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カテゴリ:映画( 89 )

ようやく晩夏の趣


土曜日も、ちこにゃん通院の儀。
平日の夕方は、涼しくなって外を歩きやすくなった
わんちゃんが多くて楽しいです。
そうだよねえ、さっきまでたまんない暑さだったよねえ、
と、共感をこめてしまう。

チャーチルちゃん、という
アメリカン・コッカー・スパニエル
にはくすっと笑いつつうっとりしました。
素晴らしいセンスだなあ。
ネバーサレンダー!! が脳内でよみがえることも含めて。
(でもゲイリー・オールドマンだったりしますが)
機内で『わんわん物語』を観て以来、
好きなんですコッカースパニエル。
ちゃーちゃん、という呼びかけもかわいい。

はたして
土曜の午前中はねこちゃん祭り!! わーいたのしー!
今回仲良くしていただいたのは、
ふくふく白多め茶色ブチ入りのふくちゃん(!!)
先にいたまっくろさんとすごく挨拶をしていました。
かわいい・・・なんてかわいいの。
無言のちこにゃんにも、飼い主さん挨拶してくれたいいこにゃん。
ふくちゃんはお目目金色、2歳半のぴかぴかさんで、
おしゃべりなかわいいかわいい女の子でした。

飼い主のお父さんとおにいさん(二人でいらしてた)によると

「おばあちゃんちのねこだったんだけど、
 おばあちゃんが施設に入ることになって 
 うちでひきとることになりました」

だそう。なにやらちこにゃんと似た境遇のようです。
デレデレのお父さん曰く、

「わたしはねえ、もう全然動物とか
 好きじゃなかったんで反対してたんですけど
 息子が無理矢理2匹連れてかえってきて」

三匹きょうだいのうちの、女の子ふたりだそうです。
残るおかあさんと男の子は、別のおうちに引き取られたのだとか。
姉妹にゃんは、なかよしだけど距離をしっかり持っていて
甘えるときとそうでない時の差が激しいんだとか。
それはそれはなんともかわいいなあ。

「でももう、めろめろですね。
 こんなにかわいいいきものとは思わなかったねえ」

ふふふふふふ、ですよねえ!!

ふくちゃんむっくりみっちり大柄で、

「どうもマンチカンってかんじがしないんですよねえ。
 もっとちんまりしてるイメージあったんですけども」

マンチカンは長足・中足タイプもいるそうなので
そういうことかも。立耳スコみたいな話かな。
元気に暮らしているならそれがいちばん。ほんとに。

ちこにゃんを見て

『かわいいねえかわいいねえ
 まだちっちゃい子ねこさんでしょ?? 』

と言ってくださってうれしくてほろほろと。
おばあにゃんですよ。ふふふ。
ああいまから10年も余裕で一緒にいられるとしたら
どれだけよいことだろうか、なんてらちもなく思い、
いやいやそれだけの時間はもうちゃんともらっています
強欲は七つの大罪よ、なんて思いかえしたりもする(中二)

今回は体重微減。2.18キロ。
2.2キロを中心に、プラマイ0.5キロはちょくちょくあるので
うろたえないように。
たっぷり補液していただいて、お目目やお耳、
内診もいつものようにしていただく。
先生は、ふとした時の、あごやお耳のさわり方がやさしい。
わんちゃんはどういうふうにさわるのかしら、
ちょっと見てみたくもあり。好奇心。

さて午後からはこちらの映画を観に行きました。




ポスターを観ただけでふらっと。
敢えて知らずに行っても
きっと映像がたのしそうなので大丈夫かな、と、言う作戦。

ドキュメンタリーともドラマともつかない作品でした。
でもそのバランスこそが心地いい。
この場所はいつまで有り得るのか、とか
本作のHPによると、
グリーンランドの公用語はあくまでグリーンランド語なのですね。
てっきりデンマーク語との併用だと思っていたのです。
作品の冒頭でグリーンランド赴任が決まった主人公が
『僕もグリーンランド語をおぼえます』
と言うと、
『その必要はない。あなたは彼らにデンマーク語を教えるの。
 それが彼らのためになるのよ』
と返されるシーンがあるので二度びっくり。
そしてグリーンランド語は促音が多くてリズミカル
とても音楽的な言葉と言う印象です。

7代続いた農家を継ぐことに興味が持てなくて
グリーンランド赴任を選んだ青年教師が
伝統的な生活を大切にする人々のなかで
ほんのり浮き彫りになるジレンマの影、のようなものがとてもよい。
あざやかな映像がひたすら続くだけに、
ひとのこころのうっすらとした影が
却って鮮やかに浮かび上がるというバランス。

以前これを読んでいたのがよかったと思う。
ずいぶん前に読んだので、
ほどよくあいまいになっているのがさらによかったと思う。



『極夜行』は、いまだ図書館待ち。
現在124人待ちですが
17冊所蔵なのでそこそこ回転は良さそう。

まさに虚実皮膜のあわいといった感じでしょうか。
すばらしかったなあ。
また行きたいなあアイスランド(違)。

雪原を駆け抜けてゆく10頭立ての犬ぞり、
ああこれ梶谷先生が泣くやつだ!! 

10月なんてきっとあっという間なのでメモ。
次なるアイスランド映画。




(ねこに悪いことがおきませんように、ちょっと祈)

もう公開中・公開済の場所もあるようですが
ジャックアンドベティでは10/12から。

これも観ましょう。おなじくJBにて10/5より。





まったくヒアリングできなくて歯噛みしております。ウウ。


ことしは受験しよう、なにか受けようと期待していた
10月の資格試験、申込期日を間違えていました。
自分にガッカリ。
職場からのメンタルヘルスカウンセリングも
同じ理由で申し込みしそびれ。

夏のくたびれがほんのり出てくるころです。
まあいつでもぼけっとしてますけど当方。




by chico_book | 2019-08-19 06:20 | 映画 | Comments(0)

夏の不思議と寝汗と夜空(のニセモノ)


