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うつくしくきびしくそして尊い

めちゃくちゃ面白かったです。
めちゃくちゃ面白いドキュメンタリー。




NYメトロポリタンミュージアムの服飾部門が
資金集めのために毎年行っているイベント。

この予告でも、公式サイトでも、
とにかく華やかでシビアなイベントの舞台裏と
セレブリティな皆様の諸々どっさりんこ、という
内容かなと思ったのですが、いやこれがまたどうしてどうして。

一夜限りのMETガラというイベントと、
同時に開催がはじまる企画展
『鏡の中の中国(China:Through The looking Glass)』
の準備も並行して描かれます。
この企画展がらみがまた、面白いのなんのって!!

以下畳みます。ネタバレややありますので。



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by chico_book | 2017-06-12 01:26 | 映画 | Comments(0)

うつむいてほほえむことは不幸ではない

さっそく土曜日に観てまいりました。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』。
マンチェスターは海のそば、と言う意味かなあ
それじゃ児童文学みたいなタイトルだよね、と考えていたらもうとまらなくなって。
(タイトルはマサチューセッツ州に実在する地名で、本作の舞台です。シンプル)

ややネタバレあるので畳みます。
なのでこれだけ書いておきます・
よい作品ですので、迷っているかたはぜひぜひ。




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by chico_book | 2017-05-23 01:34 | 映画 | Comments(4)

夏への扉をどっかーんと明ける

ちょっと今月は本買うのを控えようと思っていたのですが……

いやしかし愛蔵版と言うにふさわしい作品ではあり、素晴らしい装丁ですね。
うわー悩みどころですこれ。
吉野さんのファンとして敬意をもって感謝を込めて
手元に置いておきたい気がしております。

社会にとって趣味とは何か:文化社会学の方法規準 (河出ブックス 103)

北田 暁大,解体研/河出書房新社

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金田さんの書評があまりに強力すぎて買わずにはいられない気がしてならない。
きっと私は↑の本をたのしく読むことができる。
だっておそらくこれ↓を買ってしまう程度にはル・オタクだもの。
なにしろデッキもないのにブルーレイ買ってしまっているくらいでして(馬鹿)。

「ユーリ!!! on ICE」公式ガイドブック『ユーリ!!! on Life』 (扶桑社ムック)

扶桑社

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完全新作劇場版おめでとうございます。いまさらですが。
公式発表をらいびゅの会場で知ったワタクシですが、
会場を埋め尽くした女子たちの地響きのような低音の歓声と、
「よっしゃー これで生きてゆける! 」
「働かないと! 働かないとね!! 」
「稼ぐぞ貢ぐぞつなげるぞ! 」
「きっと週替わり入場特典とかがんがん来るね!!(喜色満面) 腕が鳴るわー♪」
「受けて立つぜ! 」
という興奮しきった空気と、幸福なさざめきと、
ヨロコビのクラウドをきっとわすれない。ずっとずっと。
(私からすると)娘のようなとしごろのお嬢さんに混ざって、
私もひそかにガッツポーズ。
それにしてもなんとも頼もしいお嬢さん方。かっこいいわー。
※年齢層はかなりバラエティ豊かでした。

そしていまちょっと生活立て直しに興味津々。
何年か周期でこういうタイミングが来ます。波には素直に乗る派。

アカデミー賞のころから気になっていた作品がすでに公開してました。
うっかり見逃さないように。




しかしいま映画と美術館が大変なラッシュラッシュで
ちょっともう、こんなにいっぺんに来ないでよ、と言う気持ち。
いやいや冬場でなくてよかったと思おう、
なにしろ今年はオリンピックイヤーですもの。



『グッバイ、レーニン!』
を、わたしは恵比寿ガーデンシネマで鑑賞しましたが、
その後映画館が閉館になって、そのあと復活、
そしていままた恵比寿でこちらが公開されているというのに
感じいってしまいます。
(『グッバイ、レーニン!』とおなじ監督・主演コンビの、12年ぶり新作です)
あの頃はよく都内に映画観に行ってたなあ。
いまよりも体力あったっていうことですね。
ユーロスペースもまだお引越し前ではないかしら??

