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ちこ暦5年目のくらいの春

ワタクシの春のコートは紺色。

我ながら中途半端というかなんというか……よい買い物ではなかったなあ、と思います。
でも着ていておちつかない、というほどひどくもでもないので(ないと思う。思いたい)
それでも毎日着ています。もう7年くらいになるかな。
ファッションに興味のない人間ってこれだから、

冬の上着から軽いはおりもの、の間がなくて、デニムとかカーディガンとか
試行錯誤をずっと繰り返していたのですが、いややっぱり軽いコートがあった方がいいよね、
というのが購入動機。
そして

「紺がいいですよ。明るい色は春しか着られないけど、紺色は春秋どちらも大丈夫です(力説)」

と、すすめられ、ほうほうなるほどね、と、苦手なジャンルなだけに至って素直に
従ってみたのですが。

・季節を選ばない

というより、

『いつ着てもいまじゃない感』

が出てしまうという悲しさよ。

こういうひとつひとつも、実際に購入して、毎日着るようになって、
そしてある日突然気づくのです。涙。ファッション音痴ってホントに悲しい。
いっそ最後まで気づかなければそれはそれでシアワセなのに。
でもその瞬間まではよくわかってないので(緩い違和感はあるけども)
もう、どうしようもありません。
単純に得意でないジャンルってこういうことなんだと、あきらめております。

それにしても、紺色の軽い素材のコート。見るたびに「紺なんてねえ」と、ひっそり笑ってしまう。
だってこれは、まだ、ちこがあがりこむ前の買い物だもの。
いまならこんな、コロコロの手放せない買い物はしません。多分。
そして気づくと、まっしろでやさしいねこ毛がしっとりとくっついていたりします。
なんと幸福な悩み。
そして、ちこ以前とは、ビフォアちこ。まさにBCであることに、いま気づく。

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綿素材のラグではまだ寒いようなのでフリースを投入。
何か考え込んでおります。思慮深げな表情。
写真を撮る直前まで、何とかチャンスをつかもうとしていたので、爪切りも一緒に。

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湯たんぽはさすがにもう片付けたんだけど、この時期は気温の調整が
本当に難しいですね。今夜は特に、花寒とでもいうべき冷たい空気。
冷たい雨で、まるごと冷やされているような印象。ちこも、いまは見事にまんまる。
寒すぎないかな。いろいろ心配。

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実家の庭にもあった雪柳。優しい枝が、ふわふわ風に揺れる姿が好き。

【Amazon.co.jp限定】 くるねこ 13 イラストカード付

くるねこ大和 / KADOKAWA/エンターブレイン


※本書の中にも、雪柳が(ちょっとだけ)登場するのでご紹介※

花と猫の絵といえば、こちら。猫だけでなく、わんこや鳥も虫も素敵。
そしてなにより、時折差し込まれる植物の表現は圧巻です。
光や風や湿度も伝わる、力がある絵。

そしてやはり別格なのはねこ。
一見簡単な線だと思いきや、背中の肩甲骨や背骨の表情の饒舌さに、
いまさら驚かされます。骨格で語る心情。とても雄弁。
個性豊かな猫たちの骨格や表情、体格もすべて、シンプルなのに饒舌。
ブログの書籍化なので、一度は読んでる話なのに、こうして紙媒体の書籍になると、
また別の重さがうまれる。そしてずっしりと伝わる。

少しずつ進んで行くひとと、ねこの時間。
年を取ることで少しずつ増える心配や配慮、
一緒にいる時間に比例して深まってゆく猫と人との静かな愛情。
これはやはり「深化」なんだと思います。

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連翹。私はこの漢字が好き。書けないけど。
春の光の色のちいさなちょうちょが、たどたどしく舞っているみたい。

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木蓮と桜。この桜はまだ咲きはじめたばかりかな。ちなみに先週の土曜日に取った写真。

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同じ日ですが、場所によるのかな。

by chico_book | 2014-04-04 02:35 | 日々 | Comments(0)

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