カレンダー通りのお休みなのですが
(いやいや3連休、十二分にありがたい)
えいやっと勇気を出して映画に行ってきました。
こちら。

そうです『BANANA FISH』でおなじみの!
あ!! の!!
「ボスがひとりになりたいときに行く場所」!!
堂々205分、途中休憩あり。
途中休憩ありの映画なんていつぶりだろう。
はじめてみたのは
Once Upon a Time in America』
だったと思います。
『ラスト・エンペラー』もそうだったかな。
ちょっと自信ありませんが。

しかし本作は図書館のあらゆる側面を描きだした
ドキュメントなので、毛色はまったく違います。
かなり要素が多く入っているので
そしてこまかく切り替わるので、混乱するかな、と
途中で少し心配になりましたが
まったくそんなことはありませんでした。
わかりやすくてサクサクと、
バリエーション豊かに進んでゆきます。
おもしろかった!!
いわゆるノーナレーション方式で
様々な著名人が図書館で語るイベントと
地域のこどもやホームレスへの(デジタルディバイドの問題も)
働きかけや
予算の生々しい話から
手話の実践まで、
そしてもちろん市井の利用者の皆さんの
姿もしっかりと描かれます。
わたしがわかったのは、
ナボコフとドーキンス博士、
あとエルビス・コステロくらいですが。
訂正:ナボコフとっくのとうになくなっていますね。
そりゃそうだ。
話題にあがっていたことを間違えて認識したようです。 
失礼しました。

そう言えば春樹さんも『作者による自著朗読会』が、
アメリカで果たしている役割の(ようなもの)のことを
語ってらしたなあ。

そんなことを考えながら観たせいか、
短い旅を経験したような、不思議な充足感がありました。
夏休みだしね。すごくいいと思う。

くりかえし語られる強調される
『パブリック』の意味やありかたを
身に沁み込ませるのに必要な時間だったと思います。
実はもっとずっと見つづけていたかったほどに。

でもさすがの長さもあってか
「あーーーー気持ちよくうとうとしたわぁ」
「寝汗で背中がぐっしょり」
みたいな声が聞こえていました。たくさん。
でも退屈じゃないんだよね、という不思議。
こういう映像を延々流しながら
お昼寝するのは夏休みの醍醐味ともいえましょう。
もちろん自宅が望ましいけれど。

ところで先日某アカウントを設定して(いただいて・感謝)
うふうふうふうふにまにまにまにま
していたのですが

なんと映画の帰り道にーーーーーー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


f0257756_22291152.jpg


アアアアア!!

知らなんだ、スマートなフォンって
アスファルトに落っことすとこんなに割れちゃうんですね!!
というか…………なんとなくきれいに見えませんか(ヤケ)
星空みたいでロマンティックではないですか!!

すっかりしょんぼり意気消沈、
とぼとぼケータイショップに行って確認したところ、
なんとワタクシこのケータイ
2017年1月から使用中でした………。
去年だと思っていて、二年しばりってどうなんだっけ、
わたしの契約どうだったっけ、と考えこんでいましたよ。
いやビックリしました。余裕で2年超えてるやん。
おまけにしょっちゅう警告の出る
「データ使用料」も、半分も使いきっていないことが判明。
私が個人的に設定した警告ゲージの問題で、それが低すぎたのでした。
うぉぉ。でもまあいいやいろいろわかって。

こんな見た目ですが実は中身はしっかり生きているので
使えなくはないです。ひいい。
いやありがたいことなのですが。
しかし表面が粉々なので細かい砂粒のような破片が
指先に突き刺さる、という、問題がありますトホホ。
なるはやで、お店に行ってデータ移行をしなくては
結構時間かかりそうなので結局週末かしらトホホ。

ちこにゃんはウェットごはんメインにもぐもぐしています。
ひっそりしていますが、なんともかわいいのですよ、
わたしがずっと家にいるせいか
そうでない時もそうなのかは不明ですが

なうう? にゃうう?

と、語りかけてくるのです。
ああもうひとときもひと声も逃したくないわ。

by chico_book | 2019-08-13 00:26 | 映画 | Comments(6)

当たり年


たまたまなんでしょうが
ことしはドキュメンタリーもしくは
ベイスドオン実話系の映画が大当たりの年。
わたしがそっちに振ってるだけ、でももちろんあるのでしょうが。




息子ブッシュほど創作チックでコミカルな
政治家が実在するなんて、と思っていた
時代が私にもありました……
まさかそれを凌駕する存在がでてくるなんて!
しかもこんな短時間に・・・・・(とほほ)





そうか、90年代のアイコンなのか。
わたしはまったくファッショニスタではなくて
たまに会う親族や実母に
「あんたはほんっとーーに!! 服やらかばんやらにお金をかけない! 」
と驚愕あるいは失笑されているのですが
(オーダーメイドの時代を生き抜いてきた世代の皆さんの目は厳しい)
(「じゃあ何にお金をかけてるの??」 と追及されるのは
 避けたいので無言でほほ笑むのみ)

短い時間を燃やし尽くす芸術家のお話。
そのあざやかさと、残された親しいひとたちの気持ちを思うけれども
本人にとってはほかの選択肢などと受からなかったのでしょう。
その残酷さが際立っていました。






まさか役者さんが軒並み、日本語が母国語でないひとばかりだとは
思いませんでしたよ!! 腰抜かしました正直。

先週-今週の『いだてん』でも震災描写がかなりがっつりあったのですが
トラウマ的な怖さには至らず、ほっとしています。
実は『風立ちぬ』が一番怖かった。
アニメで、海底で起きた震動がずざざざ!! と
伝わってきて広い範囲で大地が鳴動するというのが、
俯瞰的にわかりやすい描写だったからかなあ。
あるいは3.11からの時間的な距離かもしれないし、
映画館という音響と逃げ場のなさからかもしれない。





