思い返して補足を少々

感想記事の場合、一応、自分でアップしたら、あまり考えないようにします。なるたけ。
際限なくなるので。
ただ、ちょっと言い過ぎたかなあと、『姉の結婚』最終巻の感想(前半後半)については
つらつら思っていたのです。あるいは言葉足らずかなあとか。

なので、ちょっと補足します。
ネタバレ有りの感想の更に補足なので、下げますね。
(今回はめんどくさいので畳みません)
少々思い付きの写真を並べますのでよろしくお願いします。

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都内某百貨店のトイレ! シャンデリアがあるのです。ひゃー。(人気のない時に撮影)
さすが三浦しをんちゃんに『欲望百貨店』と命名されただけのことはある。

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庭があったら、柑橘類を植えるのが憧れ。実のなる木って、なんだかいいですよね。

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食べられなくてもいい。陽の弱まる季節に、明るくてころころした木の実があると素敵。
おひさまみたいではないですか!

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からすうり! 中身がべとべとした種子なので、小学生の間では 『納豆爆弾』 と命名され、
登下校時の最終兵器でした。そうです、ぶつけあうのです。ろくなもんじゃない昭和の子供。



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はい、それでは、そろそろ行きます。


最終巻で見せたヨリの逃げ腰を、私は否定しました。
しかし、ここでヨリのことを「メンタル弱り切っている人」「電池切れ・燃え尽きている人」だと
強く意識して読んだ場合、私の意見は強過ぎるかしらと、思い返してみました。
燃え尽き症候群のひとに
『がんばりが足りない、あなたはできるひとなのに』
というような発言なのかしら、と、考え直してみたわけです。
真木は精神科医でもあるわけだし(これはあんまり関係ないかも)

もう二度と会うことはなくても、私はここでひっそりとあの人のことを好きでいる。
いつづけることができる。彼のことが好き、その気持ちはかわらないし、
逢うことがなければ、それは二度と壊れないから。

それが最終巻で、真木の前から逃げ出したヨリが出した結論です。

『求められてささげられて、それだけでヨリは結婚に充たされるのか。
自分の立ち位置を変えずに、与えられることだけを望むのは強欲にも思えてしまう。
真木の、命がけの愛を、ささげもののように受け取り、消費するだけなのか。
でもそれでは、真木の苦しみ、痛みにヨリはどう対応するのか。そこが最後まで見えなかった。』

とわたしは感想で書きましたが、捧げるだけの真木の苦しさは
(まあ変態だからそれこそが最大のヨロコビだと言うことなのかもしれない)
真木じしんのもので、ヨリが対処するべき問題ではないのかもしれない。
ふたりでいてもそこはお互いの持ち分として、踏み込むことなく共存するものかもしれません。
なので、真木のその部分をヨリが受け止める覚悟がないと描いたけども、そんな必要はないのかも。
真木はヨリの苦しみを引き受けるけれども、
それは真木が『自ら望んで』引き受けるわけですから。

ただ、もしそうだとしたら、それをうけてのふたりの生活を描いてほしかった。
ごくわずかでいいので。
人生を組み合わせなおすのだとしたら、最終話の
「まずはおつきあいからはじめていただけないでしょうか」
という真木の言葉どおり、もうすこしこの先を描いてほしかった。
いきなり『晴れて夫婦となったので』に飛ぶのではなく。そこは変わらず、惜しいなあと思います。
その積み重ねのタノシサ、細かなずれの目新しさ苦さ、そのすべてを含めて結婚生活、
ひいては人生になってゆく、と言うところがほしかったです。
だって『姉の結婚』なんだもの。ふたりはいつまでも幸せに暮らしました、風ではなく。

あと、『かっこ悪いふられかた』と言うのもわかりにくかったかな。
大江千里くんの歌なのですが、この作品のことを考えている間、
ずうっと脳内でリフレインが叫んでいたので、つい。
(『格好悪いふられ方』というのが、正確なタイトルのようです)



おんなじことをくりかえし 投げ出しそうになる君を
言い争って背を向ける 街のすみで抱きしめる
足りないものを埋めあって 愛するなんてできないよ
ふられることになれるのさ 高い空見上げつぶやいた
君がほしい いまでもほしい 君のすべてに泣きたくなる
もしもきみに逢わなければ 違う生き方僕は選んでいた


当時月刊カドカワの、大江千里特集号に掲載された江口寿史の
『せんちゃんまんが』が忘れられない。
そっくりだったの、江口先ちゃんの描く千ちゃん。

もう、こんなふうに歌詞をこころに刻み込むようにして音楽を聴くことはないのだろうなぁ。
そう思うと、寂しい半面解放されたような気持ちもある。
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by chico_book | 2014-11-24 20:37 | まんが | Comments(0)

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