ひつじ村から縄文を経て開港に至る散歩
『ひつじ村の兄弟』を1/16(土)、(ジャック&ベティでの)公開初日に鑑賞。
そのあとも、観たい映画はたくさんあったのですが
今回ははしごをせずにとことこと歩き出す。
今年の目標(ひと月に映画2本まで)を使い切ったので我慢ガマン。
ちょっと心揺れたけど、今回はそれで正解。
ココロ揺れた作品はいずれもドキュメンタリー。
レンタル屋さんで探すのにコツがいるので、
備忘録として以下にメモしておきます。結構有効な自分メモ。
『創造と神秘のサグラダファミリア』
『パンターニ 海賊と呼ばれたサイクリスト』
天気のいい土曜日、ぼんやりと映画の感想を反芻しながら
(すごい作品でした。またあらためて)
ほんわりとにぎわう、休日午後の伊勢佐木モール。
ちょっと濃いめの街ですが、わたしは嫌いじゃない。
とにかく『ひつじ村の兄弟』がすごかったので(しつこい)
なかばぼおっとしながら有隣堂伊勢佐木町本店へ。
反芻して作品のことをしっかり考える時間を取る、
というのも、本数制限のひとつの理由。するする抜けちゃうともったいない。
関内駅をこえて海の方へ。時間は14時すぎ。お昼をどうしようか。
このエリアはふだん行くことのない場所で、ちいさくて素敵なお店が
多いので、多すぎるので決めきれずにふらふら歩く。
イタリアンならここかなあ
(おひとりさまでもゆったりできる、内装も素敵)
(知らないうちに休日ランチが値上がりしているみたい・涙)
とか、
ここのサンドイッチもいいなあ
(パンの種類選ぶのたのしいし、ゆっくり読んだり書いたりも出来る)
とか
ここのサラダランチも、寂しすぎずがっつりしすぎず程よいボリュームで、ひさしぶりにいいなあ。
お正月いろいろだったので、サラダランチくらいがちょうどいいかも。
(とはいえ細切りフレンチフライつき)
(わんちゃんOKのテラス席を見るのもたのしい)
どうしよう、なんて歩いているうちになぜかこちらへ。
神奈川県立歴史博物館に到着。
(想定よりずいぶん桜木町よりにいたようです……)
↑どうやら横浜三塔の『ジャック』(横浜市開港記念会館)と間違えていた模様。
あらちょっとおもしろそうねえ、ということで入ってみることに。
すこし迷ったのですが、なかなか来ることのない場所なので、
きっとこれも何かのご縁。
こうしてみるとなんだか素敵な街なみに見えます。
建物は、明治37年竣工の旧横浜正金銀行本店を利用したもの。
一回観てみたかったんですよね、ここ。
むむ、もしかして私のなかで『あさが来た』と
ほんのりリンクしていたのでしょうか。
(横浜正金銀行の設立は明治13年)
300円で常設展と特別展示を
みっちり見ることができてたいへんお得、しっかり満足。
なんと30Pにもおよぶこんな立派な資料もいただけます。
ありがたや。
県内のいろんな場所から資料が集められているので、
やや駆け足ではありますが、
ダイジェスト版として楽しむことができました。
そしてなんと!!
縄文時代には、横浜市内の遺跡からも
『オオヤマネコ』
の骨が見つかっているのです!!
うわびっくりした。
猫は仏教伝来の時、ねずみから経典を守るために大陸から一緒に来たと
いう説を(何となく)信じていたので、これはびっくり。
あるいは、イエネコはやっぱりそうなのかな。
(諸説あるようです。なかなか興味深い)
とても楽しくサクサクまわって、常設展もしっかり見る。
神奈川の歴史をしっかりがっつり。
神奈川地元の皆さんは小学校などで習うかもしれないけれど、
いかんせん北部九州育ちなので、何も知らなくて新鮮で面白い。
九州北部はどうしても大陸に目を向けているような方向性なのです。
(ある意味国内に背を向けている要素がある様な気も)
なので、南関東のれきしのきほんがおもしろくておもしろくて。
すこしずつコミュニティが育っていくさまとか、
やっぱり台地に住んで低地で稲作だったのね、とか、
街道の整備や都市の成立、開港からの激動などなど、
見どころ盛りだくさん。
思いがけずしっかり満喫、17時の閉館5分前に外に出る。
お昼は食べそびれてしまいました。ちょっととほほ。
でもまあ、これはこれでたのしい休日。
17時過ぎでこの明るさ。春が近づいてきているのを実感。
弁天橋の上から。反対側はこんなかんじ。
やっぱりどこか香港に似ているような。
海が近い場所はなんだかどこかほっとする。
みるみる夜になってゆきます。
そんなふうに、映画は一本に抑えて(結果として)
ちょうどよかったのですが、
本買いの方がオーバースピード気味。キケン。
※正確には江國香織・松家仁之・湯川豊です
神奈川県立文学館で開催された『須賀敦子の世界展』をベースにした本。
(過去記事)