満を持しての、みなとみらいキノシネマ。
うつくしくてやはりやはり残酷な物語。
『牧神の午後』の官能性にノックノックノックアウト。



たまらずコストナさん満喫の旅へ。
緑のお衣装も好きなんですが見つからなかったのでこちらを。

白鳥のような優雅で大きな鳥が羽ばたいているような
鶴やフラミンゴが優雅に舞っているような
夢幻にして優美。

アイスショーで来日中のジョニーさんが
(ご本人も登場している)
この映画のトークショーに呼ばれて

「ジョン・カリーの遺伝子を受け継ぐスケーターは誰?」

と問われて

「ステファン・ランビエール。
日本人なら
町田樹と宮原知子

と答えたそうです……(感涙)
まちだたつきとみやはらさとこ・・・・・・・・
まちだたつきとみやはらさとこ・・・・・・・・
まちだたつきとみやはらさとこ・・・・・・・・
まちだたつきとみやはらさとこ・・・・・・・・

宮原さんのすごいところは(たくさんあるけれど)
あくまで抑制の効いた緻密な表現の上に感情を
乗せてくるところ、
流れないんですよね情感に。
どうしても表現力重視の選手というのは
情感に流れがちなのですが
いやまあ感情移入しすぎて自分でも泣いている選手大好きですけど
(ポポーヴィッチたん)
(そういえば映画の公開はいつなのか)
(いつまでも待ってます。しつこいタイプのオタクなので)

ジョニさん、さとこさんには結構厳しめの評価を
していた時期が長かった……長かっただけに…………
ばあや号泣。ああ、あと何回この喜びを味あわせていただけるのか、
もう感謝しかありません。

そう言えばしょうまさんには本当にびっくりしました。
外国嫌い美穂子先生のプロしか滑りたくない、
と一貫して言ってたもんね。
でも確かにワールドのあとのインタビューでは、
本当にひとが変わったような表情でした。
どうかよい化学反応となりますように。

という訳で日曜日にいつものジャックアンドベティで観てきたのはこちら。





補助席も動員の満員でした。さすがのジャック&ベティ。

とにかく猛烈に面白いです。明快でクリア。
その論点を明快にする手法について
賛否両方あるやもしれませんが
丁寧に絞り込んでゆくその手法たるや。
わたしは傑作だと思う。そして本当に笑えない。
『VICE』に続いて全く笑えない薄ら寒くなる作品でした。
公開館数が少ないのですが、見られる人はぜひ見てほしい。



by chico_book | 2019-06-24 05:35 | 映画 | Comments(0)

やさしい中にある芯と芯が強くもやわらかいひとたちのお話


ひさびさに活用できそうな映画の日、
二週間限定公開のタイミングドンピシャなので
えいほえいほ、と、恵比寿まで行ってきました。




以前いったときは改装中だったりなんだりだった
恵比寿ガーデンプレイス。
福岡の、警固公園から中州に抜けるあたり
あるいは大濠公園当たりの
空の広さがなんとなく似ている気がして
私はとてもとても好きなのですが、
いかんせんサクッと気軽には淹れるカフェあるいは
それに近いものがないイメージがある。
おそらく腰を据えると、たのしいお店が多いのですが。
わたしがお酒に強くないのと、主に映画か美術館目当てで
行って、
その時間調整、という意味合いが強いので
いろいろミスマッチなんだろうなあ。

ごはんなんとかなるかしら、と、
三越の地下に行けば何とかなるだろう、と
到着しましたらなんとなんと、

ハワイアンなイベント開催されてました! びっくり!
わたしはフィンランド語のシャワー浴びに来たのに!!



フラでアロハなお姉さんの華やかさな波に押し戻されながらも
なんとか劇場にたどりつきます。
WEBで予約しておいてよかった。なんと満席でした。
隣にはいってきた4人づれのお嬢さん方は、手に手に
アロハなごはんを持っていたのが興味深くもあり。
終わったあとに
『(映画とごはんが)あわなかったねえ』
とそわそわさわさわ。うん、まあ、そうかもね。
私は結局ばたばたでごはんを準備できず。とほほ。
まあそういう日もあります。

映画はいつも通り児童文学の原作そのままの
明るさ優しさかわいらしさ〈だと思う、原作未読〉
なんだけど、
ずいぶんお姉さんになった主人公のふたりが
ほかのこどもたちに対してちゃんとお姉さんとして
ふるまっていること、
責任ある年長者として事に当たっていることが、
成長譚としてとてもよいなあと思いました。
こういうふうに成長を描けるのね。
かわいいだけでなく芯の強い作品です。
強引にでも観に行ってよかった。

オンネリ終わった段階で1440ころ。
『RGB』も見たかったのですが開始は1620。
イベントがなくておちついているガーデンプレイスなら、
のんびりごはんでも食べるのもよし、
と思いつつも決めかねて予約はしなかったのですが
さらっと満席になりました。さすが都内。

すごすごと横浜に帰ってこちらで観ることにします。
いやまあその後の動きを考えるとよい選択なのですが。


木下グループさんにはさとこさんファンとしてフィギュアファンとして
いつも感謝感謝の上に感謝をしているのでその意味でもよし。








いやいやいや無理しても観てよかったです。
『ビリーブ 未来への大逆転』
私は観のがしたのですが、こちらも
ルース・ギンズバーグ最高裁判事をモデルにした作品だそうです。

アメリカという国の、何があっても
根底に正義を信じているところ
信じすぎているようなところを、
わたしはとても興味深く見ているのです。

おそらくそれは最初に接したアメリカ的なものが
教会付きの幼稚園からのながれで
小学校6年間毎週通っていた礼拝と、
夏休みにアメリカからやってきた若いひとたちで
その影響下にあるのだと思うのです。

いまにして思うと、
夏休みにわざわざ日本の教会に来るなんて、
それは真面目な若者以外ありえないだろう、
という人選なのですが
そんなことに気づくよりずっとずっと前に
刷り込みのように認識してしまったので
いろいろ已む無し。

その意味でアメリカでの法廷もの法曹界ものは大好きでもあります。
もちろん清濁併せ呑むのですがそのあわせ飲みかたが、
実に興味深くて。
まあ普通に人気のあるジャンルなのではありますが。

ひさびさにごりっごりのドキュメンタリーを診ました。
マックイーンのこれも観てまして、
これもゴリゴリなのですがいかんせん
方向性が全然違うのでどちらもたいへん素晴らしい。





しかしさすがに移動距離含めてのはしごは
結構疲れました。

ほんとうはキノシネマで次の時間帯で上映される
こちらを観たかったのですがさすがにギブ。






まあギブして正解でした。
むかしはできてましたけどね。余裕でね。
でも無理ではあったんですよね。昔から。ウム。

しかし劇場サイトを観るとびっくりするくらい人がはいっていないようなので
(『キノシネマみなとみらい』じたい、
 まだあまり知られていないということもあるとは思うのですが)
プッシュプッシュのためにも観なくては!! 
と、ちょっと焦っております。












by chico_book | 2019-06-02 23:54 | 映画 | Comments(0)

素直な憧憬を胸に抱く

Lindaさんにご紹介いただいた映画をみてきました!!
わーい!









