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ひきつづき滂沱

パフォーマンスも素晴らしかったのですが
なにより(わたしが)過去に経験したことのないほどの
称賛の嵐でああもうこのストリーム・・・・・・!!

という気持ちです。油断すると涙ぐんじゃう。
ばあや(引退済)ですから!!

ルール改正でジャンプの評価とエッジ判定の厳格化
などが話題になっていた今季。
男子の試合が先で、結構厳しい判定が多い、という情報がありました。

宮原さんもとからビッグジャンパーではなく、
繊細で丁寧なそれでいて儚さよりは芯の強い
うつくしい演技をする方です。
表現力についてもここ数年は格段に評価が上がりました。
(私はもとから高評価。
このあたり技術的な評価ができるわけではないので好みの色合いが強いかも)
ずいぶんながく
『演技がジュニアっぽい』
『言われたことをこなしている感が強い』
という評価もあり、私は全然そう思えないけれど
ただのひいき目かしら、ばあやだし、なんて思っていたものです。
なので特に前シーズンの
『SAYURI』と『蝶々夫人』の高評価にはもうその段階で
ぼろぼろ感涙を流していたわけですが。

それにしてもジャンプでドカーンと点数がはいるのに比べると、
あんなにうつくしいスピン満点の加点でも
これだけ…………いやルールですよね、でもこれだけ………。
といつもしょぼんとしていたものです。
たしかに同じ項目をクリアしているから
このひともおんなじレベル4………
GOEこれだけついても………………
しょしょしょぼん。

などと、もごもごしたものです。でもルールだからね!
それを承知でみなさんやっていることですよね!
なにより一番悔しいであろう選手本人が
決して腐らず投げ出さず
大きな瞳をまっすぐに見開いて前を見ているのだもの、
ファンとして信じさせていただく喜びが
なにより一番大事。だいじだいじ。
水を差すわけにはいかないわ!
そういう思いで見守ってきた日々でございます(誰)

しかし宮原さん強かった。つよい。
強くて美しいとはこういうことです。
正確な技術のうえで、それを意識することなく出せるほどの
りきみのないフローレスな流れの上で表現できる境地がある。
いや見事でした、
FPのステップがレベル3だったらしいので
なんでやの、と確認したいのですが
(見てもわかるわけではない)
再生するたびに感極まってしまってまだまだ。

精神、技術、表現いろんなものがマーブルにバランスよく
融合した演技を見せていただきました。
ほんとうにありがとう。尊い。
はたちにしてこの円熟ですよ。
そういう競技とは知りつつも、この境地にたどりつくまでに
どれだけのものを捧げたのか。尊敬しかありません。
この年齢で全日本4連覇中で、
つまり選手として完成されたとも言えるタイミングで
ジャンプの見直しという根本取組。さとこチャレンジ。

それにしてもこれだけ全方位(海外メディア含)で
宮原さんが絶賛されていることあったでしょうか。
ちょっと記憶にないほど。
ああどれほど待ち望まれていたのかこの状況を、
そう思ってやはりめそめそ。

去年の山日本の表彰前のバックヤードで
坂本さんが

「さとこちゃんみたいになんでもできひんやん
 ジャンプしかできひんやんじぶん」(うろ覚え)

みたいなことを言っていて
やや興奮気味にワーッとしゃべる花織ちゃんと
手を振って否定するニコニコさとこさん
という
とんでもなくかわいいものを見たのですが

そこから一年もたたないうちに、
その花織ちゃんのPCSがこれだけあがってきて
(やわらかさというよりクリアでクリーン方向なのが
 らしくてかっこよい)
宮原さんのジャンプがクリーンな試合がくるなんて

ううう。まだまだ胸がいっぱいです。

これから先、またジャンプが不安定になるかもしれない。
もちろんならないのがいいのだけれど。
それでもこの方の盤石な努力に支えられたものを
信じることができる、
それはファンとして無上のよろこびであります。

私もコツコツと、できると
信じて信じて取り組んでいこう。
なかなか進まなくてもどかしいフィンランド語ですが
それでもたどたどしくひとつおぼえるととても楽しいのです。
その喜びをひとつひとつ積みあげて、ちっちゃな鱗をまとって
つよくなるのだ。じぶんのために。

さあ次はわかばちゃんだー!!
東の女王ここにあり、というかんじの、
わかばちゃんのしっかりしたつ強いつよい演技大好きですよ。






by chico_book | 2018-10-25 07:30 | フィギュアスケート | Comments(0)

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