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春にゃにゃにゃ

ニャンの病気について検索していたことを察知したネットの誰かが
ワタクシにこちらのサイトを推薦してきました。

『えどコレ! 江戸川区名産品』(楽天)より、
ペット服 Egree キャットウェア 猫の術後服

前開き・ボタンタイプのほかに、後ろ開き・ファスナータイプやノースリーブタイプ
(袖の長さで、動き方や体格による着心地、脱着のしやすさが変わってくるようです)
おむつカバーや頭や耳の傷保護対策としての、キャップまで!!
にゃんコスプレとは違い、医療用なので素材や縫製にも、
ねこの負担にならないことを第一につくられているそうです。

◎画像はリンク先からお借りしました

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か、かわいい・・・・なんてかわいいの。

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色もやわらかいかんじで、よいですね。こちらはおそろいのキャップ。
コスプレ用ではなく、医療用らしく、負担のない素材。

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おむつ!! おむつ!! かわいいおしり!

ねこの体の特性に合わせた伸縮性のあるつくり、
毛を巻き込まないためのファスナーの深い折り返しをはじめ、
サイト見本の「ねこ採寸図」のこまやかさかわいらしさ、
とてもにゃんに優しいことが伝わってきます。
SSやLLなど、サイズの相談にも応じていただけるそうです。
5.6キロのちこにゃんも安心にゃ!
(モデル猫の大介くん・10才が5.8キロとのことで、勝手に親近感)

おむつカバーに至っては
「しっぽ穴は自分で開けてね」
ということ。なるほどー。
そのやりかたのほうが実際的で、
ねこに対する配慮にみちているということなんでしょうね。。

ありがたいことに、いまの私にすぐ必要では有りませんが、
覚えておきたい情報です。

モルモットのおしり対策はほんとうに悩ましかった。
ケージ生活を送る大人しい子ではあったのですが、
晩年は足の踏ん張りがきかなくなりました。

長毛で体格のしっかりした子だったから、
量も多めでおしりもよごれがち。
ぬるめのお湯に浸したガーゼでふいてあげたりは
するんだけど、とても痛そう。
とてもとてもかわいそうだった。

いまは元気だけど、こんなにも自由に動き回るにゃんって
どうなっちゃうのかな、と、漠然と心配してもいました。

映画『シバ 縄文犬のゆめ』

でも、介護生活のシバわんさんが登場しましたっけ。
過去記事はこちら

いざそのときがきたとして、ちゃんと私にケアできるかしら、という不安。
いまから心配してもどうしようもないよね、と思いつつもぬぐえない。

それにしてもさすがはペットの王道のひとつであるにゃん。
アイテムが何と種類豊富で、裾野が広いことか。
とりあえず、ココロの備忘録に書いておくプチ情報。
こういう情報が多ければ多いほど、わたしの助けになる。はず。
心強いということばをかみしめるのは、こういう時。
情報に助けられるありがたさ。

あるいは、モルと暮らしていたのは10年近く前になので、
時代の変化ということもあるかも。
いまだと、エキゾチックアニマルも充実しているのかも。
そうだといいな。祈。
モルモットはほんとに敬虔でいい子なのです。

オカザエモン市在住当時に、よくしていただいた獣医さんは、
モルモットに馴染みがあるわけではないとのことでしたが、
資料や文献をあれこれあたって、うちのモルをていねいに診てくださいました。

確認してないけど、にゃんが得意な方だったのかもしれない。
なにしろ、病院のロゴがこんなにかわいいもの!! 
満ち足りたにゃん。素敵。
(神奈川に越してきて、モルがいなくなっても、長いこと捨てられなかった診察券)

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いま思い出しても感謝で胸があつくなります。
あらゆる動物病院で断られつづけた後だったこともあり、
大変こころにしみました。
「あー、うちはそういうの扱ってないんですよ」
と、言われつづけた日々の、ちいさなともしび。

ただ、自宅から車で一時間近くかかる場所だったので、
本当にモルには負担だったことは間違いないと思います。

それに比べると、いまの環境は夢のよう。
なにしろ歩いていける範囲に動物病院が(思いつくだけでも)
片手で足りないほどある。、
メインの病院も、複数候補のなかからお話を聞いて決めるという余裕。

さらに、この半年で近くに2軒も開業したうえ、
プレオープン・施設見学会があるというフレンドリーさ。
土日祝も見ていただけるシフト。頼もしい。
すごいねえちこ。飼い主として安心する半面、妙に心配になってしまうほど。

それにしても、そんなにもみんなの家にワンやにゃんや、
いろんなちいさいナカマがいるんだね。だよね。
そしてみんな、小さな命とたのしく幸せにすごしているんだね。

近くの公園では、わんちゃんお散歩大行進が見られます。
休日の昼下がり、ベンチでぼぉっと眺めるのがひそかな趣味(覗き趣味)
散歩中にすれ違うかわいこさんたち、大好き。