たいへん素晴らしい映画でした。
ひたすらに広がるアイスランドの原野を走りぬく主人公の
力強さとあざやかさ。

地熱と水力発電の、再生可能エネルギーで
100パーセント国内消費の電力をまかなっている
アイスランドですが、
大量に電力を必要とするアルミニウム精錬工場を
妨害すると言う戦いに、たったひとりで挑むす主人公。
176センチ49歳の独身女性。職業は合唱団の講師。

彼女はあえて言うなら
エコテロリストとでもいうべき存在なのですが

そこを踏みこみすぎずにでもその主張はみじんもゆるがせずに
ある種の爽快感と残酷さを共に併せ持つことに成功している作品です。
すごい。とにかく一片の容赦もない。壮絶で爽快。
あの大地でしかあの空でしか
成し得ないものなのではなかろうか。
ごつごつの岩とふかふかの苔!!

でもそれを遠い異国のものとしない、他人事として終わらせない
それを許さない力強さのある作品です。凄い。

あと、音楽の扱いが独特です。独特すぎるほど独特。
こんなのはじめてみました。

ちょっと……………いやむちゃくちゃ遠いけれども
みんなアイスランドに行きましょう。

自然との距離動物とのかかわりが大変厳格なところも魅力です。
わんこさんの名優/盟友ぶりときたら!!
もちろん羊もどっさり出てくるし
アイスランディックウールもごっちゃりと。
見ごたえ充分。ほんとうに充分。今すぐにもう一回観たいほど。

遠い遠い場所、でも同じ星の上に確かに存在するあの場所。
ああ行きたいなあ。
もう11年も前になるのだけれど。

春樹さんによるとレイキャビクはとにかくねこの多い街だそう。
岩合さんの番組によるとレイキャビクは
「羊にうつる可能性のある伝染病を防ぐため、
 犬を飼うことを法律(条例というべきかな)で禁止していた時期がある」
らしいです。
※こんなリンクがありました



日本ではキタキツネでおなじみのエキノコックスでした・・・・・・。
牧羊犬が欠かせないだろうから、どうなるのかなと思いましたら
ペットとしての犬とは厳密に線を引いているということなのかも。

という訳で、わたしがアイスランドで出会ったにゃんこさん。
再掲ではありますが(笑)

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すばらしい面差し。


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でもめっちゃフレンドリーです。ごきげん。


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ついてきなさーい!!


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「ここ、あたしんち」(推定)

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お水を飲んでた黒白さん。しっかりアイコンタクトしてくれてます。

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野外民俗博物館にいたねこさん。営業部長でしょうか。
すやすや眠ることはねこにとって最大の営業。
だって最高のリラックスの姿だもの。

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ちょっとほどける様もよし。白手袋みせてくれた。


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そしておそらく捜索願い。めっちゃめちゃつやっつやの黒にゃんさん。
愛が伝わるにゃん。

・・・思ったよりたくさんねこさんに遭遇してましたね。よかよか。

写真を見返していてたまらなくなったので、
アイスランドの動物たち。

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いわゆるアイスランディックホースですね。小柄でふっさふさ。
そこはかとなく優しげな憂いのある風情。
『立ちあがる女』の監督の前作にして監督デビュー作は
こちらでした。




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とにかくとにかくアイスランドと言えば羊。

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鳥小屋の外をゆうゆうと歩くにわとり。

あまやかさやあいまいをゆるさないような厳しさの上に立つ
自由とおおらかさを象徴しているような
(ニワトリに背負わせすぎ)
なんとはなしに好きな一枚。

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この空この雲この海、そして光と風。
ああ、素晴らしい場所でしたアイスランド。
きっと今でも素晴らしい場所に違いない。


ジョディ・フォスターがハリウッドでの映画権を獲得し、
監督・主演を予定しているそうですが
ここまで大地に根差した作品がどうなるのか
興味があります。うまくいくといいなあ。


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6月の夕暮れ。22:56です。
そう、白夜が見たくて行ったんだった。

恵比寿ガーデンシネマにて5/25から2週間限定。





かふでくさん と ぽいっか と とるけあ は
ひろえた!!!!(ちょっとしょぼん気味)

にしてもふたりともすっかりお姉さんになって…(驚愕)
 

by chico_book | 2019-05-12 23:13 | 映画 | Comments(3)

浅い春の眠れない夜(春眠恋いしや)


これも8年前の3月の話。
祈りと鎮魂の記憶と、いっしょに忘れずにいたい動画。





さいごにもみくちゃにされる運転士さんがたまらない。
私の出生地はひとつになってないがわの九州だけど!!

「みんなでひとつになろう」
と言うイベントとか方向性そのものに、
元来興味がないほうなのですが
この局面で「ありがとう」と言葉が出る
素朴さとあたたかさがたまらなく好き。
(あとたぶんただのJR九州ファン)
統一感がそれほどないところも、
手づくり文化祭っぽくてたのしい。

スタイリッシュな東日本も大好きです。
じつは新幹線、東海道と山陽と九州しか
乗ったことないのです。
はくたかとかきらめきとかかっこいい……。
あとあのひたすらまっすぐ! 直線!!
東北新幹線にも心奪われる。
列島を切り裂くように走り抜けるではないですか!


