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ぼやぼやもたもた走り回った三連休


素人で結論の出ないようなことで、
可能な場合はプロに相談、が、いちばんというのが、
個人的には当たり前の認識なのですが、
私のまわりの高齢者の皆さんは
とにかくこれをいやがります。正直不思議。
(ものすごく高額になる場合はまた別の話ではあるのですがもちろん)

素人だけで煮詰まっているときは
もうそれしかないし手っ取り早いし
みんな平和でウィンウィンじゃん、と
思うのですけれど
ビックリするほどこの感覚共有されていない。

それで夜も寝られないほど悩んでいる、辛い辛い、
生きていたくないとまで訴えられ、ぽろぽろ泣かれると
ついついそういう提案をしてしまうのですが
これってもしやよく言われる

「アドバイスがほしいんじゃないの、
 『大変だったね』って優しく慰めてほしいだけなの
 それを(偉そうに)ああしてみろこうしてみろって
 言われてもそんなのちがう」

の、バリエーションなのかも、と
帰りの電車のなかでぼんやり思う。
ワタシやっちゃったかしら、とほんのり思う。
ふだん乗り慣れない京王線。
世田谷や調布の風景を見るのは
いつもこころ楽しいものです。
中央線もそうですけれど高架線から見る武蔵野の面影。
ましてやこの季節は、あちこちにある木立の色づきなど
観ていて楽しいことこの上なし。
ただ、横浜方面に帰るのに、新宿経由と渋谷経由の
どちらが(いろんな意味で)心地よいのかいつも悩ましい。
ちょっとどろんとした話なので畳みます。

ぼやぼやもたもた走り回った三連休_f0257756_17505113.jpg

秋らしくまんまるちんのねこを置いておきますね(自慢)。
これでも去年から比べると1.5キロ近くやせているねこ。
皮膚と毛足がふわんふわんなのでわかりにくいのですが、
こう見えて実際にはやはりちんまりしているのです。
いとおしさはいつもいつでも振り切ってますけどね!!








御年80才前後のご夫婦が、
おふたりとも体調が芳しくなくて
しかるべき施設を検討しているというケース。
子どもさんもみんな賛成していて
既に施設の検討に入っているのに

「施設なんて!! かわいそうじゃない! 
 面倒見るのがたいへんだっていうのなら、
 わたしも手伝うからやめなさい!」
とそのきょうだい
(しかも年上、四捨五入すると90…)が
言いだすなんて、なんてサンプルとして
わかりやすいことが自分の身内に
実際に起きていて正直慄いています。

「わたしもいるし(飛行機で2時間+空港から片道90分コース)
 兄も(93歳!! 確かに電車で20分の距離ではありますが)
 もいるし
 弟だっているし(73歳、車で1時間の距離)
 ちこぼん(仮名)だっているんだから!! 
 だいたいあんたのところのこどもやなんかは
 何してるのよ!!(ヒドイ。地雷大爆発)」

と、無断で名前を出されていたことが発覚。
こういうときに、子どものいないワタクシは
自由に動ける人枠でカウントされていることを思い知るわけです。

まあたぶん横槍いれている本人も本気ではなくて
思いつきで言ってるだけだし、
言われた方も一時的にはめそめそしても
本気でしたがうことはないのでしょうが

まあ子供世代としては、
それなりにケアや火消しが必要ではあります。
ほっときなよそんなの、というだけでは済まないのね。
言ってはいますけどね。
傾聴してなだめてあげるような
心理的ケアが必要ではあるわけで。

再現VTRのような話で
小町っぽいというか
ああ、これがいわゆる老老問題で
日本じゅうでこんなことが起きているんだろうなあ、
などと思う次第です。

上の世代との付き合いにココロ砕くとともに、
下の世代の負担にならず感性や関係などを
いかにアップデイトしていくか、
もちろん完璧にフォローする必要はないのだけれど
認識を持つことをできる限り
続けていかないといけないなあ友、思うところ。
なにしろ相談にのってもらえる
子供世代そのものがいないのですからワタクシ。
じぶんで始末つけれるようにしておかないとしてないと、
そう思うとややくたびれるような身が引き締まるような
気楽と言えば気楽なような。
まあ子供がいたからと言って
頼れるわけでもない訳ですし。その一例でもあるわけですし。

by chico_book | 2018-10-08 18:03 | 日々 | Comments(4)

