結果として秋のまんがまつりになった事実

前々回の記事で、長文好きとかなんとかかんとか書いちゃったせいで、
なんだか短い記事を上げ辛くなってしましました。
自分で自分にへんなしばりをつけてどうするの。そんなつもりではなかったのに。。

・・・と言う訳で気を取りなおして、今回はぽつぽつと思いつくことなどそこはかとなく書きつけてみます。
ほとんど備忘録とチェックリストのような。

8月はコミック新刊まつりでした。ひゃー大変だった。もちろん楽しい大変です。
わっせわっせと(椎名誠)のりきりました。

市川春子『宝石の国』の待望の3巻と、
よしながふみ『きのう何食べた? 9』と『大奥 11』、
そしてくるねこ大和さんの『くるねこ 14』『くるねこ番外篇 思い出噺 』。
そのほかにも、有間しのぶの『その女、ジルバ』1・2巻を一気買い。
こうしてみると、自分の買いっぷりが怖くもあり。最近抑え気味だったので、
反動が出た様子。だが後悔はしていない!

宝石の国(3) (アフタヌーンKC)

市川 春子 / 講談社



何しろ短編作家として、ものすごい完成度と目覚ましい進化ぶりを見せてくれた作家さんなので、
初の長編連載ということで、大変に期待しながらも、ものすごく不安でもありました。
しかし、いやあもう、この3巻ときたら! もう、こういうシャッポならいくらでも脱ぎますよ!

いまのところここ数年のベストワン。

25時のバカンス 市川春子作品集(2) (アフタヌーンKC)

市川 春子 / 講談社



物語の本流と細部のバランス、モチーフの重ね方ちりばめ方が繊細かつていねいなのに、
なんとも豪快な展開。大胆な着想と、想像をはるかに超える、
みたことのないうつくしさとゆたかなイメージに翻弄される快さ、力強さ、骨太さ。
ストイックであり、抑制のきいた線で紡がれる、切ないのに軽やかでシビアな物語。
まんがを読む喜びを、存分に味あうことができます。傑作です。いまのところ。あーつづきが楽しみだ。

きのう何食べた?(9) (モーニング KC)

よしなが ふみ / 講談社



『何食べ』はいつものテンションで、その中でふたりの関係や環境が、
さまざまに変化を見せるところと、かわらないところのバランスが心地よいです。
ひさしぶりに会う友人の近況を聞くような。
結局ひとは、相手に対して誠意をもってむきあうしかなく、
それによってうまくいくこともうまくいかないこともある。
その時届かなくても、いつか届くこともある。
そういう日常のいろんな芽生えも花も種も実も、そして枯れ姿まですべて含んだ作品。

大奥 11 (ジェッツコミックス)

よしながふみ / 白泉社


『大奥』の魅力については、ちょっと私がうまく解釈できておらず、個人的な課題です。
連載初期の段階でよしながさんがインタビューで
「15代将軍全員やります!」と応えていたのを読んで、
「まじで?(…大丈夫??)」と思いましたが、大丈夫そうですね。
よしながさんはエンドの締め方が見事なので、これからがたのしみ。
でも幕末史ファンとしてはちょっとどきどきもしますが。

『フラワーオブライフ』

フラワー・オブ・ライフ (1) (ウィングス・コミックス)

よしなが ふみ / 新書館


終盤、タイトルの由来を基にした場面での、主人公がこころの動きが忘れられません。

『愛すべき娘たち』

愛すべき娘たち (Jets comics)

よしなが ふみ / 白泉社


あまりにもさらりと描かれていて、とんでもない物語だということに気づきにくいほど。


くるねこ 14

くるねこ大和 / KADOKAWA/エンターブレイン



ねこ好きまんが好き、さらにはネット(ブログ)好きとしては必携。
ものすごく簡単な線なのに、しっかりとねこの骨格を感じさせます。
小さなあご、薄いけどしっかりした耳、冷たいお鼻をぴと、とつけてくるときのうれしさ愛おしさ。
ちいさくてかわいい歯に、そろっとかじられるよろこび(あくまでそろっと限定)
ささやかな肩甲骨と、自在の動く魅力的な尻尾のなかの、かすかですがしっかりした手ごたえ。
『猫の素晴らしいところは、だっこすると体になじむところ』
という、ねこ名言のちこぼん的金字塔がありますが、
くるねこさんの絵からはそれが見事に実感できます。
さらに、大変シンプルな絵でありながら、あらゆるねこの感情がつたわってくる。
それこそ、少し見開いた瞳とか、かすかに震えるしっぽの付け根とか、
そういうわずかな表現で、饒舌に。あまたのねこ好きに愛されるのも道理であります。
私も大好きです。特に入院中は、くるねこさんの『ほぼ毎日更新』が、どれだけたのしみだったことか!!

そんなこんなで虫の音をバックに、秋の夜長をまんが三昧、ちみちみ愉しんでいるところですが。
なんと9月も怒涛のまんがラッシュ…!!! 
とりあえず今押さえているのは4冊なのですが、ラインナップがすごすぎる。
なんでこんなレアで強力な仲間たちが集ってしまったのか!!! 
と言う訳で以下予定。

9/12 シャーリー 2 森薫 

シャーリー 2巻 (ビームコミックス)

森薫 / KADOKAWA/エンターブレイン


(なんと1巻は2003/02です。まさか出るとは思いませんでしたよ! 夢のよう!!)

9/13 海月姫 13 東村アキコ

海月姫(14) (KC KISS)

東村 アキコ / 講談社


(こちらは全然レアではないですね。失礼しました。
映画は12月公開なので、そこに併せるかと思いました。帯がたのしみなような怖いような)

9/25 砂とアイリス 2 西村しのぶ
※9/9時点で書影なし。しょうがないことなんだろうけど少し心配。

(12年ぶりの新作として、1巻が出たのが2013/04。
あっという間に2巻が出るような気がします(笑)
うれしいけど、他の作品たちはつづかないのかな(ごにょごにょ)とか、
いやでも読みたいです。とりあえず無事に刊行されることを祈る)

そしてなにより、

9/25 「ドミトリーともきんす」 高野文子 中央公論新社!! うわ!

ドミトリーともきんす

高野 文子 / 中央公論新社



高野先生の単行本は、『黄色い本』以来12年ぶりなんだとか。楽しみすぎて怖い。本気で怖い。自分が。
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by chico_book | 2014-09-09 01:09 | まんが | Comments(0)

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