すこしずつ外出もしているのですが
やはり人混みは思いのほか衝突が多くて
軽い接触でもダメージが大きくてしんどい。

しかしこちらはいま見とかないと
難しそうな気がして無理矢理都合をつけました。
なにしろNETFLIXで公開、アカデミー賞を受けての
イオンシネマでの緊急公開だもの。





劇場で見て大正解。
静かなモノクロで描かれる70年代のメキシコ、
家族の生活が丁寧に静かに描かれています。
それこそ切々と、寄せては返す波のように力強く、
説得力を持って。
ひたひたとしずかにしずかにココロに湧きあがってくる
ものを、つかみ取ろうとして、
それこそ波に翻弄されてうまくつかめないような、
そんな苦しさもどかしさ。
ものすごく好きなタイプの作品でした。
残酷さや生々しさが、モノクロ映像によって
ちょうどよいかんじに、見やすくなったようにも思います。




私の場合、
NETFLIX視聴だと(自宅で、しかも小さいパソコンのモニターだと)
かえって集中できないかもしれないなあ。
これからこういう展開増えるのでしょうか。
すこし不安になりました。

しかし2時間も同じ姿勢をするのは
たいそうしんどいので
暗闇でごそごそと湿布を貼りなおしたりしております。
(すみません)
それでもまあぼちぼちと、ね。すこしずつすこしずつ。


by chico_book | 2019-03-12 01:48 | 映画 | Comments(2)

空き容量はいつもいつでもうまくまわせない

GP開幕、スケートアメリカからいきなりさとこさんなので
(さとこさん的によくある話)
(そして北米のジャッジは傾向として、ごにょごにょ。
 大丈夫わかってるから!! へこんだりしない! すこししか!!「)
またぞろ空き容量問題に頭を悩ませております。
いつもいつでも、
ピョンチャン対策に購入したのは
あれは今年の話だった・・・・はずなのに。

この夏、ちこのこともあり映画を自粛しておりましたが
そんな時こそHDにどっさり入っている映画観なくちゃだ!!
と思っていたのに、何で未だ、こんなにどっさり入ってるの?

映画となると流し見できず2時間みっしり座っていなくてはならないので
実はちょっと手を出しづらいのです。ううむ。
録画しておいたNスぺとかナイトスクープとか
カマキリ先生とかゴールデンカムイとかは
さくさく視聴できるのに。トホホ。

しかしそうも言っておられず、最近ようやく観たのが以下2本。

『アリスのままで』


夫は医師、三人のこどもは法律家と医学部の学生、
(女優志望の次女のことだけが気がかり)
コロンビア大学の言語学教授としてまさに人生を謳歌している
アリスを突然襲った不調。
簡単な言葉が出てこなくなり、記憶が混乱し、
通いなれた職場や家のなかで迷子になる。
病院でアリスに向けられた診断は「若年性アルツハイマー症」。

人一倍言葉を使い言葉を理解し、おそらくそれによって生きてきたアリス。
突然、そしてじわじわとそれを失うことになる恐怖と戸惑いが
ゆるゆるとそして確実に描かれています。胸の詰まる作品でした。
なにを以て人は人の、そのひとのままでいると言えるのか、
作中のアリスと同世代の人間としても、
個人的な事情で、
若年性ではなくてもアルツハイマーうんぬんが
いろいろな意味で身近な話題になりはじめている
昨今でもあり
とても興味深く観ることができました。怖かったけれど。

じぶんが自分でなくなっていく恐怖
その事態に直面しているひとに、
人間としてどう向き合えばいいのか。
もちろんそんなに簡単に答えが出るものではないですが。

あとアメリカの裕福なインテリのおうちが
たっぷりみられて眼福でもあり。
原作小説もあるとのことなので、読んでみようと思います。


もう一本はこちら。91年公開、懐かしい。





レオンのことは狂おしいほど大好きで、
いつでも見られるようハードディスクに残している
そして消さないワタクシですが
ニキータ、実は劇場では観ていません。

そのかわりというのも変ですが
(就職してようやく購入した)ビデオデッキ!!(泣ける)で
いそいそと借りたビデオを友人と一緒に観ました。
作品がなつかしいのか
この思い出がなつかしいのか
なんだかわからなくなるほどなつかしい。

この時代のフランス映画というか、
あるいはパリの街そのものがそうなのか
パリに行ったことないからわからないのですが
かなり陰影のコントラストが強くて
しかも暗いほうにふってある。
ルコントとかカラックスとかの、あの空気。うう。
天神にあった映画館、シネテリエで観た空気。
なつかしすぎてなんだか溺れそうになる。

作品は思いのほかおおづくりというか…あっさりさっくりしていました。
以下YOUTUBEさんの紹介を引用。
そういえばこんなお話でしたっけね。

泣き虫の殺し屋。若き映像作家リュック・ベッソンが、鮮烈に描いた"過激な純愛映画"。
女殺し屋・ニキータの過酷な日々と愛を描いた、スタイリッシュでパワフルな女性アクション!
政府の秘密工作員に仕立てられた不良少女、ニキータ。
次々と下される暗殺指令を着実にこなしていく日々の中、ニキータに初めての恋が芽生えるが・・

※引用表記がおかしいのですが直せませんトホホ。

いかにも若い作家の作品というかんじの粗削りがこれはこれで大変魅力的。
しかしベッソンさん(なんだか「えべっさん」ぽくてこの呼び方が好き)
痩せっぽっちでショートカットの女の子を
べそべそ泣かせて戦わせるのほんとうに本当に好きなんだわ・・・・・
なんという包み隠さなさ! いやそれでいいんだけど!!
という気持ちにはなりました。
おかげでレオンです。レオンのG・オールドマン最高です。
ありがとうございます。
『BANANA FISH』のアニメも絶賛放送中で、
(評価は色々ですがワタクシはおおむね楽しんでます。
 英ちゃんちょっとかわいい路線に振りすぎではないかとは、
 いまでも思いますが
 しかしどんなに上手にやっても絶対にみんなが満足することのないであろう
 手ごわい作品に手を出してくださって
 もうそれだけで火中の栗というかありがたい)
ニューヨーク行ってみたいけど、ええと、大丈夫かな、
なんて気持ちになりますが。
いやいやニキータはパリのお話です。