先日のこと。
ちょうどオープンしたばかりの動物病院がある交差点。
信号待ちの間、ピカピカの看板をぼんやり眺めておりました。

青信号を走ってわたる小学生くらいの女の子と、
おかあさんと、ミニチュアダックスちゃん。

ダックスちゃんの走る姿は本当にかわいい。
ふたりの顔を忙しく交互に見上げながら、うふふうふふ、たのしいねたのしいね、と、
言ってるようにみえる。一足ごとにスキップしているみたい。

ほのぼのとながめていると。すると。

信号をわたりきったところ、病院の手前で、はた!! と凍りつくわん。
ぺったりと地面にへたり込む。
無声映画のようか、サイレントコントのよう。
リードを引っぱられても動かない。頑として。
突然、石になったかのように、からだを低くして動かない。
目線だけ、うわめづかいでじいっと二人を見上げている。

顔を見合わせるおかあさんと女の子。ありゃりゃ。困っちゃったね。
病院嫌いなんだ。うちのちこも頑固なんだよね、キャリーから出てこない方向ですが。
そんな親近感と心配が一緒になった気持で眺めていると、次の瞬間。

せーの! で、ふたりがかりでワンちゃんを持ち上げ、
すたすた動物病院にはいっていきました。
その間ほぼ1分ほど。なんとも見事な速さ。
何ごともなかったかのように、その向かいにある小学校の門に、
はらはらとこぼれる桜吹雪。みごとな春の日の休日の昼下がり。

すこし前の桜。ここからあっという間でした。ほんとうに一瞬。
でも今日までぎりぎりもってくれたと思う。ありがたい。
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木の花が咲きはじめると、春らんまんという感じがします。
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春は、地面からじわじわとのぼってくるような気がする。
春の光そのままのようなクロッカスやタンポポなど、
丈の低い草花にはじまる。
不意に気づく足元の太陽が、春のはじまり。
やがて、水仙の香りが梅とリンクする。
あしもとからたちのぼる芳香と、枝先からするすると流れてくる、
すがしい梅の花。
それぞれ、お互いに届けあうようにたなびきあう春の気配。。

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ひとしきりいろいろな花が咲いて咲いて咲き乱れて、
つつじが爆発したように開花したあと、
重々しく藤が花房を垂れると、ようやくひと段落した気分になります。
そしてこんもりみずみずしいあじさいへとつながる。
それはまだすこし先の話。

例えばこの写真は、2008年の桜だけど、
今年も同じように季節が巡るのだと思ってもいいのかな、と考える。
心のどこかに不安がないわけではないけれど、
年年歳歳花相似、とぼんやりと思うことができている。いまは。

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5年前のちこ。まだうちの子になりきっていないころ。
肉球がお外の子然としています。

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その3日後。こんな姿を見てしまい、悶々と悩み、悶絶していたころ。

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(すべて、計画通り…)

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「さすがです! ちこにゃん先生!」

土曜日のちこ。2015年4月4日。
涙目、少し残ってるけど、ずいぶんよくなりました。

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威嚇しまくり。写真もぶれぶれになっちゃいくらいには、元気になりました。

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でもその元気がうれしい。なによりうれしい。年年歳歳ねこ同じでいてほしい(願望)
…とりあえず食事は、療法食に変えてみようかしら。ねぇ。
もっちりねこ戦車。かわいいけども。手ざわり素晴らしいけども。

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庄野先生が、おさない孫娘・フーちゃんを『豆タンク』と
愛情をこめて読んでいたのを思い出す。人不同。涙。

by chico_book | 2015-04-06 01:54 | 日々 | Comments(5)

Commented by conatsu_cafe at 2015-04-07 20:44
素敵な記事をゆっくりじっくり拝見しています。
これからの生きるよすがになりそうです。
かわいい、ほんとにかわいい猫の術語服。(正直、動物の
コスプレ苦手で。でもそういうのじゃなくて)、かわいいと
思えることで、どれだけ心の負担が軽くなることかと想像しました。
にゃんのこと、こんなに考えてくださる方がいる。感謝ですね。

モルちゃんとちこぼんさん、ふたりともよく頑張りましたね。
そうそう、以前はハムスターを見てくれる病院もほとんどなくて、
こちらだと必ず相模原にあるエキゾチックを紹介されていました。
それからぼちぼち診てくれるところができて、病院で預かってくれたり
したので本当に助かりました。どれだけ大切な存在なのかが、浸透してきた、
と 思います。全てそうではなくても、優しい人は必ずいますもんね。
いいお医者さんに診てもらってよかったですね。
わたしも名前の入った診察券は捨てられないです。
引っ越しでたくさんのものを手放してきたけど。

土日祝も診てもらえるって安心ですよね。さらに足も手に入れたので
ホッとしてます。でも、病気にならないように、もう、
尊い、高貴な宝物を預かるという感じで、でも、のんびり
寄り添っていたいですねー。わたしも年々歳々って禅語、
好きなんです。サラッと書けるようになりたいなあとか
思ってます。そんな野望も5年前のあのちこにゃんちゃんの
つぶやきの前ではかすんで見えなくなりそう。素敵!知古師匠!

