・バブルでイケイケどんどん期を経て、
いまや子供の意識も変わってるのかもねえ、と、勝手に思いを巡らせてみる。

わたし自身は身長が伸びなかったことと、
両手がフリーになって、本を読みながら歩くことができる、
というメリットを感じていたので、6年間みっしり使い倒しました。

そして近所のおじちゃんおばちゃんに
『二宮金次郎』『ものを大切にするこども』
と、うつくしい誤解の要素のある評価をいただいておりました。
あぶないでしょ! と(強くは)言われないほど、交通量の少ない田舎のお話。

短いパンツからすんなりした足を突き出して、
気持ちいい切れ味でしゃきしゃき歩く女子ふたり。
いわゆる『恋人つなぎ』をした手を軽く揺らしながら、
肩を軽くぶつけないながら。
長い髪は朝日を受けて信じられないくらいいつやつやしている。
ひとりはポニーテール、ひとりはツインテール。
盛大に揺れる髪のふさふさ、傲慢なほどの髪の艶までがなんだか楽しげ。
でも聞こえてくる会話の内容は、ちょっと意外でした。
夢遊病者のような(やる気のない)私と、彼女たちの歩く速度が
たまたま一致した、短い時間に聞こえてきた内容をキキミミ頭巾。
そしてその記録。だってあまりにかわいくて!!

「ああ卒業式めんどくさいねえ」

「ねえ」

「ずっと小学生でいたいのになー」

「私もそう言ったらママすごく怒ってた。びっくりだよ」

「うちもだよ。行かないって言ってるわけでもないのに
なんであんなにむきになるんだか不思議」

「行きたくないけど行くに決まってるじゃんか。
ママってさ、よくあんなにむきになれるよね。
わたしだってぐちくらい言いたいよ」

「やだよねえ中学。髪の毛とか好きにできないんだよ」

「ほんとほんと」

うーんそうだねえ。
わたしに子供はいませんが、中学の校則の不合理性に
異を唱えられた場合、説得できる自信は正直ないなあ。
(もちろん内容にもよりますが)

「制服やだよねえやだやだ」

「ママがさあ、『ぜいたくねえ。○中の制服あんなにかわいいのに』って。
そういう問題じゃないよね」

「いやいくらかわいくてもね、たまには別の着たいじゃない」

「そう! 」

「『私が着たいくらいだわ』だってさ。バカみたい」

オオなんとも辛辣な。
しかしこのくらいの年ごろの万能感とか
さわるものみな傷つけるとげっちさとか
じぶんたちは一番賢いわよフンフフーン!! なイキオイが、
(はたから見る分には)嫌いではないのでほのほのと
聞こえてくるままに任せる。

「だいたいスカートしかはけないじゃない。
それがすっごく嫌。さむいって」

思わず少女たちの足もとに目をやる。
ショートパンツから出ている足は鮮やかなカラータイツにつつまれている。
ひとりはマスタードイエロー、ひとりはカーキ。

「双子コーデとかふたりならんだときの色のバランスとか
配分とか、一生懸命工夫するのたのしかったのに。
制服なんてなんにもできないじゃん。台なしじゃん」

「そうそう。みんなとおそろいなんてまっぴらだよね。
ふたりでおそろい、は、こんなにたのしいのにねぇ。
知らないひとと、何の工夫もなくまるっきり
おんなじ服なんてぜったいやだやだやだよね」

「ねー!!!!」

なるほど。なーるーほーどー!!

