短い夜に思い出すこと(かぎりない幸福のはじまりの日)
pinochikoさんのところのメイちゃんの表情に、
やわらかいあまえんぼな表情に、胸が熱くなる。
ちこも、最初はもっと硬い表情でした。
周囲が散らかっているので、載せない方がいいかな、
と思っていた写真ですが、おそとの子時代のちこ。
表情が全然違います(2008年1月の写真です)
そんなちこですが、いまでは比類ない甘えっこで、
電話の相手からは
『あなたが口で言ってるんでしょ。ねこの出す音量じゃないよね』
(出しませんよ!!ていうか無理!)
と言われるほど、大音量でゴロゴロいうちこですが
(部屋ごとふるえるようなゴロゴロ、と言われます)
ひとの手に乗せたごはんを食べることは、ほとんどありません。
かりかりをひとつぶ、お口の前にもっていっても、
それ、下に置くか、お皿に入れて?
と、頑として言い張ります。そうするとはじめて口をつけるのです。
あと、長い棒状のものを見るととても怯えます。
最近はキャリーからも逃げなくなったのに、一目散に逃げてゆくのです。
それでもいまはずいぶん距離が近くなりました
以前はベッドの下やクロゼットのなか深くに逃げ込んでいたのだけれど、
いまはベッドの上のすみっこでまるくなって警戒する、と言うような違いですが。、
それはきっと、ちこのなにかの記憶、そのどこかに触れるのだろうと思っています。
ちこはどこでどんな目にあったのかしら、なんて思うと寂しくなりすぎちゃうので、
あまりかんがえすぎないように、そして、クイックルワイパーは
彼女の視界になるたけいれないように配慮しながら使います。
共存共栄。
そのあと、こんな季節を外で過ごしているさまを見るに忍びなく
本人の激しい主張もあって、うちにはいるようになりました。
うちに来て間もないころ。
もしかしたらこのころはまだ、緊急避難と言う気持ちで、
朝になったらお外に出していたかもしれない。
すごく悩みました。悩んでいたころだと思います。
やっぱりいまとは、表情が違うかな。
たぶん目やにとか、とらせてもらえなかった頃ではないかと。
ちこ自身も、たぶんここのおうち大丈夫かしら、
と、いぶかしんでいたのでしょう。
ココロ赦していない感じがせつなくも頼もしくもまばゆい。
いまの私は(私たちは)もう、心を決めてしまっているから。
メイちゃんにたくさんのおめでとうとよかったね、と、
そしてこれからの幸運を、祈りを添えて。
大変大きなお世話なひとりごとですが、
ちこがうちに来た経緯を思い出してしまったので、
勢い余ってそっとつぶやきます。
短い夜に寄せて。なんといううつくしさ。
若々しさがひたすらかわゆく思えるオトシゴロ。
by chico_book | 2016-06-22 01:13 | ねこ | Comments(5)
メイちゃんのこれからの幸運を祈ってくれてありがとうございます。
ちこちゃんも、はじめの顔つきは厳しかったですね。
外暮らしの猫さんが人間を警戒するときは、こういう表情をしているものなのだな。
それがゴロゴロいうまでになるなんて、泣いちゃいますね、嬉しくて。
メイちゃんも私と二人きりで寝室にいる時は、
甘えた顔をして、やんちゃな素振りも見せたりと、リラックスしているのがよく分かります。
けど、猫同士ではまだまだ警戒心丸出しで、喧嘩が絶えません。
猫同士、話し合いでなんとかしれくれないものか。って無理か。
三匹三様、みんなそれぞれ愛おしいです。
それぞれをかわいがるのに大忙しです。
ちこちゃんに幸あれ!
そして心を決めたおかあさんにも!