お目目もよくなってきてほんとによかったですね。
なんでしょ、まるくてやわらかくてあったかくてけなげな
ものに触れると泣けてきますね。もう、奇跡ですよね。
Commented by chico_book at 2015-04-08 22:15
conatsu_cafeさんこんばんは! コメントありがとうございます。
ほんとにかわいらしいですよね。ちゃんと術後服でケア用、と強調してあるし。
商品紹介のところの
「首回りはリブ仕様で伸縮性があります。
鳩胸の猫でも余裕が持てるようにスナップボタンで調節可能。」
という一言に、持っていかれました。鳩胸のねこ。そんな配慮まで!
ほんとうに、実際にねこが使用することを考えての商品なんだなあと
こころに沁みました。やるなあ江戸川区!!

実は、使用してみたわけでもない商品を紹介するのもどうかな、と少し迷ったのですが、備忘録も兼ねて記事にしました。
楽天ショップのコメントを拝見すると、サイズあわせは
難儀される例もあるようです。
でもそれは、「首回り」や『胴回り』をどの位置とするか、
という問題もあるようなので、本当に難しいだろうな、とも思います。
ねこってただでさえふにゃふにゃしてるし、
体調悪い時はましてやご機嫌もよろしくないだろうし。
キャップは『エリザベスカラーだと動きづらくてかわいそう』な
ニャンたちによい助けになるようです。かぶったまま眠る子もいるみたい。
エリザベスカラーでは、そうはいきませんよね、
その姿を見て、なんと安心したことだろう、
と飼い主さんの気持ちを思ってほろり。
こういうちいさなひとつひとつに助けられて楽になるなあと思います。
ほんと、情報は武器。それで私もにゃんも楽になるのならそれがいちばん。
黒いネコでも白いネコでも、ネズミをとるのがよいねこなのです(ちょっと違)
Commented by chico_book at 2015-04-08 22:16
いやもちろん、どんなネコでもよいネコなんですけども。

不思議なことに、ちこと過ごす時間が長くなればなるほど、
モルのことを思い出します。違う時空から来た生命という感じだった。
達観者であり敬虔な存在でした。
私がどんなに愛情を注いでも下手を打っても何も変わらなかった。
このあたり、逆に言うとココロが寄り添わない地平というか、
ねこの馴染みぶりとはまるで違って
(もちろんそこがモルのすばらしさ)興味が尽きません。

実はワタクシ、公園の「モルモットふれあい広場」を
単身うろつくオトナでもありました(笑。最近はしてないけど)
どこからどう見ても『ガチ』のモルモット好き…(ただの事実)。
ご家族連れの皆さんに不審に思われるかなと思いきや、
『動物がちょっと怖い』おかあさんに頼まれて
子供さんのおひざにモルをのっけたりもしました。
職員か!? いいえ、ただのモルモット好き市民(誇)。

年をとったねこの素晴らしさはたとえようもないですね。
昔はやっぱりこねこの可愛さ最強だわ、と、考えてましたが、
しっとりと寄り添う味わい深さありがたさ、
ほんとに高貴な宝物だと思います。
こんなお話を共有できてうれしい。いつも感謝してます。
Commented by conatsu_cafe at 2015-04-14 17:54
こちらにも再び。。
お勤めを終えたモルたちが寝床に一列に帰っていく動画を
見ました。どこかの動物園だったのですが、ご覧になりましたか?
みんな一目散におうちに帰っていく。猪突猛進ならぬ
モル突猛進だと思っていたら、急に引き返してしまうこもいて
ん?モルだっていろいろあるんだなあって微笑ましかったです。
ハムとかモルも感情ありますよね。シンプルで潔い本能。
ねこはそれが細やかで、なんとこちらの気持ちまで察して
くれるという。
ねこと暮らすことで人生への向き合い方が変わりました。
成長する機会を与えてもらいましたね。なんて思わず
つぶやいてしまいました。
ちこぼんさん、こちらこそ感謝感謝です。
Commented by chico_book at 2015-04-17 00:23
そうそう、相手に要求するのは負担でも迷惑でもないんだ、
わかっているようでわかっていなかったことを
しっかり納得させてくれたのはにゃんです。私の場合。

まあなかなか、師匠のように自在にさじ加減を操れませんが(笑)

モルさんもハムちゃんも、
何とも気高い存在だと思います。
ナキウサギ(pica‼)を『高山の哲学者』と
呼んだりするのだとか。
岩山で瞑想にふけっているように見えるのだとか。
(『動物のお医者さん』より)

モルの、ふい、と立ちどまってかたまるところも、
それっぽいかもしれません(ひいき)

わたしも、ふりかえってみれば、
必要な時にふらっとちこがやってきたわけで、
何という天使、と、大真面目に思います。
エンジェルちゃんというような、甘々の意味でなく
天の御使いという方面で。

もっとも
「前から見かけて、かわいいなあとあこがれていた
美少女(笑)が、ある日突然家にあがりこんできて
いすわりつづける、
ツンデレわがままな態度に振り回される俺……って、
どこの中二設定ラブコメだよ!!」
と、男性諸氏には言われています。はは。

何とでもおっしゃい。
かわいいわ幸せだわ愛おしいわで、
たいへんですのよ。ホホホホホ!!
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