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それにしてもアメリカのお客さんは盛り上げ上手

4/1早朝のお話。

世界選手権女子SP。
うとうとを繰り返し、そわそわ、あまりにそわそわするので
どうせつながらないよね、なんて言いながらライストの
リンク先をクリックしてみましたらまあ。

問題なく見ることが出来ちゃいましたー
ひゃあ困るなあ。眠れないじゃない!
(どうせそわそわおちついてはいませんでしたが)
PCの小さい画面でかくかくするのを何とか視聴。

結果を知ってから夜テレビでゆっくり見ました。
いやこれでよかったですきっと。
日中ヤフーニュースか何かで順位だけ見たら
いちにちおちつかなかったに違いない。

浅田さん9位。
3Aなかなか決まりませんねえ。ほんと練習ではいいのになあ。
ピーキングを合わせることのむつかしさ。
私もフィギュアを(すこし本腰を入れて)見るようになるまでは、
(と言っても、せいぜいジャンプの種類やエレメンツのなんやかや、
わかりやすものをすこしずつ見分けようと頑張ったりとか、
そういうレベルですが)
「まわりすぎ」って、うんまあ、それはよくないかもだけど、
そんなに悪くないんじゃないの? いっぱいまわってるんだし、
とぼんやり思っていました。
ミスのなかでは軽い方かななんて、のんきに。
でも、
『飛び上がって回転をはじめてピタッと止めて降りてくる』
ことの重要さ、難しさを痛感するようになりました。
ああ、氷を支配する、バランスやスピードなど、すべてを
アンダーコントロールってそういうことなのね、という。

でも9位と言う音の響きほど悪くはないのかも。
それもそうです。65.87だもの。
1位から10位までほぼ10点以内の団子ちゃん。

ステップがどんどん加速するところが好きです。
浅田さんの演技をゆるゆる反芻すると、
ステップでパトリックみたいな『タメ』(緩急の「緩」)が
もうすこしたっぷりあるといいのにな、と、勝手なことを
思うこともあるのですが
実際にみている最中はただ息をのんで見惚れているので
トンチキな感想なのでしょうこんなの。
(あるいはパトリックが好きすぎるのか)

本人のインタビューも冷静でさばさば明瞭に分析出来ていて
ちょっと安心しました。
今回覚悟していましたが、「即」引退はもしかしてないのかもしれない。
今の段階でトップ撮れなくても、
現時点での自分の課題はちゃんとこなせたから大丈夫、
と言うようなおちつきを感じます。
あるいはもう全部出しきったわ、の可能性ももちろんあるので
油断できませんが。
いずれにしてもまずはフリー存分に、そして本人のどんな選択ももちろん支持します。

宮原さん。6位と言うのには呆然。
でも70.72ですよ。ワンミスこわい。
ちょっと緊張してたかな。当然の局面ですが。
4大陸のキレッキレより、やや丁寧さが優先されていたような気もします。

本郷さんよかったですねえ。
本郷さんこそ、迫力のほかにもていねいさ確実さが
加わった気がします。よかったー。スピードと豪快さと丁寧さと。
さとこさんりかさんと言う並びでちがう個性を見ることのできるよろこび。

そんなふうにさとこさん激推しのワタクシですが、
いや今回の上位陣を見てると納得のSPの結果です。
納得せざるを得ない。

なにがうれしいって、グレイシーとアーニャ!!!
とにかく苦しんでいた二人が、この最後の最後の
大舞台でバシッと決めたことの素晴らしさ!
特にポゴさん!!
迫力があって切れ味があって、ああほんとうにすごい!
ポゴさんこれなんですね!! 
アーニャ本当に苦しんでいたので、うれしいうれしい。

アメリカ女子ほんとによかった。
アシュリーも素晴らしく軽快で自信にあふれていたし。
なによりグレイシー嬢の100パーセント!
決まるとすごい、ほんとうにこれがみたかったの。
キャロルコーチの帽子かっこいい。
涙ぐんでたような気がする。ほんとうによかった。
喜び爆発のグレイシーのキスクラ。
ひたひたとかみしめるようなアーニャ。

なにしろ点差がわずかなので、
フリー次第でどうなるか全然わからないし、
さとこはんのメダルまだまだ充分に期待しているのですが

こういう大会ならひいきの選手が勝てなくても充分うれしい。

そしてピーキングとかワンミスの怖さとか、
今シーズン調子を上げてきて優勝候補となって望む
この大舞台での経験が、今後のさとこさんの
大きな大きな糧になると思っております。

テンくん羽生さんについて少しだけ。
いちおうたたみます。





私はふだんあまりテレビを見ないので
(大きい試合の時期は「すぽると!」くらい見た方がいいかなと思うのですが、
いかんせん習慣がないので見逃してばかり)
メディアの論調についてはほぼ把握してないのですが
(ネットニュースを拾い読みはしました)

あくまで、
フィギュアでは時々あることのひとつ

本人同士は感情的に引きずるわけでなく、けりがついている
と言うふうに見ています。

羽生さんの『故意』というのも、
テンくん個人に『悪意があっての意図』
と言う意味ではなく、
まったくの不可抗力ではなかったと
いうくらいの意味かな、と思っています。
テンくん個人を責める意味合いではない、と解釈。

たとえばハンヤンとの衝突事故はお互いまったくの死角だったから
(違ってたらすみません、その場合はただの比喩として)
(死角に入ること自体が過失か否かと言うのはさておき)
不可抗力度が高いよね、
それに比べれば不可抗力とは言えない、ということなのかも。

テンくんはまずそんな悪意を持つ人間では
絶対にないというファンとしての個人的な確信もありますが。

それをさておいても、ケガから復帰したばかりのテンくんと
なにを置いても自分の目指すパーフェクトを絶対にやってやる、
のゾーンに入った羽生さんがそんなリスクを云々する
理由もメリットもないと思うのです。

雄叫びも、テンくん個人に向かってのものだとは私には思えない。
そういうレベルのアスリートではないです。
彼の出している結果は、そんなものではないです。
彼の目指すものが、誰にも見えない、誰もいない世界なのなら、
理解されがたい要素があるのはなおのこと。
私個人としては、全力で『悪く取らない』努力をします。

今回の件でもし責められるべき点があるとすれば、
6分練習のやり方で、特に羽生さんハンヤン事故のあとも
何も改善されていないことではないかと思います。
実際、6分間練習の映像は、テレビで見ているだけでも
ひやひやすることがありまし。
(もしかしてそちらへの提案の意味合いもあるのかな)

icenetworkの記事(ここ)を飛ばし読みしましたが
(何しろ英語なので)
・確かにテンくんが羽生くんの軌道にはいたことはいた(複数回)
・それが問題になるほどかどうかについては
双方の認識は微妙なところ、温度差ある
・それに対する反応も個人差があった
キャロルコーチなら、と、さくっと返すあたりテンくんかっこいい。
ファビなら、とさらっという(羽生くんを責めるわけでなく)オーサーの信頼感。

あとまあそういう自分もあかんよね、と
本人思っているようなので、さらっと収めるが吉でしょう。
本人も自分の中の大きすぎる力をもてあますことがあると
いうことなのかもしれない。
(実にオタクじみた感想ですみません)

これ以上広がったりこじれませんように(祈)

さてさてライストで男子最終グループはじまります。
ことしもトップスリー待機部屋あるのねやっぱり。

by chico_book | 2016-04-02 11:08 | 日々 | Comments(0)

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