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東京駅記念SUICA並みの人気を(勝手に)予想

みすずさん!!
創立70周年のみすず書房さんが、読書ノートを製作されました。
その名も「MISUZU 読書ノート」!!
くわしくはこちら。

みすず書房からのお知らせ 「MISUZU 読書ノート」を制作しました

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(画像は上記リンク先よりお借りしました)

昔の詩集を思い出すような、上品にくすんだ青色のクロス装。
2本のしおりひも(スピン、と呼ぶんですね。しらなんだ)は
白とベージュよりのやさしいゴールド。そのおちついた艶やかさ。

私の大好きなこっくりした栗色のインキの
似合いそうな活字と罫線のいろ。
いやいやインキの色は深緑かな、
それともベーシックにブルーブラックとかどうだろうか!!
(コーフン)
なんて考えてみたものの、きっと絶対使えない。使える訳ない。

実はこのノート、非売品です。入手方法は以下ふたとおり。
(上記リンク先より引用しました)

7月1-4日開催(一般公開は3・4日)の東京国際ブックフェア2015会場内みすず書房ブースにて、小社刊行書を3冊以上お買い上げの方に、この「MISUZU 読書ノート」を1冊進呈いたします
(数に限りがございますので、ぜひ早めのご来場をお願いいたします)

当ウェブサイトのショッピングカート(買い物カゴ)で7月1日(水)-31日(金)の期間、一回のご利用額11,030円以上(本体価格合計10,000円に税と送料手数料を加算)の方に、この「MISUZU 読書ノート」を1冊進呈いたします
フォーム下方の通信欄に「読書ノート希望」とご記入下さい
(期間内のご注文に限ります)


ををををををを・・・・・・。低音でうめいてしまう。

東京国際ブックフェア。数年前に一度行きました。
知人にチケットを分けていただいたのがきっかけ。
(とはいえ、割とどこでも入手可能なチケットではあります。
6/24必着で申し込めば、みすずさんも分けてくださるみたい
→東京国際ブックフェア2015のご案内 [招待券プレゼント
 みすず書房さんのサイト内です)

そして罠にはまったかのように(自分から行ったとはいえ)
ガッツリ大変な目にあってしまったのでそれ以来行っていません。

なにしろ有明、遠いわ広いわ混むわ、そこにあふれる本本本。
本のイベントとか言ったって、まあどこでも買えるから、
冷やかしだよね、とかなんとか不遜で適当なこと言っていました。
なのに! 気づけばどっさりと袋に納まっている本とか、
カタログとか雑誌とか、あらゆる紙にまつわるろ諸々に、
もうへとへとで、息も絶え絶え。でもちょっと幸せ、という状態。

外国の小さな出版社とのブースなどたくさんあって、
ほんとうに面白くて楽しいイベントではあります。
(私の参加方法が、だめだめだっただけ)

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そんな私のもとに、今年も律儀に届く招待券。
そう、実は招待券は既に手元にあるんです。なんという悩ましさ。
(この封筒に入って届いたものなので、住所を隠してあります)

あらためて考えてみます。
みすずさんの書籍を3冊、有明で買うか・・・
7月中にサイトで10000円以上購入するか・・・・。

みすずさんの本3冊って!!
それふつうに考えて諭吉1枚で足りなくても不思議でない世界。
例えば、いまさらっと眺めて(値札もサイズも何も見ずに)
直感的におもしろそうと思ったものはこのあたりでしょうか。
(読んだわけではありません)
(価格はあえて表記せず・怖)

『動いている庭』

動いている庭

ジル・クレマン / みすず書房



『チーズとうじ虫―― 16世紀の一粉挽屋の世界像』

チーズとうじ虫―― 16世紀の一粉挽屋の世界像 (始まりの本)

カルロ・ギンズブルグ / みすず書房



『アイルランドモノ語り』

アイルランドモノ語り

栩木 伸明 / みすず書房



あ、でも『理想の教室』シリーズなら3冊で5000円くらいかな。うわー。

と、ここまで考えたあたりで、
もう充分基準がおかしくなっていることに気づきます。
たしかに面白そうだし、読んでみたくはあるけれど
高校生用の本を『半ば無理して』買う必要はない。
そして読書ノート大変素晴らしいけれど、落ちつこう。

※みすずさんプチトリビア
・みすずさんてばツイッターしてらっしゃいました!!→
・みすずさんの社員は19人…(WIKI情報)
・社員募集中のみすずさん。
課題作文「私のやりたい仕事」(800字以内)という
一見シンプルな課題が逆に怖い。みすずさんなだけに。

すでに積読と図書館で溺れそうになっているのに。
本は読んでも読まれるな。至言です。

本に読まれて (中公文庫)