いやはやなんとも興味深い。
こうやって(そんなに大都会ではないけれど)都市に住む
ふつうの女の子たちは爪を磨くのね。
桜色のつやつやしたツメを。
そしてその爪は守られて宝石に変わるのです、
と言うと、まるきりサードガールになりますが。

失礼しちゃうわ! とか言いそうな、オシャレ小学生のリアルボイス、
(期せずして)聞くことができて、なんだかちょっとたのしかった。
小鳥のさえずりみたい、意味がなくて生意気で、
甘やかでかわいくて傲慢。まさに天使な小生意気(読んだことないけれど)

春が来ようと強いる季節の、まぶしい朝のスナップショット。

f0257756_01081039.jpg
こちらはエリザベス女王のように威厳に充ちたねこ。
威厳ありすぎて見切れてしまってます。

f0257756_01101150.jpg
最近のお気に入りはねここたつの『上』。
春先はちょっとアレルギーぽく、涙目でかわいそう。
(なのでちょっと写真を控えめ)

基本おっとりとくつろいで、毎日を過ごしています。

すこしおばあちゃんぽくなったかな。
基本的によく食べよく眠り、ご機嫌で日々を過ごしているので、
心配はしていないのですが。


ふわふわ

村上 春樹,安西 水丸/講談社

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大きくて年老いためすねこのすばらしさ。


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by chico_book | 2017-03-07 01:14 | 日々 | Comments(6)

ラッキーアイテムそろい踏み

自分への誕生日プレゼント(のひとつ)。
『自分にごほうび』云々いう人間はお金がたまらないそうですが、
うんまあそうかもね。

f0257756_22501931.jpg

やさしいレモンイエローの小鳥シルエット。
じつはペーパーナイフです。
事務的すぎず、高価すぎず、視認性のよいものが欲しいなあ、と
ずっと思っていました。
東急ハンズの割引コーナーで500円。買うしかない。

手紙好きのひとりとしてどうしても欲しかった。
フォルムは全然違うけれど、色あいは鳩サブレーの豊島屋を連想する。

だってこんなにたのしいお便りいただいたりするのだもの!!(鼻息そして自慢)
f0257756_22504533.jpg

まだ夜の長い(長そうな)国から届いた明るいおたより。
飛行機に乗ってブーンとやってきました。
封書がそっと息をひそめて運ばれるさまを思い浮かべてみる。
窓の外は冬のシベリアあるいは北極圏上空(推定)
遠くに光っている(かもしれない)オーロラ、
エンジン音が響き続ける凍てつくような貨物室のなか
そっと息をひそめておる封筒。
ああ、これだからエアメールって大好き。
もちろん手紙じたいが好きだけど、航空便はさらなり。

人間の大地 (光文社古典新訳文庫)

サン=テグジュペリ/光文社

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華やかで素敵な誕生日カードをいただきました。うれしい。

猫と小鳥、幸せなアイテムが、
ちょうどカードとシンクロするたのしさたのしさ。

ほんとうにありがとうございます。
小鳥とねこ、おそろいです、ふふふ。自慢しちゃう。


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by chico_book | 2017-02-06 01:17 | 日々 | Comments(2)

新しい春に新しい相棒

家族と融通しあったので、正確な開始時期がちょっと不明ですが、
(推定)3年ほど使用したスマートフォンに、
『通信帯域が(ほぼ)使えなくなってすっごく遅くなります』
と言う連絡が来ました。オララー。
私の持ち歩き通信体制は、
情報端末としてのスマートなフォンのほかに、
通話とメール専用機の二台体制。
結構つらいしめんどくさいのでスリム化を図りたい、けどいかがなものかしら、
と言う訳で、意を決してお店へ相談に。
(大袈裟?? だけれども、いつも混んでいるので決意しないとなかなか足が向かない場所)

都内など、知らない場所をうろつくことが多いのでスマートフォンは必須。
私の場合、出先での情報収集必要。
しかし通話もそれなりに多いのですが、スマートなフォンではお話ししにくそう。

お店に相談の結果『通話端末継続使用』『新しいスマートフォン』
(SIMフリーですよ!! 海外にも持って行けますよ、と言う言葉にまんまと!!
海外に行く予定は、いまのところ特にありません!)
と言う二台体制継続になりました。ふむむー。
いっそスマートフォンではなく、ポケットWifi+タブレットも
ありだったのかもしれない、
でも日常的に持ち歩くにはちょっと大きいよね、とかなんとかかんとか。
まあどんな体制も暫定に過ぎないし、
いつでもプランBに行けるゆるい覚悟をしておけばいいかな。

