スケートと街とフランスと旅の記憶
金曜夜の解放感からか、ついうっかり、
エリックボンパール杯のライブストリーミングなど
視聴ししまって4時就寝。
ライスト安定しないと評判だったので、観ていて辛いようなら
そこで諦めよう、と思ったのですが、意外とサクサク、
女子・男子ともにSPを最後まで、安定して観ることができました。
ただでさえ夜更かし体質なので、時差がきつい試合の歯止めがきかなくなるのは
あまりよろしくないのですが、よろしくないという自覚はあるのですが、ううむ、
とりあえず今回は順調でしたということで。
ベッドに行かないの?
夜更かしばっかりして、
もうお母さん知りませんよ!!(怒)
な、
ちこにゃんをなだめながら
(ウソ、ごまかしながら。ごまかしきれませんでしたが)
明け方までネットで視聴。
あんよはラジエーターなのでしょうか。
おしりラジエーターと言えば伊藤理佐ちゃん。
4時過ぎは真っ暗なのね、もう11月だもんね、
と、ふらふらしながらベッドに行くと、3分しないうちに、ひたひたとやってくるちこ。
私の毛布をまきとってまるくなる。
ちょ、ちょっと寒いんですけど。と、文句を言いながらなでる幸福。
指先から染みてくる幸福をしみじみと満喫しながら睡眠。
そして起床は11時前。ビバ週末。でもさむくて起床。11月だなあ。
最近話題の『沼サンド』をイメージして、
たっぷりキャベツ(さっとゆがいてしんなりさせたもの)と
小松菜とカッテージチーズのサンドイッチのブランチを作る。
夏の間は、朝のサンドイッチの定番はトマト。切るだけでいいし(笑)。
寒い季節の定番がなかったのですが、沼サンド作戦で解決しそう。
あらかじめ千切りしておいたキャベツをアレンジする。
生でコールスローぽくてもいいし、軽く火を通してもいい。
たくさんのキャベツも、もてあまさず消費できる。ありがとう沼サンド。
久しぶりに紅茶をていねいに入れる。
お湯の温度、リーフ、蒸らし、ジャンピングする茶葉をじっと見る。
茶葉がほどけてゆくのを見守る。こんな時間はしばらくなかった。
窓の外は秋というより、もう初冬。枯葉が音を吸収して、とても静かな午前。
ねこも起きてきてにゃうにゃう騒ぐ。
ごはんとお水を新しくして、トイレの片づけ。
ひとしきり文句を言った後、静かにカリカリを咀嚼。
『かそけき咀嚼音』に耳を傾ける。水琴窟に耳をすますみたいに。
素晴らしい休日。
食事の後、コーヒーを入れる。ペーパードリップ。
ふわっと盛り上がるコーヒー豆。集中してお湯を注ぐ。
そろそろ、コーヒードリップ用のケトルを買ってもいいかなあ、と、今日も思う。
道具はなるたけ増やさないよう心掛けているので消極的。
でも、どうやらコーヒーは飲み続けそうだし、そろそろいいかもしれない。
私の住んでる場所は横浜の田舎というか下町というか
(オサレではない)住宅街というか、とにかくふつうの街なのですが、
そんな街にも、各停しか止まらないような小さな駅前にも、
素敵なパン屋さんや自家焙煎の珈琲豆専門店があるのが、
都会(笑)のすごいところ。
近所のおじいちゃんおばあちゃんが集うスナックの貼り紙は
「昼カラオケ:1時間150円、ワンドリンク付き」。
(もちろん手書き。もしかすると素敵ワードアート)
その隣に、結構本格的なブーランジェリーや北欧カフェや
シングルオリジンとか提携農場とか、こだわりの詰まった珈琲豆が買える場所があります。
ちなみにそのお店は店内でコーヒーも飲めるのですが、
サイドメニューはなく「焙煎に集中したいから」コーヒーのみ。
※唯一「カカオ70パーセントのチョコレート」がチェイサーとしていただけるようです。
ワオ。
食べログなどではどのお店も『こんな田舎になんでこの店が』と書かれていておかしい。
そういえば、先日帰省した時に
『(知り合いの)○○さんは高級志向で叶姉妹みたいだ。
だってスーパーのパンより、パン屋のパンの方が好きっていうのよ!!』
という話題が出てまして、ひっそりと口を閉ざしたちこぼん。
美香さんか恭子さんか、えらい違いがありますよね。とかね。(ソコジャナイ)
実は、そのブーランジェリーで購入したパンを
サンドイッチにしていただいたのです。
そしてしみじみとおいしいなあ、と思いました。
歩いていける範囲に
(近所というほどではなく、一時間越えお散歩コースだけど)
お気に入りの小さなパン屋さんがいくつかあるのはすばらしいこと。
ただ、どのお店も週3~4日しか空いていなくて、
開店3時間ほどでほぼ品切れ状態になるので、
私としてはタイミングが合いません。
なかなか購入できなくてやきもきすることもあるけれど、
そういうお店がきちんと成立していて、
持続しているというのがなんだかうれしくもあるのです。
なんてぼおっと思っていたら、パリで大変なニュースが!!
