元旦に帰省して、正月三日にはもう羽田に戻りました。
あわただしいけれど、人生時にはタッチアンドゴーが必要な時もある。
松並木、白砂の海岸、沖に小さく朱色の鳥居。
みごとにのどかな初春の海。瀬戸内はなぜか磯の香りがしない。
昔から不思議。
この日は違うけれど、風の強い日には沖に白波が立つ。
それこそうさぎが跳ねているように。
古いお社の狛犬。ぽつぽつやってくる初詣客のざわめきと、
お神楽の響きと、潮騒を見ている。たぶんずっときっと。
ふだん住んでるマンションと違って、
(私と同い年の!)古い木造住宅の寒いことと言ったら!
寒いね寒いね、やっぱり夜は冷えるね、なんて言ってたら
なんと仕付け糸もそのままの、大島紬を仕立て直した丹前を出してくれました。
ナニコレ。ぜいたくなのかどうなのか(着物の知識がないのでわからない)
でも、この丹前のことは、とても好きになりました。鮮やかなのになんともシック。
「そんなに好きなら、もっていく?」
と言われてぐらっとこころが動いたけれど、
気密性の高いマンションで管理する自信がないのと、
真綿の重さをもてあましてしまうかもと言うためらいで諦めることに。
いまでもちょっとこころのこり。
大島紬と言えば宮原さんですよ! (個人の感想です)
画像をお借りしてよいかどうかわからなかったので
なんとすばらしいきりりとした美しさ。ああ気高い。
この段階でもまあまあすっかり美しくなって、と
ばあやは半泣きだったのに、これが一年前なんて・・・・・・・。
いまではさらに華やかさまでも加わって感無量。(ただのファン)
「(お正月だからお店は閉まってるだろうけど)ユキちゃん見にいかない?」
友人が案内してくれました。ありがとう。
とことこ歩いてくる子ヤギさん!!
おとなはつながれているのですが、子ヤギのユキちゃんはあくまでフリー。
とことことお散歩。
こちらもフリーのにゃんこさん。チャトラはなつこいと言う噂は本当なのかも。
ごっつんごっつんアピール中です。
ふだんは看板猫さんかな。お正月で人が少なかったのかもしれない。
背中を撫でろと仰ってます。
もちろんいっぱいいっぱい撫でてさしあげて、嬉しいやら
ちこを思ってせつなくなるやら忙しい。
うさぎもやぎも、こぶたもいました。しかもこの自由さのどかさ。
なにこれすごい、ブルーナさんの世界ではないですか!!
すごいスピードで心がほぐれていくのがわかりました。
そして昔某通販大手フェリ○モが
「みんな大好き、とってもかわいいブルーナちゃんのアイテムがそろいました!!」
と言う(たぶん)誤植をしてくださいまして
大変ツボにはまったのを思い出してしまいました。
た、たしかにブルーナさんとってもかわいく素敵な老紳士でございますが!
しまちゃんはさわらせてはくれず。
しかしものすごく大声で鳴きながら走り回っていました。
そのアピールっぷりが、やっぱりかわいいかわいい。
悠然とお水を飲み、自由にお散歩するさまは、領地を見回る貴族のよう。
おやかたさまー!!
追いかけっこをする子ヤギとにゃんにゃ。
ちょっとしたエアポケットのようなたのしい時間でした。
そんなお正月の記憶を、そのまま記録。