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明るい光の冬散歩

やわらかそうなつぼみ。さわりたくなるけどこらえる。

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春先の花はやっぱり圧倒的に黄色のイメージ。実家の庭にもありました、水仙。
水仙という字面がとても好き。忘れていても、むくむくと地中から律儀に出てくる花。
春先の光そのもの。

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図書館の前に展示してあった謎生物。ひ、ひつじ・・・?

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こちらは羊、で間違いないと思います。
横浜ユーラシア文化館(写真撮影可能エリアでした)にて

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・・と思ってリンク先を見てみたら衝撃すぎる事実が!
ひつじじゃない!! 
横浜ユーラシア文化館のこぶ牛キャラクター
「こぶちゃん」が羊の皮をかぶっているようにしか思えません!! 何故!? 

こぶちゃんについて

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※画像は上記リンク先からお借りしました
こぶちゃんなんでコスプレなどしてるのかな?? 干支だから? 
ちゃんと自分の干支もあるのに、なんという付き合いのいいこぶちゃん…。

ちなみに横浜ユーラシア文化館の現在の展示は
古代エジプト ファラオと民の歴史―東海大学の古代エジプトコレクション―
です。これはちょっと行ってみたいなあ。4/5まで。
横浜ユーラシア文化館、交通アクセスがいいうえに、
こぢんまりしていつもすいているけれどかなり見ごたえがあるので私は大好きです。

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団地展をやっていた横浜都市発展記念館と同じ建物です。
こちらも、古い地図などがあって充実の資料。

そこここに雪が残っているけれど、明るい冬の光。
強い風の中、竹林の向こうからたこあげをする親子連れの声が響く。

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常緑ってすごいなあと思いながら歩く。強い風に、轟々と響く葉擦れの音、
一年でみるみる太くなる竹、その生命力。
そのうえに使い勝手の良い素材であることから、
難破船すら建築資材にするというほど材木の貴重なアイスランドを思いかえす。
チョルトニン湖のほとりにはちゃんと林があったけど、
市域を離れると荒涼とした大地だったので、あれはやはり人工的なものなのだろうか、とか。



この唄をうたいながら歩く。ひと気のないのをいいことに。

「あの日のすべては帰らない それなのにどこか楽になる」
「誰もがみんな眠っている夜に ひとりで泣き続けるbamboo
 変わらないものひとつだってないさ 夢中で遊んでいるbamboo」

やっぱり大江千里の言葉の選び方は、ものすごく好き。
懐古趣味で反応している部分もあるけれど、それだけではないと思う。

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竹林のざわめきを、暗示だけで唄全体に反響させるすごさ、不吉さ、不穏さ。



あまり良い評価を聞きませんが(涙)、私はこの作品すごく好きです。
そろそろ再鑑賞してみたい。

冬の陽ざしをあびるおるすばんねこ。湯たんぽのうえ、ふわふわがさね。

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『年をとろう みんないっしょに つづけよう 動けなくなるまで』
この言葉に支えられてきた歳月を思う。
あの時のまなざしのさき、その行方を見失わないように目を凝らしていた日々のこと。
そしてそれは、そのまま今に地続きなのだということ。

by chico_book | 2015-02-01 23:40 | 日々 | Comments(5)

Commented by Linda at 2015-02-02 01:00 x
びっくりしました。
ねこやなぎと水仙は、フィンランドのイースターのシンボルだからです。
(今年は4月5日だそうです)
2ヶ月も早いんだぁ。そっかぁそうだよねぇ。
http://www.vastavalo.fi/thumbnails.php?album=1296

かぐや姫の物語は、こちらの映画館のセット上映で存在を知りました。
ジブリ作品はほとんどDVD化されているので、発売の折には
我が家のコレクターが買いに走ると思われます。
Commented by conatsu_cafe at 2015-02-02 20:27
こぶちゃんの衝撃!名札まで付けてコスプレ(笑)までしてる
こぶちゃん。もともとは由緒正しそうな方なのに。
ユーラシア文化館、名前は聞いたことあったのですが、
そんな場所だとはしりませんでした。勉強不足でハズカシイ。
ちこぼんさん、情報ありがとうございます。古代エジプトは
ひかれますね。なにかこう、神妙な気持ちになります。

そして竹林の美しいこと。突き刺さるような風の音が
伝わってきます。竹林好きなんです。賢さとか恐れとか
いろんなものがひそんでる。昔の中国では、竹簡といって、
竹に手紙を書いていたんですよね。今も筆に使われている竹。
生命力の強さですね。脈々と受け継がれていく。。
大江千里さん、こんな素敵なうたをうたっていたんですね。
最後の記憶が十年愛のメリーゴーランドになってしまって
申し訳ない。
『年をとろう みんないっしょに・・・」
私もこの言葉でこれから生きていけそうです。
再びありがとうございます。

おるすばんちこちゃん、ちょっと不満気味になっちゃったかしら?
私もこのたび姫ねこ党員になりましたので(笑)、これからもおうちで、
姫ねこをただただうっとり愛でていこうと思っております。

↑ねこやなぎと水仙って美しい取り合わせですねー。
水仙って名前もほんとにきれいですよね。
気持ちが華やぎます。
Commented by chico_book at 2015-02-03 23:03
Lindaさんこんばんは!!

