ありがたい思い出にいまでもムネアツ

アイスランドの早朝。結局さらにさらに定刻を20分くらい遅れ気味で、バスターミナルを出発。
それでもバスはひょいひょいすっ飛んで行きます。私の半泣きな気持ちとは関係なく、静まり返った光景。

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なんだか溶岩台地っぽくみえるけど、どうかしら。つくづくすごい場所だわ。

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さよならぽつーんの国。こういうところで生活するのってどういう気持ちなのかな。
しかしよくよく見ると、この車のサイズからみると相当大きい家なのでは?? 
真ん中の大きい建物は、住宅ではないのかも。倉庫か何かかな?

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あーいいなあもう、この光景。帰りたくないなあと、確かに思ったけども! 
それはうそではないですけども! 帰れないと困る!! 
その希望は(今日のところは)かなわなくていいから!

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悶々とするワタクシに、荒野にたたずむアイスランディックなみなさんがサヨナラのごあいさつ。
ありがとう。是非また来たいです。なんとかしてきます。
それにしても、空港へ向かう道路の横にそれこそぽつんとあったこれ(たぶん石造)、
いったいなんなんだろう。こういう不思議が、なんだかやたらに存在するところが
アイスランドの魅力のひとつ。

出発が遅れながらも、バスが順調だったおかげで、だいたい06:30ころに空港着。
1時間、走って走ればなんとかなるかも。
いけるいける、大丈夫大丈夫、と言い聞かせながらもトランクを
だだーっと転がして空港ロビーに飛び込んだところ。

大混雑・・・・・!!!

アイスランド航空の、ひとつしかないカウンターの前に、だいたい4重くらいで並んでいる人の列。
ナニコレ。うそでしょ。あかんやーん・・・・。
これは本格的にまずいかもしれない。へなへなと、ひざから崩れそうになりながらも、
何とかトランクを支えに私も列に並びます。まさによろよろといった風情。
こんなところでくじけちゃだめだ。
好事魔多し、ひとりで旅に出る楽しさを、充分満喫したんだからここも同じよ、乗り越えなさいよ自分!! と、
いまにして思うとやや大げさなくらいに自分応援団を総動員。

親切丁寧・おもてなしの国ニッポンでは、そこまで不安にならなくてもいいのかもしれない。
実際日本国内の空港では手荷物検査の列に
「00時出発××行にご搭乗のお客様いらっしゃいませんか!!」
と、声掛けをする職員さんを、よく見かけます。
更に「00時出発××行ご搭乗の**さまー!」と、ご指名で探すケースも。
逆を言えば、航空会社の方も気にして拾ってくださるということ。でもここでは、どうだろう。

北欧の空港の多くは『サイレントエアポート』と、呼ばれていると聞いたことがあります。
極力『耳障りな』アナウンスをせず、乗客が自己責任で表示に従って行動する前提なんだとか。

どんどんどんどんドン・キ〇ーテ、とか、まあるいミドリの山手線♪ な、家電量販店などなどの
にぎやかさなアナウンスが得意でないワタクシは、かねてから『サイレントエアポート』のことを
まあ素敵、落ち着いていていいじゃない、オトナねぇ、なんて思っていましたが、
いやいやいやいや、そんなこと言わないで探してくださいよここ! 07:40ロンドンですよ私!! 
ロンドン便に乗せてください! お願いします!!! な気持ちに。
うむむ。そもそもアイスランドって北欧なのかしら。
いや間違いなく北欧なんだけど、この空港ではどうなのかしら。

※検索してみたところ、北欧のすべての空港でそう、ということではなさそう。
どちらかといえば小さい空港ではその傾向は強いみたいです※

それってつまり、私がここでほけほけっとこの列にならんでいて、
07:40を過ぎてしまったら、キャンセル扱いになって、問答無用で置き去りってこと!!??
 
あぁ!! リコンファームしとけばよかった!! とか、
4時のバスに、ためらわずに乗っておけばよかった! とか、
ホテルマンさんに相談してタクシーか何か、対応するべきだった!! とか、
さまざまな思いが去来しまくっています。
 
列で隣に並んでいたのは、ドイツ人のご家族。息子さんがアイスランドの大学に進学されたので、 
夏休みを利用して会いに来られたご夫婦と、お見送りの息子さん。
そんな世間話を(必死で平静を取り繕いつつ)でしながら、半泣きでこんなことを聞き出す日本人。

『ところであなたがたの飛行機は何時? 』
『9時だよ、あなたは? 』
『(ギャー)私は0740ロンドン行き。ちょっと心配なの』
そこで、大学生の息子さんが真面目な顔で、一生懸命ゆっくり英語で話してくれます。
『ビジネスクラス用のカウンターに行った方がいいよ。この行列だと厳しいかもれない』
『!!』
さすが。私にはとても思いつかないアイデアでした。
この素晴らしくありがたいご家族に、トランクを見ていただいて、
ビジネスクラス用のガッラガラのカウンターに走ります。

『ロンドン、0740発、列長い、間に合わない、心配』
そんなかんじの、たどたどしい英語を、いや単に単語を必死で羅列するも。
『大丈夫。列に戻って。あなたはここを使えません』
と、とりつくしまもない。イレギュラーな要求なのはわかってるんだけど、大丈夫ってほんとに? 
もし間に合わなかったらどうするの? 羽田みたいに『London! London! 』ってやってくれるのかな。と、すんなり確認できるほどの英語力もなく。
それでもぼそぼそと
『まわりの人はもっと後のフライトが多いみたい、私はもう一時間もないから心配なの』
みたいなことを弱々しく主張するも。
『心配しないで。飛行機はあなたを待ちます』
『リコンファームしてないけど…』
『必ず待ちますよ(満面の笑み)』
というやりとり。マジで……? 信じちゃっていいのかな?? と、心細くも列に戻ります。
『どうだった? 』
『間に合うから大丈夫、おとなしく並んでてって言われた』
顔を見合わせて『シンジラレナイ』感を出すドイツ人ファミリーさん。
『10分くらいしたらまた行った方がいいよ』
『うん。そうする。ありがとう』
このご家族がいてくれたおかげで、大変心強かったです。ほんとうにありがとう。

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スマイルinレイキャビク。
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by chico_book | 2014-10-07 07:15 | | Comments(0)

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