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花と古文と愛猫と

お花見の季節は終わった、ということになっているけど
まだまだこんもりした花たち。ふっさふさ。
ちこのおなかみたいに、指がうずもれそうに思える。かわいい。

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もこもこの八重桜を、AKBの女の子たちのスカートの中みたい、
と、うっかり職場で発言して、AKBファンの男性に
「そういう目で桜を見るようになったじゃん!! どうしてくれる! 」
と怒られたりしています。はは。

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ちょっとずつ違うバリエーションがたくさんあるところが、またそれらしい。

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こんもりした花、春の嵐に枝がゆっさゆっさ揺れる。
その迫力も魅力的。
しっかりがっちりくっついているようで、
安心して見ていられます。

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燃え上がるつつじ。
見るたびに『突然炎のごとく』ということばを思い浮かべる。
毎年必ず。
彼岸花と同じく、季節たがわず花を咲かせるつつじの大株。
咲くつつじも律儀、思い浮かべるわたしも律儀。

つつじと言えば、九州育ちのワタクシとしては深山霧島(ミヤマキリシマ)。
昭和の子ども時代、バス遠足で配られる『うたの手帳』の常連。



今回検索して、『みんなのうた』由来だったことを、はじめて知りました。
しかしなんとも古風な歌詞、隔世の感があります。
WIKI先生によると原曲は昭和27年につくられたそうで、
それは実際「隔世」と言って過言ではないでしょう。

そして二世代近くを経ると、
こんなに言葉とか認識は変わるものなんだなあと実感します。
私の祖父は明治生まれで、敷地内同居だったものの、
私が4歳の時に亡くなったため、ほぼ記憶にありません。

なので聞いた話ではありますが、
「日本史とかよくわかんないしぃー」
と愚痴る娘(私の叔母・当時高校生)に
『日本外史』『大日本史』
を出してきたそうです。

以下WIKI先生より抜粋。
『日本外史』(にほんがいし)は、江戸時代後期に頼山陽が著した国史の史書。源平2氏から徳川氏までの武家盛衰史で、すべて漢文体で記述。文政10年(1827年)、山陽と交流があった元老中首座の松平定信に献上され、2年後に大坂の秋田屋など3書店共同で全22巻が刊行された。明治以後、口語体での邦訳本も数社から刊行されている。
(中略)
頼山陽的な歴史観、国家観は幕末から維新、戦前の日本に大きな影響を及ぼした。


『大日本史』(だいにほんし)は、日本の歴史書。江戸時代に御三家のひとつである水戸徳川家当主徳川光圀によって開始され、光圀死後も水戸藩の事業として二百数十年継続し、明治時代に完成した。神武天皇から後小松天皇まで(厳密には南北朝が統一された1392年(元中9年/明徳3年)までを区切りとする)の百代の帝王の治世を扱う。紀伝体の史書で、本紀(帝王)73巻、列伝(后妃・皇子・皇女を最初に置き、群臣はほぼ年代順に配列、時に逆臣伝・孝子伝といった分類も見られる)170巻、志・表154巻、全397巻226冊(目録5巻)。
(中略)
近代の歴史学においては久米邦武が頼山陽の『日本外史』と共に「劇本の類」と否定的評価を行っている。思想書物としては哲学者西田幾多郎が「明治大正の間、歴史の名に値するほどの著述」は「水戸の大日本史があるだけである。」として高く評価している。

※さすがに全巻出してきたわけではないと思うのですが、詳細は不明。

そして、これ読んでわからないところがあったら聞きに来い、と。
「そもそも読めるわけないじゃん」
というのが娘である叔母の感想(笑)。

つくづく、三世代前の人間にとっては
『漢文体』が読めるのなんて、
ごくごく当たり前のことだったんだなぁと、思います。
そして、ら抜きだ、顔文字だ、
(LINEのスタンプのような)文字を捨てて意匠に戻る先祖返り現象だ
なんてのも、なんだかすべてパンタレイ、な気分になりますね。
どうでもいいって、ぃぃきれるほどではなぃんだけどぉ(なんか違)

