2016年 05月 06日 ( 1 )

花と本とが入り乱れ(そして安定のねこ)

母の日。
ワタクシは毎年、芍薬の花束を贈っています。カーネーションではなくて。

こどものころ、庭に大株があって、みずみずしい朝露に濡れた花を
母に切ってもらって、新聞にくるんで登校しました。
なので、私にとっては母との思い出の花。
やや青さの残る甘い香りのすがすがしさを懐かしく思い出します。
そんな感傷は、私の独りよがりなのかもしれないけれど。

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こちらは図書館のそばの植え込みの芝桜。
これも実家の庭にありました。なつかしい。

シャクヤクは、本当に季節限定の花で、
一瞬でいなくなる花なので、毎年この季節にはそわそわします。

Voice (キングシリーズ)

西村 しのぶ / 小池書院



華やかな大輪の花なのに、青々しさを残す
シャクヤクをモチーフにした短編が入っている作品集。
花の季節になると、毎年思い出す作品。

たとえば西村さんの作品に頻出する
不倫・浮気・複数同時進行形エピソードに、
まるっとは、共感しません。

ただ
『ほおー。そういう考え方もあるのね』
と感心します。
そして、自分はそれをどう思うのか、とか、
アリな部分はどこなのか、
どのへんがどう違和感なのか、とか、
そんなことを考えるわけです。それがたのしいのです。

ちょっと江國さんの読み方に似てるかな。
その意味では最近の江國さんの作品が
どんどんどんどん
『人外』
な方面に行っているようなのが、たのしくも怖ろしい気がします。
マジカルですらある。魔境を冒険させていただくわけです。
どこまで私、楽しめるのかな、どうやって帰ってくるのかな、なんて。

近くの本屋さんで母の日フェア。『さまざまな母』フェア。
いやこれ違うでしょ、と一瞬思うラインナップ。ぎょっとする。

母のはなし (集英社文庫)

群 ようこ / 集英社



放蕩記 (集英社文庫)

村山由佳 / 集英社



本を読む女 (集英社文庫)

林 真理子 / 集英社



「お母さんありがとう」
路線ではないよね…どちらかと言うと、ど、毒になる系よりですよね…と、
一瞬思うものの、それはそれでリアルと言うか、
本屋さんと本屋さんで本を買う客層との信頼関係に
基づいているものなのかな、なんて思う。だといいな、とも思う。
ガチ勢の毒親系の本ではないわけだし。
(この中で林さんのは読んでないので、違っていたらすみません)

綺麗綺麗でまとめて神話になるよりはいいのかな。
(言い切る自信はまだないけれど)

Eccentrics 1 (ぶーけコミックスワイド版)

吉野 朔実 / 集英社



母と娘の物語。感謝と追悼を込めて。

病院の待ち時間を使ってようやくこちらを読了。すっきりしたー。

真田四代と信繁 (平凡社新書)

丸島和洋 / 平凡社



作者は『真田丸』歴史考証担当の学者さん。この手の本を読むほどには、はまっています。
土曜の夕方にはたのしみすぎてそわそわするほどに!!

町田さんの本がラッシュでとても大変。

人生パンク道場

町田 康 / KADOKAWA/角川書店



はずしとまとめのバランスが心地いい。

忙しいときにはこういうものをサクサク読んで気分を変えよう、
という意図で選んだ本。

短編工場 (集英社文庫)

集英社



・・・でしたが、読む人間のその都度の状態と
作品ごとのテンションの差にやや戸惑っております。
(ので、実はあんまり読みすすめることができません(しょぼん))

こちらは一気読み。たのしかった!!

ロマンティックあげない

松田 青子 / 新潮社



岩舘真理子のワンピース・・・・・・・!! 
私が着るとあっぱっぱにしかならないワンピース!!!
あと(自分より)若い世代のジェンダー感覚に興味津々。

これから読む予定なのはこちら。

千年の祈り (新潮クレスト・ブックス)

イーユン リー / 新潮社



読んでみたいなあと思っているのはこちら。

結婚式のメンバー (新潮文庫)

カーソン マッカラーズ / 新潮社



さてどうなりますことやら。
(連休中に思ったほど映画を観られなかったのです)
(でもそれはそれで不足ではなく充実の結果なので良し)

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おおむねこの方とのんびり過ごした連休でした。よか。いっちゃんよか。
最愛。ベリーベストホリデイズ。
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by chico_book | 2016-05-06 00:59 | | Comments(2)