5/23発売!! もうすぐですワーイワーイ。

宝石の国(7) (アフタヌーンコミックス)

市川春子/講談社

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まだすこし先の、6/12ですがこちらの新刊(6巻)が出るらしいです。
(書影は1月発売済の(現時点での)最新巻・5巻)

阿・吽(5) (ビッグコミックススペシャル)

おかざき真里/小学館

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いま最もたのしみにしている二作品の新刊が待っているという幸福。
いやいや支えられています。心底。

いま読んでいるのはこちら。
ぶあつくて重たいので持ち歩きにむかないこともあり、ゆっくりゆっくり。

「こゆいめの重たい本読みたいのだけど、なにかオススメある? 」
と言われて
『死の棘』
を薦めた思い出あり。
(彼女は宮部みゆき『火車』みたいな作品を期待していたらしいことが、後日判明)
(どうやら方向性が違ったようです)

「奥さんのことばづかいが面白かった」
と言う大変苦しげな感想が帰ってきました。
あの時はごめん、なんて今更今でもこっそり思う。

持ち歩きとしてはこちら(文庫本なのです。ありがたや)。
図書館からやっと回ってきました。




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by chico_book | 2017-05-19 01:44 | | Comments(0)

せめてたのしく振りかえる週末の夜

連休前半の話ですが、ジャック&ベティで映画をみました。
ふうふう。ずいぶん前に感じますが、たかだか一週間前。

「なに観たの? 」

「『追憶』っていう作品」

「あ! わたしもそれ観たいんだそれ! 」

「ほんとに!? うわーすごい偶然だ。そんなにメジャーではない作品だけど」

「え、そうなの? 私はすごくたのしみなんだよね。どうだった? 」

「うん。ひさびさにこのタイプの映画観たけど、
すごく淡々としてて逆によかった」

「岡田くんかっこよかった?? 」

「……岡田くん???? 私『永遠の零』はみてないから、なにか連想したってこと? 」

「え? 」

「え? 」

はい、お互いに間違えていました。ああびっくり。
彼女が話題にしてたのはこちら。



ワタクシが見たのはコチラ。



あくまで静かなピアノ曲、淡々としていながら
凄味を増してゆく美輪さんのナレーション、強い光、同じくらい強い影、
どこまでも青い海、うっそうと茂る緑陰、
放置された戦車、ひっそりと自然に戻ってゆく風景。
しずかに、畳みかけるように提示される光景。
個人的に、観るのに勇気がいるジャンルの映画ですが、観てよかったです。
ありがとうジャック&ベティ

まあなんと製作・奥山和由ですよ。びっくり。
こんなの思い出してしまいました。


ほかに連休中に観た作品。

この季節になると庭とか植物とかにココロ魅かれますのでついつい。
作品は思ったよりやんわりした内容でした。
ちょっとアメリに寄せて、寄せきれてない、みたいな??
どうせならもっと本気でお庭の苦労とか、ガーデンデザインのたのしさとか格闘とか
ごってりくっきり観たかった…………。

ヒロインがダウントンアビーの三女シビルであることに
まったく気づけませんでした。ちょっとびっくり。
ファッションとか髪型のせいかしら。
とにかくかわいいかわいいブラウスを着ているので
(同じデザインのを色違いなどで延々みせてくれる。ありがたい)
こりこりっとした英語の響きとか、こぢんまりとしたレンガつくりとか、
濃い色の壁紙とか楽しい要素はてんこもり。ちょっと期待値高かったかな。
たのしいのはたのしかったです。

『赤毛のアン』で有名なモンゴメリの著作に『エミリーブックス』と言う
シリーズがありますが、ヒロインであるエミリー・バード・スターの美貌を
”黒髪の巻き毛に緑の瞳(光によって色を変える、ときにはしばみ色ともいえる)、
白鳥のようにすんなりとした首筋に、ものといたげでやわらかなくちびるの
頑固だけれど神秘的な魅力をたたえた少女”
と言った感じに表現されていたのですが、
おおーそのまんまではないですか? と、思いながら観てました。

