6年前も今年も、夏は夏
九州の方はむっちゃ猛暑だったり、
豪雨だったりするようですが
横浜はそんなには暑くない日の方が多い印象。
ただ、しとしと、本当にしとしとと、切れ目なく絶え間なく雨が続く。
正しい梅雨だなあ、などと感心しながらも、
今年こそはリビングにエアコンを導入しよう!! と考える。
うちのエアコンは寝室にしかなくて、
そのせいで盛夏になると毎年毎年、
「よし!! 寝室で作業しよう!! 」
と無謀なことを考えては、知らず眠りに落ちてしまい、
午前4時過ぎヒグラシの声で目を覚まして茫然という、
あまりにも愚かな日々を改善したい。
引越しをいつもぼんやり射程に入れていることもあって、
エアコンを買うのに消極的だった日々はもう終わりよ!!
と、勇ましい気持ちに見舞われる梅雨の終わりころ。
博多山笠の季節。大好き山笠。
博多っ子じゃないけど、いまでも大好きな街。
海・山・街のコンパクトさ、空港の近さ、
街全体が、ちょっと気の利いたセレクトショップみたいで(ほめすぎ??)
博多で暮らした日々は本当に楽しかった。
山笠の最終日、夜が白々と明けてゆき、
紺色の空気の底が浅くなるころに、
神社から山笠が街に走り出す。
かつぐ人が、走りながらどんどん入れ替わるのが好き。
タイムアタックというのが好き。
競争なんだけど、よーいどんではないから、
基本自分との戦い。
そしてなにより、すべてが終わって朝が来たら、
何食わぬ顔をしてふつうの一日がはじまるところが好き。
道端やそこかしこに、興奮や明るい倦怠のかけら
みたいなものはあちこちおちているけれど、
日常に軟着陸、祭りの後を、
何食わぬ顔をしてみんなで乗り切る感じが好き。
でも今年はなんとかしよう。夏の間、いろんなことの効率が悪すぎてよくない。
うちにあるエアコンは20世紀版(!!)なので、
地球にもちこにもやさしくないし、そろそろかえてもいいはず。
去年お掃除をお願いした業者さんは
『もうプラスチックが劣化しているから、
カバーを外す時に割れるかもしれません』
と、私に念押ししたし。
(割れませんでした。感謝)
毎年迷っていて気がつくと8月で、もうお盆だし、と
ぐずぐず見送ってしまうので。そう思っていたのですが。
・・・・・・・しかし、もう遅いような、タイミング。
ごった返すエアコン売り場に恐れをなし、
予定を立てにくくて、設置工事の予定を入れにくい日々。
『ねこは、階段を降りるように年をとる』
とはくるねこさんのお言葉。
ある日突然、トン、と階段を降りるのだそう。
さすが、ニンゲンの1才が5才に相当する(諸説あり)いきものだわ。
この小さくてふわふわの体の中を、
猛スピードで時間が過ぎてゆくのね。
いつも変わらず愛らしいから、気づきにくいだけで。
でもニンゲンもそうかもしれないね。
あるいはじりじり年をとっていても、
注意力散漫で気づいていないだけかもしれないけれど。
珍しく日付時刻入りの写真。浜離宮恩賜庭園にて。
盛夏の夕方、のたうつようなノウゼンカズラはどこか艶。
東京の夏空、東京の海辺。
皇居と言いここと言い、やはり将軍様の御威光は石垣に現れる気がします。
とにかく石垣がきれいなの。
高校の時に行った熊本城も、石垣が印象的でしたが、
あちらは石の大きさ形の見事さで、
こちらは色合いがパッチワークのようで興味深いのです。
そろえようとしてないのかな。
いろんなところのいいもの集めちゃったぜ、と、
いうことなのかもしれない。
キバナコスモスは、綺麗だけど、
コスモスじゃない気がぬぐえない。
このお菓子の上にのっている魚(鮎?? )のかざりを、
ねこに見間違うくらいのねこ好き。
よく見ればわかりますけど、パッと見。
そんなことを考えていたら、ほら。
見返り美人。ちょっと男の子っぽいかも。
『美人』には、『こころのきれいなひと』の意味もあるそうだし、まあいっか。
by chico_book | 2015-07-10 02:32 | 日々 | Comments(0)