フランス映画と日本のまんがにヴァーチャルハグを贈りつけたい

最近ようやく、カルディ人気ナンバー1!! の『マイルドコーヒー』を、ミルクなしでも、
おそるおそる飲めるようになったレベルの、コーヒーにはいまひとつ縁遠いワタクシです。

それでも、お茶するのは大好き。
動詞は「お茶する」だけれども、時間調整や読み物・書きものをするのに負担なく
はいれるお店には、たいていおいしい「お茶」はありません。せつない。
勿論、がっつり気合い入れていただくお紅茶のお店は別。
頼もしい重たさ温かさのポットを持ち上げて薫り高い湯気を満喫したりするのは大好き。
しかし、ちょっと映画の間の時間調整に、とか、いま買ったばかりの本を、ビニールカバーを破るのも
もどかしいくらい読みたいとき(と言う段階でコミック限定の話になってますけど)、
あるいはずうっと懸案事項の書き物をしたい場合など。

フードコートではにぎやかすぎお尻が痛くなりすぎひとりでは肩身が狭すぎる、
「お紅茶」のお店は、ノートとか本とか思いっきり広げるにはお品がよすぎる。
そういうときはやはりいつものさくっとしたカフェが気楽。
そう、ドトールとかBECKとかエクセルシオールとか、そういった類の。
スタバは……スタバは大好きなんだけど
(長居しやすい店構えだし→でも待ち行列が長いことが多いので微妙)
いつ行っても混んでいるのと、メニューに誘惑が多すぎますね。困る困る。
そういう訳で、かんたんなカフェの紅茶がもっとおいしくなるといいのになー、とも思うのです。
しかしそうこう思っているうちに、少しずつコーヒーが飲めるようになってきてしまった。
結局自分の萌芽状況に対応しているわけです。なんだかせつない。

食いしん坊ならではの発想かもしれませんが、コーヒーにはなにかちょっと「ひとくち」欲しくなる。
わりとしっかりめの焼き菓子とか、プレーンなドーナツとか。
では紅茶なら欲しくならないかと言うと、そんなことないので、
食いしん坊がいつでも何か一口食べるチャンスを狙っているというお話に過ぎないのですが。

ところで、しょっちゅう行っている感のある映画館、ジャック&ベティ
『横浜最後の名画座「ジャック」、単館系の新作ロードショー館「ベティ」』に2館で構成されています。
(HPより)
青江美奈『伊勢佐木町ブルース』でおなじみ
(と断言するほどよく知らないけれど自信はないけれど。ちなみに1968年リリース)、
昭和の繁華街の気配をそこかしこに漂わせる伊勢佐木モールの端っこにひっそりとある映画館。
結構な風俗ショップに囲まれているのが、ちょっと辛い立地ですが、
福岡・北九州時代を思い出さない訳でもないので、ええ、まあわりと、そのロケーションをたのしんでおります。
でも途中まで並んで歩いていた男性がすいっとお店に入ってゆく瞬間には、いつもびびってしまう。
慣れません。

昔ながらの商店街、個性的でおもしろい個人店がたくさんある(らしい)立地なのに、もったいないよね、
という気もするけれど、映画に集中しているので気を遣わずに済むチェーン店についつい行ってしまう。
労力のバランスの問題なんだよねぇ、と、
グローバリゼーションとかなんとかかんとかについて思いを馳せながら、
今回の鑑賞人数は6人(筆者含)

映画『不機嫌なママにメルシィ!』


映画『イヴ・サンローラン』で、サンローランのパートナー、ピエール・ベルジェ役を演じた
ギョーム・ガリエンヌ製作・脚本・監督・ひとりでダブル主演!! 
そう、自伝的要素の強い本作の主人公、ギョーム・ガリエンヌと、
母親役をもこのお方一人で演じておられます。なにそれ。と言う訳で観てみました。
おもしろかった! すごく素直に面白かった。プレーンではなく、シンプルに。
この物語を、こういうふうに表現してしまうところに素直に感服してしまいます。
自分の中の問題へのアプローチとして。

毒親ということばが何かと散見される昨今ですが、成長期において、親や家族など、
身近な人間の影響をうけないことはあり得ない。
そのうえで、愛と敬意と距離をもって関係を持ってゆくこと。
それは本当に難しいことなのですが。

『愛すべき娘たち』

愛すべき娘たち (Jets comics)

よしなが ふみ / 白泉社



『母というものは要するに不完全なひとりの女のことなのだ』

この問題を軽やかさで描くことが出来るよしながふみがいてくれることに感謝。

『わかってるのと許せるのと愛せるのとはみんな違うよ』

まんがの国(と言ってもいいよね? )に生まれてよかった。
呼吸するようにまんがに囲まれて育ってきて本当によかった。

でもこれを、セクシャリティの問題を絡めて、男性が女装して母自身を演じて語る、と言うのを
やってしまうのがフランス映画なんですねえ。でもやっぱり、日本にはよしながふみがいる。

『きのう何食べた?』

きのう何食べた?(1) (モーニング KC)

よしなが ふみ / 講談社



イケメン・弁護士・性格も◎、な、自慢の息子があろうことか『ゲイ』!! 
それを何とか受け入れなくてはならないわ、と教条的にテンパる母親の滑稽さ悲しさ、
息子から見た場合の痛々しさとか申し訳なさいたたまれなさが、あますことなく描かれています。
(物語の主軸の『一本』であり、話の本筋ではありません。
話はあくまでそんな主人公・(そこそこハンサムな)中年弁護士とそのパートナー(男性美容師)の日常。

ところでこの映画、舞台となるガリエンヌ家はかなり裕福なように描かれています。
と言う訳で、とにかく眼福極まりない映像がてんこもり。
イギリスの学園生活とか、ドイツの高級スパリゾートとか、
家族が集まるシーンだけでもうっとりワクワクできます。

『日曜日にはマルシェでボンボン(3)』

日曜日はマルシェでボンボン 3

かわかみ じゅんこ / 集英社



南仏で暮らすおしゃまな(笑)小学生・ジュリエッタの日常をほのぼのと、
時にシニカルに描いている作品だと思っていたら、3巻でひっくり返されました!! 
おそるべしかわかみじゅんこ! 
スウィートな中に含まれる、静かな毒と日常のしたたかさ、それゆえのあたたかさたのもしさ。
3巻に含まれるエピソードのひとつが、この映画とややシンクロしている部分があります。
両方に興味がある人が、いたらちょっとうれしいな、という気持ちで記録。
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by chico_book | 2014-10-28 01:06 | 映画 | Comments(0)

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