パリで同時テロ、120人以上死亡か=仏大統領「前例ない」―銃撃と爆発、自爆も
そしてフランス国境封鎖の報道。おもわず14年前の、LAを思い出す。
LA滞在2日目の朝。
私と友人は、オプショナルで「グランドキャニオン日帰りツアー」に参加する予定。
朝7時にホテルのロビーに集合、という段取りでした。
イーサン・ハント@ミッション・インポッシブルごっこしようね、
(到着2日目なので)
時差きついけど、寝坊しないように頑張ろう、
なんて、ふわふわたのしみにしていた私と友人。
ホテルの部屋の電話で飛び起きることになります。
ああやっぱり寝坊したのかな、と、時計を見るとまだ早朝。
モーニングコールたのんだっけ、それにしても早いよね、
と受話器をとりました。相手は、オプショナルツアーの会社の方。
『全米の空港が封鎖されました。
グランドキャニオンへの飛行機は飛びませんので、
ツアーは中止です』
と言われて、なんのことかわからず。
『事故ですよ。攻撃かもしれない。まだ何もわからないんです。
とにかく、ツアーは中止です。テレビつけた方がいいですよ』
と言われて、画面に映し出されたのは
飛行機と、倒壊するワールドトレードセンターの映像。
聞き取れたのは『KAMIKAZE ATTACK』ということば。
そう、2011年9月11日のことでした。
呆然と画面を見た時の、漠然とした不安な心持ちが蘇りました。
結果、国境・空港封鎖で四泊六日の弾丸ツアーが
三週間越えの滞在になりました。
(個人的には、たまたま添乗員込のツアーだったので、
帰国便の確保は代理店の方にお任せできて、その意味では苦労はなかったのですが)
どうか皆様ご無事でありますように。
「ねこが眠っているときには、悪いことは何も起こらない気がするわ」
とは、アン・ブライス(結婚後のアン・シャーリー)の言葉ですが。
第一次世界大戦下、息子を3人とも出征させた銃後の母としての言葉です。
(この写真のちこは、眠ってませんが)
モンゴメリ自身の戦争に対する態度に対して、
さまざまな評価があることと、今回の文脈は関係ありません。
追記)2015/11/14 21:30
フランス杯、FP以降の中止が発表されたとのことです。
あらためて黙祷を捧げます。
by chico_book | 2015-11-14 14:26 | 日々 | Comments(2)
わたしも繰り返し心の中でつぶやいていた言葉だったの
ですが、そうか、アンの言葉だったのですね。
ちこぼんさん、ありがとうございます。
いったいこれからどうなっていくのでしょうね。
いろんなことが不安で不透明だったりして、希望を持つ
ことが難しくなっていくのかな、とか。寒くてお腹が
すいていると余計に考えてしまいます。
それにしてもちこぼんさん、旅先でご無事でよかったです。
そしてちこにゃんに会えたのですね。大切なことがそうやってつながって
いくといいですね。。わたしも黙祷を捧げます。
(ご冥福という言葉が自分には違和感がありすぎて)。
ロシア杯、ちこぼんさんの小塚くんですね!
すっかり遅くなってしまいました。
選手の皆さんの無事に安心して、
ロステレコム杯の開催にも
ほっとしたりしていたのですが、
でもそういうことではないんですよね、
なんて考えだしてしまったり。
私はよく「性善説すぎる」と友人に言われるのですが、
(彼女は正反対なので)
そのままであり続けられますように、と
ひっそり祈っております。
難しいことが多いけれど、むつかしいことのない
時代なんて(きっと)なかったし。
小塚選手、結果はほんとにもう気にならないので
(もちろん良ければうれしいけれど)
たっぷりみることができて満足しております。
ありがとうこづ(感涙)