わたし自身はカレンダー通りの出勤なのですが
なんとなくおやすみっぽくふわふわしているような。
週刊誌が特大号だったり、
お昼を食べるところがお休みだったり、
街中にトランク転がすゴカゾクヅレさんがたくさんいたりとか
なんとなく(朝の)乗り物が空いていたりとか。
リアルタイムではなく、聞き逃しおっかけで
春樹さんのレディオ(!)を聴く。
そうかあこんな声なんだ。
想像していたより(というか想像したこともなかったけれど)
ずっと正統派のよくとおる声で、
ゆっくりはっきりしたしゃべりかた。
艶と奥行きのある、心地よい響き。
すこしびっくりしました。すこしだけね。
そしてちょっとこだわりのこたえかたは
ああ、わたしこのひとのことよく知っているわあ、
昔から、と思ってしまったり。。
「うん」ってかわいらしいなあ。
坂本美雨さんのしゃべり方の透明度の高さは
いつものこと。
さて、
もうずいぶん前になってしまいましたが
日曜日にちこにゃんの病院に行ってきました。
その帰りの話。
いつもの乗り場にはなかなかタクシーが来ません。
最近工事中でもあり、
以前よりつかまりにくくなったんですよね。
困る困る。
待っている間に、暑さに参ってしまいそう。
(私もおそらくちこも)
タクシーのために、わざわざバスで移動という
ちょっと本末転倒気味、
それでもようやくなんとかつかまえました。
(坂の多い街ヨコハマでは必要悪かとあきらめ気味)
涼しい車内にほっとして、メールのチェックなどしておりましたら
タクシーの運転手さんが話しかけてくれました。
「ねこちゃんですか?」
ええ、あ、はい。
「暑い中大変ですね。ねこちゃんも」
そうですね。
キャリーのなかもアツアツになっていそうで心配で。
「そうですよね。うちはねえ、犬を飼ってたんですけれど
暑い季節は散歩が心配で大変で」
うわ、わかります。アスファルトあっつあつですからね。
「雑種で、正確な種類はわからないんですけれど、
大型犬の血がはいってるみたいで、心臓が悪くなって」
大型犬は心臓に負担がかかりやすいという話、
私も聞いたことがあります。
「息子がね、まだ小学生の時に友達のうちで
生まれた3匹のうちのいっぴきで、結局一番長生きしたらしいんですよね」
そうなんですね。じゃあずいぶんちっちゃい、子犬のころから。
「犬っていうのは偉いもんでね、
家族が喧嘩したり落ち込んでたりしたら
間にはいって顔を押しつけてなぐさめてくれたり、
好きなおもちゃを持ってきてくれたりね。
あんなにやさしいいきものだって知らなかったね」
うん。そうですね。うん。
私もちこに日々それを思います。ねこだけど。
「さいごの何ヶ月かは、もう寝たきりみたいになって
いつものかごの中からよたよたなんとか動いたり、
しっぽふるのもたよりないかんじだったんだけどね。
それがまたいとしくてねえ」
うんうん。
「結局ね、息子が部活の合宿に行くんだけどちょっときびしいって
かんじだったんだけど、すごくがんばってがんばって。
息子が帰ってきたら無理矢理立ちあがろうとして、
それでも立ちあがれなくて、それを息子が抱き上げて、
なんとか肩にあごを乗せるようにして」
ううっ。なにこれ。まずい展開ではないですか??
「よしよしってなでて、膝の上に置きなおして、
かみさんが息子にお茶持ってきて、飯にしようか、
とかなんとか言って、気がついたらもう」
うわあああ!!!
「でもすごく幸せそうだったんだよね。
ああ犬ってこんなふうに全うするんだなあって
すごく尊敬したね」
こうしてみるとずいぶんできすぎた話のようにも思えるし
もしかしたら運転手さんの(ペット連れ客への)
定番持ちネタかもしれないけれど
もうそれでもいい…!!
感極まってくわんくわんで暑さでふらふらで
ちこのことでいっぱいいっぱいで
大混乱のままタクシーを降りたのですが、スマホを車内に忘れました………!!
(そして領収書片手に電話してサクッと確保←ばか)
いやもうなにやってんだか。自分が信じられないです。
悲しいことに私の人生において
ほぼ三ケ月前。
そしてまた、このちこのぴかぴかふっくらぶりに半泣きになるのですが。
エリカラの効果も相まってか
なんだか不思議な写真になった本日のちこにゃんにゃ。
かさぶたがまだまだくっついていますが、
膿も減ったきたし、腫れも引いてきたように思います。
勘違いじゃないといいなあ。
少し前までは、膿の黄色い袋が見えていたので、
それがないだけでも。
この時は投薬直後、ごほうびちゅーるでゴキゲンなちこ。
べろこんなに長く出てる瞬間が撮れてるとはびっくりよ。
次はまた日曜日に行く予定。
早くお鼻のかさぶたとれて、ぱげが治るといいなあ。
強欲かしらね。
いまの状態でも十二分にかわいく愛しいですよ。
すっかり慣れたようだけど、やはり早くエリカラ外したいもんね。
昨晩自主的に外してしまい、思いっきり顔を洗って
くしゅんくしゅん激しく言いだしたところで、
わたしが発見、確保そして再装着、という流れがあったり。
こんなことのすべてが輝く思い出になるのねきっと。
運転手さんありがとう。