須賀 敦子 / 中央公論新社



そういえばうちにあるみすずさんってどんなんだっけ、
と、確認してみました。探せばも少しありそうだけど。

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90年代後半に、メイ・サートンにはまっていたんだっけ。
そんなにしょっちゅう読み返すわけではないのだけれど、
ここ数年の見直し洗い直しを何度も乗り越えてきた本たち。
5年越えたあたりでぐっとチーム感が増して、
10年越えると戦友じみた気持ちになる。
おれたちここまでいっしょにこれたね! みたいな。

みすずさんとクレストブックスは、
どれを図書館で借りるか、
どれと関係を深めるかが、とっても悩ましくあります。

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こちらは『ねこ本』スペース。
町田康さんの『猫のあしあと』が、
ハードカバーと文庫と両方あるのは、つまりそういうことです。

木彫りのねこはタイのおみやげだったと思います。
簡単な線なのに、いかにもいかにもねこ、な、フォルム。
このまるまるしさの、なんと愛おしいことか。

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「女のパワートラベル パリ」

もうバブルな旅には飽きてしまった知的な女性のためのパリ・ガイド。パリ在住の英国人作家が、都市の知られざる魅力と歴史を紹介
就職難の女子大生、子連れのママ、同性愛者、出張のビジネス・ウーマン、パリ在住の方へ、徹頭徹尾、女性に“やさしい”トラベル・ガイドです。


文春がこんな『トラベルガイド』を出版していた時代も
あったのねえ、と、かつての栄華を思い出すこころもちになる本。
肩で風切るウーマンが、颯爽とパリを闊歩していた
時代なんて、ほんとに存在していたのねえ、なんて。
読み物として結構面白いので手放せずにいます。
(あ、でも、CREAトラベラーの会社ですね>文春)

94年刊行なので、実用本としては到底役には立たないでしょう。フラン表記だし。
ちなみに、いまだにパリに行ったことはありません。はは。

最近暗めの写真が多かったので、たまには明るい場所で。

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アイライン、マズルのほくろ、ちょっとゆるめのはちわれ、
白いえりまき、そしてこの瞳。

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一見何がどうなってるのか判然としない流体ぶり。
かすかなひねりがモデルとして最高です。
かわいい胸元に指を突っこんで嫌われています。
ねこ変態として至福かつ本望。

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首とか肩とか、その辺をすくめると、天然のエリザベスカラー(極小)みたいな
なにかができるちこ。よかったね。少し細くなって皮がゆるんできたのかな。

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いやきっと、生まれつきの高貴ななにかでしょう。違いない!!(断言)


※6/21追記※
この記事にしたことで、結構落ちついた模様。

by chico_book | 2015-06-16 01:21 | | Comments(2)

Commented by Linda at 2015-06-20 21:33 x
どこまでもこだわった美しいノートですねぇ。
私の中ではティファニーの箱の色というイメージです。
昔、代官山の友達の家(代官山に実家ですよ!)に遊びに行き
その子のお姉ちゃんが高校卒業くらいで、
ティファニーのマナーブックを贈られているのを目撃し、
素敵だなぁと感心しました。

ちこぼんさんの本棚に目をこらしたら、
岸本佐知子さんが共通点でした。
彼女の訳すジャネット.ウィンターが好きで
岸本さん訳本を探して読んだりしてました。

ちこにゃんはかわいくて触ってしまうと
嫌われちゃうことがあるんですね。
ちこにゃんにきらわれちゃうってどんなだろう。
ちこぼんさんにだけ許された甘い特権なんでしょうね。うふふ
Commented by chico_book at 2015-06-21 13:14
ティファニーの箱!!
くすんでいるのに透明感のある、
空を思いうかべる美しい色あいを、
なんと表現するべきかちょっと悩んでいたのですが。
たしかにその色ですね。ありがとうございます。

代官山に実家……。すごい。
ミーハーにかっこいいなあと思っちゃいます。
以前『泉鏡花展』でのトークショーで
朝吹真理子様が
『こどものころから目黒川沿いを
ふらふら散歩していると
○○先生にばったり出会うことが多かった』
なんておっしゃられてて、
こどものころ、
雨ざらしの仁王像によじのぼったり
(石仏がやたらとある地域で育ちました)
田んぼの用水路におっこちたりしていた
私との、この何たる違い!! 
さすがでございます真理子様!!!
という気持ちになりました。ふふ。

岸本佐知子さんの日本語は、
奇妙な世界をすんなり馴染ませてくれる
たのしさ小気味よさが癖になります。
(ときどき混乱するけど、それもまたよし)
いま気になっている岸本さんの翻訳本は
「元気で大きなアメリカの赤ちゃん」
2月に出た本です。じたじた、自問しております。
にしてもタイトルがかっこいいんですよね
>佐知子さま訳本。

ちこはよく怒るのですが、決して根に持たないという
大変な美徳の持ち主です。
忘れてないけど、根に持たない。
『さっきやな事したけど、大好きだよ。
忘れてるわけじゃないけど、好きは好きなの』
という。この行為と人格の切り離しっぷり。
ねこに学ぶことは本当に多いです。
MOMOさんもきっとそうかな、なんて。
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