しかして数えてみましたらば、うちのデッキに眠る
未見の!! 映画は30本ほどありました! 
うわーうそでしょう。
※過去に視聴経験のある作品もありますが、
 HDに録画した後未視聴という意味です。

いい機会なので以下ラインナップ。
あくまでメモ書きなので、こまかい表記の間違いはご容赦のほどを。

スターリングラード
パリ、テキサス
ブラザーズ・グリム
君と僕の虹色の世界
ビューティフル・マインド
フィラデルフィア
シャーロック・ホームズ シャドウゲーム
サイドウェイ
刑事ジョン・ブック -目撃者-
ドクトル・ジバゴ
ボーン・アイデンティティ
ボーン・スプレマシー
恋のゆくえ ファビュラス・ベーカー・ボーイズ
カルテット! 人生のオペラハウス
グラディエーター
ゼロ・ダーク・サーティ
ベニスに死す
アメリカ・アメリカ
山猫
ストレンジャー・ザン・パラダイス
殿、利息でござる
スーパーチューズデイ 正義を売った日
フューリー
ミッション
炎の戦線 エル・アラメイン
緑の光線
木と市長と文化会館 または七つの偶然
シシリーの黒い霧
ギルバート・グレイブ
ジョイ・ラック・クラブ
御茶漬けの味

レオン同様、削除する予定のないこちらもHDにはあります。
ありがたやありがたや。



おこもりするには十二分ですな!! したいなー!! 


by chico_book | 2018-10-17 02:24 | 映画 | Comments(2)

アイハブワンハンドレッドミリオン

ジャパニーズえん。「Exchange please」

ワタクシたいへん大真面目に重々しく申し上げました。
2003年ローマはスペイン階段そばの
両替屋さんにて。

「……here?」
「Yes,Please」

そしてしずしず差し出す諭吉様おひとり
そうです明後日帰国なのです。
カードメインでしのげるけれど
ちょっと手持ちのユーロが心細くなったのです。
両替屋さんはたしてするっとユーロを出してくれました。
さては慣れてらっしゃる!!
私がその間違いに気づいたのは
その日の夜バスタブにつかりながらだったか
それともかなり後になってからだか、
いまはもう定かではありませんが。
いずれにしろ堂々とした間違いっぷりでした。
(帰国日にイタリア全土の停電に遭遇して
 電車は止まるわカードは使えないわ
 空港に行くのに大変だったので、
 ああほんとに少ないながらも現金あってよかったね、
 というお話はこちら)

フィンたんがツイッターでこんな話を教えてくれたから
そわそわそわそわ。


55000円ですよ…うっとり。

いや難しいんですけどね。
ちこにゃの治療費とかこの倍くらいかかったしね。
それでも自分のなかの気持ちを
ゼロベースにはしないことが大切ねきっと。
とりあえず予定はたてられないけれど
やはりパスポートはとっておこうかしらねえ……。

さてなにゆえワンハンドレッドミリオンなどを
思い出したのかと言いますと
ひさしぶりに映画を観てまいりました。

もうねえ、どれにしようか考えるのめんどくさかったので
さくっとざくっとポップコーンムービー!!
景気いいのを見たいよね!
というチョイス。





ああたのしかった! 弩級にたのしかった!!!
ひたすらゴージャスで景気良くって
有能なガールアンドレディがさっくさくと
すすんでゆくよ!! 
ああこういう世界を知ってるわ。
ずっと前から知ってるわ!!
松苗あけみ先生だわ
一条ゆかり女史だわ
そして西村しのぶの世界でもあり、ブラーバブラーバ!!!
これを紙の上で展開してくれていたなんて
なんて豊穣な時代を漫画とともに過ごしたのでしょう……!!!

とにかくサンドラブロックとケイトさまが
かっこいいです。
ほかもみんなかっこいいけれど。

さらっとヘレナ・ボナム・カーターがいて
やっぱりちょっとファッションがアレな役で
ほんとうに本当にたのしかったです。

ただ私はMETgalaの知識が、
ドキュメンタリー映画を観るまではほぼなかったので
予備知識があってよかったなあとは思います。
(感想記事はこちら)

2018の動画がむっちゃかっこいいのでご紹介。





予備知識なくても、
なんかゴージャスなファッションイベントあるのね?
と思ってそれで十分かもしれませんが。
なんだかんだ言って、
手持ちの知識でやりくりするもんですけれども。
でも私はドキュメンタリーを観ていてよかったなあと思いました。
明らかにこれを踏まえていると思われる展開もあったし。


夏休みの終わりに一気に読んだ本。

書店でちらっと見て……ギャル語?
いやそれは親和性高いだろうけど………
ちょっとどうかなあ?
と思いましたが読みはじめたらばひと息に。


かなりしっかり史実を踏まえていると思います。
(ちなみに私はベルばら→シュテファン・ツヴァイクがベース)
ちょっとひと昔前昔のコバルトっぽい読みやすさわかりやすさ。
これからこの世界に触れる人には(文体の好き嫌いを別にすれば)
最適の入門書ではなかろうか。

マリアテレジアの『圧が鬼』にばくしょう。
『ヨーロッパじゅうに圧が鬼で、末娘にも同じ強度で鬼圧』

清らかで乙女らしいよい娘であれ
優秀な政略結婚の駒となり
敵を作らず万人に愛されるフランス王太子妃
そしてフランス王妃となれ
宮廷の色に染まらず皆と仲良くし
奔放なヴェルサイユでの宮廷の空気に染まることなく
しかしとがめだてもせず受け入れて
子どもを、できれば男子を産み育て、
善き妻善き母になりなさい

この無茶ぶりの圧が、
意外と現代日本の女性にかかるものと近似値で
母と娘のこじれる物語とも相似で
そこに
『草食系男子・趣味に生き放蕩に走らず
 真面目な善き国王・良き家庭人としての夫』
としてのルイ16世再評価の流れもまた
興味深く読めました。
そんな善良な国王を登場させてももうどうにも
とまりようのない運命というのがまた。
そんな人間だからこそ身を捧げたということかもしれませんが。
そしてフェルセンはきっちり騎士道王子様で、
実はフェルセンとルイ16世の間に
友情らしきものがあるというがあり、
ふたりともアントワネットへの想いがきちんとあるという、
その両立がすごい。興味ある方はぜひ。おすすめです。
しかし新潮文庫nexなんてあるんですね。知らなんだ。