ちこにゃんがちこぼんさんちのこになる少し前に知り合ったんだと思い込んでいた。
そんなに前から遊びに来てたんですねぇ。
昔のすきのない様子と今のおうちでのリラックスぶりの対比が素晴らしい。
ちこぼんさんに出会ってよかったねちこにゃん。
喜びはゴロゴロ音量にも現れているのかも。
お返事遅くなりました(すみません)
厳密にいえば、このころのちこはたぶん
ご近所さんの飼い猫だったのだと推定しています。
ご高齢のかただったからかな、室内飼いではなかったみたいで、
サザエさんのタマ的に、よくうちのベランダに遊びに来ていました。
・・・と、ずっと思っていたのですが、よく考えると、
結構離れた場所でも見たことがあるので、
(しかも公園のやぶの中と言う、かなりワイルドな場所)
そこのおうちでも『完全な飼い猫』と言うイメージではなく、
ときどきかえってくるねこ、だったのかもしれない。
いずれにしても詳細は不明です。
それでもうちのベランダでよく私のことをのぞいたり、
ガラス越しに、いっしょにテレビを覗き見てたりして
かわいいやらおどろくやら。
しかしそれこそ指一本さわらせてくれなかったのです。
すっごいかわいいねこだなあ、
でも、これくらいの警戒心はあった方がいいんだねきっと、
わたしも飼える訳じゃないし、なんて思いながら
ずっと見ていました。なつかしいな。
ただうちに来た当初からのみも虫も全然いなくて、
いろいろしつけも完璧で、
ひとのごはんにまったく興味を示さない上に、
毛皮に傷ひとつないので、それなりに保護された生活
だったのだろうなあとは推測しています。
(続きます)
しばらく戸惑ったようにベランダをうろうろしていました。
うちのベランダの植木鉢でまるくなって寝ていたりして、
どうしたの? 寒いの? (ちょうど年末くらいだったかな)と、
ちっちゃいトロ箱に古いタオルを置いたりしはじめたある日、
意を決してうちにのしっとはいってきたのでした。
それはそれはもう堂々と、当たり前の顔をして。
いま思い出してもほれぼれします(馬鹿)
「ごはんとお水、あと、もっといい毛布ないの?
あ、なにさわってんのよ、なれなれしい!」
っていうかんじ。
一瞬で一撃で一発でメロメロの全面降伏。
いつでもうっとりと振り返る昔話、失礼いたしました(照笑)
メイちゃんのなによ!! なによ!! と、
強く出ずにはいられないところも、
おっとりしっかり見守るフクちゃんも、
かわしつつも戸惑いと無縁でいられないノンちゃんも、
かわいくてたまりません。
ほんとにねこさんってみんないいこだわー。
みんなそれぞれに、いとおしくていじらしくて。
シャーシャーねこさんが、ある日突然、それこそ憑き物が落ちるように
穏やかになるという話も聞きます。
pinochikoのご心労は大変なものだと思いますが、
ご無理なさらず善き日々を過ごされますよう(オイノリ)
そうなんです、ちこは顔見知りのご近所ねこ、だったんです。
その当時は、もっと何匹お散歩立ち寄り猫がいたのですが、
ちこがダントツにかわいくて(確信馬鹿)
しかも一番警戒心が強くて、
正直ひとめぼれでメロメロでした。
『そんな、ある日突然理想の美少女が家に入ってきて
わがまま言いまくってツンツンでれでれなんて、
どこの少年マンガだよ!』
なんて言われたりしていますが。ははは(自慢)。
うちにはいってきたのは、2009年の年末で、
2010年の2月頃にはうちの子にした様です(いま確認した)
もう6年になるのかー。しみじみ。
しかしこうして古い写真を見ると、お外うろうろ時代でも
体型はゆったりたっぷりしていたのね、なんて。
(実は室内飼いにしたせいでおでぶにゃんに
しちゃったかな、と、気にしていたのです)
Momoさんはふさふさだけど体形はスリムっぽい印象があります。
お散歩大好きですもんね。健康的だにゃん。
夏を存分に満喫するMomoさん素晴らしいです☆
いっぱい遊んで、たっぷりねんねなんてなんてかわいいの!