触発されて近々こちらを借りる予定。




つづけてこちらも。




淡々としながらも、ものすごい圧縮充実した内容。
いや、淡々というよりは内容がつまりすぎていて
どんどん話を進めたということかしら。

なにしろエカテリーナ二世による美術館創設から
美術品の収集過程、革命と戦争とソ連崩壊、
そして現代の美術館としての戦略まで
みっしりぎっちりつまっていて、
もうスタンディングオベーションしたくなるほど。
いつの時代も最前のたゆまぬ努力が、
この巨大な美術館を支えているということを、
たいへんクリアに描いております。

有名な美術館の最強警備員・エルミタージュのにゃんたちも、ばっちり登場。

なにしろエルミタージュはひいきなので、点はあまあま。行ったことないけれど。
成田・ヒースローでお隣に座った旅上手のおねえさんのベストオブベストが
「夏のサンクトペテルブルグかクロアチア」
とおすすめいただいたことを今でも胸に刻んでいます。

そしてやっぱりこれが大好きだから…・・(うっとり)




六本木のエルミタージュ展(6/18まで)やっぱり行きたいなあ



どうしよう……(絶対混んでるよね疲れそう)、と思っていましたが
『それほどでもない』と言う(ネットの)噂。さあ困った。
これくらい”個人の感覚に差のある”こともないので。うむ。うむむ。
最近展覧会行けてないしね。ちょっとそわそわしています。
さあどうしよう。ミュシャ展(6/5まで)も、じつは検討中。
そんなにミュシャ好きじゃないんだけど、と思っていたのですが
政治的歴史的に面白いらしいのでちょっと元気出してみようかな。


こちらでは「デンマーク・デザイン展」を6/25まで。
例によって時間があるようでない。
ロケーションが大好きなのでそろそろ行きたい場所。
紫陽花の大株と海と、行きかうたくさんの船。

見逃した映画のメモ。これは観たかったんですけども段取りつかず。



これから(ジャック&ベティに)来るので、たのしみにしている映画。



ファッションにはまったく疎いのですが
ファッション/ファッショニスタ映画は結構好き。



こちらも併せて行ってみたい。相乗効果。
そしてこれは逃すわけには行きません。絶対に行く(断言)。




鋼鉄ジーグのことよく知らないんで、様子見と言うことになりますでしょうか……(てへ)
イタリアでの需要/受容のされ方とか、まあローマの街並み観たいしね。ウム。




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by chico_book | 2017-05-07 22:21 | 映画 | Comments(0)

川を渡るごとに息がしやすくなる気がする


なかなか覚えられないのですが
「テラスモール湘南」
は辻堂! 辻堂駅直結!! そして辻堂は藤沢の隣!
(大船もかなりわかりにくい。横浜・鎌倉・藤沢の境界あたりだそうです)

未だ行ったことのない湘南T-SITEは藤沢!
順番は藤沢>辻堂>茅ヶ崎>平塚!!

横須賀線が、大船を過ぎると一気に緑が濃くなるように、
東海道線も戸塚を過ぎるあたりからぐんぐん空気の色が
変わっていって、藤沢を過ぎると空と海がぐいっと近くなるのが好き。。
とても好き。

と言う訳で、ひさびさ平塚に行ってまいりました。
シネプレックス平塚に用事がありまして。
10年以上前に、レイトショーでこれを観に来て以来。
夜中にはじめての映画館、しかも友人連れと言う無茶をしましたっけ。
なつかしい。

肝心の映画については
「いやなんで英語なのコレ」
なんて思いながら観てました。

『沈黙-サイレンス-』を観ても
「ポルトガル人なのに英語だなんて」
なんて不満を持たなくなったのは、まるくなったのか
昔の私が馬鹿だったのかなんなのか。

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高い建物が、すうっと見当たらなくなって
光の明るさ強さがまぶしくて、風が通る場所。
ひとがいなくて、ひとの気配はある。不安にならずに済む。

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イチョウの若葉もすっかり大きくなった。
あるいは平塚だから? 平塚は横浜より南だから???