この時、講演を聞きそびれたのがそんなに悔しかったのかしらわたし。
フォントの端正さに魅かれるぜいたくをさらりと。
予備知識なし、興味だけでさっくりレジへ。
ラヒリのこちらは現在読んでいる最中ですが、
ふたつの言語の間に立つということに、
このところすごくココロ魅かれる。
あと、ずうっとネットで見かけて迷っていたこちらも、
有隣堂本店で現物を見かけて、まあ、いっかと。
わたしはまったくSFものではないのですが、
(基本的に)好きなひとが好きなものを好きと語るのを、
見るのも聞くのも読むのも好きです。
おいわい感を出してみたかったのかも。自分の為に。
『自分にごほうび』言う人はお金がたまらないというのが、
定説なようですが。まあね。否定も肯定もしません。はい。
こちらねここたつの前で
「うなーん」
と仰るちこにゃん。
最近ちこの中で、
「おこたに入るのでおこたふとんをめくってもらうあそび」
がブームなので
(入った後しめてもらうまでが遊びです)
(もちろん自力で入れます)
だと思って、いそいそとめくるものこの表情。……ちがった。
なんと、
「お水持ってきて! 」
でした。
注:水入れは、2メートルほど先に置いてあります。
真剣。ちろちろ動くピンクの舌がかわいい。
まあいっか。冬場はどうしても乾燥するもんね。
お水飲んでくれるのは何よりありがたいことです。
キドニーケア重要。
ちこは基本的にお水のみなのでとてもありがたい。
チキンと言えば、のケンタッキーのキャンペーンでもらった
ピーターラビットのお皿が、ちこの最近のお気に入りお水いれ。
動物病院でいただいたこのパンフレットを、
折にふれて熟読。女子っぽいピンクのにゃんがかわいい。
ちょっと目やにっこじゃないですか、と、取ってあげたはずなのに
残っちゃっていました。ごめんね。
でも美人が台無しにならない。完璧にゃん。
◎おまけその1
ヤマネコ、で探していた時に見つけたまとめ
動物園で飼育されているヨーロッパオオヤマネコと仲良しになった野良猫の物語
◎おまけその2
上の記事から流れた先があまりにかわいいので。
羽毛100%でやさしく包み込んでくれる。鳥の親御さんたちがヒナたちのお世話をするやさしい世界
かわいすぎたのでつい。
by chico_book | 2016-01-17 20:54 | 日々 | Comments(4)
いそいそと要望を叶える下僕のおかあさんが可愛い。
猫飼いはみんなそうなっちゃいますねぇ。
ジュンパ・ラヒリさん、好きです。
その名にちなんで、はなんだか新しかったな。
そして彼女が超美人なのも衝撃でした(笑)
スタイルもまたかわいらしい。リスさんのブランケットも
素敵。
ちこぼんさんのところでは勉強になったりほのぼのしたり
してます。関内の辺りはそぞろ歩きにいいですよね。
ところで、雪の具合はいかがですか?
そうにゃんも今頃雪かきやら先導やらで忙しいかも?
足元気をつけて。どうぞ無事に過してくださいね。
コメントありがとうございます。
ほんと、ねこかいの醍醐味であります。
ごほうびは『ゴロゴロ』と『すりすり』で充分、
マイプレジャー。
『その名にちなんで』
わたしもすごく好きです。原題もいいですよね。
人と人との間のささやかなずれとか歪みが
とても丁寧で。
ラヒリさんの美貌。
もう息をのむような美女ですよね。
現在ローマ在住とのことですが、
イタリアを無事に歩けるのだろうか、なんて
心配してしまう(馬鹿)
すごい雪でしたね!
土曜はこんなにあったかでお散歩しやすくて、
日も長くなって春めいてるわらんららん
なんて思っていたのでびっくりです。
おこたも今年から導入なのに、
ついつい不安でエアコンタイマー設定して
外出しました。
去年までは湯たんぽだったというのに…
甘やかしすぎかもしれないけれど、
自分でもちょっとそうかな、と思うけど、
「ちこは大丈夫かしら」
という不安がないのは大事なのです。うむ。
ちこの為のお水は、家の中に常時4個はあります。
なにか気分が変わるようで、
本人なりの謎のこだわりで使い分けている様子。
おもしろーい!!
関内は小路も多いしさりげなくおもしろいものたくさんあるし、赤レンガ・中華街・桜木町・山下公園、
がんばって登山すれば山手、
どちらに抜けてもおもしろい場所がたくさんあるので
お散歩のし甲斐がありますね。
(いつも歩きながらすごく悩みます)
ちょっとしたカフェとか、公園やベンチも
たくさんあるから休憩もしやすいし、
くたびれちゃったらバスや地下鉄(みなとみらい線??)にも乗りやすいし。
ほんとは久々にこぶちゃんに会おうかな、
とも思ったのですが。まあそれはまたいずれ。
それにしてもすごい雪でしたね。
センター試験の日でなくてよかったかもね、
なんて思いました。