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今更2008年情報をとつとつと綴る理由

私が旅した2008年6月、その3ヵ月後にアイスランドは金融破綻国家となり、
一時はe-BAYでオークションにかけられたりしておりました。国家そのものが。
もちろんねたではあるけれど、そういうねたが成立するような状況でありました。

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赤い屋根とリズミカルな建物。車もなんだかたのしそう。
アイスランドの経済は、その後見事な回復を遂げて、現在に至っているそうです。

なので私がここで綴っているような経験は、かなりの旧聞に属する話。
もっともただの散歩と観光の話しか出てこないので、
新しいも古いも、大差ないのかもしれないけれど。

いずれにしても情報の鮮度が命のネットで、何を今更感は自分でもありました。
でも、当時の写真をみていて(またこれがうなるほどあるのですが)
とりあえず私はわくわくしてしまったのです。
なんだか不思議なくらいに、饒舌な映像に思えてしまって。

5年前のわずか5日間の記録なのに、一枚一枚見るごとに濃密に詳細に思い出せる。
そもそも記憶力のよくないほうだと言う自覚があるので、何より自分にびっくり。

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この空とか、やはりここにもそっとたたずむぽつーん人とか。
空気も、記憶も感情も、すべて今そこにあるもののように
新鮮にあざやかにうずまいているのです。なにそれ。なんという不思議。魔法?

と言うわけで、思い出せることを思い出せるうちに、
少しずつでもつづってみようと思ったのがきっかけなのでした。
自分自身の不思議さも含めて。記憶力なんて全然よくない人間なのに。

でも! 違ったね!! 理由はわたしじゃなかった!!

BIRD (講談社MOOK)

講談社




おそらく


アイスランドがひたすらにフォトジェニックな場所


だからではないか、と、この雑誌を見て痛感しております。
この雑誌、なんともすばらしすぎて美しすぎて読むのが辛くなってきます。
なんてこった。

はじめてグリーンゲイブルズに向かう途中、花ざかりの林檎の並木道(※)に
感動したアン・シャーリーが
「まあ、クスバートさん! まあ、クスバートさん!! まあ、クスバートさん!!! 」
と感極まって絶叫するシーンがありますが、まあそういうことなんだと思います。
ううむ、こりゃいかんな。こりゃちょっとすばらしすぎるな。
と言うのが、ワタクシの見たアイスランド。

※『歓喜の白路』(訳:村岡花子氏。原文はthe White Way of Delight)と言うアレです。

ところで6月は、おそらくアイスランドでは『盛夏』という季節に
該当するんだとおもいますが、たくさんのバイクを街角で見ました。

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冬場はやっぱり大切にしまってるんでしょうか。
9月には吹雪で遭難のニュースがあるくらいだもの、
たのしく乗れる時期はあまり長くなさそうです。
しかもすこし離れると路面の舗装状況もさまざまなんだとか。いろいろと大変そう。

でも、長い長い陽の沈まない夕方を満喫する為に、
定時後にひゃっほー!! と走り出してゆく皆さんは
とってもたのしそうで、なんだかいちツーリストは嬉しかったのよ。


これはおまけ。博物館の展示品です。
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by chico_book | 2013-11-21 02:45 | | Comments(0)

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