イースターのシンボルとは、本当に春らしいねただったんですね。我ながら素晴らしい偶然! なんだかうれしくなりました。
ご紹介いただいたリンク先もすばらしい画像がたくさん…(いつもありがとうございます)
ひとつもわかる単語がなくって、なんというか逆に気持ちいいです。
(いまENGLISH表記を見つけたので、幾分ましになりました(笑))
そう思うとイースターエッグ、それからひよこというのも、一連のイメージなのかなと思いました。バレンタインは『その年最初に鳥が愛を交わす日』だと聞いたことがあります。諸説のひとつにすぎないような話ですが。

『かぐや姫の物語』、絵巻物がするするほどけてゆくような美しさです。
平安京の都大路や、寝殿造りなどが素晴らしいので、お好みなら楽しめると思います。ぜひぜひ♪
Commented by chico_book at 2015-02-04 00:27
conatsu_cafeさんこんばんは!
こぶちゃんすごくつきあいいいですよね。きっとおっとりさんの性格のいい牛に違いありません。もしかして毎年新春には干支のコスプレをしているのでしょうか! 来年はサルになるのか、こぶちゃん…? 

元ネタ、というかモデルになった青銅製こぶ牛も、優しいフォルム、手にすっぽり収まりそうな大きさがなんとも魅力的なのです。こちらに詳しいです↓

http://www.eurasia.city.yokohama.jp/news_from_eurasia/nfea_10.pdf

プロフィールの『2500年前にイラン西北部で生まれた男の子』というのに、軽くノックアウトされました。
こんなすごい存在なのに、なんというカジュアルさ! ひと粒20円のこぶちゃんキャンディまでも。

あとシリアで見つかった中期青銅器時代・紀元前第2千年紀前半の『土製羊』が、私のお気に入りです。
ユーラシア文化館、本当にいつ行ってもおちついていて好きです。ちいさいビルのフロアなのですが、みちみちにつまっています。
サイトのFAQにも

Q:全部を見終わるのにどのぐらい時間がかかりますか。
A:常設展示室は、20分から30分でご覧になるお客様が多いようです。展示室内には書斎のようなライブラリーなどもございますので、どうぞゆっくりお時間をとってお出かけください。

とあるように、ここのライブラリーは落ち着きます。少し暗めなので、細かい字を読むには厳しいのですけども。

竹林、本当に冬でも緑なんだなあと、あらためてびっくりしました。
知っていたはずなのにものすごく新鮮に思えて。
竹林の風の音、大好きです。
ものすごく大きくて荒いのに、しなるように守られている気がします。

香港で見かけたビルの足場は、鉄骨でなくて竹だったと思います。幻や勘違いじゃないよね?と、いま検索したらこちらのまとめ記事が。わかりやすくて面白かったので載せちゃいますね。

中国の“竹”を組み立てた建設足場が凄すぎる!
http://matome.naver.jp/odai/2131226565835106401

もうすこし続きます☆
Commented by chico_book at 2015-02-04 00:27
千里くん(と、つい言ってしまう)のこの唄、どこにも枝のざわめきとか葉擦れという単語がないのに、バンブーバンブーという繰り返しだけで、唄全体から轟々と嵐が聞こえてくるようで、すごいなあと思います。
若々しかったり、至らない幼さみたいな、青かわいいあじわいもあるにはあるのですが、まあそれもふくめてあじわいのうちかな、という。

えへへ、実は『十年愛』のメリーゴーランド、私の記憶にもあります。
正直言って当時は処理しきれませんでした。
やはり千里くん、役者はやめときんしゃい、と思ったんだっけな…?? 遠すぎて思い出せませんが。
でも昔のドラマってちょいちょい変なのがあったので、ああ、これはこっちだったんだね、程度で処理しちゃってたような気もします。

『We are travellin' band』
あまりに青春ぽすぎて、照れくさいけど、私の一部にしっかり入り込んでいるのだなあ、と、しみじみと実感しています。てへへ。ただの事実。
こんな言葉をつづっていた千里くんがいまやジャズミュージシャンというのがまた味わい深い。
このまっすぐさや強さを、ただ若さや青さとして片付けるのではなく、失われたものとして箱にしまっちゃわず、かといって過大評価するのでもなく、いっしょに生きてゆこうと思うのです。思い返して、ときどき口ずさみます、

ちこ姫、こういうリラックスした仏頂面がまたたまりません(馬鹿)
ああ、リラックスしてるのね、という感じでもうかわゆうてかわゆうてしょーがありません。でも実際、お留守番続きでややお怒り気味です。帰宅すると目が合っただけでしっぽがメトロノーム。ソファに座るや否や胸に乗ってずっしりと口を封じてきます。し、しあわせすぎる
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