驚きました。こまかい予定てんこもり(だった)の3連休。
スタンプラリー的にTODOリストを、脳内でコロコロ転がして
ようやくたどりついた金曜日の夜から、まさかの轟沈。
しかも一度や二度でなく、何かしようとしているのに、
気がついたら眠り込んでいるというパターン。何度も何度も。
繰りかえすうちにだんだん怖くなってくる。
これ、もしかして意識失ってるとかそういうのじゃないの??
(わたしにしては珍しいことなのですが)
ことしは本当にテレビにあたりが多い多い。
ありがたいようなおそろしいような。
『真田丸』でいっぱいいっぱいなのに、
そこに『夏目漱石の妻』が入ってきて、もう脳内パンパン。
とはいえ、こちらはあと一回。
さみしいけれど、4回という短期集中枠にみっしり
凝縮されたことがよい効果だとも思います。
最初は
「長谷川さんではちょっと漱石のイメージちがうよね、
背が高いし、お肌つるんとしているし」
「でもまあ見ますね」
「見るよねぇ」
なんて友人と言っていたのですが、まあはじまってみればものすごい。
一話ごとにテーマがきりっと絞り込まれていて、
なにより真剣さと熱情がほとばしるような作品。
漱石夫妻に限らず、結婚と言うのは(あるいは人間関係と言うのは)
多かれ少なかれ決闘であるなあ、とは、いつも思うのです。
もちろんその多いか少ないかこそが、大変な違いなのですが。
役者陣も演出も、本当に素晴らしいです。たいへんありがたいことです。
(私も香川照之の亡霊が見えますが)←ひっそりこっそり同意
しかも週中、やはり轟沈した後にふと夜中に目を覚まし、
ついつい浅田さんの初戦をみるために
ネットのライブストリーミングを見てしまったり。
(よかったです。浅田さんおとなの滑りだー!!
ジャンプにこだわるのでなく、出来る要素を細かく丁寧に、重厚感もあって!!
ステップシークエンスよかったー!
SPとFP同じ曲と言うのも、ボレロ的なくりかえし畳みかけ感があって
いやいやこの作戦ありなんじゃないの???
重厚感があってすこし不穏で、いいよいいよ!
ほんとに、全日本に向けてすべて調整試合のイキオイでゆっくり向き合ってほしいです)
そんなわけで何度も意識を失うことを繰り返した金曜の夜。
気づくと土曜日の朝。
6時早々に用事を済ませ、寝ているねこに添い寝。
寝姿もまるまると、アンモニャイトをつくるようになった10月のねこ。
日を追うごとに、甘えが激しくなるように思えるちこ。
夢うつつのなか、ふだんとれない機嫌をとるシアワセ。
やわやわとしたおなかをやわやわと撫で、肉球にそっと触れる。
遠くに響く雷鳴のような、家のなかでそれを聞く安心感とでもいうか、
そんなこころもちでねこの背中にそっと頬を寄せて目を閉じる。
・・・・さて。
む! むむむ!!
なんと13時過ぎに目を覚ましました・・・! うそでしょー。
呆然。しばし呆然。のんびりと大あくびするねこの頼もしさ。
前にのび、後ろにのび、目をしっかりあわせて『みゃううう』。
・・・・・・なんということでしょう、11時通院の予約入れてたのに!
ひゃあシンジラレナイ。
土曜日は、
□10:30までに図書館
□11:00病院
□食事→買い物→映画
□途中どこかで本を読んで手紙を書く時間を取る
(漱石に間に合うように帰宅)
の予定だったのですが、いやはやいやはや。
まいったなあ・・・と思いつつ、録画しておいた番組を見ているうちに、
知らないうちに、気づかないうちにまた沈没。
わたしの亡父はとにかく家族サービス(嫌な単語だ)と言うことをしない人物で、
母親からは大変評判が悪かったのですが、
「俺はふだん仕事しかしてないんだから日曜くらい好きなことをする!」
と言って譲りませんでした。まあ昭和のオトウサンですね。
母は専業主婦だったしね。ガッチリ昭和分業夫婦だったわけでして。
遊園地とか、いっしょにスポーツをするとか、
そういうことは一切なかったけれど、
子どもとしてはごくごく自然なことに思えて、不満はなかったです。
妻として母として物足りなく見えたのかな。どうだろう。
それでは家族のレジャーがなかったのかと言うと、
自分のやりたいことに家族が同行するのはむしろ歓迎していたので、
(釣りとか、潮干狩りとか、山菜採りとか。
わたしは父が釣りをする傍らで本を読むのが好きだった)
単純に興味の方向性と言うことでしょう。
いやしかし、わたしの年齢のころ、子どもが小学生だとすると、
これは対応するの大変だわ。。。無理だわーそんな体力ないわー。
気を取り直して、それではプランBでせめてあれとこれは片付けなくちゃ、