Commented by pinochiko at 2018-10-08 23:09
口では、子どもに頼らないといいながらも、心の奥底では、
やはり子どもを頼りにしてる。
そして、子どもサイドも、親を見捨てることはできないかも。
と思っているのが現実でしょうねぇ。
子どもがいないうちら、自分の終わりをどうするか、考えちゃいますね。
ちょうど今日、このことについてお友達と話したところ。
私のまわり、バツイチ、未婚、子ども無し、という女性が多いのですよ・・・。

Commented by にゃおにゃん at 2018-10-08 23:30 x
私は祖母を看取っていて大変さも経験したので、実両親、義父は病院や施設にお願いしてます。伯母がなんか言ってるみたいだけど、私も持病あるし、あてにされては困ると強くキッパリ!可愛げなくて結構です。
それよりさくらが4日もご飯食べない連絡来て実家に二泊してきました。おばあちゃんだけど切ないなぁ。とりあえず弟がかかりつけに連れて行き、点滴と注射。二晩めに一緒に寝てくれて可愛くて可愛くて帰る時、涙出ました。
実家には車あるから、病院施設まわりもできたのですが。
ちこにゃんも頑張ったにゃ。さくらも頑張れるかな?ちょっと春までは難しいかもな。
Commented by chico_book at 2018-10-09 20:53
ぴの様
実は、わたしの友人もそんな感じです。
なんだか不思議ですね。
私たちもやはり、ねこ互助会を
いかに回してゆくか、よく話し合います。
結局あかちゃん猫を育てることに縁のない
人生だったわね、とか、
エリザベス女王はもうコーギーちゃんの
ブリーディングをやめたんですって、
それこそ引き継いでくれる人は
いないことなんてないだろうけど
ワンちゃんにとってご主人様は
たったひとりってことかしらね
ねこは? それではねこは??
なんてことをホワホワ語りあう訳です。
たのしい。

上記の親戚は
「いろんな手続きすべてきちんと登録しているし
しかるべき機関にお任せする段取り済」
とずいぶん前から公言していたので
まわりも安心していたのですが
ここにきてがたがたっと揺らいでいます。
たぶん本人がいちばん不本意なんだろうなあ。
(でも怒られそうだから書類捨てた、
 これでばれないと思った、
 なんて言われてしまうと、
 腹立つとか驚くとかより
 とにかくいたわりの気持ちが)
これも親戚、というワンクッションある閑系だから
言えることかもしれません。

踏み込みすぎないようにしないといけないな
とはすごく強く思います。
Commented by chico_book at 2018-10-09 21:05
にゃおさま
コメントありがとうございます。

上記の、四捨五入して90の老婦人は
病気らしい病気をしておらず、
かのじょの実母を84歳でおくった時も
ひと晩で逝ってしまったということもあり、
たぶんいろいろイメージできていない
だけなのだと思うのです。
でもねえ、言われた方だって
相手しなければいいのに、
なんて私は思うのですけれど
正直よくわかりません。
当事者同士でしかわからない何かが
あるんでしょうねえきっと。

そしてやっぱり親戚が横槍を入れることは
よくある話なんですね。ううむ。
その家族内でおさまっている話なんだから
口出さない方がいいし、
出された方も気にしなければいいのに、
と思うのですがまあそうもいかないのでしょう
ううむ。
とにかくソフトランディングの補助を
できる範囲でほんのりと。
でもコミットしすぎずに、と、自戒をこめて。

さくらちゃん!!
さくらちゃん!!
私の周囲の、元気すぎる後期高齢者の寿命
二年でも三年でも持ってっていいから!
(ちこもちょいちょいもらってます!)
どうか穏やかで静かなよいよい日々が、
長く長く続きますように。
ちこと一緒に本当に本当に心からお祈りしています。

ちょっと細くなったちこにゃん、
じつはますますさくらちゃんに似てきてるんですよ。
さくらちゃんのほうが、
しゅっとした和風美人の趣がありますが。
ちこも一緒だよー。
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