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電柱の根元の花もまぶしい。まぶしくて力強い。
ブーゲンビリアみたいなそこはかとない南国風味、
と言うのはさすがに贔屓の引き倒しかしら。


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大木になったモッコウバラは花盛り。
こんなに大木になるなんてさすが地植えの頼もしさ。
たぶん実際には選定などなかなか大変でしょうが、野趣あふれる素晴らしさ。
あこがれるなあこういう健全さ。

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これいいですね。この地図はとても便利。

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はじめてみました。車と兼用の自転車駐輪場。


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『チャリ』なにこの力強さ。そこはかとない湘南風味(偏見です)

平塚は(作品の舞台である)小田原に全然近くはないけれど)
東海道線のなかで読む『騎士団長殺し』は悪くない。
うっかり未映子さんの本を買ってしまったので慌てて読んでいます。
上巻まで終わったところ。いそいそと。

ゴールデンウィークはありがたくもカレンダーどおり。
水曜日がはいっているので映画のレディースディ活用したいなあと
思っていますがどうなることやら。




ジャック&ベティのスケジュール、
今回絶妙に時間帯があわないのですが(涙)
まあ体力と相談かな。とにかく無理しない。

(そういえば多摩川越えると緊張しますねなにか)



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by chico_book | 2017-04-30 23:19 | 日々 | Comments(0)

サイレンスの強さ優しさ呪わしさ

映画を観たのは3月の頭で、もうずいぶん前のこと。
紅海感もずいぶん少なくなってはいるのですが、
なにしろ原作を再読したくなって図書館にリクエスト。
みなさん考えることは同じようで、リクエストは100人待ち。
ようやく手元に届きました。


読みはじめるとひと息。

小学校高学年で北杜夫に傾倒して、そのつながりで遠藤周作へ、
教会学校にかよっていた流れもあって
中学生時代に読んだ(はず)の『沈黙』。

映画を観ている途中で、そうそう、キチジロー、聞き覚えがあるわ、とか、
モキチ、そうそうモキチ、北杜夫由来でちょっとどきどきしたっけ、
なんて思い出していました。



当時のわたしの嗜好は、あくまで北杜夫>>>遠藤周作だった記憶なので、
文体の馴染みの良さに、そう感じる自分にびっくりしました。
過不足なく淡々とつづられる文章。
静かに語られる悲劇と苦悩、しずかな激情。圧倒的。

映画も大変素晴らしかったのですが、原作が本当にそのままで、
しかも小説と映画と言う作品の特性にしっかりと根差した
深みがたっぷりある、双方ともに
「余りあるすばらしさ」
でした。
両方そろって、それぞれの違いと特徴が引きたつ印象。

井上奉行・イッセイ尾形の底知れぬ恐ろしさ
通詞役の浅野忠信のつかみどころのないかんじ、
とてもよかったです。
窪塚洋介のキチジローの圧倒的などうしようもなさ。
そしてそのリアルさ。
日本人作家による小説で描かれる日本人のなんとも
把握できない不気味さをスコセッシ監督が
こんなにも的確に圧倒的に描くなんて、と、
途方にくれながら劇場を出たのを覚えています。

福岡在住時代に、天草にドライブに行って温泉に入って、
その帰り島原にはフェリーで渡りました。
海に迫る半島とたくさんの島々、すこし荒れ気味の海を
ほんのりと思い出します。
それぞれに隔絶された、海と向き合う入り江に刻まれた
ひっそりした集落にまだらにさしていた光の筋の印象。

惜しむらくはロケ地が(ほぼ)台湾なのだそうで。
現代の日本では難しかったのかな。

162分と長い作品ですが、ほんとうに観てよかった。
そして読むことにしてよかった。

次は『海と毒薬』を読もうかな。
ティーンエイジの自分ともう一度出会う読書。
こういう幸福があることを知ったのは最近のこと。

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鎌倉カトリック雪ノ下教会。
団葛の桜ごしのたたずまいがうつくしかった。
ワタクシの育った(じつにちいさな)街も、
お寺と教会と神社が仲良く並んでいることを思い出しました。

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春の終わりの夕闇に浮かぶ桜。

はかなく散ってしまうけれど、また来年律儀に咲く、
と、
のんきに信じてもいいのだろう。断言するほどの強さはないけれど。
そう思えるのも、幸福。



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by chico_book | 2017-04-16 20:26 | | Comments(2)

