ようやくなんとかかんとか浮上

『重版出来!』 素晴らしかったです。
火曜日に最終回を視聴したあと、
無言でしみじみとじっくりと反芻しました。

ほんとはもっと早く復活したかったのだけれど、
ほかのことを話題にしようとしたのですが、
たとえばまんがの話をしようとしても、どこかこころが
このドラマにひっかかって、気になってしまって。

録画したものを見ることにさえ、勇気がいる始末。
結局土曜日にようやく再鑑賞して、日曜の今日、
ようやくいきつぎぎすることができました。
ふー。夢のようでござった。でも幸福な一週間(弱)でした。

こういうドラマ、いや作品に出会えるのはとても稀有なことです。
ほんとにありがたい。

最初のきっかけは
『ゆうきまさみ先生の原稿がドラマの小道具として登場したよ!!』
(『ドラゴン急流』のこと)
と言う、まんが関係の噂が、ゆるゆると届いたこと。
なので、最初から見ているわけではありませんでした。

以前、話題作ということで、図書館で原作の一巻を読んではいたのだけれど、
まあ普通にていねいで面白い素直なお仕事コミック、と言う印象でした、
『働きマン!』 から毒素が抜けてる感じとでもいうか。
小学館らしい健全さとでもいうか。
(まあ『働きマン』はモヨタンだし舞台も実話系週刊誌だし、
要素はいろいろ異なりますが)
※原作コミックの続巻は未読なので、以下の感想はドラマを中心にしたものです。

(一応畳みます)




しかしドラマは、まあ見事なほどに王道の作品でした。
なにより、よけいな要素がなかったことが素晴らしかった。

ちょっとした華やぎと言う名のよけいな演出とかテコ入れとか横やりとか
いれようと思えばいれる要素はたくさんあったと思います。
心ちゃんの柔道がらみとか、いおきべさんのバツイチからみとか、
重版の小料理屋の女将さんとか、中田伯さんの生育歴とか、
編集長の娘さんとアユちゃんを絡めるとか、
いろいろいろいろよけいなことをしたがりそうなひとが
手を出しそうなフックもあったのに、それを全部抜きにして、
純粋な出版愛・本好きの命とはこれぞ、みたいな
社長エピソードと断裁のシーンにまるまる一話を使う
という腰の座り具合。
(ちなみに社長の出身地と推定されるエリアには
個人的になじみがありまして、知人ともしみじみと語りあうことに。
シンパシーと言うほど身近ではないけれど、まったく無縁と言うほどでもなく)

五百旗頭さんのかっこよさはもう(ある種のひとにとっての(注;私))
鉄板なのですが、
誰がどう見ても100パーセント文句なしに
かっこいいと思うのですが、

あの髪形がかっこよく見るという、いおきべマジック。マジック!!
さらっとしたシャツ姿に
(あの肩幅とシャツ!! シャツ!! 
さらっと着ているだけなのに、なにあのカッコ良さ!
シャツがいいのか肩幅がいいのかオダジョーのすがめた目つきがいいのか
グラスの持ち方がいいのかなにがなんだかもう)

桃色トワイライト (新潮文庫)

三浦 しをん / 新潮社



しをんちゃん!! しをんちゃんの気持ちよくわかるよ!!
前からわかってはいたけれど!!
(三浦さんの(当時の大河ドラマ)『新選組!』『仮面ライダークウガ』の
オダジョー愛が枯れない泉のように湧きまくり。
(オダギリジョー氏に限りませんが)
たのしいひとには途方もなくたのしい本です。わたしとか)

目を細めてぼそぼそっとしゃべるところとか
ツイッターが下手でバツイチで、そんなところまでもが
とにかく完璧すぎて完璧ないおきべさんですが、

しかし私はやはりみくらやま先生の底知れなさに一票ですな!!
10年来のベテランチーフアシが抜けるという話になんにも動じない三蔵山先生。
沼さんの絶望も中田君の苦闘も全部見えている三蔵山先生。
そのすべてをぬおおせるお釈迦様のようなひとかと思わせておいて、
誰よりも先頭を突っ走る、しかも悠然と爆走する三蔵山先生!!

「わたしは、わたしをあきらめない」
私はきっと、この言葉を大切に大切にする。
これからさき、きっとずっと、自分の中に大切にしまって、
そして時々見返してみることになる、きっと。
ほんとに本当にありがとうございます。
誰に、って、この作品を届けてくれたあらゆるすべてのひとに。

『真田丸』では明るく静かに、しかしはっきりと狂気の方向に舵を切り、
戻れるポイントをきちんきちんとつぶしてゆく秀吉の、
その救いのなさとは別の、
『人格者なのにどこか底なしに壊れている(そしてそれで完結・完成している)』
(破綻ではなく、そこも含めて完結している)
大御所作家を最後までみごとに演じてくれた小日向さんに感謝。

そして息をのみつつ、息を殺して真田丸についてゆきまする。るるるー。
(日曜夕方はやや挙動不審。ほんとうは土曜の午後からそわそわしています)

(それにしても、ご当地もの+小日向さんという(私にとっての)二大要素があったのに、
『まれ』は全然見ませんでした。ドラマの相性って、なんだか不思議)


さ、真田丸終わったら私マジで抜け殻になってしまうのでは…という不安がいまからありますが。
でも冬だしね。スケートで抜け殻になっている予感もいまからしております。

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日曜日の姫にゃん。
療法食をもりもり食べて、一時期よりはご機嫌なのでほっとしています。
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by chico_book | 2016-06-19 19:57 | 日々 | Comments(0)

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