大雪の中、ねこと夜更かし
細かい雪がさらさらと積もっていって、本当に一面まっしろ。
見たことのないほどの大雪。初めて体験する『暴風雪警報』『大雪警報』
私は平日のみの勤務で週末はお休みなので、
二週続けての大雪が(偶然とはいえ)週末からみというのがありがたい。
私が不在の時のちこにゃん寒さ対策は、湯たんぽ×2とオイルヒーターで、
たぶん(気温の点で)不自由をかけてはいないとは思っているのですが、それでも。
静かに忍び寄ってくる冷気と、閉じ込めるように積もってゆく雪と、
その後にやってくる氷の気配を感じながら、ちこにゃんと寄り添って
仲良くゆっくりと迎えられるのは、うれしいことではあります。
いかにものんびりしているようですが、まさしく
ソチ!! ソチ!!!絶賛開催中。
ほぼフィギュア一点で視聴中ですが、ありがたくも恐ろしい男子シングルが終わりましたねえ。。。(詠嘆)
ああ、もうすぐ終わっちゃうんだーという思いと、早く女子シングルを見たいというどきどきと、
見たくないというハラハラと、しかし平日ど真ん中、ライブはさすがに無理すぎるのですが
どうしたって情報シャットアウトできないよね、
朝のニュースやメールチェックやなんだかんだで、絶対わかっちゃうよねえ?>結果
どうしよ、あきらめるしかないよね、と、いまだ思い悩んでいるわけです。
でもまあ羽生くんすごかったですね。いやくんづけとか申し訳ないかな。
男子シングルショート、まさかのプルさま>>アボット(!!)の衝撃から、
まだなんだか夢の中にいるみたい。もうほんとにないのかな。ないんだよね。
髙橋選手がなんだかものすごく解脱というか、すっきりしたというか、
無欲、みたいな表情だったのがとても印象的でした。
最初にビートルズメドレー見た時には、えらいさっぱりした曲調だし、
さらさらしすぎてないの? 大丈夫??
と、感じたのですが、なるほど。
プログラムに引っ張られたのか、あるいはもとからここを目指していたのかわからないけど、
ものすごくバランスがよくなっていてびっくりしました。ちょっとさみしくはありますけれども。
なんだか気がすんじゃった人みたいだったし。
でも、こういう境地を形にしておきたかったのかな。
町田選手も『火の鳥』というと私の中では中野友加里選手のイメージが強くて、
なかなかのりきれませんでした。
でも、シーズンが進んでゆくにつれてぐいぐい切れ味が上がってきて、良かったです。
なにより息が詰まるような緊張と真剣さがぶわっと浮き上がっていたように思います。
転倒ほんと惜しかったけど、でも、ねえ。
しょうがないよねえ、というくらい、全員手こずっているましたね。
羽生選手はねえ、いろいろすごいよね。何をいまさらな発言ですが。
そもそもこの人名前からして
『羽が生え』『弦を結ぶ』で、シニアにあがった最初の年のフリーが
『ツィゴイネルワイゼン』ですよ。それでこの人ですよ。なにそれ!!
ありですかそれ! できすぎちゃうのんそれ!?
・・・・と、驚愕した日からもう4年ちかくたってるなんてしんじられない・・・。
4年前でもそう思っていたのにね。なんでしょうかこの展開。
あまりに展開が早すぎて、ダイジェスト版で見てるようです。
心配にすらなります。もちろん大きなお世話なんだけども。
もちろんおめでとう、とも、すごいね、とも思います。
フリーの後半が危なっかしい演技が多かったから、最後まで息をつめて見ました。
正直、ああ、これが銀だわ、パトリックちゃんが金かあ、と思ったのですが、
その後まさかの展開。でもたぶん本人もそう思ってそうですね。
キスクラでも「あーあ、だめだった・・・」って表情だったし(小声)。
私はパトリックの
『(目いっぱい自分を上げてる感の透けて見える)王様演技』
が大好きなので、昨日はちょっとさみしかった。
それにしてもつくづく、五輪というのはたくさんある大きな国際大会のひとつ、
にすぎないんですねえと、しみじみと思いました。
それが4年にいちどしかないとか、国をあげての応援とか、
オリンピックチャンピオンという称号とか、いろんな付加価値がついてきちゃうんだなあ。
もちろんアスリート本人にとっては、おおきな目標だろうし、
いちファンとして選手のその選択を支持するし、
全力応援(笑)するけれど、あくまでそのひとつ。ワンオブゼム。
ワン&オンリーではあるけれど、それを言うなら今年の世界選手権もオンリーだし。
ただファンとしては、ライブでみっちみちに放送してくれるのがうれしいという側面がありますね。
ふだんはダイジェストになっちゃうもんね。
(ネット中継や、専門チャンネルなどを探すとまた違うのでしょうけども)
(でもアイスダンスは録画みたいですけど(寂))
というわけで、あまりに不安で落ちつかない状態で、
長い時間テレビの前にいることになるので、ついうっかり
編み物 に手を出してしまいました・・・・。見なさいよテレビ。
でも何かしてないと落ち着かなくって。
テレビを見ながらなので、当然凝ったものではなく、
指先の感覚だけでザクザク編める小物をつくることにしました。
なんらかの、指先の作業が欲しかったんですね。
というわけで、できあがったのがこちら。湯たんぽカバー。
もともとのカバーがすっかりくたびれていたこともあり、
簡単にできるサイズであったかで実用的なものにしてみました。
家の中でしか使わないので、ざっくざくの雑なつくり。
きれいに仕上がってなんかいませんが、本人は満足。
さっそくちこにゃんにお試しいただく。
新しくした(ねこ布団用)バスタオルと、色味もあうかな?
満足げにゃん。よかったよかった。
ところで羽生選手を見ていると、時々小説で見かける
『能面のような顔立ち』ってこういう人のことをいうのかしら、などと思います。
(このポスターでは女性だし、能面でもないけれど)こういうイメージ?
たとえば私がヤグプルとかロシア女子たちを見ていると、どうしても
「おお! 正統派!!」(なんの??)
と、テンションがあがりがちになるのと同じ文脈で、
ジャポニズムとか好きな人には衝撃的な存在でしょうなぁ、羽生選手。
なんというか。。。。感無量になってしまいます。
そうえいば、フランスのメディアが、浅田選手のことを
『吉祥天女で菩薩のようだ。頬がふっくらとやわらかく、優しげで美しい』
と絶賛してましたっけ。ソースが辿れないので、ちょっと自信がないんだけども。
アボさんが心配だったり、フェルナンデスが痛恨すぎたり、
いろいろありますが、
なによりも、 テンくんおめでとう!!
久しぶりに見たテンくん。無事出場できてよかったね、と安心していたら
なんとなんと銅メダルですよ。おどろいたぁ。そしてうれしいですね。
残りの競技が楽しみであり怖くもあります。
by chico_book | 2014-02-15 20:05 | 日々 | Comments(0)