夢と希望と魔法のソング&ダンス(ほろにが系)

アカデミー賞関連の話題で、あまりにキャッチーな
音楽に誘われるように、観てまいりました。

いつ行こうかな、と、うずうずもじもじするくらいなら
もうとっとと行きましょう。



以下感想なので畳みます。




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by chico_book | 2017-03-12 22:15 | 映画 | Comments(2)

おとなでよかったと思える春

予告で『原作」となっていますが
どこかで『原案』と、クレジットされていたような。
見間違いかな?? まあその方が適切ではないかと思います。

と言う訳で、土曜に『ラ・ラ・ランド』ではなく、
『お嬢さん』をみてまいりました。
理由は簡単、早くいかないと見逃してしまいそうだから。

ほとんどミステリーを読まないワタクシが、
ヴィクトリア、蔵書、侍女(メイド)と言う要素と
タイトルの美しさに魅かれて読んだ
サラ・ウォーターズの『荊の城』。
このミス1位だったようなので、
おそらく週刊文春あたりに薦められたのだと思う。


とにかくこの小説がとてもおもしろかったと言う
おぼろげな記憶を頼りに頼みに、予告も観ずにいきなり鑑賞しました。

ひゃあひゃあ吉と出たのか凶と出たのか!!
予告すら貼ることにためらうR18ぶりなので、全力で畳みますよーーー!!

ネタバレ&官能注意でございます。



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by chico_book | 2017-03-05 23:49 | 映画 | Comments(2)

ちょっとテレビっ子すぎる日々

いや幸福ではあるのですけれど。

去年の『真田丸』がスペシャルで特別で、
とはいえなんだかすっかりテレビの視聴習慣がついてしまって
よい作品があるからでそれはもちろんありがたいのですが
ちょっと時間配分に手こずりはじめたので、反省。

『カルテット』
『バイプレイヤーズ』
は完走しますが、そのあとは控えましょう>自分。

大河は見つづけるつもりだし。

江國さんの新刊読了。
裕福だったり奇妙だったりする大人たちの屈託。
江國さんの群像劇大好き。不穏で不遜で、みんな得手勝手。
勝手に幸せになったり不幸になったりしている、
謎の生態、とでも言いたくなるような、不思議な、
身に覚えのあるようなないような感情や、
まったく共感できなくても、それ故に
興味津々になってしまう登場人物たちの不思議。
存分に味わえて満足。

書店の店員さんが軒並み「騎士団長殺し」と言う名札(違)を
胸につけていて、それがみんなのふたつ名だったら面白いな、
なんて思う程度には中二だわっしょいわっしょい。

春樹さんの新刊横目にうずうずしながら
江國さんの新刊を読む、空前絶後の贅沢。

アカデミー賞もとてもにぎやか。
『ラ・ラ・ランド』
軽くスルーしていたのですが監督が『セッション』のデイミアン・チャゼル
ヒロインが『バードマン』のエマ・ストーンだと聞いて
興味が出てまいりました。
さて無事にたどりつけるかどうか!!

だってだってあの監督がこんなの撮るなんて…!!
気になっちゃうではないですか!!



まあ音楽と言う共通点がある、
と言ってよいのやらどうなのやら。

この本はジャケ買いタイトル買い。はじめて知る書き手のかた。

ふんわりしているがしっかり毒のあるかんじ。
でも苦くない毒。となると、毒と言う言葉は誤りだろうか。
ふわふわといとおしい猫との日々、猫と関係ない日々の描写も多い。
そして甘くない文章。

タイトルにはまったく同意。完全なる同意。
では犬は? と、言葉遊びをしてしまう。
犬には、悪いところが全くない。ような。
でもちょっと言葉遊びにすぎるかな。
『愛しているけど好きじゃない』
について、ここ1~2週間つらつら考えていたせいかも。

