秋のはて、冬の前に思い出すことなど
前回の記事をしみじみと反芻する。じぶんのブログなのに。
定点になったのだなあ、この場所が。ブログのことも、ハマヨコのことも。
いつのまに。いつのまにか。
私は荷物をコンパクトにすることがとても苦手で、いまも苦手で、
例えば家と会社の往復だけなのに、本を3-4冊持って
出かけたりすることもしょっちゅう。
((肩こりがひどいので)最近は意識して、
しないようにしていますがなかなかうまくいかない)
以前、友人と京都に旅行した時のこと。
ホテルの部屋に入るなり、
かばんから荷物をどこどこどこどこ取り出して
ずらずらずらずらならべる私を見て、彼女は爆笑。
『巣作りはじめたの??』
彼女は2泊くらいなら大きめのトートバッグで、という身軽な旅上手。
お互い相手を見て、あまりの違いに笑ってしまったっけ。
もう四半世紀は前のことです。キャ!!
そんなことを思い出してしまうのは、
その当時は気づかなかったからかもしれない。
どの場所にいても旅人だし、どこにいてもそこが私のホームになるのよ、
どの場所でも暮らすように旅しているのよ、なんて。
言えればよかったよね、なんて。かっこよすぎるけど。
ことしはやけに、秋の色合いが胸に迫ります。なんでだろ。
たまたま私の休日とかお散歩ルートの相性の問題かもしれない。
あるいはいわゆる『当たり年』なのかもしれない。
果物や野菜の『豊作』があるように、街の風景満喫の、当たり年。
まあ、そういう年もありますよね、きっとね。
いずれにしてもうれしいことです。
もともとこういう植物ではなく、花びらが落ちたあとなのかと思います。
それでも、見苦しくなく凛としている、こういうの素敵。
ねこじゃらし。
この植物に、その名前を付けたヒトのことを好きになりそう。
涼さんの苦手なねこじゃらし。何がだめなんだろ。
(毛虫っぽいとか??)わかるようなわからないような。
(またもしのぶ先生)
白すぎ。(カメラの設定で)あそびすぎました。
たくさんの太陽みたいだったのでつい。
11月、初冬というには暖かい日でしたが、それにしても
まだまだ元気な西洋朝顔。いつまで頑張るのかな。
それだけ今年はまだ暖かいということかもしれません。
朝顔と思わなければ、大丈夫(えらそう)
つる植物でも、こちらだと季節外れには思わない訳だし。
夏に咲く花は、同じ白でも凛として光をはじきかえすように見えるけれど
この時期の花は、やわらかく受け止めているように見える。
受け止めて、ゆっくり一緒に終わっていきましょう、みたいな。
クリスマスカラー、というにはやはりまだ早い印象。
あたたかいとか年末とかクリスマスとか、
なんにも関係ない次元ですばらしいいきもの。
おこたのなかで安心フェイス。
冬の少し前、秋が深まりきった季節の深夜に聞きたくなる曲。
これから先、例えば何年も何十年後も思い出すのだろうか。
空気の冷える気配、枯葉が音を吸収する夜、
ささやかなピンク色の暗がりで安心しきっているちいさな魂のこと。
そのやわらかさ、あたたかさ、いとおしさ、かけがえのなさ。
by chico_book | 2015-11-11 01:56 | 日々 | Comments(0)