新しいおもちゃはたのしいものです。ふふ。
何しろ『一眼なみの写真が撮れる』と言う、
強気なうたい文句がついておりましたのでですよ。
と言う訳で、明るい土曜の朝、撮影会を行ってみました。
遊んで仲良くなる所存。

f0257756_22475357.jpg
ちょっとぼけぼけですね。なんというか……ケータイのカメラっぽい。すごく。

f0257756_22464798.jpg
休日の朝のお寝坊姫の御機変を守るべく、目やにをとらないまま撮影会と言う暴挙。
(ほんとは拭いてあげようとしてしばらく格闘、怒られたあとのこと)

この写真、実はちょっときれいでないものが写りこんでますスミマセン。
(目やにのことではありません…よく見ると髪の毛(抜け毛)がはっきりと
ばっちいやら恥ずかしいやらで、ほんとは載せるのをやめようかと思ったのですが、
でもそれがクリアにうつるのすごくない?(そうでもない?)
と思ったので、記録のためにあえて。不適切な画像ですみません。

f0257756_22482330.jpg

あくびをし終えた直後の姫。下唇のかわいらしさ。
全体的にピンは甘いのですが(たぶんわたしのせい)、
なんというか、潜在能力の高さを感じさせる。


f0257756_22484644.jpg

ずぶずぶと再度おねむの海へ。
ちなみに姫をくるんでいるのはワタクシ手編みのスヌード。
余り毛糸でつくったので、実は途中で足りなくなって、
実にわかりにくいながら2色なのです。
この写真だと、それがよくわかるのにびっくり。


f0257756_22490787.jpg

おやすみなさい。朝からごめんねえちこ。

ちなみに『通話用携帯』、そもそも子供向け商品なので(こぶりで長電話に最適)
メールがすぐにぱんぱんになってしまって困っていたのですが
(いやもちろん画像を消せばいいのですハイ)
携帯ショップの店員さんに
『うわー懐かしい!! この機種ワタシ高校生の時に持ってましたよ! 
と言われて椅子から転げ落ちそうになりました。
調べていただいたら、私の使用歴もなんとなんと8年目に突入していました。
(そんなに長く使ってたら、なんだかんだ画像もたまるよね)
プランの見直しもいろいろしていただいて、身軽に。
なんだか髪を切った後のような爽快な気分。






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by chico_book | 2017-02-04 22:54 | 日々 | Comments(4)

約束できること、そのものの、ム、ム、ムジョウのよろこびについて

GPファイナルと、全日本の間に年末の約束を果たしておりましたので
自分の為に記録。

体重(キロ):5.0 → 5.7(!!) → 5.4 → 5.2
(201511 → 201605 → 201609 → 201612)

『なんだかやせちゃって心配なんですけど』

と、ふかふかのねこをだっこしてキャリーから出すところまでが
いつものオヤクソクになりつつある(なんという幸福)。

『順調ですね。ペースもちょうどいいです。年齢を考えても、急減はよくないので』

ほっ。

『このまま4キロ台を目指しましょう』

f0257756_21282180.jpg
はい。あくまで理想はその先まだ遠く。健康のためだよね、と気を引き締める。

尿素窒素(BUN)  :36  → 43  → 31 → 28 (正常の目安:16-36)
クレアチニン(CRE):1.9 → 2.0 → 2.4 → 2.1 (正常の目安:0.8-2.1)

よかったよかった。先生もニコニコ。
療法食完全切り替えと、サプリの効果が出ているのだと
素直に喜ぶことにしましょう。

エコーで腎臓の確認。

『大きさは大丈夫ですね。
すこし白い影があるので、キラキラのもとがあるかもしれませんが、
まあちいさいうちは大丈夫です。
10歳以上で完全にない猫と言うのは、ほとんどいないので。
痛がったり、トイレの様子がへんだったらすぐに連れてきてください』