そしてそんな人の思惑とは全く交わらない時空に生きている
げっ歯類のことがとても好き。
とても孤独で孤高な魂だと思う。
ふいに、私を見るときの
「あ、忘れてたけど、何かいるわ」
と言う風情。そしてまたすぐ忘れる無関心。
そばにいるのに違う時空を生きているかんじ。
あんなに小さいのに、魔力と磁場を持っている生き物だと思う。
私が一緒に暮らしたことがあるのは、
ハムスターとモルモットだけど。

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ほんとうのばらはピンクのものだけね、
と言うのは
アン・シャーリーのせりふですが(ここでは頻出)

ほんとうのすみれは紫のものだけね、
いつも思います。
そして大好きなこの映画を思い出す。



すっかり春。早咲きの桜。
桜はせわしなくてどうもね、と思いつつも、いざ花ざかりになると
わくわくしてしまうのを止められない。

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見上げるとおひさまみたいなまるい実が、ずいぶん上の方に。
もう柑橘類もラストスパートかな。
長い冬を一緒に過ごしてくれてありがとう、
ちいさなおひさまたち、と、なんとはなしに感謝を捧げたくなる、
というのは大袈裟でしょうか。

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こちらは息をひそめているような芝生。
春樹さんの本のタイトルで『つかいみちのない風景』と言うのがありますが
そんな感じに思える。
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図書館からまわってきた本。まさか一気に二冊来るとは!
(狙ってない)

あひる

今村 夏子/書肆侃侃房

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こちらあみ子

今村夏子/筑摩書房

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嬉しい悲鳴。ガチで嬉しいけれど、悲鳴なのもガチ。

ちこは最近、ねここたつの上でゴロゴロすることをおぼえた模様。
あたたかくなったということでもあるのかな。

私としても、お姿を拝見できてうれしい。ウインウイン!!




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by chico_book | 2017-03-01 02:11 | 日々 | Comments(0)

ひとりぼっちはわりと幸福なものです、ただし

つながりたい相手がいない訳ではなくて、いつでもつながることが(基本)できるのなら。
わたしにとってはわりと基本的な信条なのですが
「わがまま」と言われることも(そこそこ)あって、なんというか、ままならぬ世でございます。

さて、ほぼ二ケ月ぶりに映画を観てきました。
と言うかそんなに劇場から遠ざかっていたのね。
なんともせわしなかった年末年始であることよ、と、しみじみしながら
メンバーズ特典・お誕生日月映画鑑賞券を無駄にするわけにはいきません。

ジャック&べティのメンバーは、年会費2000円で
お誕生日月招待券と更新記念鑑賞券をいただけるので
それだけでも会費はクリア。
ジャック&ベティにちょくちょく行く人にはおすすめ。
(そういうひとは、とっくに持っているのかも)

観たのはこちら『幸せなひとりぼっち』
ストーリーのイントロダクションはこんなかんじ(公式サイトより引用)

愛する妻を亡くした孤独な中年男オーヴェ。かつて町内の自治会長を務めたこともあり、近所には規律に厳しい人間として知られていた。年齢を重ねてからは気難しさに拍車がかかり、いつしか鼻つまみ者でしかない厄介なおじさんと化していた。地域の治安を守るため、共同住宅地の監視役を自ら買って出ていたのだが、数年前、自治会選挙で落選。今や、誰からも望まれていない見回り日課とする日々を送っているのであった。

オーヴェは43年間、鉄道局職員としての仕事を全うしてきたが、突如クビを宣告されてしまう。家に帰れば、今は亡き妻の面影が脳裏をよぎる。孤独に耐え切れなくなった彼は、自宅の天井にロープをかけ、首つり自殺を図る。ところがその時、向かいのテラスハウスへ引っ越してきたパルヴァネ一家の騒がしい声がオーヴェの耳に飛び込んでくる。一家の車がオーヴェの家の郵便受けにぶつかってしまい、自殺どころではなくなってしまう。オーヴェは外へ飛び出すと烈火のごとく怒り、挨拶もしないまま代わりに車を駐車場にきれいに車を停め、ぶつぶつ文句を言いながら家に帰る。


以下感想です。ネタバレあるので畳みます。





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by chico_book | 2017-01-30 00:34 | 映画 | Comments(2)


ねことか本とかまんがとか、と言いつつ映画にじわじわ圧される幸福


by chico_book

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