と思っているのに、お出かけの準備もすべて整ったのに、
見計らったように寝台から飛び降りて(見計らっているのだろう)
重々しく真剣に、わたしを寝床に導くねこ。
むあああーーーーーーん
(ぼけぼけですが、怒りのイカ耳)
本気だわ。本気だね。まあ私は今日たっぷり寝てますからね。
このところ平日相手してあげてないしね。
10分ほどそばで寄り添ってあげれば、(ちこの)気が済むもんね。
ちこが落ちついてから、そっとお出かけしよう。そうしよう。
いそいそと一緒にベッドに。ゴロゴロゴロゴロからブンガブンガへ
変化してゆくねこの声をしみじみとありがたく聴く。
・・・・・・・ふわぁぁ。あららっらっら。
すこし予測はしておりましたが、また寝落ちしました。
呆然とする。19時過ぎ。暗くなるのが早くなった10月。
いや夕方じゃないかこの時間。
(・・・ぐうう)
これはあれだ。
無理して再起動して、フリーズして強制終了と言う流れだ。
しかもねこがシャットダウン。
ねこかいあるある。ねこかいラッキー。ねこワンダフル。
睡眠不足が続くと、脳がじぶんでは睡眠不足に気づけなくなって、
知らないうちにダメージが進行してしますと聞きます。
そしていったん正常な時間の睡眠をとるようになると、
「その状態を思い出して維持しようとする」
ので、短い睡眠時間に慣れたヒトには
『なんで眠くて眠くてしょうがないんだろう』
となってしまうのだとか。ううむ。
そして夜のNスぺでは睡眠不足が健康に及ぼすリスク、が、
話題になっていました。
ありがとうちこ。わたしをまもってくれたのね。
ちこがいなければ、きっと無理して動いていたと思います。
そして一応、動くことはできていたと思います。
でもこんなにすっきりはしなかった。ぜったい。
(あ、そう)
リセットかデフラグか再起動か、さすがに本日は
ずいぶんすっきりしゃっきりしたこころもちです。
アニメはこれをみることになりそう。
この作品に出合うタイミングが、すごくドンピシャだったので見るしかない。
こういう幸福は信じる主義。
ああっ、こういうのはスケートファンアニメファンの友達と、
やいやい言いながら一緒に観たいっ……!!
思っていたより少年まんがのノリで、各話タイトルからして
「気楽に楽しんで」観るのによさそう!!
OPたいへん美しい。スケートファンが『見たい』アングルとか動きが、
さすがにさすがにがっつり入っていてこれはたのしくみることが出来そうです。
男子選手のみ! と言うすがすがしさ。久保センセエかっこいい!!
ちょうどいい機会だからジャンプの飛びわけとか、
ステップの種類とか難易度とかさらっとでいいからやってほしいなあ。
たのしくやってくれそうで期待。
(↑いつまでたってもサルコウとトウループを見間違う。
※ほかのジャンプは見間違えない、と言うことではありません)
男子は特に早くてよくわかんないんですよね。
構えが大きいひとがわかりやすいこともあるけれど、なんとも。
さ、さりげなく世界選手権3位がカザフスタンの選手なんですけどっ!!(ガタン)
とりあえず一話を見た感じでは、なんとも言えず。
たぶんわたし自身が
『ひとがたくさんいてあったかい家庭が幸せの象徴だね』
『みんなでたべるごはんはおいしいね』
と言う価値観にかるく違和感を持っているので、
乗り切れないのかなあとは思う。
(もちろんたのしいけれど、疲れちゃう部分もあるかな、なんて思うので、
『120パーセント全開でわあいたのしいね!』
とは言えない、という意味合いです)
作品としてはおもしろいしかわいいんだけれど、
アニメになると自分のペースではなく展開されるので、
もともとある違和感が強調されるのかな、なんて。
なんだか黒い感想で申し訳ない。
『孤独のなかにいた人間』が愛情にあふれる世界にふれて
そこに迎えいれられたときに、
素直にそれを享受できるのかどうか、そこに違和感を感じずにいられるのか、
ちょうど『夏目漱石の妻』でそのあたりについて考えていたので、
個人的にひっかかる部分ではあります。
原作が完結していないので、どこまでやるのかわからないけれど、
香子さんの毒に魅かれているのか、あるいは罪悪感なのか、
そういうのがないまぜになっている10代男子の心理を
深めてほしかったので、個人的には
その伏線はまだ生きてるの? 生きてるよね? どうなの??
…いやまあ半分あきらめてます、みたいなところはあります。ハイ。
スケートシーズンもはじまって、
来週はツインリンクもてぎでmotoGPもあり、
実り多き秋でございます。