朝晩の冷え込みはまだまだ続くし、
お天気もいまひとつ不安定ですが、
晴れた日は本当に気持ちいい。
と言う訳で、ソファーカバーなどをお洗濯。
さらさらと乾くよい季節。
それでは早速、と、カバーをかけなおすより早く。

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『♪』

さっそく洗いたての感触を味わいに来る姫。
いや、検品主任ということかも?
とにかくご機嫌でリラックス。ほどけ気味のふかふかおなかがうれしい。
でもちこ、まだこれカバーセットしてないんだよ。
すぐ終わるんで、どいてくれませんでしょうか??(小声)

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『いやにゃ』

・・・まあいっか。

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『わかればいいにゃよ』

まあいっか、となると、あっさりどいてくれるのが
ちこにゃんクオリティ。

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『・・・・・・』

いやほんと、幸せのまあいっか。
お目目もよくなりました。

by chico_book | 2015-04-19 12:53 | 日々 | Comments(5)

Commented by Linda at 2015-04-19 19:20 x
わぁ、ぽんぽんふくふくひらひら
ときめくお花たちですねぇ。見れてうれしいです。
ぱっちりお目目のちこにゃんと合わせて
眼福、眼福。

ねこあつめというスマホのアプリご存知ですか?
すっごくかわいいんです。
残念ながら私の携帯対応してなくて(涙)

AKBと同僚さんの話、面白い。うけました。
ちこにゃんが木に鈴なりになってる姿を想像したら
木を見るたび幸福度アップじゃありませんか?
Commented by chico_book at 2015-04-20 00:03
Lindaさん、こんばんはー。
ちこにゃんずいぶんよくなってひと安心です。
やはり春先の激しい寒暖の差が
影響していたのかもしれません。
そちらはまだまだ寒そうですね。
momoさんご自愛くださいませ。

ねこあつめ!
スマホデビウしたばかりのワタクシに、
みんながすすめてくるのですが、
ゲームアプリの取り扱いがわかっていないので
手を出していません(爆)
でもあちこちで、しょっちゅう見かけます。
かわいくて大人気みたいですね。
「お風呂はいってくるから、
その間にかつぶしであつめといてーとか、
うちの奥さんが言うんだよ」
なんて話を小耳にはさみます。ふふ。
(ゲームやってるわけではないので、
詳細がちがってたらごめんなさい)

この写真を見ていて、学校行事でよくみかける
『紙の花』は
八重桜のイメージが近いのかな、なんて思いました。
もこもこしていて、
ソメイヨシノよりがっしりしていて、
こちらもいいなあと思います。

もこもこふかふかぽわぽわ、
いろんなオノマトペを駆使して、
どれもかわいくて楽しい。
ちこは結構どんくさいので(秘密)
枝に鈴なりだったら危なっかしいかな。
そしてそこがまたかわいらしい。
Commented by conatsu_cafe at 2015-04-20 18:58
ちこちゃん、お目目がよくなってほんとによかったですね。
正面のお写真のちこちゃんのお顔がまりちゃんに似ていて、
色違いの鈴付き首輪(認定)もうれしく拝見しています。
あー、それにしてもバターミルクのような、甘い甘いほわほわのおなか。。
そんな姿を独り占め。ねこと暮らせる幸せの醍醐味ですね。

漢文体。素晴らしいですね、おじいさま。「大日本史」すごい。
水戸のご老公は先駆者でもあったのですよね。たしかラーメンを
初めて食べた人?とかいろいろ。
「日本書紀」も漢文で書かれているのですが、原文で全部読んだこと
ないです。現代語訳をまず読んで漢文に挑戦という手もあるか、と
考えたりしてます。そのヒントをくださったのが、
「横浜ユーラシア文化館」だったのです。好きなことはほんとに
リンクしてますね。いくつになっても知識を身につけることの
新鮮な喜び。今年の八重桜を見てうれしく感じました。
スカートの中・・・言い当ててます。もう、そんな目で
見てます。まりちゃん似合うかもとか口走ってます。。
Commented by chico_book at 2015-04-23 23:40
conatsu_cafeさんこんばんは!
コメントありがとうございます。