夏の終わりに繰り返し聴いている曲。









なんか意味のあるようなならびになりましたが
たまたまですよ。ほんとよ。



by chico_book | 2018-09-03 00:24 | 映画 | Comments(2)

熱狂をさますような静かな雨が好き

土曜日はひさびさ用事があって有楽町へ。
いつも大混雑の交通会館はやはり大混雑。
まちからむらから館で、ゆべしや薄小倉や、そんなささやかなお菓子の
あれやこれやにこころを奪われるのが常ですが、
この日のワタシはサクサクと用事へ向かいます。
ちょっと心残りではありましたが。

用事が終わった段階で15時。
さてどうしよう、ひさびさに映画でも見ようかな、
と、罪悪感鳴く思える程度には
ちこにゃんよくなりました。ありがとう。

候補としては、目の前の
有楽町ヒューマントラストシネマ
(タダ券一枚あり)

1530~
『告白小説、その結末』




ひさびさにこってこてのフランス映画もよいですね
ポランスキー作品ワタクシ実は未見かも。

フランス語の響きって時々猛烈に聴きたくなります。
パリ在住の作家のおうち!! 本棚!! 
もうそれが観たいわ!

1730~
ビューティフル・デイ







ホアキン・フェニックス……
いまこんなかんじなのねホアキン。
トラウマ持ちの青年と孤独な少女というのは
私にとってひとつのアレでございます。
レオンで落とされた沼(そこなし)
でもちょっとこれは系統が違うような。
怖い痛い系の映画は基本苦手。

マルクス・エンゲルス







本を読まずに2時間映像で
勉強させてもらおうという(いつもの)作戦。
こちらは6/30(土)~シネマリン
で観た方がよいかも。

ちなみにシネマリン、にゃんこをクリックすると
話しかけてもらえます。ちょっと低めのみゃううん、たのしい。
日曜最終上映は1100円とか、
いろいろありがたい劇場なのですが
個人的には遅い時間帯に行くのはちょっと厳しめの界隈。

有楽町から日比谷方面に行けば映画の街なのですが
いろいろ考えて、こちらに。

1600~
ザ・ビッグハウス

『観察映画』想田監督の新作。





ひさびさのシアターイメージフォーラムに行き先を決定。
銀座駅まで歩いて、銀座線で表参道へ。
渋谷駅から坂を上がるより、表参道から青山通りを
歩く方がストレスないことを最近(いまさら)発見。
でもありがたい発見です。

※以下公式サイトより引用
ついに想田和弘がアメリカで観察映画を撮った。しかも舞台は、全米最大のアメリカンフットボール・スタジアム、通称“ザ・ビッグハウス”。パブリック・アイビーと称される名門ミシンガン大学が誇るウルヴァリンズの本拠地だ。収容人数は10万人以上、地元アナーバー市の総人口に迫る。
想田を含めて17人の映画作家たちが廻すキャメラが捉えたダイナミックなプレイ、熱狂する観衆、バックヤードで国民的スポーツを支える実に様々な人々…。それらの映像群が、想田の大胆かつ緻密なモンタージュによって、まるで巨大な生命体のように機能するスタジアムの全貌を描き出していく。
それは現代アメリカの縮図でもある。教育とスポーツとビジネスの関係。人種や階級、格差、宗教問題。台頭するナショナリズムやミリタリズム…。アメリカが誇る文化と抱える問題とが、“ザ・ビッグハウス”という小宇宙に浮かび上がる。撮影は2016年の秋、奇しくもドナルド・トランプ大統領誕生へと至る選挙戦の最中に行われた。
※引用ここまで。

すごかったです。とにかくものすごくおもしろかった。
世界で二番目に大きい10万人以上収容、
ミシガン州立大学のフットボールスタジアム
通称『ザ・ビッグハウス』で開催される
ウイスコンシン大学戦の様子を丹念に映し出すドキュメント、
というよりは『観察』映画。
このあたりはいつもの想田監督。

巨大なスタジアムに呑み込まれる感覚
融合することの(ある種の)圧倒がのっけから
襲い掛かってくることに驚き。
アメフトのことも合衆国にも、格別なシンパシーはないのに。

そして鼻歌ではフンフン歌える
『星条旗よ永遠なれ』の歌詞を
いままで一度もじっくり見たことがない自分に驚き、
内容に更に驚き。

のみこまれた後は
重層的に描かれるアメリカ社会の
様々な色あいに夢中になりつづける2時間でした。
競技はもちろん違いますが、
ワールドカップ開催中に観てよかった。

スポーツの熱狂とそれをめぐるさまざまについて
あるいは米国ドラマで繰り返し描かれる
アメフトとチアリーディングと
寄付とキリスト教精神と社交と
そんな様々にココロを巡らしながらかえりはぼんやり東横線へ。
感想をぼんやり転がしながら黙々と歩いて帰るのが好き。
昔から。
だからひとりで映画を観るのはかなり好き。
もう、性質と言ってもいいかもしれない。

ヒカリエ経由で東横線へ。
ヒカリエからオクタホテルが撤退していて
ちょっとしょぼんですが
いまは丸ビルに入っているようで安心するやらうれしいやら。

車窓から見る、雨の東横沿線は
ちょっとにじんでいるようでうるんでいるようで
素っ気ないけれど遠巻きなやさしさのようで
いつもわりあい好き。

好きなものの多い、よい土曜日でした。ひさびさ。
日曜はいちにちねこの御機嫌をとりましたが。
それもやはり、素晴らしいホリディ。


by chico_book | 2018-06-24 23:54 | 映画 | Comments(2)

加速してゆく夜の短さ(あとすこし)

ちこの状態が不安なので
『万引き家族』も『ピーターラビット』も
自粛しております。
だいじだいじ。わたしのだいじ。
なにしろふだんから、お留守番が長いのですから
少しでも一緒にいたいのです。


※『万引き家族』はさんざんテレビでも予告が流れているのでこちらで。





あとこれもね! ちょっと予告を気にしておりましたが!!




