忙中の閑と言うよりエアポケット
あたふたし続けている日々が続いていますが、無事で元気です。
この方も優雅にして雄弁。
※シッターさんのお写真なので、いつもの私の写真よりかわいく撮れています!!
訪問先で、ねこの代替わりの報に触れる。しまちゃんありがとう。
最後にわたしに会ってくれたんだね。
そして、新しい国つ神(神と書いてねこ、と読む)との出会いがあったり。
小柄なキジトラの女子でした。ほんの一瞬だけ。そのさじ加減がもう!!(めろめろ)
ちらっとこちらを見て、一瞬だけ目があって、すぐに身をひるがえす。
ちこは目が合うとミャウ。声に出さない。何度でも。
サイレントミャウ。わたしもうれしくてミャウ。
5回は確実につきあってくれる。やさしいちこ。
だいたい8回目までは固い。
目と目を合わせて、ふたりで、声を出さずに、口だけで『ミャウ』。めろめろ。
秘密のおしゃべり。親密で甘美。
仕事からの帰り道、草臥れきってとぼとぼ歩く私を
このセリフと一緒に追い越していった高校生カップルちゃん。
「なにがあっても、俺がミキ(仮名)のそばにいるからさ」
なんだこのかわいいいきものは!!
「呼んだ? 」
※こちらもシッターさんのお写真。ありがたや。
いやあなたはかわいいしうつくしいし麗しいし!
飛行機の隣の席のかたが
『帰ってきたヒトラー』
を読んでいてギリギリ。
わーん話してみたかった!!
しかも途中で下巻にチェンジですよ! ちらっとでいいから上巻みせてー!
私はこれを読んでおりました。図書館本。
(あまり乗り物のなかで読むのには向かなかった…)
ばたばたした日程なので、小説にじっくり向き合えそうにないので
こちらにしたのですが、ううむ。いやさくっと読めました。
早く落ちついてこれとこれを読みたい気持ちが強いせいで
そわそわしてしまったかな。
さもしい読書欲。欲だけが勝っていていろいろ追いついていない。
もったいなくてゆっくりひとつずつ読む、
つもりだったけど、読みはじめるとかえってそんな特別な行為が
彼女の不在を強調するように思えて、いつもどおりに読む。
やさしい青がうつくしい装丁。天上の青。この色と同じでしょうか。
吉野さんの愛犬、『こおり』も少し前に旅立っていたことを知る。
安心なようなさみしいような。
(そして、愛犬の名前の響きのうつくしさ)
吉野さんのいない世界に、いま私はいるのだなあと切々と思う。
by chico_book | 2016-07-20 06:46 | 日々 | Comments(2)
すごいなぁ。本の挿絵のよう。
うん、こういう写真を撮れる人ならちこにゃんの些細な変化も気づいてくれそう。
カズオ・イシグロの新刊を知れて嬉しいです。
原書が古語風に書かれているそうで、もしそれを忠実に
訳されていたらフィンランド語で読むのは私には無理だな。
フィンランド語のタイトルは Haudattu jättiläinen
(ハウダットゥ ヤッティライネン/埋められた巨人)
日本語訳のタイトルは意訳かな。
わたしが分不相応にデジタル一眼に手を出したのは
シッターさんの素晴らしいお写真のせいです。
もちろん、私の写真はしょせん、なのですが
とにかく大変ありがたく、
信頼できる方がいてくれてこころづよいです。
初見のちこを
「言ってみただけのシャアをするびびりんぼさん」
と喝破されたかたなので。
ドクターもそうですが、ちこは周りの人に恵まれていると思っています。よかったよかった。
いちばんたよりないひとがいちばん身近ですが。
原題は『The Buried Giant』なんですね。
ご指摘いただいてはじめて調べました。感謝です。
カズオイシグロさんの作品はとにかくタイトルが
うつくしくて、ああ、もうそのタイトルだけで
感服いたす!! みたいな(何者)
はやくたどりつきたいなー……
(どれだけ本を積んでいるんだ)