連休前に片付けなくちゃな案件目白押しで、
ばたばたしているちこぼんです。
結果的に、このあと嵐になったのでぎりぎりだったかな。
間に合ってよかった。
(そしてささやかコラボになっててうれしいです)

うふふ、まりちゃんとちこ、やっぱりよく似てますよね。
でもそっくり、というわけでははなくて、
似てるけど別人の、ほどよい「姉妹感」
(大きさがずいぶん違うし(笑))
がまた味わい深くてよいなあと思います。

証明写真のようなちこになっちゃいました。
もの言いたげな口もとがかわいいなあとか
何とか(でれでれ)
バターミルクとはまた、素晴らしい表現ですね。
なんでこんなにかわいいのだろー♪

戦前のひとにはよくある話なのですが、
祖父は船大工の家に生まれたあと、師範学校進学の為、
書生さんとして(当時女学生だった)祖母の
家庭教師になり、のちに結婚、という
ルートだったそうです。

師範学校の卒業写真ときたら、
猛烈にヒゲ!! カイゼル!! で圧巻。
学生でもヒゲ。恐るべし明治。

母は五人兄弟で、
一番上と下で20年の開きがあります。ひゃあ。。
昨今は高齢出産についてにぎやかですが、
明治のひとたちも(初産は早くても)高齢出産も
多かったのかもしれません。じぶんソースですが。
そして明治の男らしく(と言うのも残念な話)
妻にも子供にもがんがん手をあげていたようです。
それもあって、こどもたち
(わたしの母を含むきょうだいおじおば連)の間でも
「どの時期に子供時代を過ごしたか」
でぜんぜん評価が違いま。
(戦争をはさんでるので状況の変化の
目まぐるしさなどの要素もありそうですが) 

私の母などは、きほん読書に興味がないので、
「いやみったらしくてむかつく父親だった」
と言いますが、最年長で本読みの伯父は
「なんでもこたえてくれて頼もしかった」
といいます。
末っ子の叔父に至っては、父親は
『年取ってていつも酒飲んでるよいよいの爺さん』
なんだとか。それもあって人物像が判然としません(笑)
それはそれでおもしろいんですけど。

※すみません、やっぱりつづいちゃいました
Commented by chico_book at 2015-04-24 00:00
※つづきました

最近は「まんがのよみかたがわからない」ひとが
増えているとききました。
たしかにまんがには独特の文法というか、読み方、あるいはコツがあって、
私はたまたまごく自然にそれを身につけることができた世代
なのかもしれないな、とも思います。
好きなことなので延々考えてしまいますが。

漢文からの読み下し分とか万葉仮名とか、漠然と好きです。
工夫を凝らしてきたひとたちのことをおもうと、わくわくします。
そして時々書き散らして遊んでいます。
奈→な、とか、以→い、とか、崩しながら変化をつけてみるのが
たのしいという、お金のかからないあそび。
でもいちばんは「ねこ」かなあ、やっぱり。
ね、のアンモニャイト感と、こ、の、手足を投げ出して寝てるふんいき。
もちろんただのコジツケですが、なんだか寝てる猫二態、
しかも『あ・うん』ぽくってわくわくします。
そこへいくと「いぬ」も、い、の耳をすますビクター犬っぽさと、
ぬ、の、「おすわり・まて感」もなかなかではないかと。

……なんだか危ない人みたいな話になってるかな。すみません。

ユーラシア文化館に行かれたんですね。こぶちゃんどうでしたか??
企画展がおやすみの時は、こぶちゃんコスプレなしなのか、きになるところ。
休憩中でもいいし、素のこぶちゃんもいいし。

横浜市猛プッシュの『横浜3塔』のすぐそばだけど
ひっそりしていて、マイペースなところが好きです。
Q&Aで
『レストランはありますか』

『関内にはありませんが』と前置きして、
ちかくの横浜情報文化センターと、
中華街を紹介するマイペースぶりが好みです。
中華街をすぐそば、と紹介するのは強引な気もしますが、
シルクロードの道のりを思えばこそ、かもしれません(笑)

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