そんなちこにゃん、ごはんをもとに戻して
(ロイカナの消化器サポートを
日清JPのキドニーキープをブレンド)
ウエットやちゅーるになんとか粉砕したおくすりを混ぜ、
ささみのゆで汁を混ぜ(ささみ本体は人間が摂取)
様子を見ること一週間ほど。

ようやく少し落ち着いたようです。

f0257756_21154925.jpg

写真だとあんまり違いは判りませんが
実は少し前より、落ちついているのです。
家のなかもよく動きまわるようになったし
ベランダウォッチもしっかりニャルソック。
わたしの足元に来てふにゃふにゃ要求も。
よかったよかった。心底ほっとしています。
まだ油断はたぶんできないけれど。

すくなくとも、おくすりあげるのに
罪悪感はなくてもいいかも、というレベル。
弱っているときは、ほんとに痛々しいので。
この差は大きいです。

f0257756_21160156.jpg

お目目しぱしぱですが、涙が渇いているのが、
一週間前とは違うのです。
お稲荷さんの狐みたいに、
背中があがって、
きちんと前足をのばすポーズもしっかり、凛々しいかんじ。
(この写真のことではありませんが)
かわいい。いとしくて大切で、胸が熱くなります。
体調悪いと、だるそうに流れてしまうので全然違う。

ヘルペス持ちのねこさんはこの時期体調を崩しがちだそう。
たしかにこの寒暖の差は人間でもこたえるもの、
年令のこともありますので
油断せずにしっかり見守っていこうと思う次第。


とりあえずお出かけ新作映画ではなく、
HDの消化にいそしむ日々。
なにしろ
ピョンチャンにそなえて購入した1テラが
残り43時間とか言われていますので。ええ。

昨日地上波発放送の
『そして、父になる』
を鑑賞しました。






想像していた内容とは結構違っていて
わたしのなかの是枝作品への違和感、
この作品に関しては7割ほど誤解で
でも3割はまあまああたっているかな、という感想。

想像していたよりはフラットで、優しい映画でした。
もうすこしきつめに落としてきているのかと思った。
ただ語られていない背景の多そうな作品で、
そのあたり読みきれないというか歯がゆいというか。

家族というものへの認識の相違になるのか
父親と母親へのまなざしが
どうもちょっともぞもぞするんですよね。
あるいは単なるジェンダー認識の違いかもしれない。
そのあたりはよくわからない。

『海街ダイアリー』
で思いましたが、是枝作品の大竹しのぶさんがほんとうに
だるっとくたびれたかんじの初老のおばさんで
そうとしかみえなくて心底びっくりしたのですが
本作の樹木希林さんもそうでした。

けっこうどっかり来ているので
おなかの中が重たいかんじなので
『万引き家族』
観にいけるかどうか、すこしテンション変化中。
観にいきたい気持ちに変化はないのですが。


ワールドカップ絶賛開催中。
サッカーのことはよくわからないのですが
大きい国際大会だとただ見ているだけで
(わりあい)たのしいので、なんとなく流します。
ミーハー。
ミーハーっていうのも、最近聞かないことばかも。

女子サッカーのワールドカップ
アメリカチームの『ワンバック』が『WANBACH』
で、びっくりしたり(懐かしい)とか、
応援やあれこれに国民性とかいろいろな発見があって面白い。

そう言えば
『バーフバリ』
のラージャマウリ監督が日本での大ヒット>>完全版公開記念に
『絶叫上映』
に招待された時に
『日本人が声をそろえて応援するのにびっくりした』
というようなことをおっしゃられたとか。




そんなこともあり、時間帯も曜日もドンピシャ、
ということでアイスランド戦を観ることにしました土曜の夜。
対戦相手はアルゼンチン。

何はともあれアイスランド、
という気持ちだったので、テレビをつけてから
アルゼンチンがどうやらむちゃくちゃ強いらしいことを知る。
強そうだね、と、漠然とした印象はあったのですが。
アイスランド、初出場なんですね。しらなんだ。

アルゼンチンはメッシというスーパースターのチームなのですね。
メッシ、さすがに聞いたことがある。
リオネル・メッシ。いいですな。
リオネルというのはよい名前です
この作品を思い出します。


こちらのリオネルはイタリア人でしたが。
『ライオネル、彼の本質は獅子なのだ』
うう、なつかしい。

バレンティーノ・ロッシというのも
実に実にイタリア人全開の
シンプルにして完全無欠感のあるお名前ですが
(そういえば『母をたずねて三千里』のマルコもロッシくんだわ)

そんな軽い気持ちで見はじめた
ちょっとでもついてゆけますように、頑張ってアイスランニン!!
というテンションだったのですが

そうそう、みんな名前の最後にソンがつくよね、アイスランド男子。
トールズの子トルフィンだもんね、
とか
そうか、いまは人口35万人弱なのかあ
(私が旅行した2008年ころは32万人と言われていたような)

などと
最初はたのしく観ていました、が。

いやまあものすごい緊迫した試合でした。
めちゃくちゃ面白かったです!
ほんとにサッカーのことよくわからないんだけど
この試合がものすごいことはよくわかった!!

あかるいロシアの陽光に、
レイキャビクの空気を思い出して
その思いがどんどんどんどん重なって
試合が終わるころには半泣きに。

やっぱり
アイスランド大好き!!!!

いつになるかわからないけれど、きっといつか絶対行こう!
また行こう!!
わあああああ!!!

じつは映像作家でもあるアイスランドの正GKさん自ら
作成したという映像がこちら。




そこはかとなく見覚えのある風景。光景。
海の青さとくらさとひかれあうようなユニフォームと国旗の色。
たった5日しかいなかったのにこの胸に迫るなつかしさ。

メイキングもありました!





(ろくに理解できていないけれど、それでも)
英語がかすかにでも、わかってよかった。

こういうことがあると、外国語たのしくなりますよね。
ほんのほんの、水のひとしずくだとわかっていますが
それでもしんしんと、うれしいことのひとつ。



by chico_book | 2018-06-17 21:37 | 映画 | Comments(6)