アルコールでおなかを湿らせてエコー。
丁寧にみていただく途中で、みゃーうきゃーうふあーう、と、
盛大に文句を言いはじめます。

『ちこちゃんほんとに面白い鳴き声ですね。すこし子猫っぽいのかな』

そう。高くて、変わった声で鳴くちこ。
きゃっひゃっみゃっ、とでも表記したくなるような声。

途中でおずおずとシャアも出ました。
私と、ドクターと、看護師さんと三人にニコニコされるちこ。
ごめんねぇちこ。必死の声なのにね。

『このペースで、3か月おきに基本的な検査をして、
半年おきに詳細の検査と言うことにしましょう。
なにか気になることはありますか? 』

最近すごく大声で鳴くようになりまして!!

『どんな声ですか? 』

…すごく不満そうにながく鳴きます。
 
『どんなふうに鳴きますか? 
その、例えば壁とか、なにもない空間に向かってとか?』

いや。はっきり私を見て、長く鳴きます。ものすごく盛大に、明確に。

『ああ!! なら大丈夫です。
ねこも、アルツハイマーを発症するケースがあって、
大声で鳴きまくるということがありますが、そうではないですね』

では、どういうことでしょうか?

『まあたぶん、ほんとにはっきり不満があるんでしょうね。
なでろ、とか、ごはん、とか、構って構ってとか。
それが何に該当するかは、実際にその願いを叶えてみるまでわかりません

実際に願いをかなえるまでわかりません。なんだか含蓄のある言葉。

『あとは、耳が遠くなってひとりごとが大きくなることもありますが、
ちこちゃんはとくに聞こえてない感じもないので大丈夫でしょう』

ふむふむ。

『では、特に異常がなければ次は3月くらいですかね』

一時期心配していた腎萎縮も特に心配なしとのこと。
診療が終わって、安心してやや脱力。
会計を待っているときに声をかけられました。

『……あの、ちょっといいですか』

え。なになになに。実は何かあるの??
もしかしてこのブログがばれちゃった?
あの先生イケメンで素敵ね、って見知らぬマダムが
話しかけてきたこととか、ばれちゃった??
(まずくはないよね。ないよね? ……よねよね??)

『もしよかったらなんですけど』

……はい(緊張)。

『もういっぴきいかがですか??』

がたっ!! あぁびっくりした。

保護されて病院に持ち込まれた推定1か月半の男の子。
3きょうだいのちびちびさん。

『この子なんですよー。
3匹のうち、2匹は決まったんですがこの子だけまだなんです』

ひゃあかわいい!!
まだ保護されたばっかりで、風邪気味ちびくん。
虫下しとかお注射とかで、ヘロヘロでぼーっとしています。
お鼻はまっかっか。
おずおずと撫でさせていただくと、口だけでぴゃーう。
なんてかわいらしい。たよりなくて胸がいたくなる大きさ。いや小ささ。
ぷっくりマズル、ちこと同じ位置にほくろがあります。
運命? おそろい?? しろ多めの白キジさん。
いいなーかわいいなーすごいなー。

うーんうーん、すごくかわいいけど……。
たぶんちこが嫌がっちゃいそうかなあ??

『ああ。そうですね、それはちょっと思いました。
うちの病院ねこも、見た瞬間からシャアシャア言ってて。
まあどうしても見つからなかったらうちの子にするんですけど』

おっとりやさしい笑顔の先生。
(一週間後、検査結果をもらいに行ったときには、
その子も新しいおうちが決まっていました。
よかったよかった。ほんとうによかった)

f0257756_21310250.jpg
(しっぽが別の生き物みたい)

わたしはちこを、大事にするからね。また約束を更新できてうれしい。
ちこありがとうね。ねこ神様もありがとう。



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by chico_book | 2016-12-31 21:35 | ねこ | Comments(2)


ねことか本とかまんがとか、と言いつつ映画にじわじわ圧される幸福


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